コバエが発生しやすい場所と対処法(台所、お風呂場、ゴミ箱、観葉植物など)

コバエが発生しやすい場所と対処法(台所、お風呂場、ゴミ箱、観葉植物など)

台所仕事をしていて、顔の近くを飛び回る小さなハエをうっとうしく感じたことがある人も多いのではないでしょうか。コバエは、ゴミがあるところ、湿度があるところ、水場などを好み、どこからともなく家の中に侵入してきます。蚊のように刺される心配はありませんが、衛生的にもできるだけ近づけたくない存在です。

そこで本記事では、コバエの習性を解説するとともに、家の中でコバエが発生しやすい場所とそれぞれの対策について具体的に紹介していきます。

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コバエは、子バエ?それとも小バエ?

すっかり当たり前のように呼んでいるコバエという名前。ある程度の大きさのものは「ハエ」と呼ぶなど、ほとんどの人が、個体の大小で呼び分けているのではないでしょうか。コバエとは「小さな」ハエ(一般的に知られているのは、ショウジョウバエ、ノミバエ、キノコバエ、チョウバエなど)の総称であって、コバエという名前の虫は存在しません。

コバエの生態や特徴

コバエの対処法を説明する前に、まずはコバエのなかでも一般的に知られている、ショウジョウバエ、ノミバエ、キノコバエ、チョウバエの生態や特徴について紹介します。

ショウジョウバエ

台所の生ゴミがある三角コーナー、蓋のないゴミ箱のゴミなどに好んでやってきます。

また熟した果物に好んで寄ってくることから欧米では「フルーツフライ(fruit fly)」と呼ばれています。

全長 約2mm
見た目の特徴 体色は黄色で、目が赤い
種類数 約3,000種類
日本で確認されている種類数 約260種類
羽化後産卵までの期間 2日目以降
卵から成虫になるまで 約10日
1度に産みつける卵の数 1日30~50個程度
生涯産卵数 数千個
成虫の寿命 30~60日

ノミバエ

生ゴミ、肉や野菜が腐敗した状態のもの、ドリップ後のコーヒーかす、ペットの糞、昆虫や動物の死骸、腐った植物、トイレ、排水溝などいろんな場所に集まります。

ノミのように後ろ脚が長く、他のコバエ類に比べて動きが速いといった特徴があります。

全長 約2mm
見た目の特徴 体色は黒褐色。ショウジョウバエに比べ、頭や羽、体がやや細め。ノミのように後ろ脚が長く背中部分も丸い
種類数 約1,600種類
日本で確認されている種類数 約120種類
羽化後産卵までの期間 3日目以降
卵から成虫になるまで 約2週間
1度に産みつける卵の数 30~40個を何度でも産むことが可能
成虫の寿命 約10日

キノコバエ

腐った植物を好み、観葉植物に生えているキノコなどの真菌などにも好んで寄ってくるので、家の中で観葉植物など植物が置いてある場所は要注意です。

観葉植物の腐葉土に卵を産みつけキノコバエが発生するケースもあります。湿気が多く薄暗いところを好み、雌よりも雄のほうが活発に飛び回る習性があります。

全長 約2mm
見た目の色 体色は黒色
種類数 約4,500種類
日本で確認されている種類数 約250種類
羽化後産卵までの期間 2~3日目以降
卵の期間 約7日
幼虫の期間 8~20日
生涯産卵数 60~80個
成虫の寿命 約4~10日

チョウバエ

排水溝や排水管などに発生する有機物のスカム(油脂分などの浮きカス)を好んで食べるので、台所やお風呂、トイレ、洗面所など水まわりを発生源とします。

トイレなどでよく見かけることから「便所バエ」とも呼ばれることも。午前中に多く出現する傾向があります

全長 約5mm
見た目の色 体色は黒色、体の全体が細かい毛で覆われ、羽がハート型をしている
日本で確認されている種類数 約50種類
羽化後産卵までの期間 3~4日目以降
卵の期間 約2日
幼虫の期間 約3~4日
生涯産卵数 平均240個
成虫の寿命 約4~14日

