蚊に刺された時のかゆみを抑える方法!爪でバッテンをつけるのは効果的?

蚊に刺された時のかゆみを抑える方法!爪でバッテンをつけるのは効果的?

蚊に刺されるとかゆくなるのはなぜ?

蚊が動物の血を吸うときは、口先に当たる「下唇(かしん)」といわれる器官から同時に6本の針を体内に差し込みます。2本ののこぎり状の「小顎(こあご)」といわれる針を皮膚に挿入し、「咽頭(いんとう)」と呼ばれる針を挿入。皮膚を切り裂かれた痛みを感じないようにするための麻酔成分、血液が固まらないようにする成分などを体内に注入します。

皮膚の感覚をマヒさせたうえで一番太い針である血液を吸うための器官「上唇(じょうしん)」とその蓋に相当する「大顎(おおあご)」を皮膚に挿入し血液を吸い上げます。

これらの行為を気づかれないように唾液の注入に約16秒、人の皮膚に停まってから血液を吸い終わるのに約2分30秒かけて、それこそ命がけで慎重に行います。

こう表現すると大変な作業に感じられますが、体長数ミリの小さな蚊のやることです。この行為がなぜ激しいかゆみにつながるのか。不思議に思えるかもしれません。蚊に刺されたことで起こるかゆみの正体は、蚊が体内に流し込んだ血液を凝固させないための唾液が人の体内でアレルギー反応を起こすためなのです。

人体は蚊が血液を吸うときに出す唾液に対してヒスタミンを分泌させます。このヒスタミンの反応がかゆみになるのです。

だから、蚊に刺されたことがわかったら、できるだけ血を吸わせたほうがかゆみが少ないといわれるほどです。血を吸われていることが分かった時でも、上から叩き潰そうとすると唾液が体内に残るので、指ではじいたほうがいいといわれます。それほど蚊の唾液が引き起こすかゆみは人にとって強烈なのです。

かゆみの種類

かゆみの種類

蚊に刺されたかゆみの種類も状況によって違いが生まれます。刺されてすぐかゆみに襲われるのが、「即時型アレルギー反応」。主に青年期以降の大人に多い症状です。

蚊に刺された直後からアレルギー反応が出て、かゆみに襲われます。そのためすぐに蚊に刺されたことに気が付き、対応ができます。またかゆみ自体も長く続かず、数日で収まります。大人になるとかゆみを感じにくくなるといわれるのはこのためです。実際は蚊に刺された後の身体の反応が変わっただけなのです。

それに対し幼少期の子供たちは「遅延性アレルギー反応」になることが多いです。蚊に刺されて数時間たってからかゆみに襲われ始め、1週間から2週間といった長い間かゆみに悩まされます。

いつ蚊に刺されたかわからないうちに長くかゆみに襲われるので、刺された直後の応急処置もうまくできません。長くかゆみが続くので、ついつい我慢ができず、刺された部分を掻きむしってしまい悪化させることも多いです。幼少期の子供に多いことなので保護者も心配りが必要です。

蚊に刺された時の対処法

蚊に刺された時の対処法

蚊に刺された後の対応法は古くからさまざまにありました。それだけ人類とのかかわりが深く、長く悩まされ続けたため、対応もさまざまであったわけです。中にはまじないや迷信に近いものも多いですが、合理的である程度の効果が期待できる方法を紹介したいと思います。

1. 50度くらいのお湯で患部を洗う

蚊に刺された時の対処法の一つは熱を与えることです。熱を与えることで、蚊の唾液を分解します。かゆみの原因は、私たちの身体からヒスタミン等が分泌されるため起こるアレルギー反応なのです。
お湯やおしぼりで15秒ほど患部を温めれば蚊の唾液成分はある程度分解され効果が生まれるといわれています。

2. ドライヤーで軽く熱風を当てる

このやり方も蚊の唾液成分を熱で分解させるやり方です。蚊に刺されたと感じた直後に刺された部分を熱することで効果を生みます。患部をお湯であらうことと同様、蚊の唾液によるアレルギー反応を和らげる効果が生まれます。
蚊に刺された直後など、かゆみが強い時など感覚がマヒしていることもあるので、やけどしない程度に熱を与えるよう注意してください。

3. 絆創膏やセロハンテープを張る

絆創膏やセロハンテープを張る

絆創膏やセロハンテープを蚊に刺された部分に張り付けるやり方です。この方法の一番の効果は蚊に刺された部分の保護です。蚊に刺された部分はアレルギー反応を起こしているので、とても敏感になっています。その部分を保護し、過剰な刺激を与えないようにすることでかゆみを抑え、早く治るようにするのです。かゆみに耐えられず、上からかいてしまっても、悪化させない効果もあります。
蚊に刺された後のかゆみはかきむしることでさらに悪化してしまいます。かゆみの重篤化を防ぐ意味で絆創膏やセロハンテープを張り付けることで効果が生まれるのです。

4. アルカリ性の石鹸で患部を洗う

蚊に刺された後の弱酸性をアルカリ性の石鹸であらうことで刺された部分を中和させるのもかゆみを抑えるやり方の一つです。洗剤やせっけんは用途に合わせて、酸性、中性、アルカリ性と様々です。酸性は洗濯石鹸、台所洗剤などが多いですが、直接手や肌を洗う石鹸や、シャンプーはアルカリ性であることが多いです。
蚊に刺されたらすぐにこれらの石鹸を使って刺された部分を丁寧に洗うと患部が中和され、清潔にもなります。薬品を使った治療やそれぞれの施術の前に、弱アルカリ性の石鹸で洗うのは第一歩です。

