パセリの育て方は?種まきや水やり方法、活用レシピを紹介

パセリの育て方は?種まきや水やり方法、活用レシピを紹介

「パセリ」と聞くと、料理の飾りというイメージを抱く人が多いかもしれません。しかしパセリは栄養価が高く、美容や健康の効果も期待されている野菜です。家庭菜園でも育てられるので、毎日のメニューに積極的に取り入れましょう。

今回は、パセリの概要と育て方、パセリを活用できるおすすめレシピをご紹介します。

パセリの基礎知識

パセリの基礎知識

パセリは、セリ科オランダゼリ属に分類される二年草または多年草の緑黄色野菜です。パセリは春に植えて夏から秋にかけて収穫するタイプと、秋に植えて春から秋にかけて収穫するタイプがあります。国内では、葉が縮れた「カーリーパセリ」と、葉が平たい「イタリアンパセリ」が主に流通しています。

パセリはβ-カロテンやビタミンC、Eなどの抗酸化成分に加え、カリウムやカルシウム、鉄といったミネラルが豊富に含まれています。そのため、これらの栄養素は体内の酸化を防ぐ働きに関与するとされており、美肌といった効果が期待されています。

ただし、パセリに含まれる成分の「アピオール」には、胃腸の刺激や子宮の収縮といった作用があるとされているため、1日の摂取量は3g(3房)を限度にしてください。

パセリの歴史は古く、古代ギリシャの時代から宗教の儀式や薬草などに活用されてきました。日本では、江戸時代にオランダから伝来した「オランダゼリ」の呼び名で薬草に使用されたことが始まりです。明治時代に広く普及し、昭和に入ると一般家庭の食卓に上るようになりました。

パセリの育て方のポイント2つ

パセリの育て方には、次の2つのポイントがあります。

① 根の扱い

パセリは、「直根性」の太い根を持ちます。根に傷がつくと生育に影響が出るため、植えつけるときは丁寧に扱ってください。

② 新芽・つぼみの摘み取り

大きな葉を収穫するには、十分な栄養が必要です。栽培中は脇から伸びる新芽やつぼみを摘み取り、栄養を分散させないようにしましょう。

パセリの栽培に必要なもの

パセリの栽培に必要なもの

パセリを栽培するときは、ジョウロやシャベル、園芸用のハサミなどのほかに次のものを用意してください。

土と肥料など

パセリを菜園で栽培するときは、苦土石灰と堆肥、腐葉土、肥料を使って土を準備します。プランターで栽培するときは、市販の野菜用の培養土を用意してください。肥料は、野菜用の固形肥料がおすすめです。

苗または種

パセリは発芽率が低いので、初心者の方は苗から栽培すると安心です。パセリの苗は、春と秋にホームセンターなどで販売されます。苗を購入するときは、葉の緑色が濃くてしっかりと育っているもの、本葉が5~6枚ついているものを選んでください。

栽培に慣れている方は、パセリを種から育ててみましょう。種まきをするときは、セルトレイまたは園芸用のポット、種まき用の土、霧吹きが必要です。プランターで栽培するときは、土に直接種をまく方法もあります。

プランター栽培の場合

パセリをプランターで栽培するときは、幅が60センチメートル以上、深さが15センチメートル以上のタイプを用意してください。鉢植えの場合は10号鉢(直径が30センチメートル)が適していますが、キッチンなどの室内で栽培するときは小さめの鉢でもよいでしょう。プランターや鉢の底には、ネットに入れた鉢底石を敷いてから土を入れてください。

キッチンで栽培する野菜については、「【簡単でおしゃれ!】キッチン菜園におすすめの野菜と育て方をご紹介」の記事も参考にしてください。

夏と冬の対策用

春に植えて夏以降に収穫する品種は、夏の強い日差しを避けるために遮光ネットを用意しましょう。また、秋に植えて春以降に収穫する品種は、越冬時の凍結対策として、土の上に敷きわらなどを施し、霜に当てないようにしてください。

【家庭で収穫】パセリの育て方

【家庭で収穫】パセリの育て方

それでは、家庭菜園におけるパセリの育て方を順にご紹介します。

土の下準備

パセリを菜園で栽培するときは、土を深く掘り返してよく耕し、不要な根や石などを取り除いておききます。苗を植えつける2週間ほど前に、苦土石灰をまいて酸性にかたよった土壌を中和させましょう。1週間ほど前になったら、堆肥と腐葉土、肥料を混ぜてなじませ、高さが10センチメートルくらいの畝を作ってください。

種まきの方法

パセリが発芽する気温は、15~20℃くらいです。種まきをするときは、セルトレイまたは園芸用のポットに種まき用の土を入れて、4~5粒の種をまきます。パセリの種は「好光性種子」と呼ばれ、発芽の際に明るい光が必要なタイプです。種まきの後は、ごく少量の土をかけてから霧吹きで丁寧に水を与えてください。

