掃除の頻度ってどれぐらい?週の回数や時間の目安など

掃除の頻度ってどれぐらい?週の回数や時間の目安など

掃除をしたいけど時間がない…、でも掃除をしないと家が汚くなる…。このような悩みを抱えた家庭は非常に多いのではないでしょうか。

快適かつ清潔な生活を実現する上で、掃除は欠かせないものです。しかし、実際のところ掃除はどれぐらいの頻度で行うのがよいのでしょうか?今回は日常生活で行う掃除の頻度や時間の目安などをまとめましたので解説します。

場所別のおすすめ掃除頻度と目安時間を徹底解説!

早速、場所別に分けた掃除頻度および所要時間目安をご紹介します。なお、所要時間についてはあくまでも目安であり、間取りや汚れ具合によっては大幅に延びる可能性もあります。

リビング

リビング

【所要時間目安:5分~15分】

まずは家族が最も長い時間を過ごすと思われるリビングから。リビングは人が常にいる生活スペースになりますので、できるだけ毎日キレイに保つことをおすすめします。

そのため、リビングの掃除頻度は「毎日!」といいたいところですが、共働き世帯も多い現代社会では難しいこともあります。このような理由からリビングの掃除は週に2回~3回を目安にするとよいでしょう。

これぐらいの頻度であれば、日常生活を送る上でも快適な環境を保つことができます。しかし、小さな赤ちゃんがいる家庭などではちょっとしたホコリやゴミにも気を使うもの。

そのため、このような家庭では掃除をしない日でもフローリングに落ちている髪の毛やホコリを見つけたら、粘着ローラーやフローリングワイパーで処理するようにしましょう。こうすることで赤ちゃんが誤って髪の毛やホコリを口にすることも少なくなります。

寝室・子ども部屋などの個室

【所要時間目安:10分~15分】

寝室や子ども部屋といった個室に関しては、リビングよりホコリやゴミも溜まりにくいです。目安となる掃除頻度ですが、概ね週1回でもよいでしょう。

ただし、仕事から帰ってきたらシャワーや入浴を済ませてすぐに寝室に移動する、学校から帰ってきたらすぐに自分の部屋でお菓子を食べる、友達と遊ぶといった生活スタイルの場合は、掃除頻度を上げることも検討してみましょう。

個室で過ごす時間がリビングとほぼ変わらないような生活の場合は、その分ホコリやゴミも溜まりやすいです。また特に中学生や高校生ぐらいになると自分の部屋でお菓子やジュースの飲食をする機会も増えます。

お菓子の食べかすなどはアレルギーの原因にもなるダニのエサになります。このような理由から個室で飲食をした場合はその都度、掃除機や粘着ローラーなどを使ってキレイな状態を保っておきましょう。

玄関

【所要時間目安:5分~10分】

玄関は「家の顔」とも呼ばれる場所ですので、理想としては毎日の掃除が望ましいです。しかし、前述のように毎日の仕事や子育てがある家庭では、負担になる可能性もあります。そのため、玄関の掃除も基本的には週1回~2回ほどでよいでしょう。

ただし雨が降った日や強風などで落ち葉や枯れ葉などが玄関に舞ってきたときは、ほうきなどを使ってその都度掃除をするようにしましょう。ちなみに雨の日などは玄関の泥汚れで悩む家庭が非常に多いです。

玄関の泥汚れは基本的に砂と水が混じることで目立つようになります。そのため、玄関掃除をする際はほうきで砂やホコリをしっかり掃き出しましょう。その後、雑巾やデッキブラシ、スポンジなどを使って掃除をすると床タイルもピカピカにすることができます。

水で落ちない頑固な汚れには洗剤や重曹を利用するのがおすすめです。ただし、これらの掃除方法は大理石や御影石のような天然石の素材には適していません。

特に天然石は水を使って掃除をするとシミになって、逆に目立つ可能性があります。そのため、玄関の床材が天然石の家庭は雑巾やモップでこまめに乾拭きをし、汚れがこびりつかないような工夫を施す必要があります。

廊下・階段

廊下・階段

【所要時間目安:5分~15分】

廊下や階段は人が常にいる場所ではないため、掃除の重要性も低いと思われがちです。しかし、私たちはお風呂に入る、トイレに行く、寝室に行く、自分の部屋に行く、外出する際には必ず廊下や階段を利用します。

そのため、知らず知らずのうちにゴミやホコリが溜まっていることが多いです。このような理由から廊下や階段はリビングと同様に週2回~3回の掃除を目安にしましょう。

特に力を入れたいのはリビング、浴室、トイレ、キッチンなど生活の中心となる場所が多数ある1階の廊下です。階段や2階の廊下は1階の廊下ほど使用頻度も高くありませんので、場合によっては週1回の掃除でもよいでしょう。

キッチン

【所要時間目安10分~15分】

キッチンは「コンロ周り」と「シンク周り」の2ヵ所に汚れが集中します。特に水や汚れが付着するシンク周りは雑菌が繁殖しやすいため、理想は食器洗浄後の1日1回の水洗いです。

本来なら洗剤を使って掃除をするのがベストですが、毎日掃除する時間が取れないという方も多いため、1日1回の水洗いに設定しています。洗剤を使った掃除は汚れがひどくなければ、週1回でも問題はありません。

