観葉植物が枯れる原因とは?正しい対処方法を知り長く楽しもう!

観葉植物が枯れる原因とは?正しい対処方法を知り長く楽しもう!

忙しい生活のなか、私たちに癒しを与えてくれるのが観葉植物です。観葉植物は草花よりも育てやすいイメージがありますが、生育環境や育て方によっては枯れることもあります。

今回は、観葉植物が枯れる10の原因と具体的な対処法、枯れる心配がある観葉植物の様子と対応についてご紹介いたします。

観葉植物が枯れる10の原因

観葉植物が枯れる10の原因

初めに、観葉植物が枯れる原因を解説いたします。心当たりがあるときは、管理の方法を見直しましょう。

① 水の与え過ぎ

草花と異なり、毎日の水やりは必要ありません。観葉植物に水を与え過ぎると根が傷み、水分や栄養分を吸収できずに枯れるおそれがあります。また、鉢の底から出た水が受け皿にたまっていると、根が傷む原因となります。

② 水不足・乾燥

水やりの回数不足や水のやり忘れなども、観葉植物の枯れる原因となります。長く留守にするときは、水が不足しないように給水器などを設置してください。また、エアコンやストーブの風が当たる場所は、葉が乾燥し過ぎて枯れることがありますので注意しましょう。

留守中の水やりについては、「旅行中で水やりができない…どうすればよい?長期外出時の対処法をご紹介」の記事も参考にしてください。

③ 日光の不足

植物は日光を利用して光合成を行い、生育に必要な栄養分を作ります。日光が不足すると光合成ができないため、健康に育ちません。観葉植物をインテリアとして日陰に置いたままにしていると、生育に支障が出ます。

④ 夏の直射日光

観葉植物に日光は不可欠ですが、多くの種類は直射日光が苦手です。特に、真夏の炎天下では水分の不足や高熱で葉がしおれ、最終的に枯れる心配があります。また、強い日差しによって葉が茶や黒に変色する「葉焼け(はやけ)」を起こす場合があり、注意が必要です。

⑤ 冬の寒さ・霜

⑤ 冬の寒さ・霜

ほとんどの観葉植物は、暖かい地域が原産です。真冬の屋外に鉢を置くと、寒さで枯れるおそれがあります。室内でも、すきま風が吹きつける場所や、玄関や土間など冷気が伝わる場所、夜に気温の下がる場所などに置くことは避けましょう。

⑥ 根詰まり(ねづまり)

鉢植えの観葉植物は、一般的に数年過ぎると生長した根で鉢の中がいっぱいになります。鉢の中で根が生長し過ぎると、水分や栄養を十分に摂取できません。鉢底の穴から根が見えるときは、後述の方法で植え替えをしましょう。

⑦ 根腐れ(ねぐされ)

水を与え過ぎると根が傷み、ひどい場合は根腐れを起こして枯れることもあります。また、鉢の底の水はけが悪い、部屋の湿度が極端に高い、屋外で雨に当たるなどの生育環境も、根腐れの原因となるおそれがあります。

⑧ 肥料の与え過ぎ

土中の肥料が多過ぎると、水分の濃度を均一にしようと浸透(しんとう)作用が働きます。その結果、根の水分が外へ流れ出る「肥料やけ」が起きて、根が傷みます。また、肥料内のチッ素が多過ぎると植物の細胞が増えてヒョロヒョロに育ち、病気にかかるリスクが高まります。さらに、茎や葉が過剰に茂って風通しが悪くなったり、害虫を呼び寄せたりするおそれもあります。

⑨ 環境の変化

室内で販売されていた苗や日陰に置いていた鉢を直射日光に当てたり、冬に屋外の鉢を温かい部屋に入れたり、エアコンの風が強く当たる場所に移動したりなど、急激な変化によっても枯れることがあります。引っ越しをしたときは、なるべく以前と似た環境に鉢を起くようにしましょう。

