弁当箱の正しい洗い方は?汚れ・臭いの原因も徹底解説

弁当箱の正しい洗い方は?汚れ・臭いの原因も徹底解説

弁当箱は家族や自分の昼食を携帯できる便利なアイテムですが、食べ物を入れるため汚れが付着しやすいです。そのため、正しい洗い方で清潔な状態を保ちたいという方は多いのではないでしょうか。また、弁当箱の臭いが気になる方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、汚れや臭いの原因、弁当箱の正しい洗い方について紹介しながら簡単にできる除菌方法を紹介します。

弁当箱の汚れやニオイの原因とは

洗っても弁当箱のニオイが取れない、夏場になるとニオイが気になる、汚れがなかなか落ちないとお困りの方もいらっしゃるでしょう。ここでは、弁当箱の汚れの原因、ニオイの原因を解説いたします。

汚れ

弁当箱の汚れといってもさまざまあります。

油汚れ

弁当箱には炒め物や揚げ物を入れることも多く、このヌルヌルした油汚れが洗ってもなかなか落ちないという声がよく聞かれます。

着色汚れ

着色汚れ

ミートソースなどのケチャップ汚れやカレーソースといった着色汚れです。洗ってもソースの色が染みついて落ちないという経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

でんぷん汚れ

でんぷん汚れの代表的なものは、お米。ごはん粒が弁当箱にこびりついてカチカチになって落とせないという声も聞かれます。

ニオイ

次はニオイです。弁当箱を使おうと思ってフタを開けるとふわ~とイヤなニオイがすることがあります。ニオイの原因は下記の通りです。

食材や油のニオイ

弁当箱にはさまざまな食材を入れます。食べ残しや油、汁といったものは時間が経てばイヤなニオイがしてきます。

雑菌の繁殖

とくにプラスチック素材でできている弁当箱はツルツルしているように見えるのですが、目には見えない細かいデコボコになっています。このデコボコに食材や油のニオイが入り込みニオイが取れなくなってしまいます。また、雑菌も繁殖しやすくなります。イヤなニオイとともに、雑菌の繁殖した弁当箱でごはんやおかずを食べるのは避けたいものです。

日常での弁当箱の「洗い方」と「気を付けること」

① 弁当箱をお湯につける

ごはん粒は乾いてしまうと汚れが落としにくくなります。また同時に油汚れも落とす必要がありますので、水よりもお湯につけるとよいでしょう。お湯につけてごはん粒や油をふやかしておけば、汚れが落としやすくなります。このアクションをするかしないかでその後の汚れの落としやすさが変わってきます。

② スポンジと食器用洗剤でやさしく洗う

一部の素材を除き、やわらかいスポンジと食器用洗剤でやさしく洗っていきます。汚れが落ちないからとスポンジの目の粗い方でゴシゴシこすり洗いは厳禁です。弁当箱を傷つけることになり、その傷に雑菌が入りこんでしまいます。そして弁当箱の形状の違いにより、洗い方を工夫する必要があります。

四角い形状の弁当箱はどうしても四隅が洗いにくいのが特徴です。そこで、スポンジの角を使って四隅に合わせて汚れを落としていくとよいでしょう。丸い形状は四角い弁当箱よりも洗いやすいといわれています。四隅の汚れが上手く落とせる自信がない方は丸い形状の弁当箱を選ぶのもひとつです。

③ しっかり乾燥+除菌対策もする

しっかり乾燥+除菌対策もする

洗い終わったらふきんで水気をとり、しっかりと乾燥させます。このとき、ふきんに菌が繁殖していては意味がないので、清潔なものを使ってください。また、菌の繁殖を防ぐ除菌対策も日々おこなっておくと安心です。この除菌対策は手間がかかることは長続きしませんので継続しやすいものがよいでしょう。

【注意点】必ずパッキンは外して洗うこと

弁当箱のなかにはパッキンがあるものもあるでしょう。そのパッキンが黒くなっていたらそれは「黒カビ」です。黒色ではなくても黄色やピンク色をしていたらカビが生えてしまうのは時間の問題。パッキン部分は汚れが溜まりやすいため雑菌も繁殖しやすい箇所です。弁当箱を使ったら毎回早めに、そして必ず外して洗いましょう。

パッキンのない弁当箱を選ぶのもひとつ

パッキンを取り外して毎回洗うのは面倒という方や、ついパッキンを洗い忘れてしまうとう方は、パッキンのない弁当箱を選ぶというのもひとつの選択肢です。お手入れのことを考え、自分の性格と相談しながら自分に適した弁当箱を探すとよいでしょう。

