2019年6月8日 | お役立ち情報
マリッジブルーの定義とは?マリッジブルーの症状とその対処法
よく聞く「マリッジブルー」という言葉。結婚を控えている人が陥る幸せな悩みだと思っている人も少なくないでしょう。ですが、マリッジブルーは実際に自分がなってみないと分からない辛さがあります。そして、多くの花嫁を悩ませているのも事実です。最悪、婚約破棄という事態になることも。
何故なるの?どうやって抜け出すの?これはマリッジブルー?もしあなたが悩んでいるのだとしたら、ぜひ読んでみてください。今回は、マリッジブルーの定義や症状、マリッジブルーの対処法をアドバイスいたします。
マリッジブルーとは?
待ち焦がれた結婚式。幸せの絶頂のはずなのに、近づくにつれて漠然とした不安にかられてどんどん憂うつになっていきます。このようにマリッジブルーは、精神的な症状であるため、はっきりとは定義できません。
しかし、この憂うつから逃れるために結婚破棄という最悪なケースになる可能性もあります。
マリッジブルーの症状
「憂うつである」「気分が落ち込む」「イライラする」など、マリッジブルーは情緒不安定になるため「抑うつ状態」に似ています。心とからだの両面に渡って生命力が低下してきて、さまざまな身体症状も現れてきます。もちろん、すべての人に同じ症状が出るとは限りませんが、主な症状が下記になります。
精神的症状
まず「何かとイライラする」「何かと悲しくなる」など感情の落ち込みが多くを占めます。次に「彼とケンカをすることが多くなる」「彼に会いたくない」「彼につらく当たってしまう」などパートナーに向けての感情の変化も。さらに「結婚に気が乗らない」「結婚を辞めたい」などの結婚への躊躇する感情を持つこともあります。
興味や喜びの喪失もマリッジブルーの大きな特徴です。今まで楽しいと感じていたことが急に楽しくなくなります。そして、何がしたいのか分からなくなり、物事に対して興味も湧かなく、活動する意欲がなくなります。
- 気分が憂うつで何もする気が起こらない
- 美味しいものが美味しいと感じなくなる
- 意味もなく涙が出る
- 上手く笑えなくなる
- イライラする
- 不安感が消えなく、落ち着かない
- 彼の言動が気に障る
- 自分や彼に対する不満が増す
- 彼にやさしくできない
- 結婚への意欲がなくなり、迷いがある
- 時間が過ぎていくことでモヤモヤが募ってくる
このようにさまざまな症状があり、いくつも重なって出ると状態も重くなります。
肉体的症状
精神的なストレスが続くと、体調不良にまでなることがあります。結婚のことを考えると食事が進まなくなったり、反対にストレス由来の過食になったりすることもあります。
その他にも、
- 強いだるさや疲労感が続く
- 頭痛や胃痛・腹痛など身体の痛み
- 飲食をすると気持ち悪くなる
- 寝付きが悪く、睡眠が浅い
このように、マリッジブルーが深刻になるにつれ、身体にも影響が出てきます。そうなるととてもつらいですよね。そこで、原因や対策法を理解しておくと気持ちが楽になることもあるでしょう。
マリッジブルーの原因は?
