「JAPANドラッグストアショー」とは?開催目的や参加するメリットを解説

「JAPANドラッグストアショー」とは?開催目的や参加するメリットを解説

JAPANドラッグストアショーとは、ドラッグストアやセルフメディケーションに関わる商品が一堂に集まる大規模な展示会です。

本記事ではJAPANドラッグストアショーの開催目的や参加するメリットなどについてご紹介します。2023年も開催されるため、興味がある方はぜひ参加してみてください。

JAPANドラッグストアショーとは

JAPANドラッグストアショーとは、ドラッグストアとその業界に関連する健康・美容・食品などの商品・システム・サービスを一堂に集めたアジア最大級の展示会です。一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)が主催しています。

出店業種は「ヘルスケア」「ビューティーケア」「フェムケア」「SDGs」「食と健康」「フーズ&ドリンク」「ライフケア」「ホームケア」「ペットケア」「エンジョイライフ」「ストア&ファーマシーソリューション」「その他」で、ゾーン別に自社の新商品や主力商品、サービスなどを紹介します。

JAPANドラッグストアショーの日程は商談日と一般公開日に分かれていて、ビジネスにも消費者にもアプローチできる展示会です。出展企業はブースの装飾や企画に工夫をこらしているため、大人も子どもも楽しめる内容です。入場無料ですが試供品のプレゼントもあるためお得感があります。

また、別の日程でビジネス商談専用の「forビジネス」が開催されます。「forビジネス」は販路開拓・拡大のためにできるだけ多く商談したい企業が出店するもので、一般来場者は入場できません。

JAPANドラッグストアショーの目的

JAPANドラッグストアショーは、セルフメディケーションの啓蒙と推進を目的として開催されています。

セルフメディケーションとは

セルフメディケーションとは

世界保健機構(WHO)によれば、セルフメディケーションの定義は「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」です。

これまで体調が悪くなったときは病院を受診し、治療を行うのが一般的でした。セルフメディケーションとは、軽い体調不良やけがなどは、処方箋がなくても購入できる市販の医薬品(OTC医薬品)を利用しながら病気予防や緩和を行い、自分の健康を自分で守ることです。

市販薬を使用しても症状が改善しないときは、医療機関を受診するなど状況に合わせて判断しましょう。

セルフメディケーションを行うには、日頃から適度な運動や栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠など体調管理に気をつけることが大切です。普段から薬に関して気軽に相談できる、かかりつけ薬剤師を持つとよいでしょう。

【参考】広報誌「厚生労働」|厚生労働省

セルフメディケーションのメリット

セルフメディケーションを心がけることで、健康管理が習慣化し医薬品の知識が身につき、病気の予防・早期発見へとつながります。また国民がセルフメディケーションに取り組むことで、国民医療費の削減効果が期待できるため、政府もセルフメディケーションを推進しています。

平成29年1月からはセルフメディケーション税制で所得控除が可能になりました。

JAPANドラッグストアショーに参加するメリット

JAPANドラッグストアショーへの参加は、出展企業にとっても一般の消費者にとっても多くのメリットがあります。出展企業にとってのメリットは商談ターゲットの来場によって販路が拡大することや、一般消費者に直接PRできることなどが挙げられます。

一方、一般来場者には主に次のようなメリットがあります。

企業から詳しい商品情報を聞ける

JAPANドラッグストアショーには多くの企業が出展していて、自社の商品に興味を持ってもらおうとさまざまな工夫をこらしています。普段、企業から直接商品について聞く機会はあまりありませんが、JAPANドラッグストアショーに参加すればいつも使っている商品や、興味を持っている新商品などについて直接話を聞けます。

体験型のブースでは商品についてより深く理解できるため、「使ってみたい」と思える商品に出会えるかもしれません。

知らなかった商品に出会える

知らなかった商品に出会える

JAPANドラッグストアショーに参加することで、どのような商品がドラッグストアで取り扱われているかわかります。思っていた以上に種類が多くて驚く方もいらっしゃるかもしれません。ドラッグストアの取扱商品を理解し、これまで知らなかった商品と出会えることもJAPANドラッグストアショーの魅力です。

試供品をもらえるブースもある

JAPANドラッグストアショーでは、試供品を配布しているブースもあります。Instagramなどでは、化粧品や日用品、健康食品などの試供品を多数もらえたと驚きの声も上がっているので、目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

試供品をもらえたら購入前に試せるため「口コミを見て買ったけれど思ったのと違う」といったミスマッチもなくなり、買い物の失敗を減らせます。入場料無料で参加できて試供品ももらえるため、お得感があると評判です。

2022年開催の第22回JAPANドラッグストアショー

2022年は8月19日〜21日に第22回JAPANドラッグストアショーが開催されました。第22回は以前と違う点がいくつかありました。

リアルでの開催は3年半ぶり

リアルでの開催は3年半ぶり

2020年の第20回は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となり、翌2021年の第21回はオンライン開催でした。そのため、2022年の第22回は2019年3月以来、3年半ぶりとなるリアルの展示会となりました。

