2021年2月10日 | お役立ち情報
服のたたみ方を種類別に解説!簡単にたたむポイントや収納術も紹介
「服をうまくたためない」と悩んでいる人は少なくないようです。服を上手にたたむことができなければ、着ようとしたときシワになっている場合もあるでしょう。そのうえタンスの中は整頓されず、ムダな隙間ができて上手に収納できないかもしれません。
今回は、服の種類別のたたみ方や、たたむときのポイントについて解説いたします。後半ではおすすめの収納術もご紹介いたしますので、服を上手にたたんできれいに収納したい方はぜひ参考にしてください。
トップスのたたみ方
トップスをきれいにたたむコツは、見ごろを横の縫い目に沿って整えることです。また、両サイドを折り込むときは、タグを目印に中央を確認し、折り込む位置を決めましょう。折り込むときは、手を添えることがポイントです。女性用の服に多い柔らかい素材のブラウスはクシャッとなりやすいものですが、手を添えることできれいに仕上がります。
Tシャツ
少しでもシワを防ぐために、手アイロンをかけながら折るとよいでしょう。また、縫い目に沿って袖を折り込めば、折りジワを減らすことができます。
- 背中側を上にして、シワを伸ばして広げます。
- 左側と右側から3分の1ずつ折り込みます。
- 袖を折り込み、長方形にします。
- 裾を首側に持ち上げて2つに折りたたみます。
- 収納のサイズに合わせ、さらに2つに折るか3つ折りにしましょう。
ワイシャツ
シャツはシワになりやすいので、ハンガーでつるす保管が理想的です。しかし収納場所がない場合は、手アイロンをかけながらシワにならないようにたたみましょう。
- ボタンをすべて留め、背中側を上にして広げます。
- 左袖の付け根で折り返し、袖の中心部分から袖口を上に折り返します。
- 肩幅の中ほど(後ろ見ごろの4分の1)で中心軸と平行になるように折り返します。
- 右側も同じ手順で折り返します。
- 裾を10cm程度折り返してから全体を3つ折りにします。
パーカー
- ファスナーがあれば閉め、背中側を上にして広げます。
- 左右の袖を内側に折ります。
- フードのシワを伸ばし、首の部分から内側に折ります。
- 全体を2つ折りにします。収納スペースに合わせてさらに2つ折りするか、くるくる丸めてもよいでしょう。
トップスは下敷きを使うときれいにたためる
どのような素材でも、下敷きを使えば簡単にたたむことができます。大きさもそろうため、収納しやすいというメリットもあります。下敷きを使ってたたむ方法をご紹介いたしますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
- 背中側を上にして広げます。
- 肩口に下敷きの上の辺が重なるように置きましょう。
- 両サイドを順にたたみます。
- 下敷きの幅に合わせて袖をたたみます。
- 下敷きの下の辺に合うように裾から折り返します。
- たたみ終わったら下敷きを抜き取ります。
ボトムスのたたみ方
ボトムスはできるだけハンガーにつるして収納したいものですが、クローゼットに余裕がないときはたたんで収納しましょう。旅行の際もたたんで持ち運ぶ必要がありますので、次の方法をお試しください。
デニム
- 上向きに広げて置きます。
- 脚の部分をそろえて半分に折ります。
- お尻の部分の出っ張りを内側に折り、長方形にします。
- 上下から3分の1ずつ折って3つ折りにします。ウエストの部分に重ならないよう、少しずらすとかさばりません。
スウェットパンツ
スウェットパンツは厚手のものが多いため、3つ折りにしてもスペースをとります。くるくると丸めて収納しましょう。
- シワを伸ばして縦半分に折りたたみます。
- 裾からくるくるとウエスト部分まで丸めていきます。
ロングスカート
- 中心から縦半分に折ります。
- 裾側の中心部分からはみ出した両端を真ん中に向けて折ります。
- スカートの幅に合わせてタオルを置き、ウエスト側からタオルを巻き込んで裾の方までたたんでいきます。
厚手のスカート
- 中心部分から縦半分に折ります。
- 横半分に折り、折り目にラップの芯のような筒状のものを挟みます。
※ラップの芯などを挟むことで、折りジワを防ぐことができます。
小物のたたみ方
靴下や下着類など、小物もきれいにたたんでおきましょう。小物は仕切りを使ってきれいに収納すれば、探しやすくて便利です。
靴下
靴下は、左右をセットにしておきましょう。ゴム口をクルッとひっくり返して、もう片方を探すことのないようにまとめている方も多いことでしょう。しかしこの方法では、ゴムが伸びやすくなってしまいます。靴下を長持ちさせるためにも、ゴム口が伸びない方法でたたむことをおすすめします。
おにぎり型
おにぎり型のたたみ方は、崩れにくいうえにゴム口が伸びません。
- 履き口を三角に折ります。
- 続けてパタパタと三角にたたんでいきます。
- 最後につま先を入れ込みます。
こんまり流
