理解力がない人の特徴&原因と理解力を高めるための方法を紹介

理解力がない人の特徴&原因と理解力を高めるための方法を紹介

日常生活の中で「○○は何度同じことをいっても理解しない」「彼は理解する力が足りなくて説明する側は苦労する」といった経験をされる方は多いです。

これは理解する側の理解力が一定のレベルに達していないことで起きる問題です(※もちろん説明する側に問題があるケースもあります)。

理解力はいわれたことを正しく理解し、正しい行動へ移すためには非常に重要な要素です。今回は理解力が低い人の特徴、理解力が低い原因などを解説し、その後理解力を高める方法をご紹介します。

理解力とは?

理解力とは?

理解力とは物事の仕組みや状況を適切に判断する能力のことを指します。「理解する」という能力は、それ自体が単体で成り立っているわけではなく、知識や学習などと深い関係があります。

たとえばですが、ある文章を読み、その意味を理解するには、まず書かれている文字(漢字やひらがななど)を読む力が必要になってきます。

また、文章を読めてもその意味がわからなければ理解できたとはいえませんから、文章ひとつ、ひとつの意味を正しく理解する能力も欠かすことができません。

このように理解力というのは文字を読む力、各単語の意味を理解する力などさまざまな能力をバランス良く伸ばすことで向上します。つまりこれから理解力を高めたいという方は、まず基礎となる知識、能力、経験などを十分に身に付ける必要があるということです。

理解力がない人の特徴・原因

理解力がない人の特徴・原因

「あの人は本当に理解力が足りなくて…」といった表現はよく用いられますが、具体的に理解力がない人にはどのような特徴があるのか?また、理解力が不足している原因は何なのか?ここでは理解力がない人の特徴や原因をいくつかまとめましたのでご覧ください。

【特徴・原因①】すぐに「理解できている」と思ってしまう

理解力が足りない人は、自分の判断で「私は○○のことは十分に理解できた」と勝手に思い込んでしまう節があります。学生時代にテストで絶対的な自信を持って回答した問題が不正解だったという経験をされたことはないでしょうか?

このようなケースはすぐに理解できていると思ってしまう良い例です。物事を何でもかんでも自分なりに解釈してしまう人、最後までしっかりと確認をとらずに自分は理解したと思い込んでしまっている人は、仕事でも他の人と違うことをしたり、思わぬ凡ミスを犯したりといった状況を生んでしまうことが多くなります。

特に最後まで人の話をしっかりと聞かない、話の途中で行動に移してしまうといった方は、このような悪影響を招きやすいので注意が必要です。

【特徴・原因②】前提知識が足りない

会社は社員やスタッフに仕事を任せるとき、個々の能力に合わせた業務を与えるのが一般的です。これは企業としても思わぬミスで大きな損失を出したくありませんから、ある意味では当然のことです。

ここで問題になるのが仕事を任された人間の基礎能力や基礎知識です。仮に仕事を任された人間の能力や基礎知識が周囲の評価よりも想像以上に低い場合は、作業内容を完全に把握、理解するのは難しくなります。

その結果、プロジェクトの進行にも遅れが生じるようになり、社内や部署全体に悪影響が出ることもあります。

前述のように理解力というのは、さまざまな基礎が積み重なることで身に付くものです。そのため、指示通りのことができない社員や部下がいた場合は、一度その人の能力を見直してみる必要もあるでしょう。

【特徴・原因③】視野が狭く、自分のことで精一杯

理解力が足りない人の中には、視野が狭く、自分に課された業務や課題で精一杯になっているケースもあります。視野が狭いということは周囲の状況も十分に見えていない、理解できていないということですから、どうしても他の物事に対する理解度は低下します。

特に部署全体の状況などを把握する必要がある責任者などの立場になると、視野が狭いことによる理解力不足は大きなデメリットになります。

周囲の状況や社員の人間関係などを十分に理解できていないまま部下に仕事を振ると、適切ではないポジションに人員を配置してしまったり、意思疎通がとれない者同士を組み合わせてしまったりなど、周囲も「なぜこのような振り分けをするのか?」といった疑問を抱えることが多くなります。

【特徴・原因④】他人の話をまじめに聞く姿勢が足りない

理解力が足りないのは、単純に人の話をしっかりと聞いていないだけということもあります。周囲に「○○君はいつも伝えたことを理解できないけどなぜだろう?」といった人がいたら、「今、僕が何ていったか復唱してみて」と聞いてみてください。

