ハーブを楽しむ!栽培からハーブティーの楽しみ方まで

ハーブを楽しむ!栽培からハーブティー楽しみ方まで

ハーブ…日本でもすっかり定着した言葉ですが、まだまだハーブと名前の植物があると思っている人も少なくありません。ちなみに、ハーブとは人の役に立つ植物の総称名で、多くは芳香性がある西洋薬草のことを言います。

しかし、流通業界ではハーブという言葉を使うと植物が売れることから、最近では「花を楽しむハーブ」「クラフトを楽しむことができるハーブ」といった使われた方をされていることもあります。そのため、ハーブティーがカラダにいいからといってハーブとして販売されているものを飲用して中毒になってしまう事故などもあるようです。

また、最近はハーブとアロマセラピーなどで使われるエッセンシャルオイル(精油)は、抽出して販売されているエッセンシャルオイルと栽培されているハーブの香りが違うため、全く別ものだと思い込んでいる人もいますが、アロマセラピー等で使われるエッセンシャルオイルの多くは、ハーブが原料として使われていることも知っておくといいでしょう。

そこで今回は、ガーデニングスターターでも育てやすいハーブティーにオススメのハーブについてまとめることにしました。

ハーブ栽培の基礎知識

ハーブといっても、その種類は数限りなくあります。そのため、まずはどんな風に利用したいのかを考えてからハーブを探すといいでしょう。ハーブの中には、タネから比較的に育てやすいものもあれば、挿し木、苗から育てるほうがいいものがあります。

ハーブによっては、思いがけないほど大きく成長するものや、木になるものなどイロイロあります。そのため、育てる場所やコンテナの大きさなども考えてから栽培することが大切になります。もちろん、ハーブによっては日光が大好きなものもありますが、種類によっては半日陰のほうがよく育つものもあります。

また、ハーブの中には原産地では1年を通して栽培や収穫を楽しむことができますが、日本では夏の暑さや冬の寒さに耐えることができず1年草扱いになっているものも少なくありません。そのため、ハーブを栽培したいと思ったら、まずはそのハーブがどんな植物なのかを知り、植物名から栽培方法を調べることをオススメします。

初心者でも絶対に育ててみたいティーハーブ4選

初心者でも絶対に育ててみたいティーハーブ4選

ハーブティーにオススメのハーブを栽培してみましょう。

ミント類

ミント類

ハーブティーの代表といえばミントです。ミント類の多くはシソ科の多年草でとにかく色々な種類があります。日本で比較的よく知られているものは、ペパーミント、オーデコロンミント、オレンジミント、アップルミント、パイナップルミント、スペアミントなどがあります。

いずれのミントも春~秋まで楽しむことができます。冬場は、上部は枯れてしまいますが根は残っているので春先に芽吹き、地下茎でドンドン増えるため非常に繁殖力があります。そのため、とても育てやすいのですが、根から特有の香りをだし、他の植物を枯らしてしまうこともあるので地植えの場合は注意も必要です。

ミントをタネから育てたい場合には、冬以外なら基本的には発芽しますが、4月~6月、9月~10月頃にタネを撒くのがいいでしょう。

初心者の場合は、タネからよりも園芸店などで苗を購入して栽培するほうがお手軽です。苗の選び方は、株元から何本も芽が出ているしっかりした株がベスト!地面の近くの下葉の裏をみて斑点状に変色している場合は害虫がいる場合もあるので注意が必要です。苗は、真冬と真夏を避ければいつでも植え付けることが可能です。地植えでもコンテナ栽培でもどちらでも育てることができます。

生育旺盛なのでコンテナ栽培の場合には大きめの鉢を選ぶといいでしょう。また、ミント同士でも種間交雑をしてしまうので、1鉢1品種で栽培することをオススメします。

用土は、市販の園芸用の土を選ぶか、ハーブに適した肥料が入っているハーブ専用培養土がオススメです。肥料は、配合肥料のなかでも、葉を元気に育てることができるN(窒素)が多めのものがいいでしょう。

害虫や病気が発生した場合には、早期発見、早期駆除が大切です。野菜やハーブにも使用可能な農薬を選ぶといいでしょう。農薬の中には、自然成分から作られているものもあるので成分などを店頭で確認して選ぶといいでしょう。どうしても農薬を使いたくない場合には害虫は手で取るか潰す、病気の場合は感染している部分を切り取り様子を見るといいでしょう。

ミント類 – ハーブティーの楽しみ方

ハーブティーに利用する時は、葉を摘み取りあらく刻んで利用します。ポットに生葉を適量入れ熱湯を注ぐと美しい色のハーブティーを楽しむことができます。他のハーブとブレンドすることもオススメです。また、葉を乾燥や冷凍することで保存することができます。

生葉をフルーツなどと一緒に水に入れておけば、流行のデトックスウォーターを作ることもできます。

レモングラス

レモングラス

見た目はススキそっくりのイネ科のハーブです。葉にレモンのような香りがあり、ハーブティーだけでなく、エスニック料理の香りづけなどに使うことができます。

レモングラスはタネから育てるよりも、苗から育てることをオススメします。苗は初夏から店頭に並び、夏に大きく成長します。地植えでも、コンテナでも育てることができます。生育が旺盛なハーブですので、大きめのコンテナで栽培するといいでしょう。

