2020年7月28日 | 園芸・ガーデニング
庭掃除・お手入れ方法をまとめて紹介。毎日の掃除からしっかり掃除まで!
抜いてもすぐに伸びてくる雑草や、掃いてもいつの間にかたまっている落ち葉など、庭掃除に関する悩みは季節によってさまざまです。しばらく放っておくと、どこから手をつければよいのかわからない状態になってしまいます。
そこで今回は、庭掃除・お手入れに必要な道具や、「掃除に最適な頻度は?」「掃除のときにでてくる虫をどうにかしたい!」という疑問や悩みの解決法、庭掃除・お手入れの方法をまとめて紹介します。
庭掃除って何をすればいいの?
一概に庭掃除と言っても、具体的にはどんなことをする必要があるのでしょうか?ここでは最も大切な3つの作業を紹介します。
雑草を抜く
雑草を放置しておくとどんどん根を張ってしまい、簡単には引き抜けなくなります。雑草がぼうぼうと生えていると陽当たりも悪くなり、虫が発生する原因にもなります。
落ち葉を掃除する
落ち葉の季節、イチョウの葉がひらひらと舞い落ちる様子は、とても風情のある光景です。しかし、庭に落ち葉がたまってくるとそれを楽しむどころではなくなります。そのまま放置しておくと、雨樋や排水溝が落ち葉で詰まり、水も流れなくなってしまいます。
また、風が落ち葉をまき散らし、ご近所の迷惑にもなりかねません。さらに、降り積もった落ち葉の下は日当たりが悪いうえに湿度も高く、さまざまな虫が発生するようになります。
木の枝を剪定する
庭にミカンや柿の木、松などの植木がある場合は、定期的に剪定するようにします。見た目もよくなるうえに、密集している枝葉がなくなり日当たりや風通しがよくなります。さらに、不要な枝葉を取り除くと必要な部分に栄養が集中し、樹木の生長も促されます。また、木の枝が自分の敷地からはみだすとご近所トラブルにつながる恐れもあるので、十分に注意しましょう。
庭掃除に必要な道具
庭掃除に必要な道具は、竹ぼうきなどが一般的ですが、ほかにはどのようなものがあると便利でしょうか。ここでは、庭掃除に必要な道具について紹介します。
竹ぼうき
落ち葉や枯れ葉、その他ゴミを集めるときなど、1本あると便利です。
熊手
竹ぼうきで掃除をすると、その下の土まで集めてしまうことがあります。しかし熊手を使うと、集めたい落ち葉だけを効率よく掃除することができます。
テミ
造園業で使用する道具で、大型のちり取りとして大量の落ち葉などを集めるときに便利です。
ブロワ
強い風が吹き出し、落ち葉を飛ばして集めることができます。掃除機のように吸い込み機能のあるタイプは、「吹く・吸い込む」作業を1台で行うことができ、とても便利です。充電式のコードレスタイプだと、さらに掃除が快適になります。
庭掃除の方法
先ほど庭掃除の主な作業には「雑草を抜く」「落ち葉を掃除する」「木の枝を剪定をする」と説明しましたが、ここではそれぞれの作業ポイントについて紹介します。
雑草対策
雑草を生やさないためには、抜きやすい(根が強力にならない)うちに抜くのが一番です。ただ、風や鳥・昆虫などによって運ばれた種が地面の中(土壌)に残っていると、水分と日光がそろうだけで、雑草はしぶとく生えてきます。そこで雑草が好まない土壌に変えてしまうという方法も効果的です。
砂利を敷き詰める
土の上に砂利を厚めに敷き詰めることで、日光が種に届くのを防ぎます。庭に砂利を敷くと歩いたときに音がするため、防犯対策としてもおすすめです。砂利の上を歩くときは、下の地面を露出させないよう気をつけましょう。種が発芽して、雑草が生えてくる恐れがあります。
防草シートを敷く
砂利を敷き詰める際、下に防草シートを敷いておけば、砂利の隙間から雑草が生えてくるのを防ぐことができます。
レンガを敷き詰める
砂利の代わりに、土の上にレンガを敷き詰めるという方法もあります。レンガを敷くことで種の発芽を防ぎます。庭の雰囲気をおしゃれに大変身させる効果もあります。
落ち葉を集める
雨で落ち葉が湿っていると、葉っぱがくっついて上手に集めることができません。ブロワを使っても葉っぱは舞い上がらず、竹ぼうきだと泥だらけの落ち葉を集めることになってしまいます。落ち葉掃除は、晴れの日が続いて落ち葉が乾いた状態のときに行うのがベストです。
落ち葉掃除に使用する道具は、「竹ぼうき」「熊手」「ブロワ」などです。それぞれ、掃除する場所に合わせてチョイスすると、作業がスムーズになります。
竹ぼうき
先端部分は細い竹で、丈夫かつしなやかなつくりになっているので、コンクリートなど固い地面にある落ち葉を集めるのに適しています。
熊手
大きな手のような形をした先端部分で、効率よく落ち葉を集めます。熊手は竹でできたものやプラスチック製のものなどがありますが、いずれも比較的軽くて扱いやすく、芝生の上など柔らかい場所にある落ち葉を集めるのに適しています。
ブロワ
ブロワのあるご家庭はそれほど多くないと思いますが、落ち葉掃除にはとても便利なアイテムです。竹ぼうきや熊手が入りにくい狭い部分の落ち葉を、強力な風で舞い上げます。特に、溝などにたまった落ち葉を集めるのに適しています。
テミやちり取り
集めた落ち葉を、テミやちり取りを使ってゴミ袋に入れます。
不要な枝を剪定する
庭木の剪定には、剪定ばさみのほかに、高いところを作業するための脚立があると便利です。剪定では、次のような枝を切り落とします。
- 枯れ枝:枯れている枝
- ひこばえ:木の根元から出ている枝
- 下り枝:地面に向かって伸びている枝
- 絡み枝:他の枝に干渉している枝
- 逆さ枝:木の幹側に向かって伸びる枝
庭掃除の疑問
「庭掃除はどのくらいの頻度ですればいいの?」「庭に出る虫をどうにかしたい!」など、ここでは、庭掃除の疑問について解説します。
どのくらいの頻度でする?
抜いてもすぐに生えてくる雑草は、とてもやっかいな存在です。特に春から夏にかけては生育がよいことから、1~2週間に一度くらいを目安に行うようにしましょう。
虫対策はどうすればいい?
庭掃除をするとき、虫への対処に悩む人は多いのではないでしょうか。そこで、嫌な虫を退治するフマキラーの殺虫粒剤「カダンお庭の虫キラー誘引殺虫粒剤」を紹介します。
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庭に発生する蚊を退治するためには、庭掃除の際、水たまりにまくだけで蚊の発生を防ぐ薬剤「フマキラーボウフラ退治」がおすすめです。
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手入れの行き届いたきれいな庭で、気持ちのいい毎日を!
庭に虫が発生して困るのは、掃除が行き届いていないためであることも多いものです。雑草が伸びていたり、枝葉が密集して日当たりが悪くなったりすると、蚊などが集まってきます。また、じめじめした落ち葉の下は、ダンゴムシたちの絶好の住みかにもなるでしょう。
庭をきれいに保つことで虫の発生を防ぐことができますし、何より気持ちがよいものです。こまめなお手入れを心がけて、心地よいガーデンライフをお楽しみください。