プランターに直接まくときは、15~20センチメートルくらいの間隔を空けて4~5粒の種をまきます。発芽するまでの10~20日くらいは、土が乾かないようにこまめに水を与えてください。発芽後は、土の表面が乾いたら午前中に水やりをしましょう。本葉が1~2枚になったら元気な数本を残してほかを引き抜き、最終的に1本を残します。

植えつけのポイント

本葉が5~6枚になったら、植えつけの適期です。ポットから苗を取り出すときは、根を傷つけないように注意してください。菜園は30センチメートルくらい、プランターは15~20センチメートルくらいの間隔を空け、土を湿らせてから植えましょう。

植えつけ用の穴を掘ったら、苗の土の表面が深く沈まないように土の量を調節します。植えた後は、たっぷりと水を与えてください。

なお、市販の苗で土から何本も茎が出ている場合は、1~2本を残してほかを切り取ると大きな葉を収穫できます。

日々の管理

菜園は毎日の水やりをしませんが、猛暑が続くときは早朝に水を与えてください。プランターは、土の表面が乾いていたら午前中に水やりをしましょう。

夏の間は土が乾燥するため、早朝と夕方に水を与えます。昼間の日差しが強すぎるときは、遮光ネットで日陰をつくりましょう。室内で栽培するときは、数時間ほど日が当たる場所に鉢を置いてください。

栽培中は、脇から出る新芽やつぼみを早めに摘み取りましょう。肥料は2~3週間に1回を目安に与え、根元に土を寄せて株を支えます。葉が混み合ってきたときは、茎を切り取ってスープなどに活用してください。冬越しをする品種は、土に敷きわらなどを施し霜の被害を防ぎましょう。

収穫と保存

本葉が15枚以上になったら、外側から茎の根元を切って収穫してください。時折、収穫後に少量の肥料を与えて土を寄せておくと、新芽が出て長く収穫できます。冷蔵庫で保存するときは、水を入れたコップなどにパセリの茎を挿し、全体にビニールをかけて輪ゴムなどで留めます。

冷凍するときは、葉を小分けにしてファスナーつきのビニール袋に入れましょう。

パセリのトラブルと対処法

パセリの栽培で起こりやすいトラブルと対処法は、次のとおりです。

パセリの病気

パセリは、葉や茎に白い粉のような菌がつく「うどんこ病」や、生育が衰えて全体に枯れる「立枯病」、根元が腐敗する「軟腐病」などにかかることがあります。病気と思われる株はすぐに抜き取り、まん延を防ぎましょう。風通しが悪くなると病気を発症しやすいので、収穫を兼ねて葉が混み合う部分を切り取ってください。

うどんこ病については、「【園芸の大敵!】うどんこ病とは?うどんこ病が発生する原因と対策について」の記事で詳しくご紹介しています。

パセリの害虫

パセリは、アブラムシやキアゲハの幼虫、ヨトウムシなどの害虫がつくことがあります。特に、アブラムシは病気のウイルスを運ぶので、見つけたときは薬剤を使用してすぐに駆除してください。アブラムシの予防は、光るテープやシートなどを設置する方法があります。害虫対策としては、防虫ネットをかぶせて物理的に侵入を防ぐ方法がおすすめです。

アブラムシについては、「アブラムシが発生する原因とは?アブラムシの退治方法と予防方法」の記事をご覧ください。

パセリのおすすめレシピ

パセリのおすすめレシピ

最後に、パセリの活用法としておすすめのレシピをご紹介します。分量は、お好みに合わせて調節してください。

パセリ+レンコン

【材料】(2人分)

  • パセリのみじん切り(1枝)
  • レンコン(150g)
  • 酢(適量)
  • オリーブオイル(大さじ2)
  • 塩(小さじ1/4)

【作り方】

  • レンコンの皮をむき、小さめの乱切りにして酢水にさらす
  • ①の水を切り、電子レンジでやわらかくなるまで加熱する
  • ボウルにオリーブオイルと塩、パセリを入れて混ぜ、②を加えて和える

【おすすめアレンジ】
オリーブオイルの代わりに、イタリアンなどのドレッシングを使用してもよいでしょう。辛みのアクセントをつけたいときは、輪切りのトウガラシを加えてください。

パセリ+じゃがいも

【材料】(1人分)

  • パセリのみじん切り(少々)
  • じゃがいも1個(150g)
  • マヨネーズ(大さじ1)
  • 塩・コショウ(少々)