5. 塩をもみこむ

身の回りの日常品で対応するなら、塩をもみこむという手段もあります。塩は水に溶けやすく、溶けるときに水分を取り込みます。このとき発生する浸透圧を使って蚊の唾液成分を体外に排出するのです。少しでも蚊の唾液成分を取り除くという意味では効果が期待できます。

6. 水で冷やす

蚊に刺された時にとっさに行えるもっとも単純な対処方が刺されたところを水で洗うことでしょう。蚊に刺された部分はアレルギー反応を起こし熱を帯びます。この熱を冷やすことでアレルギー反応を押さえることがでます。先ほどの熱を与えることとは逆になりますが、冷やすことでかゆみなどの症状も抑えられます。また水をかけることで蚊に刺された部分を衛生に保てます。
しかし、水で冷やすことはあくまで一時的な効果です。すぐにそれ以外の方法で蚊に刺された部分に対応してください。それがさらに早いかゆみを抑える方法です。

7. アルコールやウエットティシュで患部をきれいにする

消毒作用のあるアルコールで蚊に刺された部分を拭きます。また、肌から揮発するアルコールの清涼感はかゆみを一時的に緩和する作用もあります。ウエットティッシュで患部を拭くことも同じような作用を生みます。蚊に刺されたことに気付いたら最初にこのような対応をすることで蚊に刺された部分を清潔に保つことができます。

8. レモンやライムなどの柑橘系の果汁を塗る

レモンやライムなどの柑橘系の果汁を塗る

柑橘系の果物の皮にはクエン酸が多く含まれています。クエン酸はかゆみを和らげる効果があるといわれています。柑橘類の皮が手元にあったらひとまず蚊に刺された部分に塗るのもいいでしょう。
レモンやライムの果汁は蚊に刺された部分の傷を小さくして、止血にも効果があるのでかゆみの広がりを抑える働きがあります。

9. はちみつを塗る

はちみつにも蚊に刺された後のアレルギー反応を弱める働きがあるといわれています。
蚊に刺された部分を保護し清潔に保つという意味では効果があるのは間違いありません。

10. オートミールを塗る

蚊に刺されたらオートミールを水に溶いて蚊に刺された部分に当てると効果があるともいわれます。アルカリ性の食材を当て、刺された部分を保護するという点ではある程度の効果は期待できそうです。

11. ハーブオイルを塗る

患部にハーブオイルを塗るのも蚊に刺された部分の保護とかゆみ止めには効果がありそうです。

12. アロエの汁をすりおろす

アロエをすりおろして小麦粉と練って蚊に刺された部分に張り付けるというやり方を続けてきた地域があります。アロエにはアロエベラというかゆみを止めて痛みを和らげる作用があるのです。消炎作用や殺菌作用があるだけでなく、蚊の唾液が持つ毒素を中和させる作用もあるのです。

13. ラベンダーオイル

ラベンダーオイルを蚊に刺された部分に塗ると保湿性が高まり、蚊に刺された跡を保護する働きが生まれます。オイルの潤いが刺されたところに効果を発揮することになります。

14. セイヨウオオバコの葉

セイヨウオオバコの葉は蚊に刺された部分のかゆみを抑える作用があるといわれています。
手元にあれば刺されたところに当てておくと効果が期待できます。

15. ボールペンで蚊に刺された跡を丸く縁取る

蚊に刺された跡をボールペンで丁寧に縁取ってみてください。蚊に刺されたかゆみはヒスタミンによるアレルギー反応です。かゆみは弱い痛みでもあります。蚊に刺されたところをやさしくなでることでかゆみが忘れられたような気持ちになります。
蚊に刺された患部に対して具体的な効果が期待できるわけではありませんが、かゆみがまぎれることは確かです。

16. 蚊に刺された患部に爪でバッテンをつける

蚊に刺された患部に爪で深く突き立て跡を残すと腫れた幹部がへこんで跡が残ります。
患部が散らばって痛みも薄れたような気持ちになります。これらはあくまで気持ちの問題です。かゆみを忘れさせる一時的な紛らわしでしかありません。なので爪でバッテンをつけるのは効果的なやり方とは言えませんが、誰でもいつの間にかやってしまうことですね。

蚊に刺された後の対応

蚊に刺された後の対応には地域の言い伝えや経験上の効果を含めて実に多くのものがあります。しかし一貫して言えるのは「蚊に刺された後は決して掻いてはいけない」ということです。蚊に刺された跡を掻くと、かぶれたり化膿したりと悪化を招きます。時には医師の治療が必要なほど悪化してしまうこともあります。治っても跡が残ったりすることもあります。

こちらで紹介したやり方も大まかに分けると

  1. 蚊に刺された部分をどう清潔に守るか
  2. 蚊に刺された部分をそれ以上搔かないようにするための保護
  3. かゆみの原因であるアレルギー反応の除去軽減
  4. かゆみをいかに紛らわすか

4つの方法に分類されます。

蚊に刺されたら慌てずにその場所を清潔に保護し、できるだけ掻かないようにして治るのを待つというのはどんな場合でも基本なのではないでしょうか。

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