2017年12月25日 | お役立ち情報
方向音痴の原因と治し方!もう迷子にならない克服方法
方向音痴な人っていますよね。
「駅に着いたけどどの方面にいるかわからない」
「デパートのトイレに行ったけど元の場所に戻れない」
「曲がるはずの角を通リ過ぎて目的地に着くのが遅くなる」
なぜ方向音痴はなかなか克服できないのでしょう。
それは毎回違ったシチュエーションになってしまうことが多く、惑わされてしまうからです。
ここでは空間認識能力を鍛え、方向音痴の原因を克服するための方法をいくつか紹介していきます。
方向音痴を克服するには
地図を書く
頭でわかった気になっていても実際に歩いたり、車で走ってみると現在地がわからなくなってしまうことがあります。
そういった人は、まずは事前に自分が走る予定のコースを地図で書いてみましょう。
地図はアプリや本など参考にしながら書いていきます。
地図を見ながら書くことで、改めてわかることもあります。
「ここの道はこんなに細いんだ!」
「ここの距離は意外とあるんだ!」
「ここら辺は信号が多くて、イメージしたところよりも手前で曲がってしまう可能性もありそうだから注意しよう!」
などと新たな発見があります。
実際に走ってみると思ったよりも直線が長くて、「こんなに真っ直ぐ走るんだっけ?」などと不安になってくることがあります。
しかし、地図を書くことで予め距離感などもイメージできていますから、そういった不安が払拭されます。
方向音痴な人ほど地図を書いた方が良いです。
また、地図を書くことでルートを上から想像しやすくなります。
もし道に迷った時は地図を書いた事を思い出して、真上からの状況を描いてみましょう。
そうすれば自分が今どの位置にいるのか、なんとなくイメージがつくはずです。
簡単な道で覚える
最短ルートで覚えられればベストですが、方向音痴の方にそれはちょっと敷居が高いです。
分かりにくい道などは混乱を招く原因になるので、とりあえず多少遠くなったとしても、簡単な道で覚えましょう。
簡単な道とは、下記のようなケースです。
- 曲がる回数が少ない
- 大通りに面している
- 目印となるものがある
- 以前に通った道
上記のようなものを優先してルートを考えれば、方向音痴の方でも間違わずにたどり着ける可能性が高まります。
とりあえず分かりやすい道で何回か通ってみましょう。
その道を完璧に覚えられたなと思ってから、最短ルートを検討するようにします。
知らない道だと1本でも道を間違えてしまうと、それだけで異空間と感じてしまうはずです。
そうならないように、まずは周辺の道を把握することが大切。
分かりやすい道から覚えて、その後細い道や裏道などを覚えるというステップアップが必要です。
目印を覚える
道を覚えるときは必ず目印を覚えるようにしましょう。
目印は動かないもの、普遍的なもの、昔からあるものなどです。
流行り廃りがあるお店や、潰れやすいお店などは目印としない方が良いです。
例えば「1年前はラーメン屋さんだったのに今は居酒屋になっている」なんてことはよくあります。
どうしても場所によってコロコロと変わりやすい店舗もあるので、そういったものは覚えないようにしましょう。
お勧めなのは下記のようなものです。
- 郵便局
- 市役所
- 警察署
- 交番
- ガソリンスタンド
- コンビニ
- 公園
- 学校
- その他数十年間続いているお店など
ちなみにガソリンスタンドやコンビニは数が多いので、違ったものと間違えてしまうこともあります。
コンビニとして覚えるより「どの店舗か」などコンビニ名で覚えたほうがより間違いにくくなります。
そして1つのルートに対して、同じものばかりで記憶しないこと。
「1つ目のコンビニの角を右に曲がって、次に別のコンビニの角を左に曲がって・・」などと覚えるとややこしいので辞めましょう。
都会であれば、いろいろなものがあって目印になるものが多いです。
しかし地方だとちょっと難しい点もあります。
あまりにも目印がないところだと、空き地などを目印にしている人もいるでしょう。
しかし空き地は家が建ったりなど、変化する可能性もあるのでやめておいた方が良いです。
できるだけ公共施設やお店などを目印にしましょう。
移動中の対策
アプリを使う
方向音痴の方はアプリを使うのがベストです。
グーグルマップなど色々な地図アプリが登場しています。
それを使って目的地を指定すれば、たとえ道を間違えたとしても修正して目的地まで連れて行ってくれるはずです。
アプリは無料のもので十分。
例えばグーグルマップなら車や徒歩など自分の移動手段も選択できるのでわかりやすいです。
また、到着までの推定時間も表示されるのであまりにも時間がかかるようなら間違えているなと把握することができます。
ただし、バイクや自転車等のルート検索はできません。(自転車は一部利用可能)
バイクの場合は一方通行になっているところやバイク進入禁止区域などもあるので注意しましょう。
