夫婦喧嘩の仲直り方法!知っておきたい「無視する心理」と「喧嘩の原因」への対策

夫婦喧嘩の仲直り方法!知っておきたい「無視する心理」と「喧嘩の原因」への対策

夫婦喧嘩してしまうことは、決して珍しい事ではありません。
20代から60代夫婦の喧嘩に関する調査では、「喧嘩しない」と答えたのは、わずか10%にとどまっているようです。

つまり、ほとんどのケースで当たり前のように夫婦喧嘩は起こってしまうということでしょう。

ですが、夫婦げんかの頻度が多すぎる家庭は、ちょっと考え方をお互いに見直した方が良いかもしれませんね。ここでは夫婦喧嘩の深層心理に迫っていきましょう!

無視してしまう心理とは

無視してしまう心理とは

思い通りにならない

夫婦喧嘩でよくある抵抗が「無視」。
無視してしまう心理として、「どうせ言っても思い通りにならないだろう」という考えが働いています。

「言ったところで、3日後ぐらいには忘れられている」
「何回言っても直らない」
「言うのが疲れる」

こういった心理が働き、次第に無視するケースが多くなる夫婦もいます。
しかしこういった夫婦でも振り返ってみると、おそらく新婚だった頃は色々な事に対し、お互い意見を言い合っていたのではないでしょうか。

しかし、次第に相手の言っていることをどうしても許容ができない部分が出て、反抗したり、抵抗したりします。
繰り返しこういった行動に出ると、相手も次第に強く言うのが嫌になってきて無視してしまうことがよくあります。

無視する状況になってしまうと、夫婦仲もさらに悪くなって改善が難しくなります。

喧嘩になるぐらいなら相手をしたくない

無視する状況になる前は、心に傷が残ってしまうぐらいの大きな喧嘩をしていたのではないでしょうか。
その経験が頭に残り、「ああいったしんどい思いをするなら、もう無視して相手にしない方が良い」という心理が働いている可能性が高いです。

無視は「争いごとをしたくない」という心理の表れ。
特にお互い共働きの場合、「家に帰ってまで喧嘩して体力を消耗したくない」という夫婦も多いです。

それなら無視して、相手を刺激しないようにするのが良いという発想が強くなります。

この状況から仲直りを考えるなら、相手を叱ったり、注意するような仲直りはやめましょう。
結局溝が深まってしまうだけです。

まずは無視している相手に、「自分に悪いところがあったら直すから話をしようよ」、などと声をかけましょう。

「自分に非がある」という言い方がベスト。
「自分にも非がある」という言い方だと、火に油を注ぐことになりますから注意しましょう。

関わりたくない・興味がない

長期の冷戦状態になって、無視する期間が長くなると危険信号です。
こういった状況では、すでに相手に対して嫌悪感が強くなっています。

「できるだけ相手と関わりたくない」、「相手に対して興味がなくなっている」という心理状況になっている可能性が高いです。

こういった時は、何を話しかけてもなかなか心を開いて打ち解けようとしてくれません。
こうなってしまったら直接ではなく、間接的な優しさを伝えて徐々に距離を縮めていきましょう。

例えば、

  • 玄関掃除をしてあげる
  • 風呂掃除をしてあげる
  • ご飯を作ってあげる
  • 後片付けをしてあげる
  • 布団を敷き直してあげる
  • 誕生日や記念日のプレゼントをさりげなく置いておく

何でもいいので、「助かるな」、「嬉しいな」と感じる行動を行って、気が利く一面を見せることが大切です。
そして、こういった行動を起こしても、「洗ってあげたよ」、「作ってあげたよ」、「買ってあげたよ」などと恩着せがましいことを投げかけないことがポイント。

間接的に優しさを伝えることで、無視する気持ちも薄れていくはずです。

育ちの違いと割り切る

育ちの違いと割り切る

食事

夫婦げんかは「育ちの違い」によって起こることがほとんどです。
その代表的な例は食事。

ご飯の内容や食べ方、後片付けなど様々な場面で夫婦間トラブルは起きやすいです。

よくあるシチュエーションは下記のようなケース。

妻「夕ごはんは何が食べたい?」
夫「なんでもいいよ」
妻「今日は野菜炒めにしたよ」
夫「野菜か~、本当は肉が食べたかったな・・・。」
妻「何でもいいって言ったじゃん!」
夫「まさか肉が全然ないとは思わなかったからさ・・・。」

こういったケースはよくあるのでは。
また食事は育った環境によって味つけも違うので、特に新婚当初は奥さんの作ったものがあまり美味しいと感じられないケースもよくあります。

味について直接的に言ってしまうと「「せっかく作ったのにもう作らない!」と気を悪くしてしまいます。
ただ、指摘しないとその味が続いてしまうので、誉めつつもちょっと指摘してみましょう。