ここでしっかりと復唱できていない場合は、人の話を聞いていないということですから、これがそのまま理解力不足につながっています。

上司が仕事内容や手順などを説明しているにもかかわらず、他のことを考えていたり、上の空で聞いたりしている方は実際に多いです。このようなケースでは大抵作業が始まると、「○○はどうやってやるの?」「○○の手順を教えて」といった状況になります。

上司が説明したにもかかわらず、他の同僚やスタッフに作業内容や手順を聞くというのは周囲にも迷惑がかかりますので極力避けたいところです。

【特徴・原因⑤】やる気・向上心が足りない

仕事、勉強などどのような分野でもそうですが、ひとつの物事に対してやる気や向上心が不足した状態で取り組むのは理解力低下の原因になります。

やる気や向上心が高い人というのは、常に上のレベルを目指していますから、与えられた課題を必死に理解し、解決していきます。

しかしやる気、向上心が不足している方は「面倒くさい」「必要最低限のことだけ済ませればよいだろう」という感情が心の中を支配するため、集中力や理解力を必要とする難題を避けようとする節があります。

こうなると自身の能力や知識はある一定のところで止まったままになるため、高い能力や知識を必要とするタスクをこなせなくなる可能性が高くなります。

また先ほども解説しましたが、やる気や向上心が足りない人は他人の話も適当に聞いてしまう傾向にあるため、結果的に理解不足のまま仕事や勉強に取り組みがちになります。

【特徴・原因⑥】わからないことをそのまま放置する

理解力が不足している人は、わからないことをそのまま放置することもあります。通常、わからないことがあったときは先生、上司、先輩、同僚などに助言を求めます。

ところが理解力が足りない人の場合は、会話や勉強の中で出てくるさまざまな「?」をそのまま放置することがあるため、仕事やテストなどのシーンでもミスを犯すことになります。

理解力を高める6つの方法

理解力を高める6つの方法

理解力が足りない原因は人それぞれですが、社会に出て生活する上では必要最低限の理解力は身に付けておきたいところ。ここでは「自分は人の話が理解できなくて困っている…」という方に向けて、理解力を高める方法をご紹介します。

【方法①】理解できない部分はすぐに周囲へ聞く姿勢を身に付ける

前述のように理解力が低下している人の中には、わからないことはそのまま放置するという方もいます。わからないことを放置する主な理由には「質問すると怒られる」「聞くと周囲に迷惑がかかる」「わからないことを聞くのは恥ずかしい」などさまざまです。

確かに上記のような気持ちを抱くのもわかりますが、広い視野で見ると、わからないことを放置するのは自分だけではなく、周囲の人や会社全体に迷惑がかかる恐れがあります。

わからないことをそのまま放置して仕事を進めた場合は取り返しのつかない大きなミスを犯す可能性があります。こうなると最悪の場合、大口の取引先との契約打ち切りや多くの顧客からクレームが入るといった事態を招く恐れもあるでしょう。

そのため、特にミスが許されない場面やケースなどでは、わからないことはそのまま放置するのではなく、必ず周囲の人に教えてもらうなどの対策を施してください。

わからないことを人に聞くのは恥ずかしいという方もいますが、日本には「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」ということわざもあります。理解できない部分は積極的に周囲に助けを求めるようにしましょう。

【方法②】他人の話に興味・関心を持つ

他人に対して無関心な状態だと、話を聞く姿勢もなかなか身に付きませんし、話の中身や内容も理解することができません。そのため、理解力を高めることを目的とする場合は、人が話すことに常に興味、関心を持つようにしましょう。

人の話を興味、関心を持ちながら聞くことで、相手が説明している重要なポイントを聞き逃すことも減ります。

また、話をしっかりと聞いていると疑問点が湧いてくることもありますが、これは人の話をしっかりと聞けている証拠でもあります。人の話をまったく聞かない人の場合は、「○○さん、何かを話しているな」ぐらいの感覚で疑問点などが湧いてくることもありません。

