長野ってどんなところ?長野県の文化・食べ物・お祭り・県名の由来などを紹介!

長野ってどんなところ?長野県の文化・食べ物・お祭り・県名の由来などを紹介!

47都道府県を順にご紹介するシリーズ、今回は「長野県」です。長野県は日本アルプス(飛騨山脈・赤石山脈・木曽山脈)が南北に連なり、「日本の屋根」と呼ばれています。白馬や志賀高原など人気が高いスキー場があり、1998年には冬季長野オリンピックが開催されました。

今回は、自然豊かな長野県の魅力をたっぷりお伝えいたします。

長野県とは

はじめに、長野県の基本情報をご紹介いたします。

県の位置

長野県は本州の中央部にあり、東経約137°〜138°、北緯約35°〜37°に位置します。隣接する県の数が日本一で、群馬県・埼玉県・山梨県・静岡県・愛知県・岐阜県・富山県・新潟県の8つの県に隣接する内陸県です。

県名の由来

長野県の県名の由来は、地形が関係しています。善光寺平(長野盆地)が長い傾斜地であったことから「長野」と呼ばれました。呼称の「長野」が地名になったのは、善光寺の門前町として栄えたからだといわれています。

長野県の文化

長野県の文化

長野県に伝わる文化のうち、主なものをご紹介いたします。

唱歌「故郷」

「兎追ひしかの山 小鮒釣りしかの川〜」と歌われる唱歌「故郷」は、長野県中野市(旧豊田村)出身の国文学者・高野辰之氏が作詞した歌です。「故郷」の歌詞に出てくる「かの山」とは中野市永江地区から見られる熊坂山や大平山、「かの川」は、永江地区を流れる斑川といわれています。

高野辰之氏は「故郷」のほかにも「春が来た」「朧月夜」などの作詞を手掛けていて、その功績を後世に伝えるため、中野市に高野辰之記念館が設けられました。

松本家具(松本民芸家具)

松本家具の誕生は安土桃山時代といわれています。長野県は良質な木材が豊富なうえに空気が乾燥しているため、家具作りに最適な環境です。主要な材料のミズメザクラは、硬くねばり強いため機械での加工が難しく、高度な技術を持つ職人の手によって美しく堅牢な家具に生まれ変わります。昭和51年に家具業界で初めて通産大臣から伝統的工芸品に指定されました。

木曽漆器

木曽漆器は塩尻の木曽平沢を中心に作られている漆器です。木曽の山々の良質な木材で作った木製品を丈夫にするため、漆を塗ったことが始まりといわれています。江戸時代の初めにはヒノキやサワラなどで作った奈良井の曲げ物が全国屈指の木製品として知られ、それらに漆を塗り重ねた木曽春慶塗などが多く製造されていました。

明治になると奈良井で錆土という良質な下地素材が見つかり、堅牢な平滑面を作れるようになったことから飛躍的な発展を遂げます。1975年には経済産業省の伝統的工芸品に指定され、2006年7月、奈良井宿の木曽平沢は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

長野県の食文化・有名な食べ物

長野県の食文化・有名な食べ物

続いて、長野県の主な食文化をご紹介いたします。

信州そば

冷涼な気候で米や小麦を栽培しづらい長野県では、高冷地に適した農作物としてそばが栽培されてきました。朝霧がかかる標高700m前後の高冷地では霧が霜からそばを守るため、おいしいそばができるといわれています。

「戸隠そば」は「霜下そば」とも呼ばれ、風味がよく冷たい水でしめられるため、喉越しのよいのが特徴です。

おやき

おやきとは、小麦粉とそば粉を水や湯で溶いて作った皮に、野菜や山菜などの具材を包んで焼いた長野県を代表する郷土料理です。上水内郡西山地域が発祥といわれ、小川村の縄文遺跡からは粉を練って焼いた跡が発見されています。

もともとは長野県北部の郷土食でしたが、現在は長野県全体の郷土料理として、県内のいたるところで販売されています。

野沢菜漬け

野沢菜漬けは、信州を代表する漬物です。野沢菜は霜に当たると甘く柔らかくなるため、11月以降寒くなるのを待ってから収穫されます。野沢温泉村では、温泉のお湯で洗う「お菜洗い」が行われ、1枚ずつきれいに洗ってから一石桶といわれる大きな桶で漬けられます。

野沢菜には浅漬けと古漬けがあり、浅漬けはきれいな緑色をしていますが、乳酸発酵が進んだ古漬けはべっ甲色です。古漬けは酸味が強いですが、独特の味わいがあり、炒めて食べることもあります。

いもなます

いもなますは、飯山市周辺に伝わる郷土料理で、江戸時代から食べられているといわれています。なますとは、食材を酢であえた料理のことで、おせち料理の紅白なますが有名です。飯山市などの北信地域は豪雪地帯なので、冬は新鮮な野菜が手に入らないことから、保存が可能なじゃがいもでなますを作るようになりました。シャキシャキした食感が特徴で、飯山市では今でも家庭で作られています。

おしぼりうどん

おしぼりうどんは、埴科郡坂城町周辺の郷土料理です。坂城町で収穫される「ねずみ大根」と呼ばれる大根は、辛みが普通の大根の2倍以上あります。ねずみ大根をすりおろして絞った「おしぼり」と呼ばれるしぼり汁に味噌を溶かし、ネギやかつお節などの薬味を加え、ゆでたてのうどんをつけて食べるのがおしぼりうどんです。

