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2022年5月27日 | ガーデニングノウハウ

初心者必見!ベランダ園芸でおすすめの植物・準備するものを紹介

目に映る緑に心洗われる季節、庭のない集合住宅で植物を育てたいときは、ベランダ園芸がおすすめです。植物の生長を安心して見守るためにも、お住まいの住宅の管理規約をきちんと確認のうえ取り組みましょう。

今回は、ベランダ園芸をはじめる際のポイントと用意するもの、おすすめの植物を種類別にご紹介し、ベランダ園芸の注意点についても解説いたします。

ベランダ園芸をはじめる際のポイント4つ

ベランダ園芸をはじめるときは、次の4点をご確認ください。
① 集合住宅の管理規約
集合住宅のベランダは「共用部分」にあたり、災害時は避難経路として使用するため、植物などの設置を禁止している建物もあります。ただし、避難経路が確保できればものを置くことができる場合も多いので、ベランダ園芸をはじめるときはまず規約を確認してください。

なお、建築基準法施行令では、屋上やバルコニーにものを置く際の重量は1㎡あたり1800ニュートン(約180kg)までと定められています。一般的な鉢やプランター、トレリスなどを使用する分には問題ないといえるでしょう。

【参考】建築基準法施行令 第八十五条
② 日当たりなどの環境
15時くらいまでに5~6時間の日光が当たれば、ほとんどの植物は生長します。日照時間が数時間の環境では、「半日陰(はんひかげ)」でも育つ植物を選びましょう。ベランダの壁が高い場合は、棚の上に植物を置くなどして日に当てます。なお、室外機の前は乾燥した風が吹き出すため、植物を置かないようにしてください。
③ レイアウトと植物選び
まずは洗濯物などの干し場と避難経路を確保してから、ベランダ園芸のレイアウトを考えましょう。背の高い植物の隣には小さいものを並べたり、トレリスに鉢をハンギングしたりして、空間を上手に活用してください。

花びらや葉が散らないもの、大きく生長しないものなど、後記を参考にしながら育てる植物を選びましょう。互いによい影響を与え合う「コンパニオンプランツ」を取り入れる方法は、スペースを有効活用するうえでもおすすめです。

コンパニオンプランツについては、「コンパニオンプランツを活用し野菜を栽培しよう!植え方や組み合わせ一覧」の記事で詳しくご紹介しています。
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④ 近隣への配慮
集合住宅でのベランダ園芸には、近隣への配慮が欠かせません。水を与えるときは周囲に飛び散らないように気をつけ、こまめにつるや茎の手入れをしてください。植物は香りの弱いものを選び、花びらや土などが排水溝に流れないようにしましょう。

また、ハンギング用の鉢はフェンスの内側に設置し、落下しないようにワイヤーなどで固定してください。

ベランダ園芸に必要なもの

ベランダ園芸に取り組む際は、以下のものを用意しましょう。
鉢やプランター
大きな鉢は移動しにくく避難経路の妨げになるため、小~中くらいのサイズをおすすめします。素材は、通気性のよい素焼き(テラコッタ)やグラスファイバー製がよいでしょう。セメントや石などの鉢は、土を入れるとさらに重くなるので避けてください。
ガーデニングツール
基本的なツールは、シャベルとジョウロ、園芸用のハサミです。シャベルは一般的な中くらいのサイズと、植えつけなどに使う小さいサイズがあると便利です。植えつけの際には、土入れと呼ばれる筒状のツールを使用してもよいでしょう。

ジョウロはハス口(ぐち)が取り外せるタイプを選び、水やりの際は細い注ぎ口から静かに与えてください。
土と肥料など
鉢やプランターでの栽培には、土や肥料が適切に配合された市販の培養土(ばいようど)を使用すると便利です。培養土は草花用や野菜用、ハーブ用などの種類があるので、植物に合わせて選んでください。

また、草花には液体肥料や粒状の化成肥料、野菜には植物などを原料にした有機質肥料がおすすめですが、集合住宅ではにおいが少ないものを選んで与えましょう。
苗またはタネ
初心者の方は丈夫で育てやすい植物を選び、苗から栽培することをおすすめします。苗は、葉が鮮やかな緑色で茎は太くしっかりしたものを選び、底の穴から根の伸び方も確認してください。

タネはなるべく国産で、袋に記載された有効期限が新しいものを購入しましょう。タネから育てるときは、タネまき用の土や園芸用ポット、季節によっては保温用の不織布(ふしょくふ)なども必要です。
トレリスやアイアン類
ベランダ園芸では、トレリス(ラティス)と呼ばれる格子状のフェンスやアイアンのグッズを使用すると、おしゃれな雰囲気を楽しむことができます。トレリスとプランターがセットになったタイプもあるので、レイアウトに合わせて選びましょう。