コバエが発生しやすい場所と対策

コバエの発生を防ぐには、コバエの発生源となる場所を、つねに清潔にしておくことがいちばんです。ここでは、コバエが集まりやすい場所をチェックしていきます。

台所の排水溝

台所の排水溝・排水管

料理の際に出る野菜カスや、食事のあとの食べカスなど、台所の排水溝は生ゴミが溜まりやすい場所。三角コーナーに食べ残しを捨てていても、細かなゴミやそこから流れ出る汁などが排水溝から排水管へ流れ、ヌメリとなって悪臭の原因となります。

そして、臭いを嗅ぎつけてやってきたコバエが卵を産みつければ、そこがコバエの発生源に。そうさせないためにも、料理のあと、食事のあとは、こまめに掃除をして、できれば仕上げに熱湯をかけて殺菌しておきましょう。

生ゴミ

三角コーナーなどの生ゴミを捨てたゴミ袋は、捨て方にひと手間加えるだけでコバエの発生を減らすことができます。生ゴミを捨てる前は、ゴミ袋を絞って水分を出し、新聞紙でくるんでからポリ袋に入れてしっかりと口を閉じます。蓋つきのゴミ箱に捨てれば、より臭いがもれずコバエの対策になります。

食事後、食器を放置しない

料理のソースや油分がついたお皿など、食べ終わった食器類をそのまま放置することもコバエを誘引する原因となります。アルコール類には発酵臭を好むショウジョウバエが好んで集まるため、使用したグラスなども放置しないようにしましょう。

空き缶や空きビン

コバエは熟した果物など甘い臭いを好みます。そのため、ジュースやアルコールの空き缶や空き瓶は要注意。しょう油などの調味料も、その臭いにつられてやってくることがあるので、出しっぱなしにしないようにしましょう。

風呂場

風呂場

お風呂場に発生するコバエは、チョウバエです。チョウバエはお風呂場の排水溝や排水管に溜まったヘドロや皮脂汚れなどを好み、そこに卵を産みつけます。やっかいなのは驚異の繁殖力で、一匹あたりの産卵数はなんと約200個以上。そのため1匹でも見かけたら早めに対処することをおすすめします。また、チョウバエを発生させないためにも、排水溝はつねにキレイにしておきましょう。

観葉植物

観葉植物

観葉植物のまわりでコバエを見つけたら、それはきっとキノコバエです。腐った植物を好み観葉植物の用土に腐葉土が混ぜ込まれている場合、その中の有機物もキノコバエのエサになります。キノコバエは一見ハエとは思えないような細長い体をしていて、網戸などをすり抜けて室内に侵入します。

土に適度な湿度や栄養があれば、そこが絶好の産卵場所となるため、観葉植物のまわりでコバエが大量発生した場合、土の中に卵を産みつけられている可能性が高いと言えます。

こうした場合、有効な対処法は土を交換すること。すべて交換するのは大変な場合、キノコバエが卵を産みつける表面から2~3cmの土を交換するだけでも効果が見込めます。

ケースで飼育しているカブトムシ

飼育ケースでカブトムシなどを飼育していると、いつの間にかケースの中をコバエが飛びまわっていることがあります。こうしたコバエは、カブトムシのエサとなるゼリーや果物の臭いにつられて集まってきます。

ケースの中にコバエを侵入させないためには、ケースと上ブタとの間に通気性のあるシートをかませることで、コバエの侵入を防ぐことができます。

コバエによる被害

日本で生息が確認されているコバエの種類は、直接危害を受けることはありませんが、生活上、間接的に被害を受ける場合があります。ここでは、コバエの被害について紹介します。

不潔な場所に触れている

コバエは生ゴミやヘドロに集まるなど、不潔なものに触れている可能性が高く、その足で食卓や食品にたかられることは、不衛生で不快以外の何物でもありません。

ノミバエによる産卵被害

ノミバエは肉などの食品に潜り込んで産卵する例があります。その卵がついている食品を人が食べてしまうことで「ハエ症」の被害を受けることがあります。

ハエ症の被害

「ハエ症」とは、ハエの幼虫が哺乳類の体内に侵入したことによって発生する感染症のこと。他にもチョウバエの幼虫が鼻や口、目、肛門、生殖器などから体の中に入り込んでハエ症の症状を起こす例もあります。ハエ症の原因となるコバエの幼虫は胃壁や腸壁を食べるといったことはないのですが、腸に刺激を与えてしまうので数日間腹痛や下痢といった症状が出ます。

