蚊に関するさまざまな疑問・虫よけ対策を徹底解説!

蚊に関するさまざまな疑問・虫よけ対策を徹底解説!

暖かい季節が訪れると気持ちも軽やかになり、お出かけを楽しむ人たちも増えてきます。コロナ禍における感染予防対策としてのマスクに加え、薄着になるこれからの季節、「蚊」に刺されないための対策も忘れることができません。

ところで、蚊といえば夏のイメージが強いと思いますが、夏以外はどうしているのか気になったことはありませんか。蚊に刺されないためには、蚊について知ることも大切な対策のひとつといえます。そこで今回は、蚊に関するさまざまな疑問や、虫よけ対策について解説いたします。

蚊の種類

蚊の種類

蚊の種類として2~3の名前を挙げることができるのは、かなり虫に詳しい人といえるのではないでしょうか。世界にはどれほどの種が存在し、日本にはどのような種がいるのか確認してみましょう。

【参考】蚊の種類やそれぞれの生態を知り、適切な虫よけ対策を!

蚊の種類

蚊は、世界に約3,500種以上も存在するといわれます。なかでも有名なのがヤブカの一種、ネッタイシマカです。黄熱やデング熱、ジカ熱などの感染症を媒介する蚊として、その名に聞き覚えのある方もいるのではないでしょうか。

日本に生息する代表的な蚊

日本には、約100種の蚊が生息するといわれています。そのうち吸血するのは約50種、人を刺す8種類には、ヒトスジシマカ、アカイエカ、チカイエカ、コガタアカイエカ、オオクロヤブカ、シナハマダラカ、トウゴウヤブカ、ヤマトヤブカが挙げられます。ヒトスジシマカ、アカイエカ、チカイエカは海外にも生息しています。

ヒトスジシマカ

「ヤブカ」と呼ばれる種で、体長約4.5mm。全体的に黒く、背中にある1本の白い縦線と、腹部や足にある白い縞模様が特徴です。寒さが苦手なため、活動時期は5~10月下旬ころまで。北海道と青森を除く地域で生息が確認され、雑木林や公園の草むら、家の庭などに生息しています。午後から夕方にかけて活動、刺されると強いかゆみに襲われます。

ヒトスジシマカについては「ヒトスジシマカが発生する原因とは?ヒトスジシマカの習性を知って対策しよう!」で詳しく解説しています。

アカイエカ

「イエカ」の名前どおり家の中にいることが多く、人が寝静まったころに「プーン」という甲高い音とともに近づいてくる蚊です。体長約5.5mm、黄色味を帯びた黄褐色をしています。日本全国に生息し、春から晩秋にかけて活動します。

アカイエカについては「アカイエカが発生する原因とは?アカイエカの習性を知って対策しよう」で詳しく解説しています。

チカイエカ

赤褐色をした「イエカ」の仲間で、体長(約5.5mm)を含めアカイエカによく似ている種です。寒さに強く、冬でもビル内や地下街などで生息し、昼夜を問わず吸血します。通常、蚊の雌は産卵のために吸血しますが、この種は長い幼虫期に多くの栄養を蓄えることが可能なため、初産に限り吸血しなくても産卵できるという特徴があります。

チカイエカについては「アカイエカが発生する原因とは?アカイエカの習性を知って対策しよう」で詳しく解説しています。

吸血するのは産卵を控えた雌だけ

蚊が人を刺す(吸血する)のは、産卵に備えて高タンパクな栄養源を摂取するためです。つまり、吸血するのは雌の蚊で、それも産卵を控えている時期だけです。それ以外の時期や雄の蚊は、草花や樹木から分泌される甘い汁を主食とします。なかには、雌の蚊であっても吸血しない種や、哺乳類を吸血する種、鳥類を吸血する種など、蚊によって好みも異なります。

蚊の飛ぶ音の正体は?

ただでさえ暑くて寝つきの悪い夏の夜、耳元で「プーン」という音を聞いてしまったら、もう寝てなどいられません。この嫌な音の正体は、蚊の羽音です。

蚊は双翅目といって羽が2枚しかない昆虫で、ハエやハチなどもこの仲間です。これに対して、蝶や蛾(鱗翅目)などには羽が4枚あり、飛ぶ際はひらひらと優雅に羽ばたきます。しかし双翅目の昆虫は激しく羽ばたくため、アブやハエなどは「ブブブ」と音がするのです。

昆虫が飛ぶ際に1秒間に何回羽ばたくかを「羽音周波数」といい、この数はそのままヘルツ(Hz)で表されます。蝶の仲間が8~10Hz、バッタが18~20Hz、トンボが20~30Hzであるのに対し、ミツバチやハエは190~200Hz、さらに蚊は350600Hzとケタ外れに高く、この激しい羽ばたきこそがあの嫌な音の正体だったのです。

【参考】あの嫌な蚊の鳴き声の正体は?羽音にも役割がある!