ヌルヌルした油汚れの落とし方

プラスチックやアルミ、ステンレス、木製とさまざまな素材があるなかで、とくにプラスチックの弁当箱は洗ってもまだ油がヌルヌルするということがあるかもしれません。ここからは、頑固な油汚れの落とし方を紹介いたします。

食器用洗剤の原液を使う方法

キッチンペーパーで汚れを簡単に落としたら、弁当箱に食器用洗剤の原液を入れて少し水を入れフタをします。フタをしたら弁当箱を振るだけです。あとはゴム手袋をして流し洗いすれば頑固な汚れも簡単に落とせるでしょう。

セスキ炭酸ソーダを使う方法

油汚れ落としとして最近注目されているのが、セスキ炭酸ソーダです。重曹よりもアルカリ性が強く水にも溶けやすいのが特徴でたんぱく質や油汚れの洗浄力も高いといわれています。

弁当箱内の汚れを簡単にキッチンペーパーでふきとったら、お風呂の温度ほどのお湯にセスキ炭酸ソーダを入れてつけ置きします。お湯3L:セスキ炭酸ソーダ大さじ1の割合です。1時間程度放置しあとは洗うだけです。それでもぬめりが気になる場合は、食器用洗剤で軽く洗うことでキレイに油汚れが落とせるでしょう。

お弁当のニオイの取り方と予防

お弁当のニオイの取り方と予防

米の研ぎ汁

米の研ぎ汁には乳酸菌が含まれており、消臭効果が期待できます。これまで捨ててしまっていた研ぎ汁をボウルなどに残しておき、そこにお弁当箱を浸け置きすればイヤなニオイが取れるでしょう。

重曹

大きめの鍋などにぬるま湯を入れ、ぬるま湯1L:重曹大さじ3杯程度の割合にしてよくかき混ぜ重曹水を作りましょう。1時間ほど浸け置きするだけでニオイが取れます。

漂白剤

漂白剤10ml:水1Lの割合で5分程度つけ置きするだけで、スッキリとニオイが取れるでしょう。

予防対策

  • 食べたらサッと水洗いする

食べ終わりから時間が経てば経つほどイヤなニオイはこもっていきます。食べ終わった後にサッと水洗いをするだけで弁当箱のイヤなニオイが軽減されます。

  • 食材は冷めてから入れる

雑菌は高温多湿の環境を好みます。そこで、食材は温かい状態で入れず、完全に冷めた状態で詰めていくようにしましょう。これひとつで雑菌の繁殖環境が変わります。

アルコールスプレーなら、弁当箱の除菌が手軽に行える

日々、自身や家族が食べるお弁当。弁当箱にカビを発見してショックをうけたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。「フマキラーキッチン用アルコール除菌66」なら、シュッとスプレーするだけで細菌・ウイルスを99.99%(※1)除去。また、パワフル処方で黒カビも99.99%(※1)除菌。毎日処理することで、黒カビの発生を防ぎます(※2)。

※1:すべての菌・ウイルス・カビを除去できるわけではありません。
※2:本品ではすでに発生している黒カビを取ることはできません。

抗菌効果は最大1.5ヵ月(※1)、抗ウイルス効果(※2)が最大1週間(※1)続くので、日々安心して弁当箱を使えます。弁当箱は食材を入れる容器のためスプレーするのが心配という方もいらっしゃるかもしれません。フマキラーのキッチン用アルコール除菌66は、すべて天然由来の食品成分でできているので弁当箱にも気にせずに安心して使えます。また、スプレータイプなので手間がかからず継続しやすいでしょう。

※1: 水洗いや拭き取り、高温等により効果は異なります。
※2: 抗ウイルスの対象はエンベロープウイルスです。ノンエンベロープウイルスに対する持続効果はありません。

まとめ

弁当箱は正しく洗い、日々の除菌を行うことで清潔に長く使えます。黒カビは目に見て分かりますが、落とし残しによるウイルスや細菌は目に見えない状態でどんどん増殖していきます。

弁当箱は食材を入れる容器だからこそ日々清潔に使いたいものです。ぜひ、自身や家族の弁当箱を今回紹介した洗い方や除菌対策を行って、日々の予防をなさってみてください。

「For your LIFE」で紹介する記事は、フマキラー株式会社または執筆業務委託先が信頼に足ると判断した情報源に基づき作成しておりますが、完全性、正確性、または適時性等を保証するものではありません。

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