注意点としては十分な充電を確保しておくことぐらい。
アプリを起動し続けるので消耗も激しいです。
途中で充電が切れてしまったということがないように注意してください。
迷った段階で戻る
方向音痴な方は迷っても、さらに進みたいという欲が強すぎて余計に泥沼にはまってしまうことがあります。
その結果、自分がどこにいるのかわからなくなってしまうということもよくあります。
もし、現在地がわからなくなったら、わかる場所まで必ず元に戻ること。
その際、「この道から帰った方が近いはず」などと余計なことしないほうが良いでしょう。
来た道を単純に戻るだけの方が、自分がわかるところに戻れるはずです。
少しでも見覚えのない場所だなと思ったら、半信半疑のまま進むのはやめた方が良いです。
いったん元の場所に戻ってリセットすることも時には必要です。
時間を意識する
例えば、駅から15分などの場所を目指す場合、いくつか曲がり角も出てくるでしょう。
その時は「この信号までは徒歩で何分」、「この市役所までは徒歩で何分」などとあらかじめ想定しておくと、間違いにくいです。
方向音痴な方は距離感が間違っている人も多いです。
その結果、信号を行き過ぎてしまったり、曲がるべき場所で曲がらずにまっすぐ行ってしまうということもよくあります。
あらかじめ計算した時間より長くまっすぐ歩いてしまっていれば、間違えている可能性も高くなります。
15分で着くはずなのに、未だに辿り着かないという場合はどこかでミスをしている可能性があると気づけるはずです。
土日など、人が混んでいる時はそれだけたどり着くまで時間がかかる可能性もあります。
面接など重要なことが控えている場合は、当日と同じシチュエーション(曜日や時間帯)で練習しておきましょう。
方向音痴矯正方法
1人で行動する
方向音痴を治すには、まずは自分1人だけで目的地までたどり着くということを目標にしましょう。
誰かと一緒に歩いたりするとアドバイスを聞いたり、頼ってしまう傾向があるからです。
また2人で歩くと、会話に夢中になって目印を見落とすなんてこともありますからね。
そして1人で行動する際、音楽を聴いたりなど集中力を欠くものは控えましょう。
音も記憶の一つとして残る大切な感覚なので、必ず目と耳でその場所を覚えるようにします。
1人のほうがすぐ覚えることができます。
違ったシチュエーションで練習する
方向音痴の人は、前の印象だけを頼りにしすぎなところがあります。
ちょっとでも状況が変わったり、景色が変わると、違う場所に来ているような錯覚を起こしてしまいます。
例えば、
- 平日と土日祝日の交通量の違い
- 季節の違い
- 日中と夜の違い
- お店の営業時間の違い
こういったことが違う可能性もあります。
特に日中と夜とでは全く印象が違います。
「前に行ったことがあるところだから大丈夫だろう」と考え、「夜にその場所に待ち合わせをしたらどこかわからなくなってしまった」ということもよくあります。
必ず違うシチュエーションも体験しておくことが必要です。
アプリで目的地に着けたら2回目から自力で
アプリを使った目的地検索はとても便利なのですが、それだけに頼ると道を覚えにくくなってしまいます。
誘導されることで、目印をチェックしなくなってしまうためです。
2回目、3回目と回数を重ねて道がわかってきたら、次は自力で行動してみましょう。
自分の目で見た新たな発見や感覚が、より一段と正確性を増していくはずです。
徒歩だけでなく、車移動の場合も同様です。
カーナビだけに頼らず自分の感覚で道をどんどんと開拓していきましょう。
駅の東西南北を把握する
練習にお勧めなのは駅です。
いきなり街中で東西南北が分かる人は少ないですが、駅なら改札などに何口などと書いてあるはずです。
それを頼りに「東口がこっちなら、南口はこっちだろう」などとわかるようになってきます。
これは位置や場所を理解するのに役立つ訓練法です。
なんとなく歩いているだけだとなかなか身に付きませんが、位置感覚を常日頃から意識していれば、方向音痴も徐々に治っていきます。
こういったことが出来るようになると、「この公園が右手にあるということは左側の道路を歩けばデパートに着く」などと位置関係が身についていきます。
ちょっと駅周辺を散策するなどして練習してみてはいかがでしょうか。
まとめ
以上、方向音痴の人が克服するために必要なポイントや練習方法を紹介しました。
いくつか紹介しましたが、共通することは「すべて自分で覚える」という意識を持つこと。
人に頼ってばかりだとなかなか道を覚えられませんから、自分1人で歩いたり、車で走って位置感覚を見つけていくことが大切です。
そして歩いたり、車で走っている時に「次の曲がり角には○○があるはず」、「あと100メートルぐらいで公園に着くはず」などイメージしながら走るとミスをしにくくなります。
ぜひ日頃の訓練で方向音痴を克服してみてください。