つるや枝がよく伸びる植物は、支柱にビニタイなどで支えても構いません。グリーンカーテンを設置するときは、ネットや突っ張り棒、重りなども必要です。

グリーンカーテンについては、「初心者でもできる美しいグリーンカーテンの作り方」「グリーンカーテンにおすすめの植物12選」の記事を参考にしてください。
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不織布やネットなど
野菜の栽培時には、害虫対策として不織布や虫よけネットを用意しましょう。夏の日差しが強すぎるときや西日が長く当たるときは、遮光ネットをかぶせます。寒さが苦手な植物は、鉢やプランターの周囲を不織布などで包んで保温するか、室内で管理してください。
床材や雑貨類
コンクリート製のベランダの場合、夏は日光の照り返しで植物が弱ることもあります。また、鉢やプランターの底から土や肥料が流れ出て床に跡が残るおそれもあるので、ベランダにはジョイント式の床材などを敷くとよいでしょう。ただし、重さのあるレンガやタイル、石などは床を傷つける心配があるため使用を避けてください。

ベランダ園芸に慣れてきたら、プレートや雑貨類をプラスしたりDIYで棚を作ったりして、楽しい空間を作りましょう。

ベランダ園芸におすすめの植物

それでは、ベランダ園芸におすすめの植物を種類別にご紹介いたします。
草花類
初心者の方がベランダ園芸で育てやすい草花類は、次のとおりです。
パンジー・ビオラ
スミレ科スミレ属
一年草
開花期:10~5月

花の色が豊富で花期の長いパンジーやビオラは、寄せ植えにもおすすめの草花です。咲き終わった花(花がら)をこまめに摘み取り、株の衰弱や病気を防ぎましょう。

寄せ植えについては、「寄せ植えの基本と作り方。初心者でもおしゃれに仕上げるコツも解説!」の記事で詳しくご紹介しています。
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プリムラ
サクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)
多年草だが夏に弱いため一年草として扱う
開花期:11~4月

品種や花の色が豊富で育てやすいため、初心者の方におすすめの草花です。プリムラもこまめに花がらを摘み取って、灰色かび病などの病気を予防してください。

灰色かび病については、「【被害が広がる前に対処しよう!】灰色かび病の症状と対策について」の記事をご覧ください。
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マリーゴールド
キク科マンジュギク属(タゲテス属)
一年草、一部は多年草
開花期:4~12月

育てやすく丈夫な草花で、暑い夏の間も鮮やかな黄色やオレンジ色の花を次々に咲かせます。トマトなどの野菜のコンパニオンプランツとしても役立ちます。
ゼラニウム
フウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属)
多年草
開花期:3~12月

ヨーロッパの窓辺やベランダを彩る花として知られ、虫よけの効果が期待できる品種もあります。開花後は早めに摘み取り、花びらが散らないようにしましょう。
ムスカリ
キジカクシ科(ヒアシンス科、ユリ科)ムスカリ属
多年草(球根)
開花期:3~5月

ブドウの房のように見えるムスカリは、春の訪れを告げる花の代表格といえます。育てやすく小型で場所を取らないので、ベランダ園芸におすすめです。

球根については、「おすすめの秋植え球根9選」「【春にきれいに咲かせたい!】秋植え球根の植え方を紹介」の記事もご覧ください。
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チューリップ
ユリ科チューリップ属
多年草(球根)
開花期:3~5月、期間は1週間ほど

チューリップは種類が非常に多く、一重咲きや八重咲き、フリンジ咲きなどさまざまな咲き方を楽しむことができます。咲き終わったら掘り上げて、翌年は新しい球根を植えましょう。

チューリップについては、「【チューリップの育て方】植え付け時期は?球根の植え方や肥料・水やりも紹介」の記事で詳しくご紹介しています。
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ハーブ類
おしゃれでナチュラルなハーブ類も、ベランダ園芸におすすめです。
ローズマリー
シソ科マンネンロウ属(ロスマリヌス属)
低木・常緑
収穫期:4~11月

さわやかな香りが人気のローズマリーは、こまめに収穫して料理やクラフトに使用しましょう。ベランダ園芸では、上に伸びる立性(たちせい)のタイプを選んでください。

ハーブについては、「ハーブ栽培は庭やベランダの虫除けにも最適!」の記事でご紹介しています。
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イタリアンパセリ
セリ科オランダゼリ属(ペトロセリウム属)
二年草
収穫期:春植えは5~10月、秋植えは9~11月

一般的なパセリよりも苦みの少ないイタリアンパセリは、時期をずらして栽培すれば長い期間収穫できます。日の当たるキッチンや窓辺であれば、室内でも栽培が可能です。

キッチンで育てる野菜については、「【簡単でおしゃれ!】キッチン菜園におすすめの野菜と育て方をご紹介」の記事を参考にしてください。
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バジル
シソ科メボウキ属(オキウム属)
本来は多年草だが寒さに弱いため一年草として扱う
収穫期:6~10月

ピザなどに欠かせないバジルは、トマトのコンパニオンプランツとしても知られます。高さ20cmのころにどんどん収穫して開花を抑えれば、秋まで栽培することができます。
野菜類
続いて、ベランダ園芸でも気軽に栽培できる野菜類をご紹介いたします。
ミニトマト
ナス科ナス属
一年草
収穫期:7~8月

