コバエが発生する原因とは?コバエの習性を知って対策しよう

コバエが発生する原因とは?コバエの習性を知って対策しよう

気温が徐々に上がってきて過ごしやすくなったなと思った時期にチラホラ見かけるようになるのがコバエです。周辺を飛ばれると気になるし、大量に発生すると食料についてしまうといった問題も出てきます。また、どうやって家屋に入ってきて増えてしまうのでしょうか。

コバエについての生態や発生原因を知り、少しでも快適な生活を送れるように対策していきましょう。

コバエの生態について

コバエの生態について

コバエは小さいハエの種類の総称として使われています。
コバエは様々な種類がいますが、一般的に知られているのはショウジョウバエ、ノミバエ、キノコバエ、チョウバエになります。

コバエの種類

ショウジョウバエ

一般的に多く見かけるコバエの種類

全長 約2㎜
見た目の色 黄色
種類数 約3000種類
うち日本で確認されている種類数 約260種

ショウジョウバエは一般的にキイロショウジョウバエを指している事が多く、体は黄色っぽい色をしており目が赤いのが特徴です。
熟した果物に好んで寄ってくる事からアメリカではフルーツフライと呼ばれています。

ノミバエ

全長 約2㎜
見た目の色 黒褐色
種類数 約1600種類
うち日本で確認されている種類数 約120種

ショウジョウバエに比べ頭や羽、体はやや細めです。 ノミのように後ろ脚が長く背中部分も丸い体型になります。他のコバエ類に比べ動きが速いので退治しにくい種類です。

日本にいる種類ではないのですが、アメリカでは今、問題視されているヒアリに卵を産み付けるノミバエを利用したヒアリ対策を導入しています。

キノコバエ

全長 約2㎜
見た目の色 黒色
種類数 約4500種類
うち日本で確認されている種類数 約250種

キノコバエは腐った植物を好み、湿気が多く薄暗いところを好みます。雌よりも雄の方が活発に飛び回る習性があります。

体の大きさ自体は他のコバエよりも小さいので、網戸の網目など、小さなすき間から容易に侵入する事も可能です。

チョウバエ

全長 約5㎜
見た目の色 黒色
日本での種類数 約50種

トイレなどでよく見かける事から「便所バエ」とも呼ばれています。体の全体が細かい毛で覆われていて、他のコバエに比べると比較的ゆっくり飛ぶ傾向があります。

一般的に多く見られるのはオオチョウバエで両方の羽の状態がちょうどハートの形に見えるような位置についています。

他にもオオチョウバエよりも羽が小さめのホシチョウバエなどがいます。活動時間帯は、午前中に多く出現する傾向があります。

コバエのライフサイクル

コバエは成虫が卵を産み付け、卵から幼虫に、そしてサナギへと変わり成虫になります。
コバエの種類によってライフサイクルが違いますので、先ほどご紹介した4種類のコバエに分けてご説明していきます。

ショウジョウバエ

羽化後産卵までの期間 2日目以降
卵から成虫まで 約10日
1度に産み付ける卵の数 1日30~50個程度
生涯産卵数 数千個
成虫の寿命 30日~60日

ノミバエ

羽化後産卵までの期間 3日目以降
卵から成虫まで 約2週間
1度に産み付ける卵の数 30~40個を何度も生む事が可能
成虫の寿命 約10日

キノコバエ

羽化後産卵までの期間 2~3日目以降
卵の期間 約7日
幼虫の期間 8~20日
蛹の期間 3~5日
生涯産卵数 60~80個
成虫の寿命 約4~10日

チョウバエ

羽化後産卵までの期間 3~4日目以降
卵の期間 約2日
幼虫の期間 約10日
蛹の期間 約3~4日
生涯産卵数 平均240個
成虫の寿命 約4~14日

コバエによる被害について

コバエによる被害について

温かい時期に部屋で過ごしていて、なんとなく気になるのが「コバエが飛び回る」事です。特に視界に入る範囲で常に飛び回られると不快に感じます。

今現在、日本で生息が確認されているコバエの種類は直接、人間に危害を与えている虫ではありません。ただ、生活上間接的に被害を被る場合があります。

コバエの活動範囲による問題点

コバエの行動を見ていて気になる点といえば、ごみや腐敗したもの、湿気を好み、ヘドロなどがある場所を好む種類もいます。

これらの不潔な物に止まった後に食品に接触している可能性も考えられるので、不快に感じます。

ノミバエによる産卵被害

ノミバエは肉などの食品に潜り込んで産卵する例があります。その卵がついている食品を人が食べてしまう事でハエ症の問題も出てきます。

ハエ症

ノミバエは人の食べ物に卵を産みつけることもあるので、それを食べることで孵化した幼虫が人間の体内に入ってきてしまうことがあります。

他にも生きたチョウバエの幼虫が鼻や口、目、肛門、生殖器などから体の中に入り込んでハエ症の症状を起こす例もあります。

ハエ症の原因となるコバエの幼虫は胃壁や腸壁を食べるといった事はないのですが、腸に刺激を与えてしまうので数日間腹痛や下痢といった症状が出ます。

最終的に排便する事で幼虫が体内にいなくなれば症状は治まります。

大量発生

コバエは繁殖能力が優れている害虫になります。ショウジョウバエやノミバエは1度に産み付ける卵の数が50個前後だったとしても、繰り返し産む事は可能です。

どの種類のコバエでも羽化後、2~3日ぐらいで卵を産む事が可能な点と、種類によって10日から2週間ぐらいの短期間で卵が孵化して、更に増えた成虫が卵を産み付けるといった連鎖も考えられるので、大量発生しやすい点は注意したいところです。

