2020年 桜の開花予想

気象庁によると、2020年は全国的に冬の気温が平均並みか高い見込みで、また、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態は春まで続く可能性が高いと予想しています。桜の開花には冬の気温と春の気温が影響しますが、この暖冬が桜の開花を早めるのか遅ら
せるのか気になる季節となりました。
今回は2020年の桜の開花予想について調べてみました。

※エルニーニョ現象/ラニーニャ現象
エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。逆に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれ、それぞれ数年おきに発生します。ひとたびエルニーニョ現象やラニーニャ現象が発生すると、日本を含め世界中で異常な天候が起こると考えられています。

桜の開花は休眠打破(きゅうみんだは)から

前年の夏から秋にかけて桜の花芽(かが)が作られ、冬になると休眠に入り一旦成長が止まります。その後、一定期間冬の低温にさらされると、低温によって花芽が休眠から目覚めます。これを休眠打破と言います。

休眠から目覚めた花芽は、春の気温の上昇とともに生長して3月~5月にかけて開花します。桜の開花は、休眠打破の時期と休眠打破後の気温によって決まります。
休眠打破が早く、その後の気温が高くなれば開花時期は早くなり、逆に休眠打破が遅く、その後の気温が低くなれば開花時期は遅くなります。桜の開花には、春の暖かさだけではなく、冬の寒さも必要なのです。

「標本木(ひょうほんぼく)」で開花宣言

桜の開花は、標本木と言われる桜の木の花が咲いた状態から判断されます。標本木の花が5~6輪咲いた状態が「開花」と判断され、開花宣言が発表されます。さらに、約8割以上が開花した状態が「満開」となります。

ソメイヨシノは1本の原木から増殖

桜の開花予想の標本木の品種はソメイヨシノで、全国的に多い最も代表的な品種です。ソメイヨシノは、江戸時代後期に野生種のオオシマザクラとエドヒガンを掛け合わせて開発された園芸用の品種で純日本の桜です。

現在全国で見られるソメイヨシノは、この時期に開発された一本の原木から接ぎ木や挿し木で増えていったものです。開花時期は3月中旬頃から5月上旬頃で、満開の時期は地域によって差があり、開花後約1週間で満開となり、満開の期間は約5日間です。桜の開花は、一般的に標高が100m高くなるごとに約2~3日遅くなります。

2020年の主な地域の開花予想

全国的には暖冬の影響があるようですが、主な地域の開花予想日をご紹介します。

東京 3月21日
名古屋 3月22日
福岡 3月22日
広島 3月23日
高知 3月24日
和歌山 3月25日
熊本 3月25日
静岡 3月26日
大阪 3月26日
京都 3月27日
鳥取 3月27日
鹿児島 3月28日
金沢 3月31日
福島 4月3日
仙台 4月4日
新潟 4月4日
長野 4月4日
青森 4月18日
札幌 4月24日

出典:ウェザーニュース

2020年の桜は、令和になってはじめての初桜となります。桜の開花時期は、暖冬などの影響により全国的に例年と比べて早まりそうです。日本の春を象徴する桜ですが、桜前線に合わせて全国の桜の名所めぐりも楽しいと思います。

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