冬のお弁当作りのポイントを解説。冬でも食中毒対策を忘れずに

冬のお弁当作りのポイントを解説。冬でも食中毒対策を忘れずに

自分や家族のお弁当を毎日作っている方は、冬のお弁当が冷えて固くなることに悩んでいませんか。オフィスに電子レンジが設置されていない場合や、子どもが学校で食べるお弁当は、どうしてもご飯がカチカチに。冷めてもおいしく食べられるように、冬のお弁当作りのポイントを押さえておきましょう。

今回は、冬のお弁当作りのポイントを解説いたします。また、冬のお弁当でも食中毒を起こすリスクがあるため、その対策についてご紹介いたします。冷めてもおいしく、衛生的なお弁当作りの参考にしてください。

冬のお弁当作りのポイント

冬のお弁当は、どうしても冷えすぎて固くなってしまいます。ご飯はカチカチで、お肉も固くなり、食べにくさを感じてしまうでしょう。寒い冬でもおいしく食べられるお弁当を作るには、気温が下がる冬ならではの対策が必要です。冬のお弁当作りのポイントを解説いたします。

ご飯が固くなるのを防ぐ方法

ご飯が固くなるのを防ぐ方法

炊きたてのご飯はふんわりしていますが、冬のお弁当のご飯は冷えて固くなってしまいます。ご飯が固くなるのを防ぐには、ちょっとしたコツがあります。

米を研いだ後、長めに浸水させておく

冷めてもふっくらしたご飯を炊くには、米を研いだ後の浸水時間を長めにしましょう。お米にしっかりと水を吸わせておくことがポイントです。冬は夏場より長めに浸水させておくとよいでしょう。

冷めてもおいしい品種を選ぶ

お米にはたくさんの品種があり、それぞれに個性があります。冷めてもおいしい品種を選べば、冬のお弁当のご飯もおいしく食べられるでしょう。優しい甘さの「ななつぼし」や粘りが特徴的な「ゆめぴりか」、ツヤのある「つや姫」などは、冷めてもおいしいと評判です。おいしいお弁当を作るために、お米の品種を変えてみてはいかがでしょうか。

ラップをかけておく

ご飯が冷めて固くなるのは、水分の蒸発が原因です。お弁当箱にご飯を詰めたら、水分の蒸発を防ぐためにラップをかけておきましょう。簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてください。

曲げわっぱ弁当箱を選ぶ

木でできている曲げわっぱの弁当箱には、水分を程よく吸収し、時間がたってもご飯がパサパサにはならないという特徴があります。夏は傷みにくく、冬は固まりにくいため、1年を通してご飯をおいしく食べられます。フタをかぶせるだけの弁当箱なので密閉力はなく、おかずの汁気がもれやすいというデメリットはありますが、ご飯がおいしく食べられる曲げわっぱのよさは再認識されています。冬もお弁当のご飯をおいしく食べられるように、弁当箱を見直してみてはいかがでしょうか。

肉が固くなるのを防ぐ方法

冬のお弁当で固くなるのは、ご飯だけではありません。おかずの肉も冷えると固くなってしまいます。ひと手間かけて、肉が固くなるのを防ぎましょう。

味噌や塩麹に漬けて焼く

肉は味噌や塩麹に漬けておくと、酵素によって柔らかくなります。冷めても固くならないため、冬のお弁当に入れてもしっとりしています。

片栗粉をつけてから焼く

片栗粉は80%以上がでんぷんで、保水力に富むのが特徴です。肉に片栗粉をつけて焼けば水分をとじこめるため、しっとり仕上がります。また、片栗粉は調味料を吸うため、肉によくからみます。豚肉の生姜焼きなどを作るときは、片栗粉をつけてから焼くとよいでしょう。

はちみつに漬けてから焼く

肉を焼く前にはちみつに漬けておくと、時間がたっても柔らかいため、冬のお弁当にもおすすめです。肉が固くなる原因は、タンパク質が加熱によって変性するからです。焼く前にはちみつに漬けると、ブドウ糖や果糖によってタンパク質の変性を防止し、固くなるのを防ぐ効果があります。

舞茸でお肉を柔らかくする

舞茸に漬けて焼く

舞茸にはタンパク質分解酵素の「プロテアーゼ」が豊富に含まれているため、肉を柔らかくする効果があります。肉を焼く前に細かく刻んだ舞茸を周りに付け、ラップするか密閉できる袋に入れてしばらく置いておきましょう。舞茸の効果で柔らかく焼き上がります。鶏むね肉のようにぱさつきやすい肉を調理するときに、舞茸を利用してみてはいかがでしょうか。

【参考】キノコプロテアーゼを利用した肉軟化のための基礎的検討 | J-STAGE

すりおろした玉ねぎに漬けておく

玉ねぎにも、肉のタンパク質を分解する成分「プロテアーゼ」が含まれています。すりおろした玉ねぎに肉を漬けて、15〜30分ほど置いておきましょう。お弁当に入れても固くならないおかずができあがります。