片付けコンサルタントとして活躍されている近藤麻理恵さんのたたみ方は、自立することがポイントです。「こんまり流」は立てて収納しやすく、コンパクトでゴム口も伸びません。
- かかと部分が平らになるように広げます。
- つま先側から3分の1の位置で折り、さらにもう半分折ります。
パンツ(男性用)
- 前側を下にして広げます。
- 収納ケースに合わせた幅になるように左右を折り込みます。
- ウエストのゴムの方から3分の1の幅で折ります。
- 股部分も同じ幅で折り、ゴム部分に差し込みます。
パンツ(女性用)
- 前側を上にして広げます。
- 端を3分の1の幅ずつ折りたたみます。
- ウエストのゴムの方から3分の1の幅で折ります。
- 股部分も同じ幅で折り、ゴム部分に差し込みます。
服をたたむときのポイント
服は、収納のしやすさや、次に着るときのことを考えてたたみましょう。服をたたむときのポイントについて解説いたします。
収納しやすいサイズにたたむ
服は収納場所に合わせたサイズにたたみましょう。服によってたたみ方を変えるとサイズがバラバラになり、きれいに収納できません。袖を内側に折りたたむときの幅、長さを2つ折りにするか、3つ折りにするかなどで、たたんだ後のサイズを調節することができます。
シワになりにくいたたみ方にする
服を着ようとしたらシワだらけで着られないということのないよう、シワになりにくいたたみ方をしましょう。先述のとおり、タオルや丸い筒状のものを挟むと、シワがつきにくくなります。また、くるくると丸めてたたむこともシワの軽減に効果的です。
アイロンがけをした後は湿気を取り除いてから
アイロンがけした衣類には、蒸気や熱が残っています。ハンガーにつるし、30分ほど置いて湿気を除いてからたたみましょう。
衣類の収納術
きれいにたたんだ衣類は、きれいに収納したいものです。おすすめの収納術をご紹介いたします。
立てて収納する
衣類は立てて収納しましょう。四角く同じサイズにたたむことで、収納ケースの中に立てて収納できます。たたんだときに輪になる部分を上にすれば、自立しやすく見た目もきれいで、どこにどの衣類があるか一目でわかるでしょう。立てる収納は出し入れしやすいため、きれいな状態をキープできます。収納スペースが広くて倒れやすいときは、ブックスタンドを活用することをおすすめします。
小物は仕切りを使う
丈の長い靴下、短い靴下、タイツ、下着など、小物にもさまざまな種類があります。仕切りを使えばそれぞれのアイテムに適した幅になるため、ぴったりフィットして立てて収納しやすくなります。何がどこにあるか一目瞭然なので、取り出すときも便利です。
ワイシャツは上下交互に収納
ワイシャツを収納ボックスに収納する場合は、襟が重ならないように注意しましょう。すべて同じ方向に積み重ねると襟側がどんどん高くなってバランスが悪く、シワの原因になることがあります。1枚ずつ向きを交互にすれば、平らな状態で収納できます。
押入れは収納ケースを活用する
奥行きの広い押入れやクローゼットは、上手に収納するのが難しいものです。引き出し式の収納ケースを活用すれば、奥側まで見渡すことができて便利です。収納ケースは同じもので統一すれば、見た目が整うだけでなく衣替えも簡単です。手の届きやすい場所には今着る服、手の届きにくい場所には季節外れの服を収納すれば、引き出しを取り替えるだけで衣替えができて快適です。
防虫剤を忘れずに
洋服ダンスやクローゼットには、防虫剤を入れましょう。フマキラー「サザン・ロング 洋服ダンス用 2+1本分」は、衣類にニオイがつかないタイプの防虫剤で、長期間保管した衣類も洋服ダンスから出してすぐに着られます。衣類が揮散口をふさがないので、12ヵ月間安定した防虫効果が持続します。大切な衣類を虫食いから守るため、ぜひお使いください。
また、外出時に着ていた衣類には、菌やウイルスが付着しているかもしれません。特に、簡単に洗えないコートやジャケットは、衣類用アルコール除菌スプレーで菌やウイルスを除去してから収納しましょう。フマキラー「アルコール除菌プレミアム ウイルシャット衣類用」は、衣類に付いた菌やウイルスをアルコールの力で99.99%除菌します。抗菌・抗ウィルスパワーは24時間持続し、臭いの原因となる菌の増殖を抑え、防臭・消臭効果を発揮します。速乾タイプで便利なので、「帰宅後の除菌スプレー」を習慣にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
衣類をきれいにたたむことができれば、洗濯物の片付けもはかどります。四角い形を意識してたためば衣類も自立しますので、収納場所のサイズに合わせてたたみましょう。シャツやボトムスを収納するときは、シワになりにくいように注意してたたんでください。
たたむ収納は、シワになりやすいことがデメリットといえます。しかしたたみ方に注意すれば、シワを抑えることも可能です。重ねて収納する場合は重いものを下、軽いものを上にして、次に着るときにできるだけシワのない状態で着られるようにしましょう。