ヌルヌル汚れに苦戦する方も多い排水溝ですが、生ゴミは溜まったらその都度処理するようにしましょう。

またゴミを処分した後の排水溝に重曹とお酢を入れ、約5分放置してからお湯を流すとしつこいぬめりを落とすことができます。コンロ周りは調理時に使った油汚れが目立つ箇所ですので、週に1回、専用洗剤などを使ってキレイにするようにしましょう。

浴室

【所要時間目安:10分~15分】

お風呂は「昨日入ったから今日は入らなくてOK」ではなく、毎日入るものです。そのため、お風呂掃除は毎日する必要があります。

毎日お風呂を掃除する必要もないと思っている方もいますが、私たち人間が入浴した後のお風呂は垢や皮脂汚れがびっしりと付着しています。これらの汚れが付着したお風呂に入るのは、非常に不衛生です。

また浴室は他の場所と比べると湿気が溜まりやすく、カビが発生しやすい場所でもあります。このような理由から浴室は毎日の掃除が推奨されています。とはいっても毎日、浴室の掃除をするのは大変という方も多いです。

このような方たちにおすすめしたいのが「入浴後の掃除」です。入浴後すぐというのは蒸気やお湯の影響で皮脂汚れが浮いているため、ゴシゴシと力を入れずに洗わなくても汚れを落とすことができます。

この方法なら特別な道具を使わなくても、お風呂用の中性洗剤とスポンジがあれば簡単に浴室・浴槽をキレイに保つことができます。

トイレ

トイレ

【所要時間目安:5分~10分】

トイレは家族の人数が多ければ多いほど使用頻度も上がり、黒ずみ汚れやニオイも気になる場所です。トイレ掃除は箇所によって推奨されている掃除頻度が異なります。

具体的には尿などの影響で汚れがこびりつきやすい便器、人の肌が直接触れる便座は毎日の掃除が理想といわれています。しかし、毎日便器と便座の掃除をするのは骨が折れる作業でもあります。

そこでおすすめしたいのが毎日「ちょっとだけトイレ掃除をする」という方法。具体的にはトイレを使った後に、トイレ用のお掃除シートなどを使って便器や便座を掃除する方法です。

このときにすべての箇所を一気に掃除するのではなく「今日は便器」「明日は便座」といったように小分けにすると、1回の負担も軽くなります。

そしてこの1日1ヶ所の掃除で手入れが行き届かなかった部分を週1回の本格的なトイレ掃除でカバーすると、トイレを清潔な状態に保つことができます。

ちなみにトイレのタンクや便器の死角になっている箇所はホコリが溜まりやすいので、週1回の掃除で手入れするのをお忘れなく。

洗面所

【所要時間目安:5分~10分】

洗面所は汚れが目立っていなければ2週間に1回~2回程度の掃除でも問題はありません。ただし洗面所は汚れが目立ちやすい水回りでもありますので、掃除をしない日でも汚れチェックだけは欠かさないようにしましょう。

特に排水溝周りには髪の毛やゴミが溜まりやすいです。この状態を長期間放置しておくと、水が詰まってしまうこともありますので要注意です。毎日の洗顔や歯磨きの際に、簡易チェックを行い、髪の毛やゴミを見つけたらその都度処理しておきましょう。

1ヶ月1回、1年に数回の頻度で行う掃除も忘れずに

家の中でメインとされるリビング、個室、キッチン、浴室などの掃除頻度や所要時間目安を解説しました。

これらは最低でも1週間~2週間に1回は手入れを行う必要がありますが、この他にも1ヶ月に1回、1年に数回の頻度で掃除を行う箇所もあります。具体的には以下のような箇所です。

  • キッチンの換気扇
  • 洗濯機やお風呂の排水溝
  • エアコン
  • ベランダ

キッチンの換気扇は年末の大掃除に行う家庭が多いですが、年に1回だと油汚れやホコリなどが大量に付着しています。中には換気扇の元の色がわからなくなるほど黒くなっている家庭もあります。

またエアコンを使う時期になるとニオイや利きが悪いなどの問題が出てくる家庭もあります。この場合はエアコンの内部に蓄積されたホコリやカビが原因ですので、定期的に掃除を行ってあげる必要があります。

エアコンに蓄積されたホコリやカビを放置しておくと、最悪の場合はアレルギーや肺炎の原因にもなります。

掃除は嫌々やる方が大半ですが、自身や家族の健康状態を良好に保つためにも大切なことですので、月に1回、年に数回の掃除を必要とする箇所も忘れないようにしておきましょう。

家族で協力しながらピカピカの家を維持してみよう!

家族で協力しながらピカピカの家を維持してみよう!

掃除は非常に労力を使う作業です。しかし、毎日こまめに掃除を行うことで1回の掃除にかかる負担を軽減できるのも事実です。大抵の人は1ヶ月に1回、数ヶ月に1回など、まとめて全体の掃除を行うため、掃除が大変だと感じるようになります。

3日、1週間、2週間などこまめに掃除を行っておけば、掃除にかかる時間も短縮することができます。また共働きの家庭などは家族全員で協力して掃除を行うと、1人あたりの負担も軽減されます。現在、家をきれいにしたいという悩みをお持ちの方などはぜひ参考にしてください。

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