2018年「戌(いぬ)」年生まれの人のお話し

2018年は戌(いぬ)年です。戌年生まれの人は、とても愛情が深くて、シャイで派手なことや社交的なことはあまり好まない人が多いそうですが、実際のところはどうなんでしょう?また、戌年生まれの人でも猫好きの人や馬好きの人もいると結構多いと思いますが、戌年生まれの人には、何か共通した性格や特徴があるのでしょうか?2018年の干支「戌」について、ちょっと調べてみました。

十二支のなかの「戌」

太陽・月・星など天体の動きによって暦を作る暦法(れきほう)のわけかたで、音読みでは、子(し)・丑(ちゅう)・寅(いん)・卯(ぼう)・辰(しん)・巳(し)・午(ご)・未(び)・申(しん)・酉(ゆう)・戌(じゅつ)・亥(がい)の総称です。そして、これらを12種類の動物にあてはめて訓読みにしたのが、ね(鼠)・うし(牛)・とら(虎)・う(兎)・たつ(竜)・み(蛇)・うま(馬)・ひつじ(羊)・さる(猿)・とり(鶏)・いぬ(犬)・い(猪)です。

この十二支の干支の「戌(いぬ)」の元々の由来ですが、「滅(めつ)」という字から来ていると言われていて、「ほろぶ」という意味があったそうです。「ほろぶ」というと非常に縁起の悪い意味と捉えてしまいがちですが、「戌」は十二支の11番目ということで、1年で見てみると秋から冬にかけての時期を表し、実りの季節を終えて、草木が枯れ始める散りゆく季節ということで、「滅(めつ)」という漢字があてられたとのことです。さらに「戌」という字は「戈(ほこ)」と「一」の漢字2文字を合わせた漢字とされ、「刈って収穫した農作物を一つにまとめる」という意味があるそうです。

戌年生まれの人は意外と少ない

平成28年12月に総務省統計局による発表では、総人口の中で十二支別の人口をみると、丑(うし)年生まれの人が1108万人で最も多く、子(ね)年生まれの人が1091万人、未(ひつじ)年生まれの人が1087万人となり、酉(とり)年生まれの人が最も少なく943万人、その次に少ないのが戌(いぬ)年で986万人となっています。

<平成28年12月31日総務省発表資料より>
子(ね)1091万人/丑(うし)1108万人/寅(とら)1073万人/卯(う)1057万人
辰(たつ)1076万人/巳(み)1082万人/午(うま)1027万人/未(ひつじ)1087万人
申(さる)1082万人/酉(とり)943万人/戌(いぬ)986万人/亥(い)1076万人

戌年の人の性格や特徴

では、戌年生まれの人の性格や特徴にはどういうところがあるのでしょうか?
有名人の中では、小栗旬さん、綾野剛さん、ジャスティン・ビーバーさん、深田恭子さん、真木よう子さん等が戌年生まれだそうです。

「戌」は「犬」のことです。犬と言えば、昔から人間との関わりが深く、何と言っても忠誠心の強い動物として知られていますね。これは、東京の渋谷駅前にある「忠犬ハチ公像」の秋田県のハチがその象徴になっているようです。また、映画やテレビドラマにもなった小説「名犬ラッシー」では、スコットランドからヨークシャーに住むジョー少年に会うために、遠い道のりを戻ってくるという涙涙のお話しでしたが、この話からも犬の忠誠心や一途さが伝わりますね、ところでラッシーは、メス犬だったんですね。

戌年生まれの人の性格としては、犬というくらいですから、人懐っこくて、誠実で真面目で素直な性格の人が多いのかなと思いますが、用心深いところもあるそうで、すぐには心を開かず、仲良くなるのに時間がかかる傾向もあると言われているそうです

ただ、この人と決めれば一途に献身的につくすそうところも戌年の特徴のような気もします。戌年生まれの人はご自分の性格をちょっと分析してみては、いかがですか?もし周りに戌年生まれの人がいたら、ちょっと観察してみるのも面白いかも知れませんね。

ワンダフルな一年に

干支もそれぞれ、人の性格もそれぞれです。
戌年生まれの人は、年男(としおとこ)・年女(としおんな)として、また他の干支の人もそれなりに、一年を明るく楽しく過ごしていただけたらと思います。皆さんが健康で、ワンダフルな一年となりますように!

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