「この味も好きだけど、もうちょっと味が濃い方が個人的には好きかな」、などと若干遠回しに言うのがベストです。

片付け・掃除

これも夫婦げんかが起こりやすい要因の一つ。
育ちの違いや性格面の差が出やすい部分です。

例えば普段よく使うものは、いちいち押入れなどにしまわず部屋に出しっぱなしというケースもあるのでは。

しかし、「その方が使いやすい」と思う人もいれば、「出しっぱなしにしているのはだらしない」と思って片付けて欲しいと考える人もいます。

こういったケースでは、どちらかが妥協しなければ一生解決しないでしょう。
自分の中で習慣づいていないものは、なかなか直すのが難しいですけどね。

ちなみにこのケースでは子供目線というのも考えて、「毎回押し入れにしまう」のがベストでしょう。

だらしない物の管理をしていると、それが子供にまで伝染してしまう可能性がありますからね。

ちなみにこういった時に例えば、「妻がいないときは別に物片さなくてもいいや」と考える夫がいます。
しかし、こういった考えはNG。

いずれボロが出て、奥さんがいるときでも出しっぱなしにしてしまうでしょう。
再び喧嘩の元になってしまうので、一度決めたルールはしっかり守っていきましょう。

子供のしつけ

子供のしつけ

これも夫婦間で喧嘩が生まれやすい事柄の一つ。
「自分が育った環境こそ正しいもの」と思っている人が多いので、自分の考えを押し付け、妻(または夫)の理解を得られないことが多々あります。

自分の育った環境を基本に考えるのも良いですが、互いの良いところは尊重しあって取り入れようという考えが大切。
育った環境だけでなく、新しいルールを2人で作っていこうという考えがあれば、衝突も減ります。

どういった育て方をするのも自由ですが、

  • 他人に迷惑をかけないこと
  • あまり厳しく縛り付けないこと
  • ある程度大人になってからは子供の意志を出来るだけ尊重すること

などは意識したいですね。

夫婦喧嘩を無くす対策とは

夫婦喧嘩を無くす対策とは

「夫(または妻)と違うのは当たり前」と思い込む

夫婦間で考えに差異が生まれるのは、ある意味必然のこと。
違う環境で育ってきていれば、物事の考え方に違いが出るのは当然です。

どうしても妥協できない部分以外は、できるだけ相手の考えを尊重することが大切。
「あなたの家庭ではそうやってやるのが当たり前だったのね」、と寛容な気持ちで受け入れられれば、夫婦喧嘩もおのずと少なくなるはずです。

特に同棲もせず、新婚生活がスタートすると「改めて相手はこんなことを考えていたのか」と思うことが多々あります。
そういったことをいちいち真に受けないで、「そういった考えもあるのね」と客観的な視野を持つとストレスもなくなります。

2人のルールを作る

どちらか一方の意見だけを押し通すのはよくありません。
互いの妥協点を見つけて、2人だけのルールを作れば、夫婦げんかもなくなります。

例えば、

  • ゴミ出し、トイレ掃除、土日の子供の世話は旦那さんの仕事
  • 買い物、洗濯、料理は奥さんの仕事

土日の買い物は旦那さんにも手伝ってもらうなどとルールを作っていきましょう。
ルールを作っていき、どちらかに負担がかからないようにすれば問題ありません。

ここで注意したいのは「実家の時はこんな感じだった」という意見。
あくまで実家は実家です。
新しい家庭になったら新しいルールがあると考えるべきです。

客観的な第三者の意見を聞く

家庭内の日常生活では特に問題がなくなっても、新たな問題に直面したとき、夫婦喧嘩が発生してしまうことがあります。

例えば、

  • 子供がいじめられてしまった
  • 隣人トラブルに巻き込まれてしまった
  • 子供の進路のことで揉めてしまった

新たな問題が生まれたとき、これまでに解決した経験がないので、お互いの意見が衝突して喧嘩になってしまうことがあります。
こういった場面に直面した時は、すぐその場で結論を出そうとせず、第三者の意見を聞いてみましょう。

自分の親でも良いですし、同じような状況に陥ったことがある友達でも良いでしょう。
「こんなことがあったんだけど、どう思う?」と話し、第3者に話し、意見を募りましょう。

できれば複数名に聞いた方が良いです。
その意見の中で多く集まったものを実行すると、うまくいくことが多いです。

決して夫婦間だけで答えを出さなければいけないというわけではないので、多くの方からアドバイスをもらって答えを導き出しましょう。

まとめ

ここでは夫婦間に起こる様々な問題点や対策について紹介してきました。

トラブルが起こったら、とにかく早めに話し合いをしましょう。
溝が深くなってしまうと取り返しがつかなくなり、最悪離婚なんてことも・・・。

現在、年齢別の離婚率をみると24歳以下の割合が最も多くなっています。
まだまだ考え方が未熟で、お互いの意思を尊重することができない年齢。

逆に言うと、結婚生活が長くなればなるほど離婚率も下がります。
ある程度お互いのことが分かり合えるようになれば、夫婦げんかもおのずと少なくなるはずです。

夫婦仲があまり仲良くないという方は、上記対策をぜひ実践してみてください。

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