大量発生

ショウジョウバエやノミバエは1度に産みつける卵の数が50個前後だったとしても、繰り返し産むことができます。また、どの種類のコバエでも羽化後、およそ2~3日で卵を産むことができ、種類によっては10日から2週間くらいで成虫になり、さらに増えた成虫が卵を産みつけるなど大量発生する恐れがあります。

コバエが発生してしまったら

コバエは種類によっては大量発生する恐れがあるため、見つけ次第すぐに駆除するよう努めましょう。ここでは、コバエを駆除する方法について紹介します。

殺虫剤を使用する

コバエを素早くまとめて退治したい場合は、こちらの殺虫剤がおすすめです。

フマキラー コバエワンプッシュ プレミアム

コバエワンプッシュ プレミアムは、コバエに向かって直接噴射すると、羽ばたき防止効果ですぐに落下します。捕獲器では取れにくいコバエもワンプッシュでいなくなります。またゴミ箱や三角コーナーなどにスプレーしておけば、コバエの発生を約2週間(※)予防できます。

※ 使用環境により効果は異なります。

台所など殺虫剤が使えない場所には

台所など殺虫剤が使えない場所には

食品などを取り扱う台所に発生するコバエの駆除には、捕獲型のタイプがおすすめです。

フマキラー コバエ超激取れキューブ

コバエ超激取れキューブは、コバエの習性を徹底研究した「カタチと、香りと、色」の3つの特長でコバエを誘引。設置するだけで、面白いほどコバエが取れます。

  • カタチで誘う!

研究者が飛ぶ虫を捕らえる際に使用する罠「マレーズトラップ」を応用。上へ登る昆虫の習性を利用してキャッチします。開口部を増やした新形状の採用により、誘引成分が広がりやすくなりました。

マレーズトラップ方式とは?

昆虫には「負の走地性」(地面とは逆に上へ登っていく)という性質を持つ種類がいます。この習性を使ったトラップがハエ・ハチ類の生態調査などで広く用いられているマレーズトラップ方式です。網にとまった昆虫が上へ登っていき、最上部の容器に捕獲されます。

  • 香りで誘う!

コバエの好きなニオイである「特撰醸造酢」と「酒」を配合した強力誘引処方。香りに誘われて飛んできたコバエをしっかりキャッチします。

  • 色で誘う!

コバエの視覚を徹底研究。コバエを引き寄せる緑と黒の組み合わせ誘い込みます。

とにかくコバエを寄せつけないこと

コバエの発生を防ぐには、家の中をつねに清潔に保ち、コバエを寄せつけない環境を維持することが大切です。コバエが発生しそうな場所にあらかじめスプレーしておくことで、コバエの発生を予防します。

フマキラー コバエバリア

コバエバリアは、シナモンに含まれる有効成分「(E)-3-フェニルプロペナール」を配合した新処方。100%食品成分生まれでキッチンでも安心して使えます。新処方で2倍の持続効果を実現(当社従来品比較)。一度スプレーしておけば、2日間もコバエをシャットアウトします。コバエを寄せつけず、卵や幼虫にも作用してコバエの発生を予防。コバエに直接スプレーすれば殺虫もできます。

まとめ

コバエは発生する原因を知ることで、被害を減らすことができるようになります。見かけたときに放置しておくと増えやすいので、見つけ次第すぐに駆除できるように殺虫剤を購入しておくと便利です。

また、コバエは駆除すると同時に、発生源となるコバエが好む場所をつくらないように家の中を生活に保つなど、駆除と対策をセットで行うことがポイントです。

「For your LIFE」で紹介する記事は、フマキラー株式会社または執筆業務委託先が信頼に足ると判断した情報源に基づき作成しておりますが、完全性、正確性、または適時性等を保証するものではありません。