【作り方】

  • じゃがいもの芽を取りながら皮をむき、小さめの乱切りにして水にさらす
  • ①を皿に入れてラップをかけ、電子レンジで柔らかくなるまで加熱する
  • ②の粗熱が取れたらボウルに移し、フォークでつぶして塩・コショウを加える
  • ③が冷めたらパセリとマヨネーズを加えて混ぜる

【おすすめアレンジ】
ニンジンやコーンなどの野菜を加えてもおいしくいただけます。炒めたウインナーを加えて塩・コショウで味つけすれば、ジャーマンポテト風にアレンジできます。

パセリ+鶏肉

【材料】(2人分)

  • パセリのみじん切り(1枝)
  • 鶏もも肉(150g)
  • きのこ(しめじ・マッシュルームなどをお好みで)
  • オリーブオイル(適量)
  • ニンニク(みじん切りまたはチューブ)
  • 塩・コショウ(少々)

【作り方】

  • 鶏もも肉ときのこを一口(ひとくち)大に切る
  • 熱したフライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて軽く炒める
  • ①の両面を焼いてきのこを加え、フタをして肉の中まで火を通す
  • 塩・コショウで味つけした後に、パセリを加えて混ぜる

【おすすめアレンジ】
カレー粉やマヨネーズなどを加えてもおいしくいただけます。焼きあがったものを耐熱皿に入れ、チーズを乗せてオーブンで加熱してもよいでしょう。

パセリ+豚肉

【材料】(2人分)

  • 大きめにちぎったパセリ(50g)
  • ニンジンまたはエノキ(1/2本)
  • 豚バラ薄切り(6枚)
  • しょう油・みりん(適量)

【作り方】

  • ニンジンを細切りにする(エノキの場合は半分の長さに切る)
  • バラ肉の上に少量のニンジン(またはエノキ)とパセリを置いて巻く
  • フライパンを熱して、②の巻き終わりを下にして並べる
  • 転がしながら全体を焼き、フタをして中まで火を通す
  • しょう油・みりんを入れて全体にからめる

【おすすめアレンジ】
しょう油・みりんは、焼き肉のタレを使用しても構いません。パン粉をつけて揚げれば、肉巻きのカツとしていただけます。

パセリ+ツナ

【材料】(分量はお好みで)

  • パセリのみじん切り
  • ツナ缶
  • マヨネーズ
  • しょう油

【作り方】

  • ボウルにパセリ、ツナ、マヨネーズ、しょう油を入れて和える
  • 味が薄いときは、塩・コショウを足す

【おすすめアレンジ】
さらにコクを出したいときは、少量のゴマ油を加えてください。クラッカーの上に乗せれば、おしゃれなオードブルになります。

パセリ+白身魚

【材料】(2人分)

  • パセリのみじん切り(大さじ4)
  • ヒラメやタイなどの白身魚(2切れ)
  • 小麦粉(適量)
  • 溶き卵(適量)
  • パン粉(適量)
  • 塩・コショウ(少々)
  • オリーブオイル(適量)

【作り方】

  • 白身魚を薄いそぎ切りにして、塩・コショウをふる
  • パン粉とパセリをよく混ぜておく
  • ①に薄く小麦粉をまぶしてから溶き卵にくぐらせ、②をつける
  • フライパンにオリーブオイルを入れて加熱し、③の両面を焼く

【おすすめアレンジ】
白身魚の代わりに、鮭(さけ)を使用してもおいしくいただけます。コクを出したいときは、パン粉に粉チーズを加えてみましょう。

パセリのジェノベーゼソース

【材料】(1〜2人分)

  • 大きめにちぎったパセリ(お好みで)
  • バジルの葉(お好みで)
  • ニンニク(ひとかけ)
  • オリーブオイル(適量)
  • 粉チーズ(適量)
  • 塩(少々)

【作り方】

  • 材料をすべてブレンダーに入れてペーストにする

【おすすめアレンジ】
パスタや魚のムニエル、豚肉のソテーなどに合わせてみましょう。クルミなどのナッツを加えると、また違う風味を楽しめます。

パセリの活用!お弁当におすすめ

ご紹介したレシピのほか、お弁当の飾りにもぜひパセリをご活用ください。毎日のお弁当作りには、フマキラーの「食品にも使えるアルコールスプレー ナチュリア」をおすすめします。ナチュリアは、天然生まれの食品成分を100%使用したアルコールスプレーです。毎日のお弁当にもシュっとひと拭きして、雑菌の繁殖を防ぎましょう。

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育て方が簡単なパセリを日々の食卓に!

今回は、栄養価が高いパセリの概要と育て方、パセリを活用できるおすすめレシピをご紹介しました。パセリの育て方のポイントは、根の扱いと新芽・つぼみの摘み取りです。

パセリは丈夫で育てやすいため、この機会にぜひ家庭で栽培してみてください。新鮮なパセリを収穫して、日々のメニューに栄養をプラスしましょう。

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