全国の桜の名所・観光地まとめ。日本のお花見スポットをまとめて紹介!

全国の桜の名所・観光地まとめ。日本のお花見スポットをまとめて紹介!

桜の開花に合わせて花見をしたり、桜の名所を訪れたりしたいとお考えの方は多いのではないでしょうか。日本全国にはどのような桜の名所があるか気になっている方も多いでしょう。

本記事では、全国の桜の名所や観光地をご紹介します。桜の開花時期に合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。各名所の魅力や楽しみ方もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

北海道の桜の名所

北海道の桜の開花時期は、例年4月下旬〜5月上旬頃です。北海道の桜の名所を2カ所ご紹介します。

【函館市】五稜郭公園

【函館市】五稜郭公園

我が国最初の西洋式城塞・五稜郭は、25.2ヘクタールの五稜郭公園として整備されています。桜の開花時期は例年4月下旬〜5月上旬頃で、ソメイヨシノを中心に1,500本の桜が咲き誇る道内屈指のお花見スポットです。

五稜郭タワーの展望台からは、星形の五稜郭跡をピンク色に縁取った美しい桜の景色を楽しめます。お花見シーズンは夜間のライトアップも行われるため、昼間とは違う幻想的な桜を楽しんではいかがでしょうか。

五稜郭タワーの展望料金は大人1,000円、中・高校生750円、小学生500円です(2024年3月現在)。

参照元:五稜郭タワー「料金・営業時間

【松前町】松前公園

約248,000平方メートルの広さを誇る松前公園には、およそ250種10,000本の桜が植えられています。毎年4月下旬〜5月上旬には松前さくらまつりが開催され、多くの人で賑わいます。早咲き、中咲き、遅咲きと次々に開花し、1ヶ月にわたって花見が楽しめる桜の名所です。

公園内には松前城や寺町、観光施設「松前藩屋敷」など見どころが多く、生きた桜図鑑「桜見本園」が造られています。高台の第二公園からは、公園全体と津軽海峡の眺望を楽しめます。

東北の桜の名所

東北では、例年4月中旬〜5月上旬に桜が見頃を迎えます。東北の桜の名所を2カ所ご紹介します。

【青森県弘前市】弘前公園

青森県の弘前公園はソメイヨシノを中心に枝垂れ桜、八重桜など52種類約2,600本の桜が咲き誇ります。日本三大夜桜の一つに数えられる桜の名所です。日本最古級といわれる二の丸のソメイヨシノは、旧藩士の菊池楯衛が1882(明治15)年に寄贈したものです。

ソメイヨシノの寿命は60〜80年といわれていますが、弘前公園には樹齢100年を超えるソメイヨシノもあり、管理技術は日本一と称されています。弘前さくらまつりの時期はライトアップを実施し、弘前城天守と夜桜の美しい景色を楽しめます。

【福島県喜多方市】日中線しだれ桜並木

喜多方駅と熱塩駅を結んでいた旧日中線跡地を整備し、およそ3kmにわたり約1,000本のしだれ桜が咲き誇る日中線しだれ桜並木。壮大なスケールの桜並木は桜のトンネルとして親しまれています。4月には開花時期に合わせて喜多方さくらまつりが開催され、下旬頃にはライトアップが実施されます。

関東・甲信越の桜の名所

関東の桜の見頃時期は例年3月下旬〜4月上旬、甲信越の見頃は4月上旬〜下旬頃です。関東・甲信越の桜の名所を3カ所ご紹介します。

【東京都千代田区】千鳥ヶ淵緑道

【東京都千代田区】千鳥ヶ淵緑道

千鳥ヶ淵緑道は皇居外濠沿いの700メートルに及ぶ遊歩道で、ソメイヨシノをはじめとする260本もの桜が植えられています。見頃は例年3月下旬から4月上旬頃です。

お堀には区営の「千鳥ヶ淵ボート場」があり、ボートに乗車して水上から桜を眺める楽しみ方もできます。観桜期のボート利用料は30分800円、60分1,600円です(2024年3月現在)。

さくらまつり期間中は幻想的なライトアップで夜桜を楽しめます。

【参照元】千代田区「千鳥ヶ淵ボート場

【埼玉県幸手市】幸手権現堂桜堤(県営権現堂公園)

