2022年6月27日 | お役立ち情報

【キッチンの黒カビ対策】カビが生えないようにする予防方法は？

料理などで水や火を使うため高温多湿になりやすい場所、キッチン。毎日の暮らしのなかで「これって、もしかしてカビ？」と思った経験はありませんか。実は、ある条件がそろうとキッチンでカビが発生してしまうのです。

そこで今回は、キッチンで発生するカビや発生しやすい場所、カビの落とし方、忙しい方でも簡単にできる予防法をご紹介いたします。

キッチンに生えるカビはどんなカビ？

厄介な「黒カビ」

キッチンで見かけることのある黒カビ。黒カビというのは俗称です。青カビ、赤カビ、白カビなどと並んで、家の中でよく見かけるカビのひとつです。

黒カビは空気中に浮遊しており、好む場所を見つけては増殖を繰り返します。また、黒カビは根を張って奥深くに入り込むのが特徴なので、厄介なカビでもあります。

黒カビはどんな環境で発生するの？

知らないうちにキッチンで見かけるようになる黒カビ。この黒カビには好む条件があるのです。

湿度
温度
ホコリや食べカスなどの栄養

これらの条件がそろうと、黒カビが発生しやすくなります。カビは一般的に、相対湿度（空気中に含まれる水蒸気の割合）の上昇によって繁殖していきます。

【参考】カビ対策マニュアル＿実践編　文部科学省
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sonota/003/houkoku/08111918/003.htm

キッチンは、温度や湿度が上がるうえに、水も頻繁に使う場所です。食べ物のカスをそのままにしたり掃除を怠ったりしていれば、汚れやホコリもたまっていきます。まさに、黒カビにとって住み心地のよい大好きな場所といえるでしょう。

黒カビの落とし方

黒カビを発見しても、何で落としてよいのか分からないという方もいるかもしれません。

黒カビには「塩素系漂白剤」

ガンコな黒カビ、つまり時間が経過してカビの根が深くなってしまっている場合は、塩素系漂白剤の力を借りましょう。

用意するもの

塩素系漂白剤
マスク
ゴム手袋
キッチンぺーパー
ラップ
キレイな布巾

手順

マスク、ゴム手袋をしてからおこないます。気になる黒カビ部分に塩素系漂白剤をかけ、キッチンペーパーでフタをしてひたひた状態にします
その上にラップをして３０分ほどおきます。落ちていなければ放置時間を延長して様子をみましょう
最後に、水を流しキレイな布巾で拭きます

注意点

においがキッチンに充満するため、塩素系漂白剤は窓を開けて使用しましょう。高層マンションなどで窓が開かない場合は、換気扇「強」を回して作業をおこなってください。広範囲を一度に済ませようと考えずに、範囲を狭くして日を分けながら作業するのもひとつの方法です。

また、酸性タイプの洗浄成分（クエン酸、酢など）と塩素系漂白剤は「混ぜるな危険」の組み合わせです。混ざることで化学反応を起こし、有毒ガスが発生します。「クエン酸を使用する日は、塩素系漂白剤は使わない」と覚えていると安心です。また、使用できない箇所もありますので、必ず商品の裏に記載された注意事項を確認してから作業しましょう。