2020年5月25日 | お役立ち情報
カーテンの掃除方法を解説!掃除の頻度、カビ対策などもあわせて紹介
毎日開け閉めするカーテンですが、汚れをあまり意識したことがない人も多いのではないでしょうか。大きな汚れが付くことは少ないかもしれませんが、カーテンには日常的にさまざまな汚れが付着します。放置しているとカビが発生することもありますので、定期的に掃除をしておきましょう。
この記事では、カーテンの汚れの原因や掃除方法についてご紹介します。カーテンは大きいため洗うのが面倒に思える方も多いでしょうが、手軽に掃除する方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
カーテンの汚れの原因
めったにカーテンの掃除をしない人でも年末の大掃除の時期にはカーテンを洗濯するのではないでしょうか。洗濯中の濁った水を見て、カーテンの汚れを実感した経験がある方もいらっしゃるでしょう。カーテンには複数の汚れが付着しますので、まずはどのような汚れがついているか確認しておきましょう。
手垢
カーテンは毎日開け閉めするときに手で触れます。窓の外の様子を見るときにカーテンを触ることもあるでしょう。毎日素手で触れますので、どうしても手垢が蓄積されていきます。
ホコリ
きちんと掃除をしている家でも、室内にはホコリが舞っています。ホコリは静電気でカーテンに付着しますので、めったに掃除をしないカーテンにはかなりホコリが付着しているでしょう。リビングなど家族が集まる場所のカーテンはとくにホコリが付着しやすいです。
油汚れ
料理中に出る油の煙を換気扇で吸いきれなかった場合、部屋に充満するのでカーテンも吸収してしまいます。キッチンとリビングがつながっている場合、リビングのカーテンも油を吸収し、黄ばんでしまう可能性があるでしょう。
タバコのヤニ
室内で喫煙する習慣があれば、タバコのヤニがカーテンに染み付く可能性もあります。ヤニによってカーテンが黄ばむだけでなく、ニオイも吸収してしまいます。
砂埃・花粉
窓を開けたときに砂埃や花粉など、屋外の汚れが入ってきてカーテンに付着することがあります。たとえ網戸にしていても、細かい粒子は網戸を通り抜けるので、カーテンが汚れる原因になってしまいます。
結露
冬は外気と室内の温度差が大きいため、窓が結露することがあります。窓についた結露がカーテンを濡らし、日常的に湿っているとカビの原因になってしまいます。
カーテンの掃除方法
カーテンにはさまざまな汚れがつきますので、定期的な掃除が必要です。カーテンの掃除方法について解説しますので、汚れをためないため掃除を習慣にしましょう。日常的な掃除から本格的な掃除まで、汚れ具合に合わせて掃除方法を選んでください。
ホコリを落とす
日常的な掃除であれば、カーテンのホコリをブラシで落としておきましょう。ホコリがたまりやすい部分は、カーテンの上部や裾の裏の部分です。汚れを蓄積させないように、ブラシを使って小まめにホコリを落としておいてください。カーテンレールもホコリがたまりやすいので、ハンディモップなど高いところの掃除に便利なグッズを使い、ホコリを取り除いておきましょう。
吊るしたまま掃除機をかける
掃除機を使えば、カーテン全体の掃除ができます。カーテンレールから外さず、吊るしたまま掃除ができますので、手間もかかりません。
まずはカーテンを閉めて、フックの部分のホコリを掃除機で吸い取りましょう。次にカーテンを押さえながら上から下に向かって掃除機をかけてください。掃除機はブラシ型ノズルに取り換えると掃除がしやすくなります。
洗濯する
ホコリなどの日常的な汚れは掃除機で掃除できますが、シミやニオイなどの汚れが気になるときは洗濯がおすすめです。カーテンを洗濯する手順を解説します。
1.洗濯表示を確認
カーテンを洗濯する前に、タグを見て洗濯できるか確認しましょう。もし水洗いできない場合はクリーニングに出すようにしましょう。
2.フックを外す
軽くホコリを落としたら、カーテンのフックを外しましょう。カーテンはヒダに沿ってびょうぶだたみにし、洗濯ネットのサイズに合わせてジャバラ状に折りたたんでください。
3.洗濯機で洗う
カーテンを洗濯ネットに入れたら、おしゃれ着洗いコース(ドライコース、手洗いコースなど)で洗濯しましょう。洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤を使うのがおすすめです。脱水時間が長いとカーテンがシワになってしまいますので、軽く脱水したい場合は30秒程度にしておきましょう。
また、洗濯機で1度に洗うカーテンは、ドレープカーテンなら1枚、レースのカーテンなら2枚までにしておいてください。
4.カーテンフックやカーテンレールを拭く