蚊の発生源はどこ?

蚊の発生源はどこ?

大自然の中、近所の公園、自宅の庭など、蚊はいろいろなところに現れます。発生源となるのは蚊が卵を産みつける場所で、池や沼、田んぼ、学校のプール、水たまりなど、流れのない水場は絶好の産卵場所です。バケツやタイヤにたまった雨水、鉢植の受け皿など、家のまわりにほんの少しでも水の溜まっている場所があれば、そこも発生源となってしまいます。

1回の産卵で産み落とされる数は約200個。卵からボウフラ、オニボウフラを経て10~15日で成虫となります。1匹の雌が成虫として生きる約1ヵ月の間に、このサイクルを4~5回繰り返すことを考えると、蚊の大量発生が容易に想像できるのではないでしょうか。

【参考】ボウフラが発生する原因とは?ボウフラの退治方法と予防対策

蚊の活動【気温/温度/季節】

蚊の活動【気温/温度/季節】

蚊は夏に現れるという印象が強く、冬の間は刺される心配がないと思っている方も多いのではないでしょうか。実際、ヒトスジシマカは寒さに弱く、発育に最適な気温は2530℃とされるため、成虫や幼虫として冬を越すことはできません(九州の一部の地域では幼虫として越冬していることが確認されています)。卵のままならば越冬可能なため、ヒトスジシマカの卵は乾燥にも耐えられるようになっています。

アカイエカの活動時期も、基本的に311月。この間に交尾や産卵を複数回行い、次の世代に命をつなげます。卵から孵化して成虫になるまで約2週間、成虫として約1ヵ月生きますが、冬の直前で成虫になった雌は、翌年の春まで約6ヵ月間越冬に適した場所で休眠状態に入ります。山や丘にある薄暗い洞窟や、家の中の押入れ、クローゼットなどの中で越冬するものもあります。

これに対し、冬でも活発に活動するのがチカイエカで、地下鉄や地下の商業施設、オフィスなどに生息しながら一年中吸血しています。このように、蚊の活動時期は種によって異なるほか、気温や天候などによっても活動状況が変化します。

【参考】蚊は冬どこにいるの?越冬する方法や場所を解説

猛暑日

気温が30℃を超えると動きが鈍くなり、30℃以上の猛暑が続くと、昼間に活動するヒトスジシマカの動きも停滞します。ただし、日陰などに潜んでいるほか、家やオフィスなどエアコンの効いた涼しい環境ではきっちり活動しているので注意しましょう。

雨の日

ほんのちょっとした雨粒でも、小さな蚊に当たればかなりの衝撃となります。蚊は湿気などから降雨を察知する能力をもっており、雨が降り出す前に軒下などに避難します。雨上がりには避難していた蚊がいっせいに飛び出すため、大量発生したように感じられることがあります。

風の強い日

小さな体があおられてしまうことから、風の強い日も苦手です。蚊は、人間の熱や吐く息(二酸化炭素)を「毛状感覚子」という器官で感知して近づいてきますが、風が吹くと熱や二酸化炭素が散らされ、毛状感覚子の働きも悪くなります。

時間帯

種によって、活動の時間帯が異なります。ヒトスジシマカは昼間から夕方にかけて、家の中によくいるアカイエカは夕方から明け方にかけて、地下鉄や地下の商業施設などにいるチカイエカは夜間に、それぞれ活発に活動します。

秋や冬

暖かい気候であれば、季節を問わず活動します。温暖化の影響で活動開始時期は早まり、秋から冬への移り変わりも遅れていることから、蚊も活動期間は長くなっているといえます。

【参考】蚊の発生と気温・気候の関係。蚊は冬に本当に出ないの?

蚊が媒介する感染症

蚊は、ときに感染症を媒介するとても恐ろしい存在です。2015年にブラジルで流行した「ジカウイルス感染症」や「チクングニア熱」、2014年に国内で69年ぶりに感染例が出た「デング熱」など、ここ10年間に限ってもこれらのウイルスを媒介したのがヒトスジシマカでした。また、アカイエカおよびチカイエカは、アメリカで流行が繰り返されている「西ナイル熱」のウイルスを媒介することが知られています。

日本の感染症法で監視している蚊の媒介による感染症は、ジカウイルス感染症・デング熱・ウエストナイル熱・マラリア・チクングニア熱・黄熱・日本脳炎・リフトバレー熱・ベネズエラウマ脳炎・西部ウマ脳炎・東部ウマ脳炎の11種類です。このうちデング熱・チクングニア熱・ジカウイルス感染症・日本脳炎・ウエストナイル熱・黄熱はウイルス疾患、マラリアは原虫疾患に分類されます。

