2024年10月10日 | お役立ち情報
セルフ式ガソリンスタンドの使い方!給油完了までの手順と注意点を解説
昔はフルサービス式のガソリンスタンドがほとんどでしたが、現在はセルフ式が主流です。車に乗る機会が少ない方や、免許を取って間もない方は、セルフ式のガソリンスタンドの使い方が分からず困っている方がいるのではないでしょうか。実際に使ったことがない方は、使うことに不安や抵抗があるかもしれませんが、手順を知れば決して難しくはありません。
本記事では、セルフ式ガソリンスタンドの使い方について、ガソリンスタンドに到着してから給油完了までの手順を解説いたします。フルサービス式とセルフ式の違いや、利用時の注意点などもお伝えいたしますので、ぜひ参考にしてください。
ガソリンスタンドのフルサービス式とセルフ式は何が違う?
フルサービス式のガソリンスタンドでは、誘導から給油、会計まですべてスタッフが行いますが、セルフ式は利用者がすべて自分で行います。フルサービス式とセルフ式の違いを「サービス」「料金」「スタッフによる営業」「営業時間」の4項目で比較します。
サービスの違い
フルサービス式のガソリンスタンドに行くと、停車位置までスタッフが誘導してくれます。誘導に従って停車したら、油種と給油量を「レギュラー満タンで」などのように伝えるだけです。会計の際もスタッフにクレジットカードや現金を渡すだけなので、車から降りずにすべてが完了します。給油中は窓ふきや灰皿のゴミ捨て、タイヤの空気圧チェックなどのサービスがあります。
一方、セルフ式は利用者がすべて自分で行わなくてはいけません。車から降りて操作パネルを操作し、自分で給油口にノズルを差し込んで給油します。窓ふきなどのサービスもありません。
料金の違い
セルフ式ではスタッフによるサービスがないため、人件費を抑えられることからフルサービス式に比べて料金が安く設定されています。給油だけできればよい方は、セルフ式が向いています。少し料金が高くても、スタッフに給油してもらった方が安心な方は、フルサービス式を選んだ方がよいでしょう。
スタッフによる営業の有無
フルサービス式のガソリンスタンドでは、車検や洗車、パーツの交換などをスタッフに勧められることがあります。営業をされるのが苦手な人は、セルフの方が気楽に利用できるでしょう。
営業時間の違い
フルサービス式ガソリンスタンドは、定休日や営業時間が決まっています。セルフのガソリンスタンドは、基本的に年中無休で24時間営業が多いため、深夜や早朝でも利用できます。
セルフのガソリンスタンドに行く前にチェックすること
セルフのガソリンスタンドに初めて行くときは、次のことを確認しておきましょう。
給油口の場所
ガソリンスタンドでは、給油機側に給油口を向けて停車するため、給油口が左右どちらに付いているか確認しておく必要があります。国産の自動車であれば、給油口の大半は助手席側に付いていますが、メーカーや車種、年式によって異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
燃料計の給油機マークの横にある◀は左側、▶は右側を意味しますので、忘れてしまった場合はこの部分を確認すると分かります。
給油口の開け方
給油口のカバーの開け方は車種によって異なり、レバーの場合とスイッチの場合があります。場所は運転席のハンドルの下あたりや運転席シートの右下あたりなどです。事前に確認しておきましょう。
燃料の種類
車種によって給油する燃料の種類が決められているため、使用する燃料がレギュラー、ハイオク、軽油のどれなのか確認しておくことも大切です。燃料の種類が分からない場合は、車検証の「燃料の種類」の欄を調べると記載されています。
「ガソリン」と記載されていれば、基本的には「レギュラー」か「ハイオク」のどちらでも構いません。ハイオクとは「高オクタン価ガソリン」のことで、レギュラーよりもノッキングなどの不具合を抑えられます。車検証や給油口付近に「無鉛プレミアム」などの記載があれば、ハイオクを選んだ方がよいでしょう。特に指定がなければ、基本的にレギュラーを選んで問題ありません。
ガソリンを指定されている車に軽油を入れたり、反対に軽油を指定されている車にガソリンを入れたりすると故障の原因になるため注意しましょう。
セルフ式ガソリンスタンドの使い方
近年はスタッフが給油を行うフルサービス式のガソリンスタンドが少なくなり、代わりにセルフ式ガソリンスタンドが増えています。セルフ式を利用する場合、スタッフによる停車場所の誘導もないため、自分で入るレーンを選び、給油から支払いまですべて自分で行います。初めての場合は不安になるかもしれませんが、慣れると難しくはありません。もし困ったときはスタッフに聞けば教えてもらえます。
それでは、セルフ式ガソリンスタンドを利用する手順をご紹介します。
1.給油機の横に停車する
ガソリンスタンドに入ったら、車を給油レーンに入れて給油口に合わせて停車します。給油機と車が平行になるように停めましょう。
2.給油口を開け、エンジンを停止して降車する