魚が固くなるのを防ぐ方法

魚も冷めると固くなるため、子どもたちにとっては食べにくいかもしれません。冬のお弁当に入れるときは、次のひと手間で柔らかく仕上げましょう。

焼く前に酒をふる

酒のアルコール成分で魚の生臭さが取れるだけでなく、ふっくら柔らかく仕上がります。魚を焼く前に酒をふっておくと、冷えてもおいしく食べられるでしょう。

焼き鮭は蒸し焼きにする

お弁当に入れる魚といえば、鮭が定番です。鮭はグリルで焼くよりもフライパンで蒸し焼きにした方がふっくらと仕上がります。時間がたっても柔らかく、食べやすいのでおすすめです。

漬け焼きにする

魚も肉と同じように味噌や塩麹などに漬けてから焼くと、酵素の力によってしっとりと仕上がります。

豚肉の脂が白く固まるのを防ぐ方法

肉料理は、冷めると脂が固まることがあります。とくに豚バラ肉のような脂身の多い肉をお弁当に入れると白い塊ができてしまうため、嫌がる子どもも多いでしょう。お弁当をおいしく食べるためにも、肉の脂が白く固まるのを防ぐ方法を試してみてください。

湯通しする

豚肉を焼く前に湯通ししておくと、冷めても白く固まりにくくなります。鍋にお湯を沸かしたら火を止め、豚肉をさっとくぐらせてください。長く茹でると固くなるため、赤みが残る程度にしましょう。余分な脂が落とせるため、冷めたときに白く固まりにくくなります。

片栗粉をまぶして焼く

豚肉を焼く前に、片栗粉をまぶしておきましょう。片栗粉が膜を作るため、肉のうまみや脂が流れ出るのを防ぐ効果があります。

冬の食中毒対策も忘れずに

「食中毒は暑い夏」という印象が強いかもしれませんが、冬も油断はできません。ノロウイルスが活発になる冬は、食中毒が起こりやすいのです。冬のお弁当にも、しっかりと食中毒対策をしましょう。

手洗いや消毒を徹底する

手洗いや消毒を徹底する

ノロウイルス(感染性胃腸炎)は11〜12月に多く発生し、吐き気や下痢を引き起こします。菌のほとんどは高温多湿な環境を好みますが、ノロウイルスは気温や湿度が低くても増殖するため、冬はノロウイルスによる食中毒に注意が必要です。

調理前や調理用の手袋をする前は、手洗いを徹底しましょう。手には微生物や病原菌が付着しやすいため、しっかりと手洗いして取り除いてください。指先や爪の間など、汚れが残りやすい部分はとくに丁寧に洗いましょう。

手洗いの後は、ペーパータオルなどで水気を拭き取り、アルコール消毒をしましょう。調理器具も洗剤で十分に洗浄した後に熱湯で煮沸消毒して、しっかりと除菌しましょう。

【参考】ノロウイルスによる食中毒の現状と対策について

お弁当箱をきれいに洗う

お弁当箱に汚れが残らないよう、丁寧に洗いましょう。とくにフタのパッキンには汚れが残りやすいため、毎回取り外してから洗ってください。また、洗ったお弁当箱を湿気が残ったまま収納すると、菌が増殖するおそれもあります。完全に乾かしてから収納しましょう。

冷ましてから詰める

お弁当箱に温かいままのご飯やおかずを詰めると、菌が増殖して食中毒を引き起こすことがあります。また、温かい状態のお弁当箱にフタをすると湯気の水分がたまるため、中身が傷むおそれもあります。水分には菌が繁殖しやすいため、食中毒対策のためにもしっかり冷ましてから弁当箱に詰めましょう。汁気の多いおかずはできるだけ汁気を切ってから詰めることも、お弁当の水分を少なくするためのポイントです。

保温機能付きのお弁当箱にも注意が必要

保温機能付きのお弁当箱にも注意が必要

保温機能付きのお弁当箱やスープジャーを利用すれば、冬のランチタイムにも温かいお弁当が食べられます。ただし、温度管理には注意が必要です。温度が低めの料理を入れると保温機能によって細菌が活性化し、食中毒を引き起こすおそれがあります。保温機能付きのお弁当箱やスープジャーを利用して温かいお弁当を作るなら、熱い状態で入れることを忘れないようにしてください。食中毒対策のため、弁当箱の指定の時間内に一度で食べ切るようにしましょう。

食品の鮮度を保つアルコールスプレー

調理器具やお弁当箱を除菌するように、食品も除菌して食中毒を防ぎましょう。フマキラー「食品用アルコール除菌フードキーパー」は、食品に直接スプレーするだけで食品の傷みを抑え、鮮度を長持ちさせます。アルコールとGSE(グレープフルーツ種子エキス)、有機酸の力で細菌やウイルスを99.99%除去。100%食品成分で作られているため、お口に入っても安心です。冬の室内は暖房が効いていることもあり、お弁当が傷むおそれがあります。フタをする前にシュッとスプレーして、お弁当の鮮度を保ちましょう。

まとめ

冬のお弁当がもつ「固くなる」という問題点は、調理前のひと手間によって解消されます。冬の朝は寒さが厳しいため早起きするのは大変ですが、冷めてもおいしいお弁当を作るために、ご紹介した方法をぜひ試してみてください。

また、冬のお弁当にも食中毒対策が必要なので、手洗いや消毒を徹底しましょう。お弁当箱に詰めるときは、夏と同じように傷まないための注意が必要です。保温機能付きのお弁当箱やスープジャーを使えば温かいお弁当やスープを楽しめますが、温度管理には気をつけましょう。

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