渋滞中に子供が退屈しない車内の過ごし方!おすすめの遊ぶ方法と暇つぶし

渋滞中に子供が退屈しない車内の過ごし方!おすすめの遊ぶ方法と暇つぶし

春のゴールデンウィーク、夏のお盆休み、冬の年末年始などは旅行に出かけたり、帰省する家族が増えますよね。しかしこの時期はどの道路を通っても、大渋滞ということがほとんどです。渋滞にハマると必然と車内での時間が増え、その結果として子供も飽きてしまいがちです。

また中には「パパ、ママ遊んで!」と終始、かまってサインを出す子供もいるでしょう。このような時に車内でできる遊びや暇つぶしが思いつかないと悩むご両親は多いです。そこで今回は長時間の車内でも子供が楽しめる方法や遊び方をまとめましたのでご紹介します。

子供一人でもできる車内での暇つぶし

子供一人でもできる車内での暇つぶし

狭い車内ではできることが限られるため、楽しく過ごせる方法が思いつかないと悩む方は多いです。しかし、そう難しく考える必要はありません。ちょっとしたアイデアや工夫一つで子供に「楽しい」と思わせることはできます。そこでまずは子供が一人でできる暇つぶしをいくつか取り上げてみましょう。

DVD・動画

近年は長距離ドライブなどで子供が飽きないように、車内でDVDや動画を見せるご両親が増えていますね。車内で子供にDVDや動画を視聴させるメリットは「大人が楽」という点です。

子供が大好きなアニメや映画などのDVDを見せておけば、パパやママは運転や睡眠に集中することができます。「かまってあげたいけどちょっと寝かせて」という時には便利な方法と言えるでしょう。

車内でDVDを見れない環境にある家庭はタブレットやスマホで視聴することができるYouTubeや動画配信サービスなどを利用するのがおすすめです。ただし、長時間タブレットやスマホで動画を視聴すると、データ通信量が上限を超えやすくなります。通信量が上限を超えると速度制限がかかるので、このような状況を避けたいという家庭はポケットWi-Fiの契約やレンタルを検討しておくとよいでしょう。

アプリ

こちらもタブレットやスマホでできる暇つぶしです。近年は子供用のアプリの種類も非常に多く、退屈な時間が多い渋滞中の車内では大活躍します。子供が大好きな乗り物をテーマにしたものやお絵かきを楽しめるものなど、アプリの内容も充実しています。

したがって「うちの子供が楽しめそうなアプリがない」という心配をする必要はありません。また画面をタッチするだけなど、小さな子供でも遊びやすいような工夫が施されているアプリも多いです。

ひと昔前ではアプリで暇つぶしなどは考えられませんでしたが、現代社会ではそれが可能になっています。中には子供の教育に役立つアプリもありますので、積極的に活用していきましょう。

おもちゃ

おもちゃ

こちらはスマホやタブレットと違って、昔ながらの子供の暇つぶしと言えるのではないでしょうか。子供が好きなおもちゃを持参しておけば、退屈な時間をつぶすことができます。赤ちゃんであれば音が鳴るガラガラ、幼稚園の子供であればぬいぐるみ、ぬり絵、シールブックなどがありますね。

また小学生の子供に関してはルービックキューブなど少し考える力を必要とするおもちゃなどもおすすめです。おもちゃは専門店で購入するのももちろんOKですが、最近は100均にも子供が楽しめるグッズがたくさんあります。中には知育に役立つおもちゃもあるので、興味があるパパ、ママは色々なお店を回ってみましょう。

子供が一人で遊ぶのに飽きてきたらどうする?

子供が一人で遊ぶのに飽きてきたらどうする?

子供が一人でずっと遊んでいれば、パパやママは楽ですが、実際にはそうはいきません。一人で遊ぶのにも飽きてきたら「パパ、ママ遊ぼう」となります。このような時にパパやママはどのようにして、子供に付き合ってあげればよいのでしょうか?ここでは車内で退屈な子供とできる遊びや暇つぶしをご紹介します。

外の景色や建物を話題にする

せっかく車で普段は通らない道を走っているのですから、外の景色や建物を話題にして子供と会話しましょう。「パパ見て!〇〇があるよ!」「ママ、あれは何?」など、小さな子供にとっては普段と違う景色というのは新鮮に見えるものです。

自宅からは見ることができない新幹線を間近で見れたり、海のすぐそばを走ることもあるでしょう。このように普段とは違う景色を眺めるというのは、子供だけではなく、大人も楽しめることが多いです。家族全員で楽しい時間を過ごせる可能性が大ですので、今年の長期休暇などにはぜひ試してください。

