2021年10月8日 | お役立ち情報
お弁当の仕切りを工夫してオシャレに!代用品のアイデア・詰め方を紹介
お弁当を詰めるとき、仕切りをどうやって使えばおいしそうに見えるか、悩んだことのある方は多いのではないでしょうか。最近では数えきれないほどの仕切りが販売され、「どれをどのように使えばよいのか分からない」といった新たな悩みも聞かれます。
そこで今回は、おいしそうに見えるお弁当作りのポイントにスポットをあて、仕切りの種類や使い方のアイデアをご紹介いたします。今すぐ実践できるお弁当の詰め方も解説いたしますので、「マンネリを防ぎたい」「おいしそうに見せたい」と思っている方はぜひ実践してみてください。
おいしそうに見えるお弁当は「彩り」と「詰め方」がポイント
メインのおかずをお肉にすると全体的に茶色っぽくなり、とても地味なお弁当になってしまいます。誰が見てもおいしそうに見えるお弁当づくりのポイントは、次の2つです。
- 彩り
- 詰め方
メインのおかずが茶色でも、赤・黄・緑の食材を使うことで彩り豊かになり、食欲をそそるお弁当になります。さらに、栄養価が高くなる相乗効果も生まれるので、健康のためにさまざまな野菜を取り入れるのがおすすめです。
また、ご飯やおかずの「詰め方」も重要です。ただなんとなく詰め込んでも、おいしそうなお弁当には見えません。大きさや色味を考え、バランスよく詰めることがポイントです。
お弁当の見た目に行き詰まったら「仕切り」を上手に使おう
もしお弁当の見た目に行き詰まりを感じているなら、「仕切り」を上手く利用するだけでおいしそうなお弁当に早変わりするので活用してみましょう。一昔前まではアルミ製のカップしか目にしませんでしたが、最近はさまざまな色や形の仕切りがあります。差し色として使うことで見た目が鮮やかになり、簡単にバランスよく詰めることができるようになりました。
もちろん、野菜を仕切りに使うことも可能ですが、注意しなければならない点もあります。その点も踏まえて、仕切りを使うメリットを確認しましょう。
仕切りを使うメリットは?
「お弁当コーナーで販売しているし、なんとなく仕切りを使っている」という方も多いのではないでしょうか。ここでは仕切りを使うメリットについて解説いたします。メリットを知ることで時短もでき、見た目もおいしいお弁当作りができる近道になります。
味や色移りを防ぐ
お弁当を食べようとしたときに、汁が全体に染み出していたり、別のおかずの味がしたりするとちょっと残念なものです。仕切りは、別のおかずに味や色が移らないように分けられるのが最大のメリットです。
おかずを仕切れるアイテムには、カップタイプとシートタイプがあります。汁のある料理や散らばりを防ぎたい料理ならカップ、味移りを防ぎたいおかずならシートと、分けて使うのがおすすめです。
彩りをプラスできる
気軽に色味を加えられるのも、仕切りを使うメリットのひとつです。ちょっと色味が足りないと思ったときでも、カラフルな仕切りを使うことで彩りをプラスでき、おいしそうなお弁当に簡単に早変わり。アルミ製のカップやバランがポピュラーだったお弁当の仕切りも、時代とともに進化。シリコン製やカラフルな素材、キャラクターがデザインされているものなど、さまざまな仕切りが販売されています。小さな子どものお弁当に、かわいい柄がデザインされた仕切りを使うと、とても喜ばれることでしょう。
おかずが詰めやすくなる
おかずを詰めるときは、全体の色合いなどバランスを考えながら作業します。慣れない方は、入れたり出したりを何度も繰り返すことがあるでしょう。
おかずをカップに入れて詰めれば、場所を変えたいときはカップごと移動するだけ。とくに豆類やミックスベジタブルなどは、散らばりを防いで上手に移動することができます。
おかずを引き立てるおすすめの仕切りアイデア
仕切りといってもさまざまなタイプのものがあり、それぞれの特徴を生かした使い方をしてこそ有効活用することができます。ここでは、仕切りの種類と使い方のアイデアをまとめます。
紙やシリコンのカップ
一番オーソドックスなお弁当の仕切りはカップ型です。おかずの汁もれや散らばりを防いでくれるのでとても便利。また、お弁当の傷みを防ぐ点でも衛生的で、安心してお弁当を作れるといった面もあります。現在では種類も豊富で、丸型はもちろん、四角やハート型のカップも気軽に手に入ります。洗って何度でも使えるシリコン製のカップは経済的かつ環境にもやさしく、節約志向の方におすすめです。
事前に作ったお弁当用のおかずをカップに入れて冷凍しておけば、あとは解凍して詰めるだけ。お弁当作りの時短テクにも大活躍なアイテムです。
仕切りシート
