お墓参りのお花選び

お盆の時期にお墓参りにする際は、ろうそくを立て、線香を焚き、お花やお菓子などをお供えしますが、この時に供え花のことはあまり意識したことはないかと思います。墓地の近所の花屋さんなどで購入したお花をお供えしているかと思いますが、実はお供え用の花や供え方にもマナーがあるようです。

今回は、お盆のお墓参りの必需品でもあるお花選びについてご紹介します。

花は五つのお供え物の基本の一つ

仏教ではお墓参りの際に、基本となる五供(ごく)をお供えして先祖や故人を供養します。五供とは、「花」「香」「灯燭(とうしょく)」「浄水」「飲食(おんじき)」の五つです。「花」は献花、「香」は線香、「灯燭」はろうそく、「浄水」は場を清める水、「飲食」は飲み物や食べ物です。

お花の選び方

五供の一つの花選びですが、一般的には長持ちする花や彩りを添える花が選ばれるようです。特に、お墓に供える花と言えば菊の花が思い浮ぶと思います。菊の花は伝統的に仏花として供えられてきた歴史があり、また日持ちがいい花として知られています。菊のほかには、カーネーション、アイリス、キンセンカ、スターチス、りんどう、グラジオラスなどが供え花として人気があります。但し、バラのようにトゲのある花や香りが強すぎる花、毒のある花などは、供え用には相応しくないとされています。

お花選びのポイントについてご紹介します。

色合いとバランス

大きな花と小さな花の色合いや組合せで、バランスをとったボリュームにします。色合いは、白を基調に赤や黄色を混ぜ合わせると華やかさが増します。また白に紫を加えると上品な仕上がりになります。全体的に3色か5色で組み合わせると美しい見栄えになります。

白、赤、黄色、紫、ピンクを中心に選ぶ

白、赤、黄色、紫、ピンクは人気の色です。例えば3色だと白、黄色、紫、5色だと白、赤、黄色、紫、ピンクを組合せます。タブーとされる色は特にありません。

主な花は、
白・・・・・ユリ・菊・スプレーマム・トルコキキョウなど
赤・・・・・菊・カーネーション・ケイトウなど
黄色・・・・ひまわり・キンセンカ・菊など
紫・・・・・トルコキキョウ・リンドウ・スターチスなど
ピンク・・・ガーベラ・カーネーション・グラジオラスなど

故人が生前好きだったお花を添える

故人が生前好きだったお花を選んで供えるのも、お花選びの一つです。

おすすめの花

お盆の時期にお供えするおすすめの花をご紹介します。

仏花に古くから用いられてきました。邪気を払うとされており、花びらがあまり散らず長持ちします。

リンドウ

釣り鐘のような形をした青紫色の花で仏花に人気の花です。

キンセンカ

濃い黄色や赤、オレンジといった暖色系の色の花でボリュームを出してくれます。

スターチス

花が長持ちで花びらも散らないことから仏花に用いられています。

トルコキキョウ

真っ白い花や紫に縁取られた花がよく用いられています。

アイリス


垂れ下がる大きめの花が特長です。

グラジオラス


グラジオラスは、水揚げがよく長く花を咲かせてくれます。

カーネーション

母の日のイメージが強いカーネーションですが、仏花によく用いられる花です。

お供えする際のマナー

お花を供える際には、いくつかのマナーがあります。

お花の向き

お花の向きには、仏様の方へ花を向ける「向上相(こうじょうそう)」、八方に花を向ける「向中相(こうちゅうそう)」、お墓参りする側へ花を向ける「向下相(こうげそう)」の3つがあります。お墓に供える場合には、お墓参りをしている側に向ける「向下相」が一般的です。

お供えするお花の本数

花の本数は奇数が一般的です。これは慶事には奇数がいいとされているからです。花はお墓の左右に供えるので2束で1対として用意します。花立のサイズに合わせて3本、5本、7本程度がいいでしょう。

お墓参りのお花選びは、色合いや色と大きさの組合せ、バランスなどを考えて選びます。また人気の花に拘らずに、故人が好きだった花をお供えするのも良いですね。先祖や故人への供養する気持ちがあれば、どんなお花でも供養の花になるでしょう。

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