頭の回転が速い人になるための方法。何をどう考えれば頭の回転が速い人になれるのか

頭の回転が速い人になるための方法。何をどう考えれば頭の回転が速い人になれるのか

仕事で「この人は決断するのが早いな」「他の人間とは違う角度から物事を見ているな」と感心することはありませんか?このような周囲からも認められるような人には、「頭の回転が速い」という特徴があります。

頭の回転の速さは仕事だけではなく、日常生活で起きるさまざまな物事を解決するためにも必要な能力です。逆に頭の回転があまり速くないという方は、ひとつの物事を解決するまでに時間を要してしまうのではないでしょうか。

特に仕事やビジネスの場面では、業務をスムーズに進めるためにも、頭の回転の速さは重要です。そこで今回は頭の回転が速くなる方法などをまとめましたのでご紹介いたします。

頭の回転の速さは生まれつきで決まってしまう?

頭の回転の速さは生まれつきで決まってしまう?

まず頭の回転が速い人には、以下のような特徴があります。

  • 早口
  • 相手が伝えたいことを理解するのが早い
  • 話をまとめるのが早い
  • 豊富な知識量を自慢することがない
  • 決断が早い
  • 仕事をこなすのが早い
  • 記憶力に優れている
  • 人間関係などを察知する能力に優れている
  • 常に考えている

頭の回転が速い人全員に、上記のような特徴がみられるわけではありません。しかし、頭の回転が速い人は、他の人よりも物事を決断する能力や仕事などをこなす能力に優れていることが多いです。

ではこのような優れた能力は遺伝や生まれつきで決まってしまうのでしょうか?答えは「NO」です。たしかに頭の回転が速いというのは、生まれた時点である程度決定される部分もあります。

しかし、頭の回転の速さというのは運動能力などと同じで、先天的に持って生まれたものと、努力など後天的なものによって培われたものが組み合わさって完成します。

つまり現段階で頭の回転が速くなく、仕事などでも上手くいかないといった悩みを抱えている方は、努力することで能力を向上させるのは十分に可能ということです。

詳細は後述しますが、頭の回転力を速くするにはさまざまな「経験」を積み、頭をフル回転させることが大切です。

頭の回転を速くする13個の方法を解説

頭の回転を速くする13個の方法を解説

前述のように頭の回転を速くするには後天的な努力によっても鍛えることができます。では、具体的に頭の回転力を高めるにはどのようなことを意識したらよいのか?ここでは頭の回転を速くする方法を13個まとめましたのでご覧ください。

人と会話する習慣を身に付ける

人と会話するというのは、頭を効率的に鍛えるのに有効です。その主な理由は、人との会話というのは「相手の伝えたいことを理解する」「自分の考えを伝える」といった処理能力が求められるからです。

相手の述べていることを理解する能力、自分の考えを即座に伝える能力というのは、日常生活やビジネスなどシーンに関係なく求められます。

相手が伝えたいことを瞬時に理解できれば、その後の行動もスムーズなものになりますし、自分の考えをわかりやすく伝えることができれば、相手が次にとるべき行動も速やかに始動させることができます。

人と日常的に会話をしているとこれらの能力が鍛えられるため、チーム制の仕事などでも効率的な作業が可能になるでしょう。

物事の決断はできるだけ「即決」を意識する

実は私たち人間は何気ない日常生活の中で、無意識のうちにさまざまな選択、決断をしています。具体的には、「今日の夕食」「明日のデートに着ていく洋服」などが挙げられます。

頭の回転が速い人はこのようなちょっとした選択、決断を迫られるシーンにおいてもスパッと決めることができます。しかし、頭の回転が遅い人は「何にしようかな?」「どうしようかな?」といったように優柔不断な一面をみせることが多いです。

これだといつまで経っても物事が先に進まないため、解決に至るまでにも多くの時間を要することになります。頭の回転が速い人は早めの決断を選択し、他の人よりも一歩早いスタートを切りますので、ひとつの物事が完結するスピードにも優れています。

