お庭の除草方法。手軽にできる除草対策や除草剤の使い方について解説

お庭の除草方法。手軽にできる除草対策や除草剤の使い方について解説

お庭をすてきに彩る花や木はいつまでもきれいに保ちたいですよね。丁寧にお手入れしていても、いつの間にか雑草が次から次へと生えてきて困る!そう思っている方は多いと思います。

今回は、「雑草を簡単に素早く取り除くにはどうすれば良い?」「除草剤は使っても大丈夫?」など、さまざまな雑草と除草に関する疑問にお答えします。

雑草はどんな植物?まずは雑草の種類を知ろう!

雑草はどんな植物?まずは雑草の種類を知ろう!

雑草というのは、放っておくとどんどん茂り、大切に育てている花や木を弱らせていくこともあります。実は一口に雑草といっても、それぞれの草に品種や生育のサイクルがあり、それに合わせて上手に駆除していかなければなりません。

まずは、雑草の種類を見てみましょう。

一年生植物

一年草とも呼ばれ、種から成長して枯れるまでのサイクルが一年の雑草です。

夏型(夏草) :春に発芽し、冬に枯れる
冬型(冬草) :秋に発芽し、夏に枯れる

これらの一年草は、春と夏に成長していきます。

除草の効果を出すには、枯れるタイミングで除去することが大切です。夏草は冬に枯れるので、秋になったら除草を検討します。また、冬草の場合は初夏に除草すると効果的です。

多年生植物

多年草と呼ばれ、季節を通して長く生長します。多年生植物は2種類あり、「常緑多年草」と「宿根草」に分かれます。

常緑多年草は、年間を通して葉を茂らせ、宿根草は、冬場や過酷な環境の下では地上の葉は枯れるのが特徴です。

多年草は一年草と違い、しっかりと根付くものが多いのが特徴です。むしったり、引き抜くことが困難なことが多く、除草剤を活用したほうが効果的です。

雑草をとる!除草方法の基本

雑草をとる!除草方法の基本

雑草取りは、できれば簡単に終わらせたいものです。しかし、方法を間違えるといつまでも雑草が絶えずに生えてくる状況になってしまいます。

効果的なタイミングを狙って、準備万端に挑みましょう。

除草のタイミング

草むしりに最も効果的な時期はいつでしょうか?

一年草…初夏と秋
多年草…通年

雑草の生育サイクルからいうと、このようになっています。つまり、この季節になったら除草すれば大丈夫というタイミングはありません。生い茂る前に、こまめに行うことが除草の基本です。

除草のNG作業

雑草取りは面倒!根を断てばよいのでは?そのような思いから、耕して根を刻むのはあまりおすすめではありません。特に、多年草は地下の茎は繁殖力が強く、刻んだ分だけ増殖していきます。

雑草取りは、できるだけ根から丸ごと断つことが基本です。

除草に必要なグッズ

除草作業には、どのような道具が必要でしょうか?お庭や作業場所の広さによっては、草刈り機などが必要な場合もあります。今回は基本の道具を紹介します。

  • スコップ
  • くわ

このようなものになります。最近は、大変便利な除草グッズがたくさん販売されています。除草作業は、窮屈な姿勢や前かがみになったりとなかなか身体的にも大変なものです。ホームセンターや通信販売などで、気軽に買える便利グッズをぜひ積極的に活用してみましょう。

また、慣れない作業ですので、ちょっとしたけがをすることもあります。ばんそうこうや消毒液など、メディカルグッズもすぐに出せるところに準備しておくと安心です。

除草に適した服装

毎年暖かい季節になると、除草作業で熱中症などのニュースを目にします。除草作業で最も大切なポイントの一つが服装です。

  • 通気性が良いこと
  • 紫外線にさらされないこと
  • 防虫の対策

この点を注意しなければなりません。

通気性がよく、長そでのものを選びましょう。またタオルなどで首を守り、帽子も忘れずに被るようにしましょう。軍手もよく使われますが、防虫対策を考慮した厚手のガーデニング用ゴム手袋がおすすめです。

除草剤を使用するポイント

除草剤を使用するポイント

何度も生えてくる雑草は、手作業だけでは除草できない場合もあります。そんな時に便利なのが除草剤です。

でも、安全性が気になる…使い方がわからない…たくさんあってどれを選んでよいかわからない…そう思う方も多いでしょう。

除草剤は安全?