車内に気化したガスが入るのを防ぐため、窓を閉めてエンジンを切ります。給油口のカバーを開けてから車を降りてドアを閉めましょう。
3.操作パネルで支払方法、給油の油種・量を選択する
操作パネルで支払方法や油種、給油量を選びます。支払方法は現金・クレジットカード・電子マネーなどから選べます。油種はハイオク・レギュラー・軽油から、給油量は満タン・数量指定・金額指定から選択可能です。ポイントカードの読み込みができる場合もあるので、画面の指示に従って操作しましょう。
現金で支払う場合、どのくらいの金額がかかるか分からなければ、少し多めの金額を入れておきましょう。満タンを選択しても、入れたお金以上の給油はできません。差額は給油後にお釣りで調節されます。
4.静電気除去シートをタッチし、給油キャップを開ける
給油操作時は火気厳禁です。静電気の火花による火災を防ぐため、静電気除去シートに触れておきましょう。給油口のフタをしっかり開くと給油キャップがあります。給油キャップは手で開けましょう。
5.選択した油種のノズルを給油口に差し込み給油する
ノズルはハイオクが黄色、レギュラーが赤、軽油が緑の3色に色分けされています。どのお店でも3色の色分けは共通なので、間違えないようにしましょう。
選択した油種のノズルを給油口にしっかり差し込みます。レバーを握ると給油が始まります。ノズルの先端にはセンサーが付いていて、満タンになると感知し、自動的に給油がストップする仕組みです。給油量や金額を指定した場合も、規定量を給油すれば自動的に止まります。給油中にレバーを離して給油が止まってしまっても、再度握れば給油が始まるので心配いりません。
セルフの給油に慣れていないと、レバーをしっかり握って勢いよく給油するのは不安かもしれません。しかし、満タンを感知するノズルは勢いよく給油する方が止まりやすい仕組みなので、奥まで差し込んでしっかりレバー握るのが安全に給油するコツです。
6.停止したらノズルを戻し、キャップ・カバーを閉める
給油が終わったら、ノズルを元の場所に戻します。このときレバーを押してしまうと燃料が出てしまうため、レバーに手をかけないようにしておきましょう。給油キャップとカバーは忘れずに閉めておきます。
7.精算する
現金払いの場合は給油完了後に精算します。支払方法は、精算機で支払う方法と店内カウンターで支払う方法の2種類です。精算機で支払う場合、最初にお金を入れておき、給油完了後におつりを受け取ります。店内カウンターで支払う場合は、給油機から出たレシートを持って店内のカウンターで支払います。
ガソリンスタンド利用時の注意点
ガソリンスタンドはガソリンや軽油などの危険物を取り扱っているため、利用する際は注意すべきことがあります。ガソリンスタンド利用時の注意点を解説します。
喫煙しない
ガソリンスタンドは火気厳禁なので、喫煙やライターの使用はやめましょう。
給油しながら携帯電話を触らない
携帯電話やスマホを使用すると、電磁波や静電気で引火の恐れがあります。また、給油中に通話や操作すると、注意がそれて吹きこぼれなどのリスクもあります。給油しながら携帯電話を触らないようにしておきましょう。
給油時はエンジンをかけっぱなしにしない
給油時はパーキングブレーキをかけ、エンジンを切っておきましょう。エンジンがかかっているときは、ガソリンが燃焼(気化)している状態です。気化したガソリンが車内に滞留すると、ライターの使用などで引火する危険性があります。給油するときは、ドアや窓も閉めておきましょう。
注ぎ足し給油はしない
規定量になると給油は自動的に停止します。まだ入りそうだからといって注ぎ足して給油すると、給油口からあふれることもあります。注ぎ足し給油は危険なのでやめましょう。
キャップを閉め忘れないように注意する
給油後にキャップを閉め忘れるケースがあります。キャップの閉め忘れは引火の可能性があるため注意しましょう。キャップは「カチカチ」と音がすれば、きっちり閉まったサインです。最後に給油口のカバーも忘れずに閉めましょう。
車内の虫よけで快適なドライブを
行楽シーズンは車でのお出かけが楽しい季節ですが、車内に侵入する虫に悩まされることもあります。そこでおすすめなのが、フマキラー「虫よけバリア クルマ用」です。助手席側のサンバイザーに挟むだけで車内の虫よけができるため、置き場所が必要ありません。
フラワーモチーフの華やかなデザインなので、車内のインテリアにこだわる女性におすすめです。無香料で車の芳香剤と香りが混ざり合う心配もありません。車内への虫の侵入を防いで、快適なドライブを楽しみましょう。
まとめ
セルフのガソリンスタンドを始めて利用するときは不安でしょうが、慣れると決して難しくはありません。フルサービス式のようなサービスはありませんが、人件費を削減できるため、料金は安く抑えられています。
最近のガソリンスタンドはセルフ式が主流となっているため、給油の手順を知っておくと安心です。セルフといってもスタッフが常駐しているため、分からないことや困ったことがあれば質問できて安心です。基本的にどのガソリンスタンドでも同じ手順なので、本記事でご紹介した方法を参考にしてセルフ給油にチャレンジしてください。