自己紹介で第一印象を良くする方法!好印象を与えるコツ

自己紹介で第一印象を良くする方法!好印象を与えるコツ

春は進学、就職、クラス替えなど新たな環境でスタートを切る時期です。そしてこのようなシーンにおいて欠かすことができないのが自己紹介です。自己紹介は自分のことを知ってもらう、覚えてもらうための機会ですから、とても大切なものとなります。

ここで周囲に好印象を与えることができれば、新しい環境でも順調なスタートを切ることができるでしょう。そこで今回は自己紹介で第一印象を良くする方法や好印象を与えるコツなどをご紹介します。

自己紹介で好印象を与えることの大切さ

自己紹介で好印象を与えたほうが好ましいことは、おそらく多くの人が知っています。ではなぜ自己紹介で好印象を与えることが大切なのでしょうか?それは「第一印象」が大きく関係しています。

新学期や新年度が始まると新たな人間関係を構築しなければならないシーンが多々訪れます。その人間関係の構築の最初の一歩として自己紹介をすることになります。相手からしてみてもこの自己紹介があなたの第一印象を判断するポイントとなります。

見た目や第一印象を語る上で有名な学説というのが「メラビアンの法則」です。メラビアンの法則とは話し手が聞き手に与える影響力について「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」の観点から数値化したものです。

ちなみにこの法則を提唱したのは米国の心理学者、アルバート・メラビアンです。メラビアンの法則によると人は前述の視覚情報、聴覚情報、言語情報から第一印象を判断するといいます。

つまり初対面で好印象を与えるには「見た目」「声や話し方」「会話の内容」などが重要となってくるわけです。メラビアンの法則では3つのポイントの優先順位も付けられており、以下のような割合となっています。

  • 視覚情報・・・55%
  • 聴覚情報・・・38%
  • 言語情報・・・7%

この数値を見ると特に大切なのは「見た目」「声や話し方」ということがわかります。対面形式の自己紹介では相手に自分の外見や話し方などはすべて見られることになります。したがって初対面の相手に自己紹介を行う時はこれらのポイントを特に意識しておくことが大切です。

自己紹介で好印象を与えるコツを徹底解説

自己紹介で好印象を与えるコツを徹底解説

ここからは自己紹介で相手に好印象を与えるコツをご紹介します。

清潔感のある身だしなみ

人は相手の第一印象の半分以上を「見た目」で判断します。したがってまずは外見を良く見せるための工夫を施してみましょう。外見を良く見せるといっても美男美女になりなさいというわけではありません。

この場合は清潔感のある装いを意識するということです。ボサボサの髪、汗のニオイなどが目立つ体臭、口臭、シワやシミが目立つシャツや洋服、男性であれば無精ヒゲ。これらは基本的に相手に好まれない身だしなみとなります。

ビジネスシーンなどでは1対1の近い距離で自己紹介をすることもあります。このような時に体臭、口臭、ボサボサの髪、無精ヒゲが目立つと相手も「ちょっと近寄りたくないな」という印象を持ってしまいます。

また清潔感がない身だしなみだと相手もそちらに気を取られて会話の内容が頭に入ってこない可能性もあります。普段から「他の人に見られている」という意識を持って、身だしなみを整えておきましょう。

ハキハキとした大きな声

人はどうしても緊張すると声が小さくなったりするものです。しかし声が小さくなるとモゴモゴと聞き取りにくい話し方になりがちです。ある心理学の研究によると小さな声よりも、ハキハキとした大きな声のほうが話している会話の内容に賛同する方が増えたそうです。また企業の面接などでも大きな声で自己紹介をしたほうが、仕事に対する意欲が面接官に伝わりやすいです。

普段から声が小さいと指摘される方はいきなり自己紹介で大きな声を出すのは難しいです。したがって日常的に行われる家族との会話などでも、ハキハキとした大きな声で喋ることを意識してください。毎日繰り返すことで無意識のうちに改善されていくこともあります。

笑顔

笑顔

表情が暗いまま自己紹介をすると相手にも重たい雰囲気が伝わってしまいます。そのため、自己紹介をする際は笑顔を作ることも忘れないでください。ただし緊張している状態だと自然体の笑顔を作るのが難しいこともあります。

そのような時は少しだけ意識して口角を上げるようにしましょう。口角が下がっているとそれだけでムスッとした表情に見えます。顔の表情を明るくするには最も簡単な方法となりますので、普段から表情に乏しい方はぜひ実践してみましょう。

姿勢を正す

普段から猫背の姿勢になりがちな方、緊張すると後ろに手を組むなど余計な動作が目立つ方などは姿勢を正すのも重要なポイントです。姿勢を正すことは相手に好印象を与えるだけではなく、自身の気持ちも引き締まりやすいです。

またニュージーランドのオークランド大学精神医療研究室&生体工学研究所の研究者による研究では、背筋を伸ばして姿勢を正すとポジティブ感情が高まり、疲労感が低下、おしゃべりになるという結果も出ています。