葉が茂ってきたら、葉の平らな部分を切り取って収穫することができます。暑さには強いハーブですが、寒さには弱いため、沖縄以外では冬は室内管理に切り替えます。地植えの場合は霜に当たらないように、藁を敷くなどして防寒することで冬を越すことも可能です。

用土は、市販の園芸用の土を選ぶか、ハーブに適した肥料が入っているハーブ専用培養土、あるいは野菜の土がオススメです。こちらも肥料は、配合肥料のなかでも、N(窒素)が多めのものがいいでしょう。

水やりは、地植えの場合は根づいた後、ほぼ水やりは不要。コンテナ栽培の場合は、鉢土の表面が乾いたら鉢底から水があふれるぐらいたっぷり与えるようにしましょう。

レモングラス – ハーブティーの楽しみ方

ハーブティーを楽しむ場合は、適量のレモングラスを切り、蓋付きの容器に入れ数分煮立てて抽出する方法と、ポットにレモングラスを入れて湯を注ぎ抽出する方法があります。ストレートでも楽しめますが、ミント類、レモンバーム、レモンバーベナなどのハーブとブレンドすることもオススメです。また、緑茶とのブレンドもオリエンタルティーとして人気があります。

収穫したレモングラスは乾燥保存ができますが、日数が経過すると色が退化し、香りも悪くなるので早めに使うようにすることをオススメします。

レモンバーベナ

レモンバーベナ

ハーブは草のようなものばかりではなく、このレモンバーベナのように木になるものも少なくありません。レモンバーベナは、アルゼンチン、チリ、ペルーが原産の落葉低木で、原産地では高さ3メートルになる場合もあります。日本には、明治末に香水木という名前で輸入され、とにかくその香りの良さが魅力です。葉からレモンのような香りがし、6~8月で、茎の先端に房状にいくつもの白い花が咲きます。

タネから育てることもできますが、苗や挿し木から育てるほうが初心者にはオススメです。苗はハーブ専門店やインターネットなどで買うことができます。また、レモンバーベナの木を栽培している人がいる場合には、一枝分けてもらい挿し木をするのもいいでしょう。

挿し木は、5~7月中旬か、9~10月が発根しやい季節です。枝を先端から10~15cmの長さに切り、先端の方の葉を2~3枚残し、他を切り落とし、切り口を水に1時間以上浸けたものを赤玉土(小粒)やバーミキュライトなど清潔な土に挿すといいでしょう。やや明るい日陰で、土が乾かないよう水やりをして管理し2~3週間後に発根したら、地植えやコンテナに植え替え育てます。

レモンバーベナを育てるポイントは日当たりと風通し。栽培をはじめて1年目の冬は、室内に取り込んだ方が安心ですが、木が育てばそのまま越冬させることも可能です。落葉樹ですので冬場は葉が落ちますが春になると芽吹きだします。

用土は、中性からややアルカリ性の土を好みます。コンテナ栽培では、市販のハーブ用培養土に少し苦土石灰を土に混ぜてから使うといいでしょう。

水やりは、レモンバーベナは乾燥が好きな植物なのでコンテナでは、土が乾いてから水やりをします。地植えの場合は頻繁な水やりは不要です。

生育期は肥料が不足すると葉の色が悪くなることがありますので、5月と8~9月に1回ずつ、ゆっくりと効く緩効性肥料や液肥などを与えることがオススメです。

レモンバーベナ – ハーブティーの楽しみ方

ハーブティーを楽しむ場合には、生葉を摘み取りポットに入れて熱湯を注ぎます。葉を保存したい場合には、乾燥や冷凍保存をすることができます。ちなみにレモンバーベナは、「ハーブティーの女王」とも呼ばれ、フランスでは、ベルベーヌティーとして代表的なハーブティーのひとつになっています。

レモンの香りが、神経を落ち着かせて、明るい気分にさせてくれることから、鎮静作用、頭痛や偏頭痛にも効果があるとされています。また、ノンカフェインなので就寝前にリラックスティーとしても親しまれています。

レモンバーム

レモンバーム

ハーブティーのなかで良く使われ、ハンガリーでは赤ちゃんのためのお茶として知られているのがレモンバームです。レモンバームは、ミント類と同じシソ科のハーブですが、やや日陰を好み、レモンに似た香りがするのが特徴です。別名ではメリッサ、和名ではコウスイハッカ(香水薄荷)、セイヨウヤマハッカ(西洋山薄荷)、地方によっては便所薄荷などとも呼ばれています。

栽培はタネからでも、苗からでも育てることができます。タネから育てる場合には、3~5月か、9~10月にタネを撒くといいでしょう。

用土は、水はけの良い、アルカリ性~中性がオススメです。市販のハーブ用培養土を利用するとよいでしょう。

水やりは、湿り気のある土を好みむので、土の表面が乾いてきたら、たっぷりと水を与えるようにしましょう。乾燥した状態が続くと、葉っぱが黄色く変色してしまうので注意が必要です。

レモンバーム – ハーブティーの楽しみ方

ハーブティーを楽しむ場合には、生葉を摘み取りポットに入れて熱湯を注ぎます。葉を保存したい場合には、乾燥や冷凍保存をすることができます。

最後に

いろいろな種類があり、楽しみ方もバリエーションがあるハーブ。今回はハーブティーにぴったりのハーブの栽培方法をお伝えしました。是非育てて、楽しんでみてくださいね。


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