即決というのは一見すると冷静さを欠いた行為にもみられるかもしれませんが、早く決断しないとチャンスを逃すという場合もあるため、即断即決というのは非常に重要な要素となります。まずは小さな物事から少しずつ即決という行為に慣れていきましょう。

何事も考える癖を身に付ける

仕事やビジネスのシーンでは、物事を考えながら進める方は多いです。ところがこのような方も自宅など、プライベートのシーンになると何も考えずに生活することが少なくありません。

頭の回転を速くするにはシーンに関係なく、常に考えながら物事を進めるという姿勢が大切です。考える習慣を身に付けておくことで、急なトラブル時などにも即座に頭を働かせることができるようになります。

わからないことを追求する

わからないことを調べたり、追求したりするのは頭をフル回転させることにつながります。頭の回転を速くするには、常に頭を使うというトレーニング法が有効となりますので、わからないことは積極的に追求していきましょう。

わからない間は頭も疲れ気味になりますが、理解できると脳も鍛えられますし、充実した気分も得ることができます。頭の回転が速い人は知識量や情報量が多いといわれていますが、それは常日頃からわからないことを追求している癖が身に付いているからです。

文章や日記を書く

頭の回転を速くするには文章や日記を書く習慣も身に付けてみましょう。文章を書くときも頭を使うことができますので、回転力を向上させるのに適しています。

また、文章や日記は頭の回転の速さだけではなく理解力、記憶力、想像力、表現力の向上にも効果があります。日記は1日に起きた出来事を振り返りながら執筆することになりますので、記憶力の向上を中心に効率的に鍛えることができます。

日常生活の中で「新鮮」を感じる

脳はいつも同じ環境にいると慣れの影響からリラックスモードに入ります。しかし、頭の回転を速くすることが目的の場合は、慣れない分野に触れ、脳に新鮮さを与えるのがよいでしょう。

具体的にはいつもと違うルートで会社へ向かったり、1駅分遠くの駅で降りて自宅へ帰ったりなどが挙げられます。このような行動はいつもとは違う景色を目にするため、脳にとっても新鮮な体験となり、活性化へとつながります。

同じことを繰り返して慣れてきたなと感じたら、別の新しい分野に触れてみるようにしましょう。多くの「新鮮」を経験すると、新しい物事に取り組むときも頭と体が慣れるまでの時間を短縮することができます。

また、さまざまな分野に触れることで、誰も思いつかないアイデアなども出てくる可能性が高くなるでしょう。

整理整頓をする

色々な場所に物などが散乱していると気が散って集中できないため、頭の回転力が鈍ります。これはさまざまな情報(物)が目に入ってくることで、注意力が散漫になっているということです。

注意力が散漫になれば頭の回転力をフルに活かすどころか、凡ミスなども起きやすくなりますので注意が必要です。このことから特に仕事場では机の上をきれいにしておくなど、日常的な整理整頓は欠かさないようにしましょう。

ムダな情報が視界に入ってこないだけで集中できる環境が整うため、頭もスムーズに回転させることができます。

良い影響を与える栄養素を摂取する

頭の回転を速くするには、脳が活発に働けるような環境を整えておくことも重要です。一般的に頭の回転に影響を与えるといわれている栄養素は以下のとおりです。

  • ブドウ糖
  • DHA、EPA
  • レシチン

白米、パン、麺などに含まれている炭水化物は体内で分解されるとブドウ糖となり、脳のエネルギー源として使われます。また、いわしやサバなどの青魚に多く含まれるDHAやEPAは脳の活性化につながるといわれており、主に神経組織において重要な働きをします。

DHAやEPAは体内で作ることができないため、意識的に食事から摂取するようにしましょう。納豆などの大豆製品やチーズに含まれているレシチンは、脳の神経伝達物質であり、記憶力や集中力向上に効果があるといわれています。