⑩ 病害虫によるもの

観葉植物は、葉に白い粉状の菌がつくうどんこ病、灰色のかびが発生する灰色かび病、葉に黒いはん点が出る炭疽(たんそ)病、葉が根元から倒れる立枯れ病などにかかる場合があります。また、アブラムシやハダニ、カイガラムシなどの被害にも注意が必要です。

植物の病気については、「植物に発生するさまざまな病気。予防法と対処法とは?」の記事をご覧ください。

観葉植物が枯れる原因への対処法

観葉植物が枯れる原因への対処法

大切なポイントをおさえて、観葉植物が枯れるトラブルを避けましょう。

水やりのポイント

観葉植物は、土の表面が白く乾いたとき、または乾いて1~2日過ぎた頃に水やりをしてください。水やりの頻度は育てる環境で異なりますが、土の表面を触って指に土がつかない、水やり直後に比べて鉢の重さが軽い、などで判断します。水は、葉の上からかけるのではなく根元にゆっくりと注ぎましょう。

また、霧吹きで葉に水を与える「葉水(はみず)」をほどこすと、乾燥を防ぐことができ元気に育ちます。

日当たりと置き場所

室内の観葉植物は窓辺に置き、1日に数時間くらいはレースカーテン越しの日光に当てましょう。夏の間は厚手のカーテンやシェードなどで日よけをして、エアコンも適度に使用してください。

トイレや洗面所、玄関、キッチン、寝室などの観葉植物は、日に当てることを忘れがちになります。日中は窓辺に置き、夜間や来客があるときは定位置に戻すなどの工夫をおすすめします。

屋外で育てる観葉植物は、風が強く当たる場所を避けて数時間の日光浴をさせてください。真夏の間は、遮光ネットをかけるか日陰に移動させると安心です。雨が降るときは鉢を軒下に移動し、台風など荒天のときや冬期間は室内に取り込みましょう。

冬の管理の方法

冬は、夕方を過ぎると窓辺の気温が下がります。窓と鉢の間に段ボールを置いて断熱するか、もしくは鉢を窓から離れた場所に移動してください。種類にもよりますが、室内でも気温が5~10度を下回る場合は、不織布(ふしょくふ)や新聞紙などで鉢を保護しましょう。

屋外の観葉植物は、下記を参考にして徐々に移動させます。室内に取り込んだら、日中は日当たりのよい窓辺に置いてください。

環境に慣れるまで

日陰に置いていた観葉植物の日光浴は、1時間くらいから始めて少しずつ時間を増やしましょう。冬に屋外の鉢を取り込むときは、初めは玄関や廊下、暖房を使用しない部屋などに置き、徐々に暖かい部屋に移動してください。

急に環境が変わると葉を落としたり元気がなくなったりする場合もありますが、様子を見ながら慣らせば数週間くらいで落ち着くことがほとんどです。

植え替えのタイミング

植え替えのタイミング

観葉植物が根詰まりや根腐れを起こしたとき、鉢とのバランスが悪くなったときなどは、ひと回り大きな鉢を用意して植え替えましょう。植え替えは植物にストレスを与えるため、一般的には活力がある生育期に作業しますが、根腐れなどで急ぐときは時期を問いません。

植え替える場合は株を鉢から取り出し、傷んだ根や伸び過ぎた根を切って新しい土を足しましょう。水をたっぷりと与え、数日は日陰に置いて様子を見てください。

多くの根を切り取って減らしたときは、余分な枝や葉も減らして負担を軽減しましょう。

肥料の与え方

観葉植物用の肥料を選び、基本的には春から夏の生育期に与えます。固形の肥料は1~2ヵ月に1回、液体の肥料は2週間に1回くらいが目安です。ただし、冬も室内で一定の温度を保てる場合や、葉が黄色くなったときなどは、季節を問わずに与えることもあります。

