ユーモアのセンスを身につける方法!職場や学校で人を楽しませる

ユーモアのセンスを身につける方法!職場や学校で人を楽しませる

職場や学校において周囲の人間が自然と集まってくる人を見たことありませんか?周囲から多くの人が集まる理由というのはさまざまですが、その中の一つに場の雰囲気や空気を和ませることができる魅力的なユーモアセンスを持っている、というのが挙げられます。

このユーモアという言葉はみなさん一度は聞いたことがあると思いますが、ユーモアにあふれている人と会話をすると自然と笑顔になり『楽しい』という気分になります。今回は職場、学校で周囲を楽しませるユーモアセンスを身につける方法やユーモアの大切さなどに触れてみたいと思います。

そもそもユーモアとは何?

まずはユーモアという意味を細かく噛み砕いてみましょう。ユーモアは大ざっぱに言えば周りの人を笑わせることですが、同じように笑いをとるという意味でジョークという言葉があります。

この2つの違いがわからないという人も多くいますが、実はこのユーモアとジョークの違いは明確な定義がなく同じ部類に属する言葉です。そのため『笑いをとる』という根本的な部分は変わりませんが、細かな面で多少異なってくるのも事実です。

ユーモアとジョークの主な違いですが、まずユーモアというのは言葉に品格があり相手を和ませたり、場の空気を温かくする力があります。反対にジョークというのは相手をけなしたりすることで笑いをとったり、下ネタなど下品な言葉で笑いをとる行為も含まれているのが特徴です。

つまりこの2つの違いを簡単に説明するなら【上品な言葉で人を傷つけずに笑いをとるのがユーモア】【相手の欠点をネタにしたり下品な言葉を使用することもあるため、場合によっては周囲を不快にさせることもあるのがジョーク】ということになります。

同じ笑いでもユーモアとジョークでは笑いの質が全く異なってくるのがよくわかりますね。周囲を笑わせるのが得意なのに人望がイマイチないという方はもしかしたら、人を不快にさせるジョークで笑いをとっていませんか?

ブラックジョークで笑いをとってもその場の注目は集められるかもしれませんが、長い目で見た場合には人が離れていく可能性もあります。このような方は今からでも遅くはないため、少しずつユーモアのセンスを磨くことをおすすめします。

ユーモアのセンスを磨くことで得られるメリットとは?

ユーモアのセンスを磨くことで得られるメリットとは?

ユーモアの本質的な意味を理解できたところで今度はユーモアのセンスを身につけることで得られるメリットを紹介してみましょう。

仕事・勉強において潜在能力を発揮しやすい

脳科学者の茂木健一郎氏は脳の神経回路というのは楽観的に物事をとらえることで潜在能力が発揮されるという言葉を残しています。また行動学者、作家などの肩書きを持つSusan Weinschenk氏は笑いながら勉強した子どもたちの学習結果は、笑顔が許されない環境で勉強を実施した子どもたちのグループよりも良好だったという研究結果を取り上げています。

これらのことからわかるように仕事や勉強でハイパフォーマンスを出すにはユーモアを適度に取り入れながら明るく前向きに生活することが大切ということです。確かにスポーツなどの世界を見ても『ガチガチに緊張して自分の持っている半分の力も出せなかった』というコメントがあるように自然な笑顔(リラックス状態)を作ることができない環境に置かれるとパフォーマンス低下につながることはよくあります。

ユーモアにあふれる会話というのは自分も周囲の人間も自然と笑顔になります。笑顔には脳をリラックスさせる効果もあるため、これらが要因となり仕事や勉強の効率もアップするのです。

心身の健康に良い影響を与える

1991年にガン患者を含む19名を集め、吉本新喜劇を鑑賞してもらいその前後でナチュラルキラー細胞(NK細胞)がどのように変化するかという実験が行われました。ナチュラルキラー細胞とはガン細胞やウイルス感染細胞などを攻撃するリンパ球のことであり免疫力を正常に保つ役割を担っています。

そしてこの実験では鑑賞後のナチュラルキラー細胞が基準範囲に戻った、上昇したという効果が見られ、基準以上だった人も範囲内に近づいたとのこと(ナチュラルキラー細胞には基準値があり低すぎても高すぎても問題あり)。