カーテンのフックやカーテンレールにもホコリがたまっています。カーテンを洗濯している間に掃除しておきましょう。
5.干す
脱水後はカーテンレールに取り付けて、そのまま乾かします。カーテンの重みでシワにもなりません。この方法なら干したカーテンを取り込んで取り付ける手間を省けます。
ただし厚みのあるカーテンは水を含むことで重くなりますので、濡れたままカーテンレールに取り付けると負担をかけてしまいます。重量があるカーテンは物干し竿に陰干しして乾かしましょう。
カビが生えた場合
カーテンのカビを放置しておくと、アレルギー症状を引き起こす可能性があります。タグの洗濯表示を確認して、自宅で洗える場合は次の手順で洗濯しましょう。
- 40〜50度のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、カーテンをつけ置きする
- 冷めたらゴム手袋をしてからもみ洗いする
- カビが落ちたら洗濯機で洗濯する
酸素系漂白剤は生地を傷めないので安心です。頑固なカビには塩素系漂白剤の方が効果的ですが、色や柄が落ちてしまう可能性があるため、タグの洗濯表示を確認してください。エンソサラシ不可になっていたら塩素系漂白剤は使用できません。
カーテン掃除のポイント
カーテンを掃除するときに気をつけておきたいポイントをご紹介します。
掃除の頻度
カーテンを頻繁に洗濯しすぎると劣化してしまうため、ドレープカーテンは年に1回程度、レースカーテンは半年に1回程度がよいとされています。頻繁に洗濯しなくていいように、日頃から掃除機を活用してホコリなどを吸い取っておきましょう。
カーテンの周囲を掃除する
カーテンをきれいに洗っても、カーテンの周りが汚れたままでは汚れがカーテンに付着してしまうかもしれません。カーテンを外して洗濯している間に周囲の掃除をしておきましょう。
カーテンレールの日常的な掃除はハンディモップなどでホコリを取り除く程度でしょうが、カーテンを外したときは掃除しやすいのでアルカリ性の住居用洗剤を使って拭き掃除をしておきましょう。
窓はガラス用洗剤とマイクロファイバークロスを使って拭いておきましょう。サッシは割り箸に布を巻きつけて輪ゴムでとめたら手が届きにくいところまで掃除できます。窓周りの掃除をしておけば、清潔になったカーテンをすぐに汚してしまうこともないでしょう。
洗濯時は柔軟剤を使う
カーテンは静電気によってホコリが付着しやすいため、洗濯時には静電気防止効果がある柔軟剤を使いましょう。また、柔軟剤を使うことで脱水時にシワがつきにくくなるというメリットもあります。
生地が弱ったカーテンは手洗いで
カーテンは日差しを浴びるので、長年使っていると弱ってきます。生地が弱っているカーテンを洗濯機で洗うと破れてしまう恐れがありますので手洗いしましょう。手洗いするとき、もみ洗いはシワの原因になりますので、押し洗いをしましょう。よくすすいだら、手で押し絞りしてください。
カビ対策
カーテンにカビが生えないようにするには、窓の結露対策をしてください。結露による水分やホコリなどがカビの栄養となってしまいます。結露した水分がカーテンにつかないように、小まめに拭き取ることがカビ対策として効果的です。結露防止用のグッズを利用するのもよいでしょう。湿度が高い部屋はカビが繁殖しやすい環境になってしまうため、部屋の換気を心がけてください。除湿機を活用するのも効果的です。
また、カーテンに除菌スプレーや無水エタノールをスプレーするとカビを防ぐ効果があります。シミになる可能性もありますので、目立たないところにスプレーして確かめてから使いましょう。
ニオイ対策
カーテンはニオイを吸収しやすいため、食べ物などのニオイがついてしまうことがあります。部屋のニオイが気になると思ったら、カーテンが原因ということもあるものです。布用の消臭スプレーでニオイ対策もしておきましょう。
虫対策
窓の外から入った虫がカーテンの裏に付着し、部屋の中に入ってくることもあります。室内に虫を入れないためにも、虫対策をしておきたいものです。
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まとめ
カーテンに直接汚れがつくことは少ないかもしれませんが、吊るしているだけでも自然にホコリなどの汚れが蓄積されていきます。汚れをためないためには小まめな掃除が必要です。洗濯すればシミやニオイまで取れますが、頻繁な洗濯は生地を傷めてしまいますので、日常的にホコリを落としたり、掃除機で吸い取ったりしておきましょう。カーテンレールに吊るしたまま掃除できますので、さほど面倒ではありません。
カーテンがきれいであれば、窓際も明るくなるものです。カーテンやカーテン周りを清潔に保てばカビ対策にもなりますので、小まめな掃除を実践してください。