固形の肥料は根元から離れた位置に置き、茎に触れないようにしましょう。液体の肥料で薄めるタイプのものは、指示に従って希釈してから使用してください。

病害虫の対処法

室内の観葉植物には、病害虫の心配はほとんどありません。しかし、密閉した部屋や湿度の適さない部屋に置いている場合、日中だけ屋外に出している場合などは、トラブルが起きることもあります。

屋外に置いた観葉植物は病害虫のリスクが高いので、こまめに葉や茎を観察して早期発見を心がけましょう。病害虫を見つけたときは患部や害虫を取り除き、被害の拡大を防いでください。

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これは枯れるの?観葉植物の様子

これは枯れるの?観葉植物の様子

観葉植物に異変が起きたときは、すぐに対処すれば復活する場合もあります。

葉が茶色に変わる

観葉植物の葉が茶色い場合、水分や日光の不足、強い日差し、根腐れ(ねぐされ)などの要因が考えられます。株の一部の変化であれば、必ずしも枯れることはありません。茶色い葉を取り除き、適切な水やりや置き場所の移動、植え替えなどの対処をしてください。

下部の葉が黄色い場合は肥料が不足しているおそれがあるので、変色した葉を切り取り、即効性のある液体肥料を与えて様子を見ましょう。

葉がぐったりしている

葉がぐったりしている要因には、水分や日光の不足、強い日差しや高温、根腐れ、根詰まり、極端な環境の変化などが考えられます。こちらもすぐに対処すれば、必ずしも枯れるとは限りません。

放置せずに状況を調べ、適切に環境を整えれば復活する可能性があります。

根元が黒い・ブヨブヨ

根元が黒ずんでいる、ブヨブヨとしている、異臭がするなどの状況には根腐れが疑われます。初期の段階であれば、鉢から取り出して傷んだ根を取り除き、新しい土に植え替えれば枯れずに済むことがあります。

しかし、深刻な状況下では枯れるおそれが大きいので、先端の元気な葉を挿し芽などにして残す方法をおすすめします。

根元から倒れている

観葉植物が根元から倒れているときは、全体の様子を観察しましょう。

葉の伸び過ぎ

葉が伸び過ぎると、まれに自分の重さで折れるケースがあります。全体を観察して問題がないときは、伸び過ぎた葉を切り、支柱で支えるなどして様子を見ましょう。

害虫による被害

屋外の観葉植物は、ネキリムシやコガネムシなどの被害にあうことがあります。茎や根に食べられた跡があるときは、土の上や中にいる害虫を見つけて駆除しましょう。被害が一部である場合は株分けして元気な部分を残し、新しい土に植え替えて様子を見てください。

立枯れ(たちかれ)病などの病気

葉の根元が変色したり柔らかくなったりして倒れているときは、立枯れ病と考えられます。被害が一部であれば、元気な部分を残して植え替えましょう。傷みが広範囲におよんでいる場合は枯れるおそれが大きいので、先端の元気な部分を挿し芽や葉挿しなどにして残しましょう。

観葉植物については、「インテリアグリーンで室内の雰囲気をおしゃれに!おすすめのインテリアグリーン12選」の記事もご覧ください。

観葉植物が枯れる原因と対処法を知ろう

観葉植物が枯れる原因と対処法を知ろう

今回は、観葉植物が枯れる原因と対処法について具体的にご紹介いたしました。観葉植物を適切に管理するには、水やりと日当たりが重要です。さらに、冬の温度管理にも気を配り、置き場所を変えるときには少しずつ新たな環境に慣れさせましょう。

毎日の観察で変化に早く気づくこと、すぐに対処することを心がけ、癒しの空間を大切に守り育てていきましょう。

「For your LIFE」で紹介する記事は、フマキラー株式会社または執筆業務委託先が信頼に足ると判断した情報源に基づき作成しておりますが、完全性、正確性、または適時性等を保証するものではありません。