頭の回転を速くするトレーニングなどを行うと、脳に必要な栄養素の消費量も増加しますので、上記のような食べ物をしっかりと摂取しておきましょう。

十分な睡眠時間を確保して脳を休ませる

頭の回転を速くするには日常生活でのトレーニングなどが大事ですが、睡眠時間を削ってまで訓練をするのはNGです。体と脳は十分な休息を与えることで、活発化します。

徹夜をした次の日などは頭が働かないことが多いですが、これは睡眠不足が及ぼす弊害の良い例でもあります。脳を活発化させる方法にはさまざまなものがありますが、結局は体、心、頭を効率的に休めることができる睡眠に勝るものはありません。

十分な睡眠時間が確保できる方は7時間~8時間ほど、7時間以下の睡眠時間しかとれないという方は昼食後に10分~15分ほどの仮眠を取り入れてみましょう。わずかな時間ですが、これだけで脳がすっきりする方は多いです。

定期的にウォーキングやジョギングなどの運動をする

ウォーキングや軽めのジョギングなどは、体内の血流を高められるため、脳にも大量の酸素を送ることができます。

頭がぼーっとして良いアイデアが思い浮かばなかったり、徹夜での仕事で睡魔に襲われたりした場合は、近所を軽く散歩するのがおすすめです。

ただし、頭の回転を速くする目的で運動を行うときは、「軽め」を意識しておいてください。運動の強度を上げてしまうと、疲労が蓄積されてしまうため、逆に働きが低下する恐れがあります。

読書をする

読書をする

頭の回転力が速い人は一度聞いたら忘れない「記憶力」、そして豊富な知識や経験を活かして新しいアイデアを生み出す「発想力」が優れています。この記憶力や発想力を鍛えるのに有効な方法のひとつが読書といわれています。

また、頭の回転を速くする目的で本を読むならインプット(情報や知識を蓄える)だけではなく、アウトプット(蓄えた知識や情報を仕事などに反映させる)の作業も必要です。

情報や知識を蓄えるだけなら誰でもできますが、その蓄えた知識などを仕事や日常生活の場面で活かすのは難しいです。

頭の回転力が速い人は覚えたこと、学んだことを次の物事に活かすことができるため、常に新鮮、かつ斬新なアイデアで周囲を驚かせることも珍しくありません。

スキマ時間に脳トレアプリで訓練を行う

現在はスマホで脳を鍛えられるアプリも多く存在します。このような脳トレアプリは電車での通勤中やお昼休みなどにも手軽に行うことが可能です。

また、脳トレアプリはゲーム感覚で行うことができますので、難しいことが苦手な方でも効率的に脳を鍛えられます。最近は無料の脳トレアプリも多くありますので、試しにひとつプレイしてみてはいかがでしょうか。

暗算を行う

私たち人間の脳には右脳と左脳があり、暗算は右脳を鍛えることができるとされています。そしてこの右脳は想像力や感情を司る処理を行っています。頭の回転が速い人は、相手の気持ちや感情、周囲の状況を想像する能力に優れているという特徴があります。

つまり暗算で右脳を鍛えることができれば、頭の回転が速い人が持つ特徴を身に付けられる可能性があるのです。暗算といっても超難解な難しい問題を解く必要はありません。

食事などに行ったときに渡されるオーダー表を暗算してみたり、レシートの合計額部分だけを隠して計算をしたりなど、身近なものを活用してトレーニングを行うだけでも十分な効果を得られます。

自分に合った方法で頭の回転を速くするトレーニングを習慣づけてみよう!

自分に合った方法で頭の回転を速くするトレーニングを習慣づけてみよう!

頭の回転が速い人は自分自身の意思で判断や決断を行う能力に優れていたり、他の人では思いつかないようなアイデアを生み出したりなど、社会生活を送る上では強みとなる能力を複数持っています。

これらの能力はたしかに生まれながらにして身に付いているものもありますが、努力などの後天的要素も強く影響しています。

そのため、「自分は頭の回転が速くないから仕事も遅い…」といった感情を抱く必要はありません。頭の回転の速さは、日常生活の中でのトレーニングなどで十分に身に付けることができます。

もちろん回転の速さには個人差がありますが、社会生活で最低限必要になる能力は訓練次第で誰でも取得することができます。自分に合った方法で頭の回転の速さを鍛えていきましょう。

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