【参考】【蚊の媒介による感染症】感染症の種類・症状・治療・予防について解説

蚊に刺されないようにするためには

蚊に刺されないようにするためには

蚊に刺されやすい人と、それほど刺されない人、その差はどこにあるのでしょうか。ここでは、蚊に刺されないための虫よけ対策についてご紹介いたします。

【参考】蚊に刺されないための虫よけ対策

蚊がひきつけられるもの

人間が吐き出す「二酸化炭素」や「体温」、「汗や足の臭い」、「身に着けている服装の色(特に黒)」などにひきつけられます。

二酸化炭素

蚊は炭酸ガスを感知します。大気中のガス濃度が0.01%変わっただけでも感知する能力をもつといわれています。

体温

およそ2,000本の産毛が生えた触覚をセンサーとして、温度を感知します。人間の体温が高いほど、蚊のセンサーは反応しやすくなります。このため、もともと体温が高い赤ちゃんや妊婦の方のほか、飲酒をして体温が上がった状態でも刺されやすくなります。

汗や足の臭い

汗の臭いのもととなる乳酸や脂肪酸を感知します。足の裏から出る臭いも、蚊を刺激します。

服装の色(特に黒)

蚊は、光の波長で色を見分けています。このため、はっきりと識別できる黒っぽい濃い色を好む傾向があります。

刺されないための対策

ここでは、蚊に刺されないための対策についてご紹介いたします。

服装

長袖・長ズボンで、できるだけ肌の露出をおさえるのがいちばんです。肌に密着したものだと服の上からでも刺されてしまうので、ゆったりとしたシルエットの服がおすすめです。濃い色の服は避け、白やベージュなど淡い色のものをチョイスしましょう。

汗や体温

汗の臭いに寄ってくるので、汗をかいたらこまめに拭き取るようにしましょう。冷却スプレーなどで体温を下げるのも効果的です。

場所に注意

公園などにいる蚊は、日中の直射日光があたらない木陰などに潜んでいます。夕方になるにつれて活動が活発になるので注意しましょう。

小さなお子さんや赤ちゃんの虫よけ対策

夏の外出時には、蚊などの虫よけ対策が欠かせません。しかし、赤ちゃんや小さな子どもに虫よけをスプレーする際、気になるのが配合成分ではないでしょうか。含有成分によっては6ヵ月未満の乳児は使用できなかったり、使用回数の制限があったりと、事前の確認が重要です。

昨今、赤ちゃんや小さなお子さんも安心して使える新虫よけ成分、「イカリジン」が注目されています。「イカリジン」は、1986年にドイツで開発・販売された虫よけ成分です。ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、アジア各国など世界54ヵ国以上(2015年時点)で使用され、日本では2015年に使用が承認されました。

【参考】【親御さん必見】赤ちゃんや子どもの虫よけ対策には安心成分のイカリジン!

フマキラーの虫よけ剤・殺虫剤をご紹介

ここからは、蚊に効果的なフマキラーの虫よけ剤・殺虫剤をご紹介いたします。

虫よけ剤

シュッとスプレーするだけで蚊を寄せ付けない虫よけ剤は、外出時の必須アイテムです。フマキラーの「スキンベープミスト」は、お肌にやさしい潤水成分ヒアルロン酸Na配合。舞い散りも少なく、小さなお子さんにも安心してお使いいただけます。

天使のスキンベープミスト」は、新虫よけ成分「イカリジン」を15%の高濃度に配合、虫よけ効果は最大8時間持続します。お肌にやさしい虫よけ成分なので、赤ちゃんから大人まで安心してお使いいただけます。

殺虫剤

家の中に蚊がいるときは、フマキラーの「おすだけベープ スプレー」がおすすめです。1回押すだけで薬剤が瞬時に広がり、すばやく効果を発揮。小さく軽い粒子が長く空間に漂い、床や壁に付着した蒸散性の高い薬剤が再蒸散することで、優れた効果が長時間続きます。

まとめ

大人にとっては我慢できるかゆみも、赤ちゃんや小さなお子さんにとってはつらいものです。かゆい思いをしない・させないためにも、まずは蚊に刺されないことが一番です。

外出の際は、入念な対策をおこなってからお出かけください。また、家のまわりで蚊を発生させないためにも、雨水などの溜まる場所がないか、日常のチェックを忘れないようにしましょう。

「For your LIFE」で紹介する記事は、フマキラー株式会社または執筆業務委託先が信頼に足ると判断した情報源に基づき作成しておりますが、完全性、正確性、または適時性等を保証するものではありません。