これは吉本新喜劇というユーモアあふれる大衆芸能を鑑賞したことから起きた体の変化であり、笑うことが免疫力を高めることを証明した実験として大きな注目を集めました。また笑うことでストレスも緩和されることがわかっているため、日々の仕事で受けるクレームや苦情、受験勉強のプレッシャーなど精神的に疲れている時にもユーモアある会話というのは大きな役に立ちます。

人間関係を円滑にする

ユーモアある話術で笑いをとれる人というのはやはり人間関係も順調であることが多いです。冒頭でも取り上げたようにクラスや職場の人気者というのはこの笑いをとるセンスが抜群に優れています。楽しい会話をすることで相手も『〇〇君と一緒にいると良い気分だ』という気持ちになるため、自然と人が集まるようになるのです。

またビジネスの世界においても社員同士の会話が少なく、社内の雰囲気が重たい企業などでは笑い(ユーモア)を取り入れたコミュニケーション研修も実際に行っています。人間関係が良好な職場になると業績アップも期待できるため、ユーモアセンスを磨くというのは自身だけでなく周囲の環境にも大きなメリットをもたらします。

ユーモアのセンスを磨く方法を徹底解説!

ユーモアのセンスを磨く方法を徹底解説!

ここからはユーモアあふれる会話術を身につける方法を紹介していきたいと思います。日頃からユーモアのセンスを磨く練習をしておくことで新たな自分を手に入れられる可能性も高くなるため、ぜひ実践してみましょう。

少しだけ違う角度から物事を見る

一般的な角度から物事を見てしまう、これはいわゆる『普通の人』ですね。このような普通タイプの人は当たり前のことを当たり前のように言うことが多いです。もちろんこのようなタイプの人は常識的な発言をすることが多いですから周囲に誤解を与えてしまう可能性などは低く、マジメで素敵な人間ともいえるでしょう。

しかしユーモアセンスがあるかというと話は別です。当たり触りのない会話が中心となるため、笑顔が欲しいという場においては重宝される確率はガクンと減ります。また『あの人はお堅い人間だよ』というイメージを持たれやすいのも普通タイプの人の特徴です。

このような人がユーモアのセンスを身につけたいと思ったら、物事を見る角度を少し変えてみることが必要です。物事を見る角度を変えることで他の人が気付かない面白さやユニークさを発見することができます。

例えばいつもベラベラと喋る人を常識的、一般的な角度から見ると『よく喋る人だな』というイメージでしょう。しかしこの人は仕事になると口を一切開くことなく黙々と作業に打ち込むという一面があります。

この黙々と作業に打ち込むという角度からも観察することで『よく喋る人間』『仕事中は口を一切開かない』という2つの特徴があることがわかりました。これをユーモアあふれる会話に活かすこともできます。

具体的には『〇〇さんは普段、よく喋るけど仕事中は誰とも話すことなく黙々と作業に打ち込む姿が素敵だよね、仕事中の〇〇さんはもしかしてそっくりさんなのかい?』などという話を展開することができます。

もちろんこのような他の人をネタにするケースでは『黙々と作業に打ち込む姿が素敵』など褒め言葉を付け加えておくことが大切です。褒め言葉を含むことで相手の気分を害すという可能性も減らすことができます。物事を正面から見て『至って普通』という時には角度をずらすということを意識してみましょう。

会話の内容を大げさにしてみる

会話の内容を大げさにしてみる

普段の何気ない会話の内容を大げさにすることでそこにユーモアが生まれます。いわゆる誇張法というものですが何でもない話を大げさに表現することで『この人の話は予測ができないから面白い』という感情が相手の中に生まれるでしょう。

具体的には『ここのご飯美味しいよね?』と聞かれたら『美味しいなんてもんじゃないよ、僕はここの鶏肉のソテーを食べるといつも空を舞っているんだ(鶏肉にひっかけた誇張表現)』や『美味しすぎてお皿まで食べちゃいそうになった』などがありますね。

『うん、美味しいね』と返すことももちろん間違いではありませんが普通に返してしまうとそこで会話が途切れてしまうことも考えられます。会話そのものが苦手という方は誇張表現を使用することでそこから話を広げたり、盛り上げたりすることもできるため試してみてはいかがでしょうか。