マリッジブルーの原因は、結婚に関することで生じる精神的ストレスです。今まで望んで行おうとしている「結婚すること」が、いざ現実的なものとして直面すると、さまざまな不安や葛藤が生まれるのもごく自然なことでしょう。
さらに、結婚式の準備などで多忙になり疲労も加わってきます。心身が不安定になるのも必然的なことなのです。マリッジブルーの原因は数え切れないほどあります。その中でもストレスとなる原因として多いものをいくつか上げていきます。
結婚準備のストレス
結婚準備は決めることもやることも山ほどあり、期間も限られています。そのため時間に追われ忙しい毎日になります。その焦る気持ちのイライラがストレスとなり、爆発してしまうのもしかたのないことです。
結婚後の新生活への不安
結婚は、女性の生活環境が大きく変わる可能性があります。
- 家族と違う名字、そして違う家族の人になる
- 住み慣れた実家を離れて暮らす
- 仕事を辞める
- 一人の自由がなくなる
このような環境変化に対する不安や寂しさは、強いストレスになります。
家庭をもつ責任への不安
「ちゃんと家事ができるか」「よい妻になれるか」「子供を産んで、しっかり育児できるか」など、不安と責任のプレッシャーがストレスになります。今まで一人で自由に決めてきたことも、二人で暮らすと相手の意思も尊重しなければいけません。
家庭をもつということは、お互いに責任をもつということです。いろいろ考えていると「結婚すること」が憂うつになってきます。
理想への執着
今まで結婚が「愛と幸せ」という夢のようなフワフワとしたイメージだったものが、いざ現実的になってくると彼の気づかなかった部分も見えてきます。
そして、長所だと思っていたものが短所に思えてきて、相手への不安や不信感を抱くことになります。「本当にこの人でよかったのだろうか?」「もっと理想の人との出会いがあるのでは?」などと考えてしまうとキリがありません。
新しい家族との関わり
結婚すると彼の両親や親戚など新しい家族や親族ができます。家族が違うと考え方や価値観、習慣も違います。「彼の家族とうまく付き合っていけるのだろうか」という不安と「良い嫁にならなければ」というプレッシャーは大きなストレスになります。
マリッジブルーの時期と期間
マリッジブルーの時期として一番多いのが「結婚式の準備が始まった頃」です。やはりいろいろなことが具体的になり始めると、現実に直面することになります。しかし、何がきっかけでマリッジブルーになるかは、人それぞれではっきりとはいえません。
「プロポーズの感動が落ち着いた頃」「相手の親にあいさつに行ってから」「結婚式準備のピーク時」「結婚式の前日」「婚姻届を出す直前」などさまざまです。やはり、人生の節目である結婚という一大イベントに気持ちがついていかなくなると、マリッジブルーに陥りやすくなります。
マリッジブルーの期間は、1ヶ月くらいが圧倒的に多いようです。「あれってマリッジブルーだったのかも?」と結婚後に自覚した人もいたりします。深刻に考えないで、時間の流れに身を任せることも一つの手段であるかも知れませんね。
マリッジブルーの対処法
それでは最後に、マリッジブルーの対処法をご紹介します。
不安な気持ちをため込まないで聞いてもらう
マリッジブルーになる人の特徴として、悩んでいることを人に打ち明けられず、自分だけで思いつめてしまう傾向があります。ネガティブになっていないか客観的に見ることが大切です。
彼と話し合って気持ちを理解してもらう
マリッジブルーになるとイライラして、彼とも意見の相違からケンカが絶えなくなってしまいます。そういうときは、はっきり「マリッジブルーでつらいの」と言ってしまいましょう。そして、自分の気持をすべて伝えて理解してもらえれば、あなたの心もきっと楽になるでしょう。
実は、男性にもマリッジブルーはあるのです。「相手を養っていけるのか?」「自分が家庭を持って支えていけるのか?」「自分だけの時間がなくなる」など、真面目に考えているからこそ重圧は女性よりも大きいものです。彼とじっくり話し合い、お互いを認め合うことも大切なことでしょう。
一度、結婚式から離れてみる
結婚式の準備はいろいろあって、心も身体も疲れているものです。しばらく忘れて自分の好きなことをしてリフレッシュすることも効果的でしょう。
自分が選んだ道だから信じて覚悟を決める
結婚前には、彼を選んだ自分の判断に自信を持てなくなることもあります。そんなときに「自分自身で妥協した」という経験者の声も少なくありません。二人の生活が始まると、二人で困難を乗り越えていくことで信頼が生まれて、彼のことが今以上に大切な存在になっていくでしょう。
時間が解決してくれるのを待つ
マリッジブルーは、きっと時間が解決してくれるはずです。「悩んでいるのは自分ひとりだけではない」と考えて、残りの独身生活の日々を大切に過ごしていれば、いつの間にか不安も消えているかも知れません。焦らないでも大丈夫。ゆっくり進みましょう。
マリッジブルーは7割以上の花嫁が経験あり
大事なことは、たまってしまったストレスを発散することです。それぞれストレスの発散方法は違います。自分に効果的なストレス発散方法を見つけて、ため込まないようにこまめに発散してしまいましょう。
マリッジブルーは誰にでも起こる可能性のある風邪のようなもの。多くは一過性のものであり、必ず抜け出せます。今だけのことだと考え、前向きに。結婚式の日のあなたは、きっと幸せいっぱいの笑顔でしょう。