かなり辛い大根ですが、味噌を加えることで辛みが中和されます。おしぼりうどんは主に、ねずみ大根が収穫される冬に食べられます。

長野県の伝統的な祭り・行事

長野県の伝統的な祭り・行事

長野県に伝わる主な伝統行事や祭りは、次のとおりです。

御柱祭

御柱祭は平安初期から行われているといわれる諏訪大社最大の神事です。氏子たちが宝殿を造営し、社殿の四隅に御柱と呼ばれる樹齢200年ほどのモミの大木を曳き建てます。正式な名称は「式年造営御柱大祭」といい、7年に1度、寅年と申年に行われます。

まず4月に3日間かけて行われるのが、神林で伐採した御柱を里へと運ぶ「山出し」です。それから1ヵ月後の5月に行われるのが「里曳き」です。騎馬行列や花笠踊り、長持ち行列などが繰り広げられ、氏子と御柱は諏訪大社上社前宮・本宮、下社春宮・秋宮の各社へ向かいます。各神社で御柱の先端を三角錐に切り落とす冠落しを行うと、社殿の四隅に曳き建てられます。

長野びんずる

長野びんずるは、「市民総和楽・総参加」で盛り上がる長野市の市民祭りで、8月の第1土曜日に開催されます。200以上のグループが「連」といわれる単位で参加して踊る夏の風物詩です。「びんずる」とは、善光寺の木像「賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)」の名前に由来しています。

松本ぼんぼん

松本ぼんぼんは、松本市で毎年8月の第1土曜日に開催される夏祭りです。「連」と呼ばれるチームを組み、松本ぼんぼんのオリジナル曲に合わせて踊ります。「ぼんぼん」とは、女の子の伝統行事が由来です。踊りは審査され、祭りの終了時に各賞が決まり表彰が行われます。

上田わっしょい

上田わっしょいは、毎年7月の最終土曜日に開催される夏祭りで、「踊る!担ぐ!叩く!」をテーマに開催されます。自治会・学校・企業などの団体で連を作り、「わっしょい!」の掛け声とともに歌い踊ります。踊りは連独自のオリジナルな踊りを踊ることもできて、みこしを担いだり、太鼓を演奏したりする形での参加も可能です。

長野県の建築物・遺産

長野県の建築物・遺産

長野県の主な建築物や遺産は次のとおりです。

松本城

松本市の松本城は、現存する五重六階の天守の中で日本最古の城です。五重六階とは、外から見ると5階に見えるのに内部は6階になっている造りです。壁面の上部は白漆喰、下部は黒漆塗りで、白と黒の対比が美しさを醸し出しています。天守は国宝、城跡は国の史跡に指定されています。

松本城はもともと「深志城」という名前で、戦国時代は武田氏が拠点にしていました。1582年に織田信長が武田氏を滅ぼしたため、城主は小笠原氏へと変わり、城の名前も松本城と改められました。

松本城の天守は大天守(だいてんしゅ)、乾小天守(いぬいこてんしゅ)、渡櫓(わたりやぐら)、月見櫓(つきみやぐら)、辰巳附櫓(たつみつけやぐら)の5棟で形成されています。大天守、乾小天守、渡櫓は戦国時代末期に築造されましたが、月見櫓と辰巳附櫓が造られたのは江戸時代の初めです。大天守、乾小天守、渡櫓の3棟は、弓や鉄砲を放つための小さな窓を115ヵ所、石落を11ヵ所備えるなど、戦いを想定した備えをもっています。一方、平和な江戸時代に造られた月見櫓と辰巳附櫓には戦いのための備えがありません。戦国期と江戸期という性格の異なる時代の天守・櫓が結合した天守群をもつことが、松本城の特徴です。

住所:長野県松本市丸の内4番1号
公式サイト:https://www.matsumoto-castle.jp

善光寺

善光寺は1400年の歴史がある寺で、御本尊の一光三尊阿弥陀如来(いっこうさんぞんあみだにょらい)は日本最古の仏像といわれています。江戸時代になると「一生に一度は善光寺参り」と多くの人が参拝しました。念仏を唱えて一心に祈れば性別や身分を問わず、誰でも極楽浄土に導いてもらえる無差別平等の救済を説いたため、とくに女性の参拝者が多いことが特徴でした。近代になると交通網の発達によって参拝者が増加し、年間700万人の人が訪れます。

住所:長野県長野市大字長野元善町491-イ
公式サイト:https://www.zenkoji.jp

旧開智学校

明治6年、文明開化の時代に開校した旧開智学校は擬洋風建築です。明治9年に竣工し、昭和38年まで90年使用されていました。工事費には巨額な費用がかかりましたが、7割が地域の人々の寄付によってまかなわれています。令和元年、近代学校建築として初めて国宝に指定されました。

現在は耐震工事のため休館中で、令和6年秋以降の開館が予定されています。

住所:長野県松本市開智2-4-12
公式サイト:https://matsu-haku.com/kaichi/

県民の日

長野県には公式な県民の日はありませんが、2月7日は長野の日とされています。1998(平成10)年2月7日に長野県で長野冬季オリンピックが開催されたことを記念して、日本青年会議所北陸信越地区長野ブロック協議会が制定しました。

まとめ

美しい自然に囲まれた長野県は四季折々の楽しみ方ができます。有名なスキー場が多いので、冬はウィンタースポーツを楽しむために多くの人が訪れます。一方、夏は避暑地として人気です。

松本城や善光寺、諏訪大社など歴史的建造物が多く、おいしい郷土料理や特産のフルーツも豊富です。本州の中央部に位置し、大都市圏からのアクセスもよいので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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