2020年8月19日 | 感染症
アルコール除菌スプレーの使用に関する注意点
昨今、新型コロナウイルスの対策として急速に需要が高まっているアルコール除菌スプレーですが、誤った方法で用いられているケースが非常に多いことが分かりました。しっかりと効果を発揮させるため、正しいアルコール除菌スプレーの使用方法を理解しましょう。
コロナ禍におけるアルコール除菌スプレーの注目度
ニュース番組等で、病院・飲食店・電車・タクシーなど複数の人が出入りする場所、触れる箇所に頻繁にアルコール除菌スプレーをかけ、拭き取っている光景を見た方も多いと思います。またご家庭内でも、家族が触れるドアノブやスイッチ、テーブルやイス、ぬいぐるみ、おもちゃなどにアルコール除菌スプレーをかけているという方も多いでしょう。
普段からウイルス除去のためにアルコール除菌スプレーを使用している方もいらっしゃいますが、新型コロナウイルスの影響でさらに多くの方々がアルコール除菌スプレーを使用する機会が増えました。アルコールだけではなく、物に付着したウイルスを死滅させるには以下のような方法があります。
- 80度以上の熱水に10分間さらす
- 塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を使用する
- 界面活性剤を使用する
など
【参考】厚生労働省|新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について
このようにいくつかの方法があるものの、やはり先述したようにアルコール除菌のニーズは大きく、現在も対象製品の品薄状態が起こっているところもあります。
アルコール除菌スプレーの使用で注意すべき点
先ほど、多くの事業者やご家庭などでアルコール除菌スプレーの使用頻度が高まっていることに触れましたが、使用に際していくつかの注意点があります。それぞれ見ていきます。
噴霧直後は拭き取らない
ほとんどの場合、アルコール除菌スプレーを対象物に噴霧後、すぐに拭き取ってしまうという状況が見受けられます。残念ながらこれは間違った使用方法になります。
アルコール除菌スプレーは、対象物表面に液が接触している時に効果を発揮するため、噴霧直後に拭き取ってしまうと十分な効果を得ることができません。これは当社フマキラー製品だけでなく、他社製品や次亜塩素酸ナトリウムを使用した製剤も同様です。拭き取る場合は、10〜30秒ほど経ってから拭き取る、もしくは使用する布の側にも十分にスプレーし、濡らした状態で拭く必要があります。
火の気があるところでは使用しない
アルコールが含まれているため引火のおそれがあります。火の気のあるところでは使用しないでください。また使用の際には換気すること、アルコールに弱い人やアレルギー症状やかぶれ等を起こしやすい人は、液に触れたり吸い込んだりしないよう十分注意しましょう。
噴霧する物や素材に注意
コンセントやスイッチなど通電性のある箇所への直接噴霧は避けましょう。またワックスを塗ったフローリング、ニスを塗った家具、ソファなどの革製品への使用は素材を傷めてしまう可能性があるため避けましょう。
フマキラー除菌製剤
フマキラーのアルコール除菌製剤には、アルコールだけでなく、抗菌持続成分であるGSE(グレーブフルーツ種子エキス)が含まれており、この成分はアルコールが揮発した後も対象物の表面に残り、後から来たウイルスにも効果を発揮し続けます。
インフルエンザウイルスに対して実施した自社試験では、「アルコール除菌プレミアム ウイルシャット」は1週間後、「キッチン用 アルコール除菌スプレー」「ウイルシャット ノンアルコール除菌プレミアム」は1日後でもウイルスを99.9%(検出限界)除去することが実証されています。この効果をしっかりと持続させるためにも、噴霧後拭き取らず、抗菌成分を対象物に残しておくことが重要となります。
発酵アルコールとアルカリイオン水、天然抗菌成分GSE(グレープフルーツ種子エキス)の3つの力で、アルコールだけでは効きにくいウイルスや細菌をすばやく強力に除去。塩素を一切使用していない無色透明のスプレーで、刺激臭や脱色もなく、キッチンやトイレまわり、介護現場などにも使えます。
天然成分からつくられたこの除菌&消臭剤は、たっぷり噴霧できるトリガーで、シンクやダイニングテーブルなど広い範囲にもムラなくスプレー。細菌やウイルスを99.99%除去(※すべての菌・ウイルスを除去できるわけではありません)できるので、キッチンをいつでも清潔に。食器洗いのスポンジや三角コーナーの除菌にも効果的です。
天然抗菌成分GSE(グレープフルーツ種子エキス)に、除菌・抗菌効果をサポートするアルカリ成分を組み合わせた特許申請中のパワフル処方(※すべての菌・ウイルスを除去できるわけではありません)。原材料のすべてが食品成分、しかもアルコールを一切使用していないため、手肌にやさしく、お子様やペットのまわりでも安心してお使いいただけます。
最後に
感染予防のためには、身の回りの物に対してこまめな除菌、ウイルス除去を行うことは非常に有効ですが、「除菌、ウイルス除去したつもりが実際はできていない」状態で生活することは、かえって感染リスクを高めてしまうことにもつながります。
ぜひともアルコール除菌スプレーの正しい使用方法を実践し、大切な命と暮らしを守るためにお役立てください。