県営権現堂公園は4カ所の公園で構成されていますが、その中の4号公園である幸手権現堂桜堤は、約1,000本のソメイヨシノが約1kmにわたって咲き誇る桜の名所です。堤の周辺の菜の花とのコントラストが美しい場所です。

例年の見頃は3月下旬〜4月上旬で、開花時期に合わせて幸手桜まつりが開催されます。最寄駅の東武日光線「幸手駅」からは徒歩で40〜50分かかりますが、権現堂までは駅からバスが運行されていて、桜まつり期間中は臨時の直行バスも運行されます。

【新潟県上越市】高田城址公園

高田城址公園は徳川家康の六男・松平忠輝公が築いた高田城の跡に整備された公園で、全体が新潟県の史跡に指定されています。東京の上野恩賜公園、青森の弘前公園とともに、日本三大夜桜に数えられる桜の名所です。

広大な敷地やその周辺にはソメイヨシノを中心とした約4,000本の桜が咲き誇ります。夜はライトアップされた高田城三重櫓とぼんぼりに照らし出された桜が水面に映り込む美しい光景を楽しめます。

東海・北陸の桜の名所

東海の桜の開花時期は3月下旬〜4月上旬、北陸は4月上旬〜中旬頃です。桜の名所を2カ所ご紹介します。

【愛知県岩倉市】岩倉五条川

【愛知県岩倉市】岩倉五条川

岩倉市を南北に流れる五条川沿いには、約1,300本を超える桜が植えられています。満開になると川面を覆うように咲き誇る姿は圧巻です。例年の見頃は3月下旬〜4月上旬で、多くの花見客が訪れます。岩倉桜まつりの期間中はライトアップされた幻想的な桜を楽しめます。

【福井県福井市】足羽川桜並木

福井市の中心部を流れる足羽根川の堤防は2.2kmにわたって約600本の桜並木が広がる桜の名所です。とくに花月橋周辺はソメイヨシノの大木が並び、満開の時期はピンク色の壮大な桜のトンネルくぐりが楽しめます。ふくい桜まつり期間中はライトアップも行われるため、夜桜を楽しめます。

近畿の桜の名所

近畿の桜の開花時期は3月下旬〜4月中旬頃です。近畿の桜の名所を2カ所ご紹介します。

【京都府京都市】醍醐寺

醍醐寺は874年に創建された世界文化遺産で、200万坪の広大な境内には国宝の五重塔や金堂などが立ち並んでいます。太閤・豊臣秀吉が「醍醐の花見」を催したことでも知られる桜の名所です。かわづ桜、しだれ桜、ソメイヨシノ、山桜、八重ザクラと約3週間にわたり約700本ものさまざまな桜が咲き誇り、三宝院の太閤しだれ桜や霊宝館の醍醐大枝垂れ桜など、多数の見どころがあります。毎年4月の第2日曜日には醍醐の花見の故事にならい「豊太閤花見行列」が催されます。

拝観料は季節によって異なり、春季(3月20日〜5月GW最終日まで)の拝観券(三宝院庭園・伽藍・霊宝館庭園の3カ所)は大人1,500円、中学・高校生は1,000円です(2024年3月現在)。

【参照元】醍醐寺「拝観時間/料金

【大阪府大阪市】大阪城公園

大阪城公園は、大阪城を中心に広がる緑豊かな公園で、園内には約3,000本の桜が植えられている関西屈指の桜の名所です。なかでも天守閣の西に位置する西の丸庭園には300本のソメイヨシノやシダレザクラが植えられていて、観桜ナイターの期間中は夜9時までライトアップされた夜桜を楽しめます。観桜ナイターの入園料は高校生以上が350円です(2024年3月現在)。

【参照元】大阪城春まつり2024「施設・主催イベント

西の丸庭園には大阪府の桜の標本木も設置されており、大阪で開花が観測された日と同日にカラーライトアップで天守閣を桜色に照らします。また、玉造口には遅咲きの八重桜が植えられているためシーズンの最後まで桜を楽しめます。

中国・四国の桜の名所

中国・四国では例年3月下旬〜4月上旬頃に桜の見頃を迎えます。中国・四国の桜の名所を4カ所ご紹介します。

【岡山県津山市】津山城(鶴山公園)