ベランダ園芸でのはじめての野菜栽培には、ミニトマトがおすすめです。脇から伸びる芽をこまめに摘み取り、茎をトレリスなどに誘引(ゆういん)しながら育てましょう。

トマトについては、「家庭菜園でのトマトの育て方やコツをご紹介【初心者でも安心】」の記事でもご紹介しています。
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ハツカダイコン
アブラナ科ダイコン属
一年草
収穫期:春まきは5~7月、秋まきは10~12月

もっとも小さなダイコンの仲間で、「ラディッシュ」の名でも知られます。名前のとおり20~30日ほどで収穫でき、スペースを取らないためベランダ園芸におすすめです。
パクチー
セリ科コエンドロ属
一年草
収穫期:5~11月

エスニック料理に欠かせないパクチーは、「コリアンダー」とも呼ばれます。パクチーも40日くらいで収穫できるので、ベランダ園芸で栽培してみましょう。

パクチーについては、「【初心者も安心!】パクチー(コリアンダー)の育て方と簡単レシピを紹介」の記事で詳しくご紹介しています。
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樹木・観葉植物
ベランダ園芸をおしゃれに楽しみたいときは、樹木や観葉植物もおすすめです。
オリーブ
モクセイ科オリーブ属
高木・常緑
収穫期:10~11月

平和を象徴する樹木として知られ、異なる品種を近くで栽培すれば実をつけることもあります。ベランダ園芸では、適切にせん定して高さを抑えながら育てましょう。

観葉植物については、「インテリアグリーンで室内の雰囲気をおしゃれに!おすすめのインテリアグリーン12選」の記事もご覧ください。
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コルジリネ
キジカクシ科(リュウケツジュ科、リュウゼツラン科)センネンボク属(コルジリネ属)
低木・常緑

スタイリッシュな樹形が人気のコルジリネは、品種によって雰囲気が異なるので好みに合わせて選びましょう。やや寒さに弱いため、冬は室内に取り込むと安心です。
盆栽類
ベランダ園芸で和風の雰囲気を楽しみたいときは、盆栽に挑戦してもよいでしょう。初心者の方には、野草や山草を観賞する「草もの」や、ヒノキ科の「真柏(しんぱく)」、松などがおすすめです。盆栽は棚の上に置き、日当たりのよい場所で管理してください。

盆栽については、「【初心者でも挑戦できる!】盆栽の育て方や手入れ方法を紹介」の記事で詳しくご紹介しています。
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多肉植物
生長が穏やかで場所を取らない多肉植物も、ベランダ園芸に向いています。多肉植物は、生育する季節に合わせて分類されます。初心者の方が育てやすい品種は、春秋型のエケベリアやセダムの仲間、夏型のアロエやアガベの仲間などです。

多肉植物については、「多肉植物の種類や上手な育て方についてご紹介」の記事を参考にしてください。
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ベランダ園芸を楽しむ際の注意点

最後に、ベランダ園芸を楽しむ際の注意点をご覧ください。
植物に適した環境作り
西日の強く当たる場所は植物に負担がかかるため、夏場は日よけネットを使用するなどの対策が必要です。また、高層階では風よけネットを設置して、トレリスや植物が強風で倒れたり飛んだりしないようにしてください。台風などの悪天候の際は、鉢や棚などを室内に取り込みましょう。
土の再利用と処理
同じ科の植物を同じ場所で栽培し続けると、病気になったり生育が悪くなったりする「連作障害(れんさくしょうがい)」が現れます。栽培を終えた土は新聞紙などの上で日光に当てて消毒し、土壌改良材などを混ぜてから異なる科の植物を植えてください。

不要になった土は自治体のルールに沿ってゴミに出すか、ホームセンターや業者などに引き取ってもらいましょう。
トラブルの対処
植物は日々の観察を心がけ、花がらや枯れた葉などをこまめに摘み取りましょう。茎や葉が混み合ってきたら、カットして風を通します。病気が疑われる部分や害虫を見つけたときは、すぐに取り除いてまん延を防いでください。

ベランダ園芸を楽しむ際には、アミ戸の虫よけ対策も忘れずに!アミ戸にセットするだけで虫の侵入を防ぐフマキラーの「虫よけバリアブラック 3Xパワー アミ戸用 260日」は、太陽光を吸収して温度が上昇することで、効きめが3倍にアップ。さらに横方向の風を取り込む構造で、薬剤をより効率的に蒸散します。もちろん雨やくもりの日にも効果を発揮し、最大260日も侵入を防いでくれますよ。

ベランダ園芸をおしゃれに楽しもう

今回は、マンションなどの集合住宅でも楽しめるベランダ園芸についてご紹介いたしました。

ベランダ園芸をはじめる際は集合住宅の管理規約を確認のうえ、避難経路を確保してから植物の置き場所を考えましょう。はじめは育てやすい2~3鉢から、慣れてきたら種類を増やして取り組み、レイアウトも工夫しながらベランダ園芸をお楽しみください。
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