2020年3月1日 | お役立ち情報
トイレ掃除の方法を解説。汚れ・臭いの原因を知ってもっとキレイに!
家族が毎日使うトイレは、気持ちよく使えるようにできるだけ清潔にしておきたいものです。しかし、毎日欠かさずしっかりトイレ掃除ができているという人は少ないかもしれません。トイレ掃除を怠れば、汚れが蓄積されてしまい、掃除が大変になってしまいます。小まめに掃除をしておけば、汚れは落ちやすく、ニオイも防げます。
この記事では、トイレの日常的な掃除方法からしっかりした掃除の仕方までご紹介します。気持ちよく使えるように、トイレの掃除方法を再確認しておきましょう。
トイレの汚れやすい場所と汚れる原因
トイレはきれいに使っているつもりでも、すぐに汚れてしまいます。まずはトイレ内の汚れやすい場所と汚れる原因を確認しましょう。
便器の内側やふちの裏側
便器の内側は、掃除を怠ると黒ずみ汚れができてしまいます。この黒ずみの原因は、水垢・カビ・ホコリです。便器内は常に水がたまっていますので、水垢やカビが発生しやすい環境です。水垢は水の中のミネラル分が固まったものなので、簡単には落ちません。また、トイレの汚れはカビの栄養源になりますので、掃除を怠ると繁殖してしまいます。トイレの黒ずみを作らないためには、水垢やカビが発生しないよう小まめに掃除しましょう。
また、便器のふちの裏側も汚れがたまってしまいます。便器内をブラシでサッと擦った程度では、ふちの裏側まできれいに掃除ができません。跳ねとんだ尿を掃除できずに放置していると、尿のミネラル分が石のように固まり蓄積されて尿石となってしまいます。この尿石がトイレのニオイの原因になってしまうので、便器のふちの裏側まで丁寧に掃除をしておきましょう。
便座の裏
女性は便座を上げて使うことがないので、いざ上げてみて汚れに驚いた経験をお持ちの人も多いことでしょう。便座の裏の汚れは尿の飛び散りが原因です。便座に座って小用を足すときに、尿が便座の裏に飛び散るため汚れてしまいます。
床
トイレの床は、トイレットペーパーや衣類などから出るホコリがたまりやすい場所です。また、男性が立って小用を足すと、トイレの床に尿が飛び散ります。放置しておくと雑菌が繁殖し、ニオイの原因となるので床も拭き掃除が必要です。
壁
尿の飛び跳ねは、床だけでなく壁も汚します。壁の低い部分が黄ばんでいたら、尿の飛び散りによるものです。放置しておくとニオイの原因になりますので、定期的に掃除をしておきましょう。
トイレ掃除のポイント
掃除したばかりなのにもう汚れている…そんなことにならないように、トイレ掃除のポイントをご紹介します。
順番に気をつける
効率よくトイレ掃除をするために、掃除の順番に気をつけておきましょう。トイレ掃除の基本は上から下なので、高いところから順番に掃除をしてください。トイレで一番高いところいえば、換気扇です。トイレの換気扇はホコリがたまりやすいので、掃除をするときは最初にしましょう。次は棚のホコリを掃除します。それから便器を掃除して、最後に床掃除をしましょう。先に低い所を掃除すると、後から高い所のホコリが落ちてきて二度手間になるため、上から順番に掃除します。
また、拭き掃除は使い捨てのトイレ用お掃除シートが便利ですが、汚れを広げないために、汚れが軽い所から順番に掃除をしてください。まずはドアノブやタンクのレバー、フタといった汚れが軽い場所を拭きます。それから便座の表側や便器の外側、最後に汚れがひどい便座の裏側や便器のふちを拭いておきましょう。
掃除だけでなく除菌もする
トイレは雑菌が繁殖しやすいので、掃除をしたら除菌までしておきましょう。トイレのお掃除シートは除菌効果があるものを選んでください。掃除しながらアルコール除菌をして、できるだけ清潔にしておきましょう。
トイレ掃除の頻度
トイレ掃除はどのくらいの頻度ですればよいのかと悩んでいる人もいるのではないでしょうか?汚れやすい場所はできるだけ毎日、そうでない場所は週に1回、月に1回と頻度を決めて掃除することをおすすめします。トイレは毎日汚れますので、汚れが気になったらすぐに拭き取っておきましょう。
日常的な掃除
トイレは汚さないように気をつけて使っても、どうしても尿が跳ねたり、ホコリや髪の毛が落ちたりして汚れていきます。家族全員で1日に何回も使う場所なので、汚れやすい場所は毎日の掃除が理想的です。トイレ掃除用のシートで便座や便器の外側を拭き、便器の中はトイレ用洗剤をつけてブラシで擦っておきましょう。この程度の掃除なら数分で済みますので、それほど負担にはならないはずです。
週1回の掃除
毎日するほどではありませんが、汚れがたまる前に掃除しておきたいのが床や壁です。どちらも尿の飛び散りによる黄ばみやニオイが気になります。さらに床はトイレットペーパーや衣類によるホコリや髪の毛がたまりやすいため、週に1回は掃除をしておくとよいでしょう。
定期的に念入りな掃除を
頻繁に掃除をする必要はなくても、ときどき掃除をしておきたい場所として、シャワートイレのノズル、タンクの内部、換気扇などがあります。また、便器と便座のすきまにも汚れがたまりやすいので、便座が簡単に外れるタイプのトイレなら、ときどき外して便座の奥まで拭いておくと、隅々まできれいに保てるでしょう。便座を外すときは、取扱説明書を読んで正しい方法でおこなってください。