津山城は本能寺の変で討死した森蘭丸の弟、森忠政が1616年に築城しました。岡山屈指の桜の名所で、天守閣から見下ろす桜の景色は圧巻です。津山さくらまつりの開催期間中は津山ホルモンうどんなどのご当地グルメが楽しめるほか、夜間のライトアップが実施され、津山城と桜が幻想的な光景を見せてくれます。入場料は大人(中学生以上)310円です(2024年3月現在)。

参照元:岡山観光WEB「津山城(鶴山公園)

【山口県岩国市】錦帯橋

岩国市の錦帯橋は、日本を代表する木造橋で約340年の歴史があります。春になると錦川湖畔の約1,500本のソメイヨシノが咲き誇り、錦帯橋を桜色に彩ります。例年の見頃は3月下旬〜4月上旬です。この期間はライトアップが行われ、錦帯橋と夜桜の幻想的な光景を楽しめます。

【愛媛県松山市】松山城

松山城は江戸時代以前に建てられた天守が今も残る現存12天守のうちの一つです。標高132mの山頂に本丸があり、中腹に二之丸、麓に三之丸が置かれ、桜の開花シーズンはそれぞれに桜が咲き誇って一帯が美しいピンク色の桜景色となります。

桜の見頃は3月下旬〜4月上旬で、ソメイヨシノを中心に早咲きのツバキカン桜や遅咲きのオオシマ桜、シオガマ桜、ボタン桜など約200本の桜を比較的長い期間楽しめます。

松山城天守観覧券は大人520円、小人(小学生)160円で、ロープウェイ・リフトの乗車は往復券が大人520円、小人(小学生)260円、片道券が大人270円、小人(小学生)140円です(2024年3月現在)。

【参考元】松山城「料金・営業案内

【香川県高松市】栗林公園

「お庭の国宝」と称され、国の特別名勝に指定されている栗林公園は枝垂れ桜、サトザクラ、オオシマザクラ、ヤマザクラなど多種多様な品種の桜が約300本植えられているので、長く見頃が続きます。桜の開花時期に合わせて夜間のライトアップが行われているので夜桜も楽しめます。入園料は大人410円、小人170円です(2024年3月現在)。

【参考元】栗林公園「ご入園・ご利用案内

九州地方の桜の名所

九州では例年、3月下旬〜4月上旬頃に桜の見頃を迎えます。九州の桜の名所を2カ所ご紹介します。

【福岡県福岡市】西公園

【福岡県福岡市】西公園

福岡市のほぼ中央に位置する西公園は1881(明治14)年に公園として整備され、園内の展望広場からは博多湾や能古島、志賀島を望むことができます。福岡県内では唯一「日本さくら名所100選」に選ばれている桜の名所です。春にはソメイヨシノを中心にヨウコウザクラやヤマザクラなど約1,300本の桜が咲き誇り、多くの花見客で賑わいます。開花時期にはさくら祭りが開催され、ライトアップも行われます。

【大分県竹田市】長湯温泉しだれ桜の里

くじゅう連山の麓にある長湯温泉しだれ桜の里は、地域の住民とNPO法人がしだれ桜の名所を作るために15年の歳月をかけて完成した公園です。5万平方メートルの広大な敷地には6種類(大漁桜・コマツオトメ・八重紅しだれ・ヨウコウザクラ・オモイカワザクラ・八重桜)、約2,600本の桜が咲き誇ります。なかでも300本のしだれ桜は西日本一の規模です。見頃は例年3月中旬〜4月初旬頃で、入園料は大人(12歳以上)500円、小人(6歳〜11歳)300円です(2024年3月現在)。

参照元:長湯温泉しだれ桜の里

近くには珍しい炭酸泉が湧く長湯温泉(ラムネ温泉)や、日本名水百選に選ばれた竹田湧水群などもあり、観光を楽しめます。

まとめ

本記事では日本全国の桜の名所をご紹介しました。例年の開花時期もご紹介しましたが、気温が暖かい日が多ければ開花が早まるため、開花日が大きく変動する年もあります。今年の予測開花日を参考にして、桜の名所を訪れてみてください。

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