自虐ネタを持つ

自虐ネタはユーモアな会話をする中で最も他人を傷つける心配がないのが大きなメリットです。世界屈指のユーモア大国ともいわれている英国では自分が他人に笑われることに抵抗がない人が多いことでも知られています。

これが内向的な性格が多いといわれる日本人との大きな違いでもあります。英国紳士の器が大きいといわれているのは自分のことをネタにされてもそれが最終的には笑いへつながればいいという考え方が一般的になっているためです。

『先日、道を歩いていたら豪快にスッ転んでしまった、吉本新喜劇の2倍以上の笑い声が周囲から聞こえてきたよ』『私以上の能力を持った部下が増えてきたから、最近は肩身が狭いよ』など自分の欠点や失敗談をネタにすることで周囲も『この人は本当に憎めない性格をしているな』という気持ちになるでしょう。

反対に他人のことはネタにするけど自分がネタにされると怒る人というのは『あの人はいつも他の人の欠点や失敗談をネタにするくせに自分のことを言われると怒るからあまり近づきたくないよね』と陰口を叩かれている可能性もあります。

人間関係を良好に保つには価値と価値の交換が大切であり、他人を会話のネタにしたらこちら側からも自虐ネタを提供することを意識してみてください。

自分でツッコむ

ユーモアある会話で笑いをとるのをためらう人は『みんなが笑ってくれなかったらどうしよう・・・』という恐怖心に近い感情が心を支配していることがあります。このような方は失敗した時の空気感に自らツッコみを入れてみましょう。

具体的には渾身の発言で周囲から笑いが起きなかった時に『おっと、周囲はドン引きか~?〇〇君(自分)見事にスベっております!』『この微妙な空気感を作ったのは私です』などがありますね。

プロの芸人さんでも自信のあるギャグやボケを披露した後に予想外の無反応ということがありますが、このような時は『こんなはずじゃなかったんだけどな~』『予定ではここで大爆笑が起こるはずだったのですが・・・』『いや、やめてこのスベった感』など失敗した時の空気感を自らネタにしています。

『絶対に笑わせてやろう!』という意識を持ちすぎると思うような結果が出ないことがほとんどです。緩い感じでかまえて、スベったら自ら『つまんね~』とツッコんでみましょう。

物事を違う何かに例えてみる

企業の就職面接でも『あなたを動物に例えると何ですか?』という質問を取り入れているところがあります。このようなシーンでは『あなたはどのような人間ですか?』ということを企業側も知りたいためムリにユーモアセンスを発揮させる必要はありませんが、楽しい雰囲気を作りたい時には物事を違う何かに例えるというのはおすすめ。

音痴なのに自分の歌を周囲に聞かせたがる人であれば『ジャイアンのような方ですね』すぐに怒る人であれば『リンナイの瞬間湯沸かし器ですね』などが良い例です。物事を違う何かに例えるというのもバラエティ番組やお笑い番組でよく使われるシーンであり、多くの笑いを生み出しています。

この方法を使うことで周囲からも『発想がユニークだね~』と評価される可能性がアップするでしょう。ただし注意点としては例えるものはできるだけみんなが知っているメジャーなものを用意することです。あまりマイナーなものに例えても『何、それ?』となりやすいです。

自分に合った方法でユーモアのセンスを磨いていこう!

自分に合った方法でユーモアのセンスを磨いていこう!

ユーモアを身につける方法を取り上げましたが、これから笑える会話術を覚えたいという方は全てのことを実践する必要はありません。これはプロのお笑い芸人を見てもわかるように得意分野が異なってくるためです。

自虐ネタを得意としているのにツッコミで笑いをとるというのは難しいことでもあります。そのためまずは色々な人と会話をしながら『自分はどのようなことで笑いをとるのが得意なのか?』ということを見極めてみましょう。

そして自分が得意とするユーモアある会話術を見つけたら、後は慣れるだけです。オチを言うタイミングや間、表現の仕方などは慣れとともに自然と身についてきます。

この会話術の練習をコツコツと継続することで周囲から自然と人が集まってくる可能性も高くなります。面白い会話術を身につけたいという方はぜひ参考にしてください。

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