トイレの掃除方法
トイレの場所によって汚れ具合や掃除方法が異なります。場所別の掃除方法を解説しますので、参考にしていただいて、汚れやすい部分は小まめに掃除をしましょう。
便器の掃除方法
トイレ掃除のメインとなるのが、便器の掃除です。便器掃除はトイレ用の中性洗剤をトイレブラシにつけて、便器の内部を擦り洗いします。ふちの裏側は尿石がつきやすいので、忘れずに掃除をしておきましょう。尿石がついてしまうと擦っても簡単には落ちません。尿石はアルカリ性の性質を持っているため、酸性の洗剤をつけて数分放置し、ブラシで擦って落としましょう。
便器内の軽い黒ずみ汚れはトイレ用の中性洗剤で落ちますが、頑固な黒ずみ汚れには塩素系アルカリ洗剤が効果的です。ただし、酸性と塩素系の洗剤を混ぜると有毒なガスが発生しますので、絶対一緒に使わないようにしてください。
あまり強い洗剤を使いたくない場合は、重曹とクエン酸を混ぜたスプレーでの掃除もおすすめです。重曹やクエン酸など自然由来の成分を使った掃除方法は「ナチュラルクリーニングの基本と掃除方法」の記事で詳しくご紹介しています。
便座の掃除方法
便座は尿跳ねや皮脂で汚れるので、小まめに掃除しておきましょう。便座はプラスチックで傷つきやすいので、濡らして固く絞った柔らかい布や、トイレ掃除用の除菌シートで拭き取ってください。便座を拭くときは、汚れが軽い部分から順番に拭いていきましょう。
- まずはフタの汚れを拭き取ります。ホコリがたまっている場合は、先に落としてから拭くようにしましょう。
- 次は便座の表側を拭いてください。肌が触れる場所なので、気持ちよく使えるように清潔にしておきましょう。
- 便座の裏側は尿が跳ねて汚れやすい部分です。放置すると黄ばみやニオイの原因になりますので、汚れを小まめに拭き取っておいてください。
- 最後に便座の裏側が当たる便器のふちを拭いておきましょう。
日常的な便座の掃除は、上記1~4の手順でおこない、月に1回程度はフタと便器のすき間、便座と便器のすきまも掃除しておくと、汚れやニオイをためずにすみます。
床の掃除方法
トイレの床にたまるホコリには菌が多数潜んでおり、その菌はホコリを栄養源として増殖しています。そのためただのホコリと思って放置せず、小まめに床掃除をして除去しておきましょう。床掃除はトイレ掃除用の除菌シートやトイレのふきとりクリーナーをスプレーした布などで拭き掃除をしてください。男性が立って小用を足す場合は床にも尿が跳ねてしまいます。トイレのスリッパの裏側も拭いておきましょう。
壁の掃除方法
トイレの壁にも尿が跳ねますので、壁掃除をおこなわないと黄ばんで見た目が悪くなるだけでなく、ニオイの原因にもなります。雑菌が繁殖しないように、尿が跳ねやすい部分を重点的に拭き取っておきましょう。尿が跳ねやすいのは便器の両脇の腰から下の位置なので、トイレ掃除用の除菌シートなどで拭き取っておいてください。壁紙の黄ばみが気になるときは、トイレ用の洗剤を吹きかけて5分程度放置し、雑巾で拭き取りましょう。
ただし壁紙が傷んだり、色が落ちたりする可能性がありますので、必ず事前に目立たない部分で試してください。ほとんどの壁は水拭きが可能ですが、水を吸収する素材の壁の場合は水拭きできませんので注意が必要です。
ウイルスの感染を防ぐ
冬はウイルス感染に気をつけておかなくてはなりません。手洗いやうがいでウイルス予防を徹底している人も多いでしょうが、トイレでウイルス感染する可能性もあるので、トイレも除菌が必要です。たとえばノロウイルスがトイレのドアノブやふた、レバーなどに付着すると、後からトイレを使った人が触れて、感染が広がってしまう可能性もあります。
そこでトイレのアルコール除菌におすすめの商品をご紹介します。
フマキラーの「アルコール除菌プレミアム ウイルシャット」は、塩素を使わない除菌スプレーなので、刺激臭がなくニオイも気になりません。発酵アルコールとアルカリイオン水、天然抗菌成分GSE(グレープフルーツ種子エキス)のトリプルパワーで高い除菌力を発揮。アルコールだけでは効果がないウイルスや細菌も除菌するので安心です。
使い方は布にスプレーして拭くだけなので簡単です。抗菌効果は約2カ月続くので、手間がかからず忙しい人にもおすすめです。家族の健康を守るためにも、ウイルス感染を防ぐ「アルコール除菌プレミアム ウイルシャット」でトイレの除菌・抗菌をしておいてはいかがでしょうか。
まとめ
トイレ掃除が好きでない人も多いでしょうが、トイレ掃除を楽にする秘訣は、できるだけ小まめにすることです。便器や便座の裏など、汚れがたまりやすいところは毎日ササッと掃除しておくことで、汚れの蓄積をできるだけ防げます。その他の場所は、週に1回や月に1回と頻度を決めて掃除すれば、汚れがたまりすぎることもないでしょう。
また、トイレでウイルス感染することがないように、ぜひ除菌スプレーをご活用ください。ご紹介した「アルコール除菌プレミアム ウイルシャット」はニオイがないので狭いトイレ空間でも快適に使えます。家族の健康を考えてトイレを清潔に保ちましょう。