2022年8月12日〜28日は、2021年に引き続きオンラインでも開催されたため、初のハイブリッド形式での開催でした。会場は幕張メッセから東京ビッグサイトに移され、開催時期も夏場に変更されました。

第22回のテーマは「ドラッグストアが目指す、持続可能な地域と街づくり〜一人ひとりのセルフメディケーションから〜」です。出展者数はリアル展が400社、オンライン展が178社でした。来場者数の内訳はビジネス来場者が29,045名、一般来場者が17,279名です。

オンライン展は8月12日〜28日の日程で開催され、178社の出展と15,667名の来場がありました。

一般来場者の声

一般来場者の声

JAPANドラッグストアショーでは、出展企業や来場者へのアンケート調査を行っています。一般来場者へのアンケート結果の一部をご紹介します。

「印象に残ったイベントはどれですか?」の質問に対して、もっとも多かった回答は「新商品コレクション」で35.7、続いて「JACDSテーマブース」が28.0%、「イベントステージ」が10.7%でした。

新商品コレクションとは、出展企業より新発売された商品を一堂に集め、「“予防・治療”のヘルスケア提案!」「“いつも美しく”のビューティ提案」など、生活提案としてシーンごとに分類して展示したコーナーです。

JACDSテーマブースでは、クイズを交えてJACDSの活動の理解促進を行いました。イベントステージは、セルフメディテーションをテーマとした著名人による情報提供コーナーや、クイズ、トークライブ、ヒーローショーなど盛りだくさんの内容です。

「本ショーの魅力は何ですか?」の質問に対して、もっとも多かった回答は「展示規模の大きさ」で38.5%、続いて「イベントの楽しさ」が18.1%、「サンプル配布の豊富さ」が15.4%でした。2022年は400社が出展した大規模なイベントとなり、イベントの楽しさやサンプルの豊富さもイベントの魅力につながりました。

「本ショーへ来場してドラッグストアへの印象が変わりましたか?」の問いには73.5%の方が「変わった」と回答しています。理由は1位が「商品の豊富さ」で32.1%、2位が「商品の質の高さ」で17.0%、3位が「情報の新鮮さ」で16.0%でした。

「次回も本ショーに来場したいと思いますか?」の質問には、92.1%が「はい」と回答。「いいえ」はわずか1.4%であることから、参加者への満足度がかなり高いことがわかります。

普段からドラッグストアを利用している人は多いでしょうが、JAPANドラッグストアショーに参加することで、ドラッグストアへの印象が変わるかもしれません。2023年も8月に開催されるので、興味がある方はぜひ参加してください。

【参考】第22回JAPANドラッグストアショー「開催報告書

2023年8月開催予定の第23回JAPANドラッグストアショー概要

2023年は8月18日(金)19日(土)20日(日)の10:00〜17:00の日程で、第23回JAPANドラッグストアショーが開催される予定です。商談日は18日〜20日、一般公開日は19・20日です。会場は東京ビッグサイト東展示棟3・4・5・6ホール(東3ホールは8/18・19開催の商談のみ)です。

2023年のテーマは「新しい生活提案と実践、持続可能社会の実現、課題と向き合うドラッグストア〜セルフメディケーションとともに歩むこれからの暮らし〜」です。

第1回目から開催目的として掲げられているセルフメディテーションを推進するため、業界のさらなる取り組みを目にできるでしょう。

興味がある方は、ぜひ参加してはいかがでしょうか。

フマキラーもJAPANドラッグストアショーに参加

フマキラーもJAPANドラッグストアショーに参加しています。

2022年はキャンプをイメージしたブースでキャンプやアウトドアに欠かせない虫よけ商品の展示や、アニメ「ゆるキャン△」に登場するキャンプ飯の展示などを行いました。楽しみながら虫について学べる虫博士のステージもあり、大人も子どもも楽しめる内容が盛りだくさんでした。

2023年も参加を予定していますので、ご来場の際はぜひフマキラーのブースにもお立ち寄りください。

まとめ

JAPANドラッグストアショーは昨年に引き続き、2023年も8月に開催されます。一般公開日は8月19日(土)、20日(日)の2日間で、業界関連者でなくても気軽に参加できます。例年、魅力的なイベントも多数用意されているため、家族連れで訪れても1日楽しめるでしょう。

生活用品や化粧品について詳しく知りたい方、食と健康やSDGsへの関心が高い方は、ぜひ足を運んでください。

「For your LIFE」で紹介する記事は、フマキラー株式会社または執筆業務委託先が信頼に足ると判断した情報源に基づき作成しておりますが、完全性、正確性、または適時性等を保証するものではありません。

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