除草剤は、危険、環境破壊などの印象が強いことは事実です。しかし、近年では研究や開発が盛んにおこなわれ、家庭用の除草剤のほとんどは安全に使用することができるようになっています。ペットや小さなお子様への影響も少ないです。

除草剤は、植物の代謝やホルモン、細胞に働きかける薬品です。植物に影響するため、基本的に動物には影響しません。近年では、食品に含まれる成分を使用したり、天然成分を使用した除草剤が多く発売されています。

しかし、使用する際は直接皮膚に触れたり、目や口に入らないよう注意しましょう。

タイプ別の除草剤の使い分け

除草剤は多くの種類があります。液体タイプと、顆粒や粒、粉のタイプです。同じブランドでも違うタイプが売り場に並んでいたりするので、どれを選んでよいか迷いますよね。まずは、タイプ別の特徴を簡単にピックアップしてみました。

基本は、植物用肥料と同様です。液体はすぐに土にしみこむので即効性が期待できます。一方、顆粒などはゆっくりと効いていきます。

液体タイプ

液体タイプの大きな特徴は、植物に散布したとき葉や株全体に直接作用する点です。葉の細胞を壊して枯らすなど効果はさまざまですが、即効性が強い性質になります。大切な葉や木を避け、部分的に使用したり、手が届かない場所に散布することが可能です。

希釈タイプとそのままスプレーなどをして使えるタイプがあります。希釈タイプの場合は、容器に記載されている通りに薄めてじょうろや霧吹きで散布します。

顆粒、粒状、粉状タイプ

顆粒、粒状、粉状タイプの特徴は、ゆっくりと植物に作用していく点です。これらの多くは、土にじわじわとしみ込んでいくので、花壇や植栽のそばの除草には不向きです。建物の隙間など、普段メンテナンスがしづらい場所での雑草の予防に最適です。

芝生の除草方法

芝生の除草方法

雑草の種類や除草剤のタイプを解説しましたが、芝生はどうやって対策したらよいでしょうか?きれいなお庭やエントランスに必要な芝生。しかし、実は芝生のメンテナンスはとても大変です。

芝生をきれいに保つ、除草の方法をご紹介します。

雑草が生えない芝生を作る

芝生には「アレロパシー」という、ほかの植物の生長を抑制する成分を放出する性質があります。ほかのグラウンドカバーに使う植物より、雑草が生えないのが芝生の特徴です。密な芝生にすることで、より効果が高くなり雑草を寄せ付けないようにすることができます。

さらに、芝刈りの時に長めに芝を残すことも予防につながります。

肥料をまく時期に注意する

青々とした芝生を育てるには、肥料は欠かせない存在です。芝生は冬の間は生長を止め、茶色くなります。一般的には、芝生の成長が止まるシーズンの前に肥料を与えます。

しかし、このタイミングで雑草が生えている場合は、肥料を控えてください。雑草だけが旺盛に繁殖してしまいます。

除草剤を使う

芝生に多くの雑草が生えてしまった場合は、除草剤の使用を検討してみましょう。しかし、除草剤は慎重に選ばないとうまく除草効果が得られません。除草剤にはすべてを枯らしてしまう「非選択性」と雑草だけに作用する「選択制」があります。

もう1点、「日本芝」には使えるが「西洋芝」には使えない、という除草剤もあります。芝生の種類や雑草の繁殖状況を確認しながら選んでください。

除草剤を使わない除草方法

除草剤を使わない除草方法

除草剤が使用しづらい環境や、もっと手軽に雑草を退治したい場合はどのような方法があるのでしょうか?ホームセンターなどで簡単に入手できるグッズを使用したり、家庭で簡単にできる方法をご紹介します。

防草シートを使う

黒色で、合成繊維でできた人工シートです。ホームセンターなどで簡単に入手できます。土を遮光し、雑草の生育を防ぎます。

隙間なく敷き詰めて、雑草が生えるのを防ぐのですが、美観を損ねることもあるので使う場所を選べば有効なツールです。

砂利やレンガ、ウッドチップを敷き詰める

ある程度の重さの石などを敷き詰めると雑草は生えづらくなります。隙間から生えてくることもありますが除去しやすい状態に保てます。

色のきれいなグラベルなどさまざまな敷材があるので、お庭の雰囲気に合わせて選ぶことができるので大変人気がある除草方法です。

注意が必要な除草方法

熱湯やゆで汁をまく

熱湯などは、根のとても浅い雑草や、地上に出ている葉や茎には有効です。しかし、地中深く根付いている雑草にはあまり効果がありません。

土の中には多くの細菌や微生物がいます。これらが活発に働くことでよい土が出来上がります。熱湯をかけるとそういった細菌なども死滅する可能性があるのであまり良い除草方法とは言えません。

塩水をまく

これは、家庭のお庭や花壇ではおすすめできません。

塩分は土にしみ込んだ後、分解されずに長期間残ります。塩分を多く含んだ土は植物が根付かず生長することができません。あらためて植物を植えても育つことができなくなります。

また、大切な周辺の植物を枯らすだけでなく、広い範囲に浸み込んでいきご近所に影響が出ることもあります。

重曹を使う

重曹を使った除草は、実はあまり効果が得られません。

重曹には、植物の細胞を壊したり成長を阻害する効果があるのですが、ただ散布するだけでは雑草除去は難しいです。プロが使用するときは、雑草をなぎ倒したりして傷つけてから使います。そうすると傷口から浸み込んで効果が出ます。

家庭で、雑草を傷つけてから散布していくのは、手間がかかるのでベストな方法ではないでしょう。

まとめ

除草にはさまざまな方法があります。少々の雑草であれば、手作業で抜いていくことができますが、しつこく生えてくる場合は除草剤に頼るのも一つの手段です。

大切な花や木、芝生が枯れないように、使用するときは種類を選んで使用するようにしましょう。

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