栃木ってどんなところ?栃木県の文化・食べ物・お祭り・県名の由来などを紹介!

栃木ってどんなところ?栃木県の文化・食べ物・お祭り・県名の由来などを紹介!

47都道府県を順にご紹介するシリーズ、今回は「栃木県」です。世界遺産の日光東照宮や日本三大名瀑の華厳の滝、風光明媚な中禅寺湖など、見どころが多い栃木県。鬼怒川温泉や中禅寺温泉、塩原温泉など名湯が多い温泉王国でもあります。

県土の約54%を森林が占め、北部から西部にかけての山岳地帯は日光国立公園に指定されています。そんな自然豊かな栃木県の魅力をたっぷりお伝えします。

栃木県とは

はじめに、栃木県の基本情報をご紹介いたします。

県の位置

栃木県は関東地方の北部に位置し、東経約139°〜140°、北緯約36°〜37°に位置します。東は茨城県、西は群馬県、南は茨城県・埼玉県・群馬県、北は福島県に接する内陸県です。

栃木県は5つのエリアに分かれています。北西部の日光エリアには世界遺産の日光の社寺があり、鬼怒川温泉や日光湯元温泉など有名な温泉地が集まっています。県央エリアには県庁所在地の宇都宮市があり、映画のロケ地として有名な若山農場などがあります。

県南エリアは江戸時代に宿場町や問屋町として栄えたエリアです。足利市には日本遺産の足利学校や、藤棚が有名なあしかがフラワーパークなどがあります。県東エリアは益子焼が有名です。益子町では毎年8月にひまわり祭りが開催されています。北東部の那須エリアは、那須高原が見どころです。茶臼岳にはロープウェイもあり、秋には美しい紅葉を楽しめます。

県名の由来

栃木県の県名の由来は諸説あります。1つは栃木町(現在の栃木市)にある神明宮という神社の社殿の屋根にある2組の千木(ちぎ)と8本の鰹木(かつおぎ)が、遠くから見ると10本に見えたことから神社の周辺を「十千木(とおちぎ)」と呼ぶようになったという説です。また、たくさん生えていたトチノキが転訛して「トチギ」になったという説もあります。

この他にも栃木町(現在の栃木市)を流れる巴波川がたびたび氾濫を起こし、千切れた(浸食された)地形の動詞「チギ(る)」に接頭語の「ト」がついたという説、「古事記」に登場する豊城入彦命(とよきいりびこのみこと)が木(毛)の国(現在の栃木県)と木(紀)の国(現在の和歌山県)を区別するために遠く離れた木の国という意味で「遠津木(とおつき)」と命名したものが「トチギ」に転訛したという説などがあります。

栃木県の文化

栃木県に伝わる文化のうち、主なものをご紹介いたします。

結城紬(ゆうきつむぎ)

高級織物の結城紬は、小山市から下野市付近、茨城県の結城市周辺が産地です。小山市の鬼怒川に面した地域は昔から養蚕が盛んで、かつて鬼怒川は「絹川」と呼ばれていました。

結城紬はすべて手作業で作られます。「真綿からの糸つむぎ」「絣くくり」「地機(じばた)での機織り」の工程は、国の重要無形文化財、ユネスコの無形文化遺産に指定されています。

益子焼

益子焼

益子焼は江戸時代の終わり頃に生まれた栃木県益子町周辺の焼き物です。茨城の笠間焼を修行していた大塚啓三郎が益子で焼き物に適した陶土を探し出し、窯を築いたことが始まりといわれています。厚みがあって素朴な味わいが特徴で、昭和54年には国の伝統的工芸品に指定されています。

ジャズの街(宇都宮)

宇都宮市はナベサダの愛称で知られ、世界で活躍するサックス奏者の渡辺貞夫さんや、ジャズギタリストの高内春彦さんなど著名なジャズミュージシャンの出身地です。市内にはジャズの生演奏が楽しめる店も多く、ジャズフェスティバルも多数開催されています。

栃木県の食文化・有名な食べ物

続いて、栃木県の主な食文化をご紹介いたします。

宇都宮餃子

宇都宮餃子

宇都宮市は宇都宮餃子が有名です。宇都宮餃子に明確な定義はありませんが、一般的な餃子に比べると、ニラ、ねぎ、キャベツなどの野菜がたっぷり入っていて甘味があるのが特徴です。ひき肉やニンニクは控えめなので、あっさりして食べやすいといわれています。栃木県は宇都宮餃子に欠かせないニラの生産量も国内トップクラスです。

いちご

栃木県は昭和43年(1968年)以降、いちごの収穫量全国1位を誇るいちご王国です。栃木県が開発した品種「とちおとめ」は、全国のいちご作付け面積の3割を占めています。近年は新品種「とちあいか」が誕生。丸みがあるきれいな三角形で、果皮は濃い赤色です。ヘタの部分がくぼんでいるため、縦に切ると断面がハート型に見えます。贈答用にも用いられる大粒の高級品種「スカイベリー」、白いちごの「ミルキーベリー」なども栃木県産のいちごです。

【参考】栃木県「全国のいちご生産推移

しもつかれ

しもつかれは初午(2月最初の午の日)の日に作り、無病息災を願って稲荷神社に供える栃木県の伝統食です。大根やにんじんを「鬼おろし」という目の粗いおろし器でおろし、正月の残りの鮭の頭や節分の大豆などと一緒に酒粕で煮込んで作ります。7軒のしもつけを食べると病気にならないといわれています。