ただし走行中となりますから、パパ(ママ)は安全運転を最優先することを忘れないでください。脇見運転は事故を引き起こす可能性もありますので、この点は十分に注意しておきましょう。

子供の話を聞いてあげる

子供はいつの時代もパパとママに話を聞いてもらえるだけで嬉しいものです。したがって車内で子供がかまってサインを出してきたら、ご両親はしっかりとその気持ちを受け取って会話をしてあげましょう。

「昨日は幼稚園で〇〇君とブランコをして遊んだの」「〇〇ちゃんも今日はパパとママとお出かけするって言ってた」など、子供がご両親に聞いてもらいたいことはたくさんあります。そんな時は大人側からわざわざ話題を出す必要はありません。話すことを聞いてあげるだけで、子供は時が経つのを忘れることができます。

また話をしっかり聞いてくれるパパやママのことをもっと好きになってくれるでしょう。渋滞中の車内は一見するとデメリットしか及ぼさないと思われがちですが、子供との接し方によっては絆を十分に深めることができますので、ぜひ参考にしてください。

みんなで歌を歌う

家族全員が知っている音楽を流して、それをみんなで歌うといった方法も退屈な雰囲気を吹き飛ばすにはおすすめです。アニメソングやディズニーの曲などは子供も好きなことが多いですよね。

また「歌を歌う」という行動は、ストレスホルモンとも呼ばれるコルチゾールの分泌量を減らすことがわかっています。そのため、渋滞中の車内というストレスが蓄積しやすい環境においては、歌を歌うという行為はとても良いことなのです。子供は大好きな音楽をみんなで歌えて大満足、パパやママは渋滞のストレスを緩和できるなど一石二鳥の遊び方と言えるでしょう。

家族全員でワイワイ!車内でゲームをやってみよう

家族全員でワイワイ!車内でゲームをやってみよう

長時間の車内では会話のネタも尽きてくることが多々あります。そのような時は家族全員でできるゲームを実践してみましょう。ここでは車内でできるゲームをいくつかご紹介します。

しりとり

しりとりは定番中の定番ともいえるゲームですね。老若男女が楽しめる簡単なルールになっていますから、おじいちゃんやおばあちゃんも連れてお出かけする時にはおすすめです。普通にしりとりをしてももちろん構いませんが「食べ物限定」「学校にあるもの限定」「3文字しりとり」など、ルールに縛りを設けるのもよいでしょう。

この点は子供の年齢にあわせて、難易度を変えていくことを推奨します。またルールを変更したしりとりはマンネリ解消にもつながるため、子供だけではなく、パパやママも楽しめることができるでしょう。

なぞなぞ

いつもと違った視点から物事を考える必要があるなぞなぞは子供の「考える力」や「発想力」を養うのにも役立ちます。なぞなぞの本は書店や本を扱っているネット通販サイトを見ると、非常に多くの数がありますので試しに何冊か購入するのもよいでしょう。

また現在はなぞなぞ専門のサイトもあるので、興味があるご両親はぜひ一度ご覧になってください。問題を出す時はできるだけ子供のレベルにあわせてあげるようにしましょう。難しすぎると逆になぞなぞが嫌いになってしまう可能性があります。また本やネットに載っているなぞなぞで遊ぶのもよいですが、子供と一緒にオリジナルの問題を考えるのも、また違った楽しみがあります。

連想ゲーム

連想ゲームもしりとりと並んで定番のゲームではないでしょうか。ルールはとても簡単でお題に対して連想できる言葉を続けていくだけです。具体的には最初の人が「バナナ」と言ったら、次の人はバナナから連想できる言葉をつなげていきます。

上の例だと【バナナ→黄色】とつなげることができますね。このルールだと比較的小さな子供でも楽しむことができるので、暇つぶしにはおすすめです。また子供が大きくなると物足りなさを感じることもありますが、そのような時はリズムを取り入れてみましょう。

連想ゲームのリズムと言えば昔テレビ番組で大人気だった「マジカルバナナ」が有名です。マジカルバナナでは2拍子のリズムに合わせて手拍子を打ち、リズミカルに言葉をつなげる必要があります。このリズムを取り入れるとスピード感が出て、よりエキサイティングなゲームになるので、小学生や中学生の子供でも楽しむことができます。

対向車の色当てゲーム

こちらも実践する家族が多い車内ゲームの一つです。手順やルールは以下のとおりとなります。

  1. 10番目にすれ違う対向車の色を予想する
  2. 対向車の数を子供と一緒に数えていく
  3. 10番目に通った車の色を確認する

どうでしょうか?このルールであれば数字を覚えたばかりの子供でも参加することができます。また上の手順、ルール説明では10番目と記載していますが、この点は家族でやりやすいように変更しても構いません。