つまり姿勢を正すという行為は単に相手に好印象を与えるだけではなく、自分にも大きなメリットがあるということです。したがって普段から緊張するとネガティブ思考になりがちな方、口数が少ない方には非常に適した自己紹介のコツといえます。背筋をピンと伸ばして、全体を見渡すように顔を上げて話すことを意識してみましょう。

相手の名前を呼ぶ

自己紹介は多くの人がいる前で行うのが一般的ですが、1対1のシーンにおいても自己紹介をする機会はあります。そしてこのようなシーンにおいて試しておきたいのが「相手の名前を呼んで挨拶をする」ことです。

通常の自己紹介だと「はじめまして。〇〇出身の〇〇〇〇です。よろしくお願いいたします」というのが一般的です。もちろんこの自己紹介の仕方は非常にスタンダードで決して悪いものではありません。

しかし、より相手に自分の印象を残したい場合は相手の名前を呼んであげることが効果的です。具体的には「〇〇(相手の名前)さん、はじめまして。〇〇出身の〇〇〇〇です。よろしくお願いいたします。」という自己紹介の仕方です。相手は自分の名前を呼ばれることで「名前で呼んでくれた」「名前を覚えてくれた」という感情を抱きやすいため、好印象を与えることができます。

また自身も相手の名前を呼ぶことによって「私はもっとあなたのことを知りたいです」という意思表示を示すことが可能です。人間関係の構築が上手な方は相手の名前を適度に織り交ぜながら会話をします。ぜひ1対1の自己紹介の場面で試してみましょう。

相手の目を見て話す

「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるように目は自分の気持ちを表現するためには大切なものです。不安や緊張から相手の目を見て話すことを避ける方は多いですが、これは相手に「自信がなさそうな人」という印象を与えてしまいます。

また相手の質問を受け付けながらの自己紹介では、人の話を聞いていないと思われる可能性もあります。したがって自己紹介ではしっかりと相手の顔を見ながら話すことを意識しておきましょう。ただ注意点としては「終始相手の目を見て話さない」ことです。

自己紹介の始まりから、終わりまで相手の目を見ながら話すと逆に不快感を与えてしまう可能性もあります。そのため、ポイントとしては適度に目をそらしながら話すことです。目をそらしている時は鼻や眉間あたりを見るイメージで話すとよいでしょう。これなら相手の目から大きく視線がずれることはありませんから、お互い自然な形で話ができます。

謙虚さを忘れない

謙虚さを忘れない

過去に自分が行ってきたことや実績などを周囲に広めたいという気持ちは誰にでもあります。しかし、自身の高い実績をアピールする時は表現の仕方にも注意しなければなりません。

なぜなら聞き手によっては「ただの自慢話」に聞こえてしまうからです。日本人は欧米人のようにあまりにも自分のことを良く言いすぎたり、アピールするのを嫌う傾向にあります。特にビジネスの世界ではまだまだ謙虚さが美徳とされている時代です。したがって特に就活、転職の面接では自己アピールをする時の表現には気を使っておきたいものです。

具体的には高い実績を伝える前に「あまりずば抜けた能力のない私ですが」「周囲の皆さんのおかげで」など謙虚さが感じられる言葉を添えておくとよいでしょう。世間的評価が高かったとしても相手に「高慢な態度」と思われてしまっては意味がありません。「謙虚にアピール」という気持ちを忘れないようにしておきましょう。

情報を詰め込みすぎない

できるだけ自分のことを知ってもらうためにアレもコレもと語る方がいますが、これは基本的にNGです。理由としては自己紹介の時間が長くなりすぎることと、相手が話の中身を整理できない可能性が高いからです。

自己紹介は学校、会社などさまざまなシーンで行われますが、大体1分~2分程度に収まるのが好ましいとされています。したがって事前にこの時間を意識して自己紹介の内容を考えておく必要があります。情報を4つも5つも詰め込みすぎるとそれだけで1分~2分はあっという間に過ぎていきます。

あまりに長い自己紹介は相手も「長い」という感情を抱きやすいです。また初対面の自己紹介から多くのことを話すと聞き手も話の内容を整理できないため、「結局何を言っていたのだろう?」となりやすいです。自己紹介では簡潔に話をまとめておくようにしましょう。そうすることで逆に「あの人のこともっと知りたい」と思われることがあります。

新学期・新年度に向けて自己紹介の練習をしておこう!

新学期・新年度に向けて自己紹介の練習をしておこう!

今回は自己紹介で第一印象を良くする方法をご紹介しました。春は新たな人間との出会いが増える機会です。したがって自己紹介をするシーンが増えますが、最初のスタートダッシュを上手く切れれば、人間関係で悩むことも少なくなります。今回ご紹介した自己紹介のコツなどを参考にしながら、素敵な人間関係を構築していきましょう。

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