本・漫画をきれいに収納するコツは?劣化させない保存方法も紹介

本・漫画をきれいに収納するコツは?劣化させない保存方法も紹介

本や漫画が好きでたくさん所持している人も多いのではないでしょうか。本・漫画は家の中でもかさばる物のため、きれいに収納するコツを知りたい人も少なくはないでしょう。そこで当記事では、本・漫画をきれいに収納するコツについて、「本の量」や「取りやすさ」に着目しながら紹介していきます。また、きれいに収納できたとしても本自体が劣化してしまっては意味がありません。記事内では保管場所として最適な場所を挙げつつ、劣化させない保存方法についてもご紹介します

本の収納で最初にすべきことは、本の「見直し」

本は気がつくとどんどん増えていく物の代表選手です。所蔵している本のなかには、全く読まなくなった本、繰り返し読み返している本などさまざまあることでしょう。そのため、本をきれいに収納していくには、まずは「本の見直し」という作業が必要です。本の見直しとはどのような作業なのかを、ご紹介します。

「なぜこの本を持っているのか?」を明確にしよう

本の見直しとは、ずばり「本の整理」です。一般的な物の整理は、「使っている・使っていない」で区別していきます。本の場合は、「読んでいる・読んでいない」になります。しかしながら、それだけでは本の整理をしていくことは難しいでしょう。そこで、「なぜこの本を持っているのか?」を明確にしながら整理をしていく「本の見直し」作業が必要になります。同時に、今後無駄な蔵書=リバウンドをさせないよう意識することも大切です。それでは、本の見直しとリバウンドを防ぐ方法をご紹介します。

  • 知識や情報のために持っている本

資格や学業のための勉強本、仕事のためのビジネス本、資料本などがこれにあてはまります。勉強本なら今後も必要なのか、もう必要ないものなのかで分けていくと整理がしやすいでしょう。また、更新されるような情報は賞味期限がありますので、期限切れの情報本は潔く手放すのがおすすめです。そして今後は、使用頻度の高い資料本は「紙」で、使用頻度の低い資料であれば「電子書籍」と持ち方を使い分けると、リバウンドを防ぐことができるでしょう。

  • 趣味、余暇のために読んでいる本

漫画のように何度も読み返すもの、買ったはいいものの時間が取れず読めていない文庫本などもあるでしょう。一度読んでもう読まない本や、趣味が変わり読まなくなった本は、処分や買取の対象です。読み終わっていない本で、今後も読まないと思う本は手放しましょう。今後は、本を最後まで読んでから新しい本を購入することを意識していくことで、本棚に読みかけの本が増えていくのを防ぐことができるでしょう。

  • 育児や子どもの絵本

子どもがいると、絵本や育児本をついつい購入してしまい、どんどん増えてしまうというご家庭も多いでしょう。これらの本は子どもの年齢に合わせて一時的に必要なものです。そのため、年齢に合わなくなった本は誰かにあげたり、買取をしてもらったりしましょう。また、絵本や育児本を収納するときは、収納場所を決めて、それ以上増える場合は本を見直す、図書館を有効に使う、などをしながら本を増やさない工夫をしていくとよいでしょう。

見直しの際、中身は見ないルールがおすすめ

見直しの際、中身は見ないルールがおすすめ

本の見直しをする際、読み始めてしまうと見直しに時間がかかるばかりか、一向に終わらず整理の判断も鈍ってしまいます。自分の中で「本の見直しをするときは、中身は見ない」というルールを決めて整理をしていくとよいでしょう。

本・漫画をきれいに収納するコツ

ここからは、本や漫画をきれいに収納するコツをご紹介します。

本の量

本棚のスペースに対して、本の量が多いと立てて収納している本の上に本を置き始めるなどして見た目も悪くなりますし、使いづらい収納になってしまいます。本は、ひとつの本棚に一括収納しなければいけないというわけではありません。分散しながら、本棚に余裕を持たせた収納というのもあります。

取り出しやすさ

本の収納とは、本棚に詰め込むということではありません。本を取り出しやすく、使いやすいようにしてあげることです。そのためには、今すぐ読みたいと思ったときに、すぐに見つけられてサッと取り出せる仕組みを作るのが大事です。見つけやすくなるように本を並べたり、本棚にラベルを貼ったりしておくと、読みたい本がすぐに見つかるでしょう。

本の収納のコツ

見た目をきれいに収納するコツをご紹介しましたが、本棚が使いやすくないと意味がありません。また、使いづらければきれいに収納をしていたとしてもすぐに散らかっていくでしょう。きれいに本を収納するということと本棚の使いやすさは大きく関係しています。ここからは、所蔵している本を使いやすく収納するコツをご紹介します。

本のジャンルが多い人は?