コバエが発生する原因について

コバエが発生する原因について

一般的にコバエの活動が活発になるのが4月から11月ぐらいまでになります。コバエが好む環境が揃うと、どこからともなく発生して徐々に増えていきます。

コバエが発生する原因はどのような状況なのか、種類によって違いがありますので種類別に見てみましょう。

・ショウジョウバエ

熟した果物や常温保存していて一部に傷や腐っている箇所がある野菜、ワインなどのアルコール類、酒、みりん、酢といった調味料も好みます。
そして生ごみがある三角コーナーや蓋のないごみ箱のごみも好みます。

・ノミバエ

生ごみ、肉や野菜などが腐敗した状態のもの、ドリップ後などのコーヒーかす、ペットの糞、昆虫や動物の死骸、トイレ、排水溝などです。特に生ごみを好んで近寄る傾向があります。
他には根腐れなどを起こして腐った観葉植物や、花瓶などの水を取り替え忘れて腐った水も好む傾向があります。

・キノコバエ

観葉植物の養分を吸ったり、観葉植物に生えているキノコといった真菌などを好みます。室内の観葉植物の腐葉土にキノコバエの卵が紛れ込みハエが発生するケースもあります。

気温30度、湿度は70%ぐらいのやや高温多湿な環境を好むので、梅雨時期に多く発生するといった特徴があります。

・チョウバエ

屋外では湿地や沼などに生息していますが、生活圏内で考えると公衆便所や水たまり付近を好みます。
家庭内では排水溝や、排水管などに発生する有機物のスカムを好んで食べるので、一般的に台所、お風呂、トイレ、洗面所などに発生する傾向があります。

コバエの被害にあわないために

コバエの発生する原因がある程度種類ごとにわかったところで、被害にあわないように対策することが出来ます。
まずはコバエの発生する原因となるものを失くす事から始めてみて下さい。

【コバエが好む環境(発生元)を減らしていく】

  • 生ごみを入れるごみ箱は蓋つきを使う
  • 生ごみは出しっぱなしにしないでゴミ箱へ
  • 生ごみは長期間ため込まずこまめに早い周期で出すようにする
  • 野菜、果物、調理した食べ物は常温で出しっぱなしにしない
  • 食事後の食器はすぐに洗うようにする
  • 排水溝の汚れをためこまないようにこまめに掃除する
  • 排水管の汚れ対策では、週1ぐらいでパイプクリーナーなどを使用する
  • 醤油などの調味料や油類は密閉容器に入れる
  • 空き缶、空き瓶、ペットボトルは中身をしっかりとすすぎ乾燥させる
  • 三角コーナーは使わないようにする
  • ペットのトイレ掃除はこまめに
  • 室内の観葉植物は水をあげすぎず、根腐れがないかたまにチェックする

キノコバエの対策は午前中に

キノコバエは体が小さく、網戸からも屋内に侵入する事が可能です。

また、午前中の6時から10時ぐらいまでに活動する傾向がありますので、地域的に大量発生しているお知らせがあったりキノコバエを多く見かけるようになったら午前中は窓を閉めておくと被害を少なくする事が出来ます。

暑い時期にエアコンを使用すると室外機から侵入する事もありますので、午前中は扇風機などを使いエアコンの使用は避けるようにすると良いです。

スキマ対策をする

窓の隙間からコバエが入ってくる可能性がありますので、隙間が気になるようであればスキマテープを活用するとコバエの侵入をある程度防ぐことが出来ます。

コバエを近寄らせない

最近では、散布した一定のエリアにコバエが近寄らないようにする薬剤も販売されているので、コバエ対策として利用するのも有効です。

コバエが発生してしまったら

コバエは種類によっては大量発生しやすいので、まずは見つけ次第すぐに駆除する事が重要です。
また、同時に発生元となるコバエが好む場所を作らないようにする事で駆除と対策を同時に行うようにしましょう。

チョウバエは流す

チョウバエは水周辺を好む割に直接水がかかるのは苦手です。水をかけられると下に落ちていきます。
お風呂場などの壁にいる場合は水をかけてそのまま流してしまいましょう。

トラップタイプを活用する

コバエが好むニオイを利用して誘引するトラップタイプの商品が販売されていますので、コバエが出現する部屋に置いておくとコバエを捕まえることが出来ます。
トラップタイプのものはコバエの習性を利用して捕まえやすい構造になっていますので、駆除に効果的です。

薬剤を利用する

発生している原因の場所に薬剤を散布する方法で駆除できます。殺虫スプレーを使用する駆除方法でも大丈夫です。

殺虫剤だとペットや小さいお子さんがいるご家庭では殺虫成分が心配だという人も増えてきているので、最近では食品成分から出来ている殺虫スプレーなども登場しています。

まとめ

まとめ

海外のコバエに関しては吸血被害がある種類などもいるので、外来種として飛行機やコンテナなどを通しての侵入がないようにしてほしいところでもありますが、まだ日本では吸血被害などの種類は報告されていません。

コバエは発生する原因を知る事で事前に被害を減らす事ができるようになります。
見かけた時に放置しておくと増えやすいので、見つけ次第すぐに駆除できるように殺虫剤は購入しておくと便利です。

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