対向車の色を予想するゲームは自宅ではできないので、ある意味貴重なゲームとも言えるでしょう。また対向車の色当てゲームから派生させて「対向車のメーカー」「対向車の車種」などルールを変更して楽しむのももちろんおすすめです。車好きの親子であれば、特に楽しめるので実践してみましょう。

ナンバープレート計算

ナンバープレート計算

ナンバープレート計算は小学生以上の子供におすすめのゲームです。このゲームには2つのやり方がありますので、それぞれ手順を見てみましょう。

  1. 4桁のナンバープレートを選ぶ(53-23など)
  2. 真ん中のハイフンをマイナスもしくはプラスに見立てる
  3. 子供に計算させる(53-23であれば答えは30)

もう一つのナンバープレート計算の手順は以下のとおりです。

  1. 4桁のナンバープレートを選ぶ(13-57など)
  2. 四則計算(足す、引く、掛ける、割る)を使って計算結果を10にする

以上となります。四則計算を使うナンバープレート計算ですが、こちらは4桁の数字の順番は自由に変更することが可能です。上の手順でも取り上げたナンバープレート【13-57】の例を使って、実際に計算結果を「10」にしてみましょう。

5+1-3+7=10

このように数字の順番は入れ替えても構わないので、4つの数字をすべて使って計算結果を10にしていく遊びとなります。上記の例は足し算、引き算のみで解決できる簡単なものですが、中には掛け算や割り算を使用しないと解けない組み合わせもあります。そのため、四則計算を使ったこの遊びは、計算力を鍛えるのにも非常に有効となります。

子供を車内で遊ばせる時の注意点

車内で退屈な時間をできるだけ作らないように、さまざまな遊びを実践することはとても良いことです。しかし子供を車内で遊ばせる時にも注意しておきたいポイントがあります。それは「車酔い」です。

私たち人間は乗り物に乗った時に生じる揺れやスピードの変化を「三半規管」で捉えています。三半規管の普段の役割は体のバランス感覚を正常に保つことですが、揺れや速度の変化によって強い刺激を受けると、このバランス感覚に狂いが生じます。

その結果、自律神経や平衝感覚が乱れ「吐き気」や「嘔吐」を引き起こすことになります。幼児は三半規管が未熟であるため、乗り物酔いは起きにくいですが、三半規管が発達してくる幼稚園卒業頃から、徐々に乗り物酔いにかかる子供は増加します。

したがって子供が乗り物酔いにかかりやすい場合は、事前に予防法や対策法を把握しておく必要があります。乗り物酔いは主に以下のような方法で予防、緩和できるとされています。

  • できるだけ遠くの景色を見るようにして視覚への刺激を減らす
  • 空腹や満腹の状態で乗らない
  • 前日は十分な睡眠をとっておく
  • 窓を開けて綺麗な空気を吸わせる
  • 締め付けの激しい服やベルトを着用している場合はゆるめる
  • シートを倒して横になる
  • 休憩できる場所があるなら一度車から出る
  • 我慢させずに吐かせる
  • 子供も服用できる酔い止め薬を使用する

乗り物酔いは前述の三半規管だけではなく、視覚や嗅覚の刺激、ストレスや疲労などさまざまなことが原因で起きるともいわれています。そのため、長時間の車移動では車内を清潔に保ち、換気にも十分に気を使っておくとよいでしょう。

車内で楽しく遊ぶことができても、乗り物酔いにかかれば、その楽しさも半減してしまいます。家族全員で楽しくお出かけできるように、乗り物酔い対策もしっかりと施しておきましょう。

車内の退屈な時間は家族全員でアイデアを出し合って乗り切ろう!

家族での長距離ドライブや家族旅行はとても楽しいものです。しかし長時間の車内では子供が「パパ、ママかまって」というサインを出す可能性が高いです。そのため、ご両親はこのようなシーンに備えて事前に子供が車内で楽しく過ごせる方法などを考えておきましょう。

また子供が小学生ぐらいであれば、家族全員で車内で楽しめる遊びを考えるのもおすすめです。「旅行や観光は楽しかったけど、移動中の車内はつまらなかった」となると、苦い思い出になってしまう可能性もあります。車内は家族が周囲の目を気にすることなくコミュニケーションを取れる場所です。家族の絆を深めるためにも、楽しい車内遊びや暇つぶしを実践してみてください。

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