本にも文庫や実用書(暮らし)、絵本、ビジネス書、学習本など、さまざまなジャンルがあります。本のジャンルが多い人は、分類しながら本をより見つけやすくする必要があります。

  • ジャンルごとに分けて探しやすく

持っている本を見比べながら、自分が理解できるようにジャンルを決め、そのなかにあてはめて収納するとよいでしょう。ジャンル分けに悩む人は、最初は「暮らし」「仕事」「小説」「漫画」といったざっくりとした分類から始めてください。本棚に収納する場合は、使用頻度で収納ゾーンを決めるとより使いやすくなります。本が取り出しやすい高さは、目線から腰高までのゴールデンゾーンと呼ばれます。そのため、よく読むジャンルの本はその「ゴールデンゾーン」に収納するとよいでしょう。ときどき読むジャンルは「かがみ姿勢ゾーン」読む頻度が低いジャンルは「手を伸ばす高さ」といったように高さでゾーンを決めて収納するのがおすすめです。そのほか、棚ごとに本のジャンルを分ける、自分が見つけやすいように分けるなどの工夫をして収納するとよいでしょう。

  • 「時間軸」を使って戻す

本を読み終えて本棚に戻すときには、ルールを決めておきましょう。時間軸を使った片づけも取り入れていくと本の見直しをするときに時短になります。たとえば、本を読み終わったら必ず右側に戻すというルールを作ったとしましょう。一定方向に戻すようにすることで、読んでいない本がおのずと左側に集まります。そのため、今後本の見直しをする際に、読んでいる本・いない本が一目瞭然になります。本の見直しをするときは左側にある本から手放していくとよいでしょう。

見た目重視の人は?

見た目重視の人は?

リビングなど日々目に触れる場所に本を収納しておきたいので、見た目を重視したいという人もいいるでしょう。そのような人は、下記に注意して本を収納していくとよいでしょう。

  • カラーや高さを揃える

本の見直しをしてジャンル分けをしたあと、収納するときにブックカバーで色を合わせたり、本の高さを合わせたりしてあげると統一感が生まれてきれいに見えます。たとえば、ジャンル別でブックカバーの色分けをすると本が見つけやすくなるでしょう。

  • インテリアとして魅せる

本棚すべてに本を収納するよりも、一部分にインテリア雑貨を置くことで、本棚がインテリアの一部になり、バランスのとれたきれいな本棚になります。ほかには、本を取り出す動作回数は増えますが、ファイルボックスに入れて収納すると見た目はすっきりします。

漫画や文庫など数が多い人は?

漫画や文庫が多い人は、本の数が多いのが特徴です。また、漫画は何度も読み返したい人も多いのでどんどん増えていくことが考えられます。

  • 作家別に並べる

文庫、漫画とジャンルで分けたら、文庫なら作家別に、漫画ならタイトル・作家別で収納していくと見つけやすくなります。

  • 手前と奥で見つけやすく

カラーボックスなど奥行きがあるスペースに収納する場合は、奥に土台を置いて手前と奥で段違いにしてあげると、収納力も上がり本が見つけやすくなります。

  • 壁面収納でたっぷり収納

家の収納スペースにも限界がありますので、壁面に本を収納する「壁面収納」を考えるのもひとつです。

劣化させない本の保存方法

劣化させない本の保存方法

本は収納面だけでなく、劣化させないようきれいな状態を維持していくことも大切です。ここからは、大切な本を劣化させない保存方法をご紹介します。

風通しをする

本は湿気に弱いため、湿気のある場所に収納するとカビやシミができやすくなります。年に一度は、本棚や収納ケースに入っている本を取り出して、本をぱらぱらとめくりながら風通しをするとよいでしょう。風通しをするときは、からっとした天気の朝10時くらいから日が傾きはじめる時間までがおすすめです。本の収納場所は、家の中の湿気の多い場所は避けるとよいでしょう。また、本棚に収納せずに保管しておきたい本は、湿気を吸収しやすい段ボールよりも専用のプラスチックケースが安心です。このとき、乾燥剤を入れることで湿気対策になります。

ホコリに注意する

本棚は意外とホコリがたまりまです。湿度が高くホコリがたまりやすい場所を好み紙を食べる虫もいます。大切な本が虫食いにあうのは悲しいものです。本の風通しをしたついでに、本棚の掃除も一緒にしましょう。

直射日光に気をつける

紫外線は本の劣化の原因になります。直射日光のあたる場所に本や本棚を置くと色あせてしまうことがあります。そのため、本棚を設置する際は日のあたらない場所や向きに注意したり、UVカーテンを使用したりするとよいでしょう。

詰め込みすぎない

本が多いからと本棚にぎゅうぎゅうに本を詰めて収納をすると、出し入れの際に表紙などが破れてしまうことがあります。また、出し入れしづらければ、本を読むこと自体が面倒になってしまったり、次第に本棚に戻さないようなったりするでしょう。また、詰め込まない収納にすることで本の劣化を防ぐこともできます。

本は「縦収納」がおすすめ

本が増えて本棚に入りきらなくなってくると、重ねて収納するという人も少なくありません。本は重ねてしまうと、表紙やページがくっついてしまったり、下の方の本にゆがみが生じたりすることがあります。そのため本は平積みにせず、立てて収納をする「縦収納」がおすすめです。

ブックカバーで保護する

ブックカバーで保護する

ブックカバーは本の劣化を防ぐことができます。購入時のカバーをそのまま使ってもいいですし、最近は透明タイプの表紙が見やすいブックカバーも売られていますのでそのようなカバーを購入して使用するのもよいでしょう。透明タイプのカバーは本が探しやすくなるのがメリットです。また、ブックカバーをすることで、本をきれいな状態で維持できるため、買取の査定がよくなることも期待できます。

まとめ

本をきれいに収納するコツとして、本の見直し、おすすめの収納法、劣化を防ぐ本の保存方法をご紹介しました。これらをトータルで取り入れることで、本をきれいに、状態良く収納することができます。本棚には今の自分の興味がよく表れます。

仕事でもプライベートでも今の自分を見つめ直すきっかけにもなりますので、この機会に所蔵している本を見直して、大切な本をきれいに収納してはいかがでしょうか。

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