湯波

日本のゆばの特産地は京都と日光ですが、京都は「湯葉」、日光は「湯波」と書きます。湯葉は豆乳を加熱したときに表面にできる薄い膜を引き上げたもので、京都は端に串を入れて引き上げる一枚仕立て、日光は中央部分に串を入れて二つ折りにしてから巻き上げるため、幾重にも重なってボリュームがあることが特徴です。

レモン牛乳

レモン牛乳は戦後間もなく誕生し、宇都宮市の関東牛乳が「関東レモン牛乳」という名称で販売していました。給食で出される日もあって、栃木県で長く親しまれていたのですが、平成16年に関東牛乳が廃業したことでレモン牛乳も姿を消しました。しかし別れを惜しむ声が多数あがったため、栃木乳業が製造法を継承し、「関東・栃木レモン」として復活。その後は人気が再燃し、テレビでも紹介されて全国的に知名度が高まりました。

レモン牛乳は栃木県産の生乳に砂糖やレモン香料を加えた乳飲料で、レモン果汁は入っていませんが、ほんのりとした甘酸っぱさが懐かしさを感じさせる味わいです。

栃木県の伝統行事・まつり

栃木県の伝統行事・まつり

栃木県に伝わる主な伝統行事や祭りは、次のとおりです。

山あげ祭(那須烏山市)

毎年7月に那須烏山市でおこなわれている山あげ祭は、450年以上の歴史がある野外劇です。道路の幅いっぱいに奥行き100メートルの舞台が設置されます。

網代状に竹を組んだ木枠に烏山和紙を幾重にも貼り、その上に山水を描いた「はりか山」が立ち上げられる様子は大迫力です。山は6つの町内が輪番で毎年作り直します。劇の進行に従って背景を変化させる若衆の動きや三味線と唄にのって地元の踊り子が披露する踊りも見どころです。

全国でも稀な移動式野外劇で、昭和54年2月には国の重要無形民俗文化財に指定されました。平成28年12月には「山・鉾・屋台行事」としてユネスコの無形文化遺産にも登録されています。

ふるさと宮まつり

宇都宮青年会議所創立10周年記念として、宇都宮市制80周年の1976年にスタートした市民参加型のお祭りです。

8月の第1土日に宇都宮市のメインストリートとなっている大通りを中心に開催され、みこし・パレード・郷土芸能・お囃子・和太鼓・よさこいなど、楽しい催しが繰り広げられます。

みこしの参加数は2日間でのべ約90基。来場者数は2日間で50万人以上にものぼる栃木県最大の祭りです。

とちぎ秋まつり

2年に1度開催される栃木市最大の祭りです。神社の祭りではなく、江戸との舟運(しゅううん)や日光例幣使街道の宿場町として栄えた「小江戸とちぎ」の商人の心意気と財力で作り上げたという祭りが現在も受け継がれています。

彫刻や豪華な刺繍が施された江戸型人形山車が蔵造りの街並みを練り歩きます。山車のうち6台は平成18年1月に栃木県指定有形民族文化財に指定されました。

栃木県の建築物・遺産

栃木県の主な建築物や遺産は次のとおりです。

日光東照宮

日光東照宮

日光東照宮は徳川家康を祀る神社で、家康の息子の秀忠によって1617年に創建されました。その後、家康の孫の家光が1634年〜1636年の2年間をかけて現在の豪華絢爛な社殿に建て替えています。

境内には、国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物が並び、荘厳な空間を作り出しています。国宝の豪華絢爛な陽明門は508体の彫刻が施され、1日中見ていても飽きないことから「日暮御門」と呼ばれています。日光東照宮の社殿群は、平成11年12月に世界文化遺産に登録されました。

住所:栃木県日光市山内2301
公式サイト:https://www.toshogu.jp

世界一の杉並木

日光街道・例幣使街道・会津西街道には、全長37kmにわたって約12,000本の杉並木があり、世界一長い杉並木」とギネスブックで認定されています。今から約400年前に徳川家康の家臣・松平正綱が植えたもので、当時は16,000本あったといわれています。昭和27年に国の特別史跡、昭和29年に国の特別天然記念物に指定されています。

足利学校

足利学校

足利学校は日本で最も古い学校として知られ、大正10年に国の史跡に指定されています。創建は奈良時代や平安時代、鎌倉時代とする説など諸説ありますが、歴史に姿を現したのは室町時代です。応仁の乱以後、戦乱の中も学問の灯を絶やさず、学徒三千といわれるほど隆盛しました。

天文18年(1549年)には、イエズス会の宣教師、フランシスコ・ザビエルに「日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学」と世界に紹介されています。明治5年に廃校になりましたが、有志による保存運動が展開され、郷土のシンボル、心の拠り所として平成2年に復元が完成しました。

住所:栃木県足利市昌平町2338番地
公式サイト(足利市ホームページ):https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/education/000031/index.html

栃木県の県民の日とその由来

栃木県の県民の日は6月15日です。6月15日は、明治6年(1873年)に当時の栃木県と宇都宮県が合併し、現在とほぼ同じ県域の栃木県が成立した日です。昭和60年に「県民の日」として制定されました。

まとめ

自然豊かな栃木県では世界遺産から絶景、温泉まで楽しめます。いちごの生産量は半世紀にわたって全国1位で、宇都宮餃子や佐野ラーメンなど、一度味わってみたいご当地グルメも豊富です。

県庁所在地の宇都宮市は都心からの交通アクセスもいいので、日帰りでも楽しめるでしょう。栃木県の自然や観光名所、グルメを楽しみに、ぜひ訪れてみてください。

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