相手の話をまじめに聞いた上で出てきた疑問に関しては、まったく悪いことではありませんので、その都度不明点の詳細などを質問、確認するようにしましょう。

【方法③】話の内容をメモする癖を身に付ける

人の話を理解するのが苦手な人は、メモをする癖を身に付けるようにしましょう。先ほど、わからない点は積極的に周囲に助けを求めるのが好ましいと説明しました。

しかし、自分で何の努力もせずに他の人に助けを求めてばかりだと、自分の能力も伸ばすことができませんし、周囲にも迷惑がかかる可能性があります。

そのため、できるだけ自分だけで理解する力を身に付ける努力も施してみましょう。話の内容を紙やノートなどにメモしておくことで、大事なポイントを忘れたときに確認することができます。

仮にメモを見ても理解できない部分があったときに、初めて周囲に質問するようにすれば、周りの人に何度も助けを求めることもなくなります。

社会人は基本的に自分のことは自分で解決する能力が求められますので、理解力もできるだけ自身の努力で高めるようにしましょう。

【方法④】理解力向上に必要な知識や能力を伸ばす

前述のように理解力というのはひとつの知識や能力だけではなく、複数の能力をバランス良く向上させる必要があります。たとえば、会議で使う資料の中にわからない漢字があった場合は、漢字の読みの勉強をすれば理解できるようになります。

また意味がわからない単語があった場合は、語彙力(言葉や単語の意味を理解する力)を伸ばすことで、意味が理解できるようになります。

もちろん上記はあくまでも一例ですので、物事を理解するのに算数や数学の知識が求められたり、理科や化学の知識が必要になったりするケースもあります。

「この仕事を理解するにはどのような能力が必要なのか?」という点を意識しながら、基本的な能力を伸ばしていきましょう。

【方法⑤】アウトプットの機会を増やす

頭でわかったことを完全に理解するにはアウトプット、つまり第三者などにそのことを話すのが有効です。第三者に覚えたこと、理解したことを話し、そのことを相手もしっかりと理解できたのであれば、自分も正しく理解できているということになります。

このようにアウトプットというのは、頭にインプットしたことを正しく覚えているかを確かめる行動でもあります。

会社で責任ある立場に就いている方は、仕事を任せる部下の能力や知識に心配な点がある場合は、まかす仕事の内容や手順などを質問してみてください。

ここで部下が正しい回答を述べることができれば、その部下は仕事の内容などをしっかりと把握しているということですから、安心して仕事を任せることができます。

【方法⑥】読書をする

さまざまな分野の本を読む習慣を身に付けると、新しい知識が吸収できたり、語彙力を高めたりすることができます。

本というのは基本的に文字のみで構成されています。つまり本の内容を理解するには文章を読む力をつけたり、各単語の意味を覚えたりする必要があります。

おそらく読書が苦手な人が本を読むと、最初は「何を伝えたいのかさっぱりわからない…」という感情を抱くはずです。

しかし、わからない言葉などを辞書やスマホなどで調べ、文章の意味を理解できるようになると、その本で本質的に伝えたいこともわかるようになります。

新しいプロジェクトで使う資料、会議で使う資料、取引先との打ち合わせで使う資料の中に読めない漢字や意味がわからない言葉があって困った経験をした方も多いと思います。

読書は仕事にも通じる基礎能力を効率的に身に付けることができますので、自宅や通勤、退勤時の電車の中で本を読む習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

理解力が高い人は社会的にも重宝されやすい!努力して理解する力を身に付けよう

理解力が高い人は社会的にも重宝されやすい!努力して理解する力を身に付けよう

日常生活の中で理解力というのは大きくクローズアップされることはありませんが、円滑な業務遂行や大きなプロジェクトなどを進めるときは非常に大事な力となります。

仕事を任せる側の人間にとっては、そのプロジェクトへの理解度が高い人間を使いたいと思うのは当然ですから、理解力が高い人というのは社会的にも重宝されやすいという特徴があります。

また、理解力は仕事やビジネスなどのシーンだけではなく、日常生活においても役立ちます。たとえばですが、町内会のお祭り開催時などに、その行事に対する理解度が高ければ役員を依頼されることもあります。

このように理解力というのはシーンに関係なく、大きなプロジェクトになればなるほど重宝されるものです。

もちろん通常の業務や日々の生活の中でも、必要最低限の理解力というのは必須になってきます。理解力はちょっとした工夫ひとつで高めることができますので、ぜひ今日からでも実践してみましょう。

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