仕切りシートの代表的なアイテムはバランです。草型のバランは昔ながらの緑色をはじめ、ピンクや黄色などカラフルなものもあり、差し色に適しています。わっぱ弁当箱や和食多めのお弁当との相性がぴったりです。
キャラクターやおしゃれなデザインが施されているバランを使ってみるのもおすすめです。
ワックスペーパーやクッキングペーパー
ワックスペーパーは紙の表面にワックス加工が施されているため、油分や水分を通さない特徴があります。汁もれを防ぎ、食品の乾燥を抑えるので、お弁当の仕切りとして最適なアイテム。
必要な大きさにカットしたりカップを作ったりと、使い方はさまざまです。おしゃれなデザインが多く、英字新聞のワックスペーパーでサンドイッチを仕切るだけで、一気にスタイリッシュでおしゃれなお弁当へと早変わりします。
食べられるカップ
紙やシリコンでできたカップだけではありません。のりや昆布でできている食べられるカップは、まるごと食べることが可能です。栄養豊富なうえに、お弁当箱を空っぽにできる達成感は、子どもたちにとってもうれしいポイントでしょう。
ただし、水に弱い点には注意が必要です。一口おにぎりやお豆など、汁気の少ないおかずに有効活用しましょう。会話づくりにもなり、ちょっと変わったお弁当を作る楽しみにもなるアイテムです。
葉物野菜で仕切る
レタスなどの葉物野菜は、美しい彩りがお弁当の仕切りに好ましく、多くの方が使っています。大きめのレタスを使えば、おかずをおいしそうにキャッチ。フリルを上手に使えば、クッションや隙間を埋める名脇役に。栄養・健康面から考えても、大切な役割を果たします。
しかし、気をつけなければならないのが衛生面です。生野菜をお弁当に入れる場合は、農林水産省が発表しているお弁当作りにおける食中毒を防ぐ大原則、食中毒菌を「つけない」「ふやさない」「やっつける」をおこないましょう。
- つけない
生野菜をお弁当に入れるときは、水でよく洗いましょう。
- ふやさない
詰める前にしっかり水分を拭き取り、直接手で触れないようにしましょう。
生野菜なので、加熱して菌を「やっつける」ことはできません。上記2点を励行して、食中毒を防ぎましょう。また、気温が高くなる夏の時期は、保冷材などで温度管理すると食中毒を防ぐ効果が期待できます。
【参考】農林水産省「お弁当づくりによる食中毒を予防するために」
おいしいお弁当に見える詰め方のカギは「ご飯」
お弁当箱の形には丸や四角がありますが、どんな形でも共通して使える詰め方のテクニックをご紹介いたします。詰め方のコツをつかんで、いつもとは違うおしゃれでおいしそうなお弁当作りを楽しみましょう。
ご飯は斜めラインで詰めるとマンネリ化を防げる
ご飯を詰めるとき、お弁当の真ん中で区切るのが基本的な詰め方です。たとえばお弁当箱に付属する「仕切り」を境に、ご飯とおかずで区切りたくなるものですが、ときには斜めのラインで区切って詰めることでマンネリ化を防げます。
また、お弁当箱の底に対して垂直にご飯を詰めるのではなく斜面をつけ、そこに立てかけるようにおかずを詰めてみましょう。同じおかずでも、立体的で見栄えのよいお弁当になります。
おかずは大きなものから詰めるとバランスが良くなる
おかずは、メインの大きなおかずから詰めていきましょう。全体的なバランスが把握でき、小さなおかずも場所を決めやすくなります。小さなおかずを上手に詰めて、隙間を埋めていきましょう。
ポテトサラダやハム、おひたしなど形の変えやすいおかずは、他のおかずを支えたり隙間を埋めたり、ときには土台にもなる優れものです。
これがあれば安心!生野菜を仕切りに使えるおすすめアイテム
仕切りにはカップやシートなど多くの便利アイテムがありますが、見栄えや栄養面を考えると、レタスや大葉などの生野菜を使いたいものです。しかし、やはり気になるのが雑菌による食品の傷み。菌は目に見えないので、いくら気をつけても付着してしまうリスクがあります。そんなときでも、安心して生野菜を仕切りに使えるのが、フマキラーの「食品用アルコール除菌フードキーパー」です。
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仕切りを上手に使っておいしいお弁当を作ってみよう!
お弁当におかずを詰める際、バランスよくおいしそうに見せるにはコツが必要で、思いのほか大変なものです。しかし、仕切りを上手に使い、詰め方のコツをつかめば、おいしそうに見えるお弁当を誰もが作れます。
見栄えがよく、栄養面もサポートしてくれる大葉やレタス類の生野菜を仕切りとして使うときは、衛生面に気をつけなければなりません。仕切りはそういった意味で、気軽に使えるアイテムといえるでしょう。
愛情を込めて作ったお弁当には、安全・安心・栄養がたっぷり。それぞれのライフスタイルに合わせて、お弁当作りを楽しみましょう。