2017年11月25日 | お役立ち情報
サンタさんのソリを引くトナカイは何頭?
いよいよ、楽しい楽しいクリスマスシーズン到来です。今年はどんなクリスマスプレゼントをサンタさんは運んでくれるのでしょう。楽しみですね。去年より大きな靴下を用意して待ってま~す。
ところで、サンタさんと言えば、トナカイがひくソリに乗っているシーンを思い浮かべる方が多いと思いますが、ではこのトナカイが何頭なのか知ってましたか?
クリスマスを前に、サンタさんを支えるわき役のトナカイに注目してみました。
サンタクロースの発祥
クリスマスといえば、子どもたちに人気のサンタクロース。
トナカイがひくソリに乗って、子どもがいるところなら世界中どこへでも飛んでいき、煙突からプレゼントを届ける。赤い上下の衣装を身にまとい赤い帽子をかぶり、少し太った大柄な体型、そして白い髭。これが一般にイメージされるサンタクロースおじいさん(?)ですね。
ではこのサンタクロースの由来はどこにあるのでしょう。
サンタクロース発祥の地については、フィンランド、デンマーク、スウェーデンなど諸説ありますが、実は北欧ではありません。4世紀頃の東ローマ帝国・小アジアのミラの司教、聖ニコラオス(ニコラウス)の伝説が起源と言われています。
「ニコラオス」の名はラテン語ではニコラウス。イタリア語、スペイン語、フランス語ではサン・ニコラ。その伝説によると、「ある時、貧しさのため娘を身売りしなければならなくなった家族の存在を知ったニコラウスは、真夜中にその家を訪れて窓から金貨を投げ入れました。このとき暖炉には靴下が下げられていて、金貨はその靴下の中に入り、この金貨のおかげで家族は娘の身売りを避けられた」という話が残されています。
この話が由来となり、「サンタクロースは真夜中に訪れて、靴下の中にプレゼントを入れる」というお話しが生まれたそうです。
サンタクロースの名前の由来
ニコラオスの名前は、教会では「聖(セント)ニコラオス」という呼称が使われていました。これをオランダ語にすると「シンタクラース」となり、オランダでは14世紀頃から聖ニコラウスの命日の12月6日を「シンタクラース祭」として祝う慣習があったそうです。
その後、17世紀にアメリカに植民したオランダ人が「サンタクロース」と伝え、それがサンタクロースの語源になったと言われています。
サンタクロースの乗り物はソリ
サンタクロースの乗り物は、トナカイがひく空飛ぶソリです。
なぜソリかというと、聖ニコラオス(ニコラウス)のプレゼントのお話が絵本になった時に、なぜかトナカイがひくソリに乗るサンタクロースが絵になっていたそうです。その絵のイメージが世界的に浸透したようです。特に雪の多い北欧では、トナカイとソリはお似合いの組合せですね。
トナカイはどこにいるの
サンタクロースのソリを引くトナカイは、空想の動物ではありません。
やはりトナカイと言えば大きな角が特徴ですが、雄にも雌にも生えます。そのトナカイは北極圏から亜寒帯にかけて生息しているシカの仲間で、グリーンランドやノルウェー、フィンランドなどの北ヨーロッパやロシアのシベリア地方などに生息しています。
また、アラスカやカナダなど、北アメリカ寒帯地方にも生息していて、北アメリカでは「カリブー」とも呼ばれています。
ソリをひくトナカイは8頭説と9頭説
このトナカイの頭数には、8頭説と9頭説があります。
8頭説の由来は、1823年にアメリカの新聞に発表されたクリスマスの詩「サンタクロースがきた」がルーツとされています。この詩の中に出てくる8頭のトナカイの名前は、「ダッシャー」、「ダンサー」、「プランサー」、「ヴィクセン」、「コメット」、「キューピッド」、「ドナー」、「ブリッツェン」と呼ばれています。
また9頭説の由来は、1939年に発表されたクリスマスソングの「赤い鼻のトナカイ」に登場する「ルドルフ」を先頭に加えて、9頭とする説があります。「赤い鼻のトナカイ」は、日本でも訳詞となって歌われています。
最後に
結局のところ、トナカイは8頭なのか9頭なのか、もともと1頭なのか、はたまたサンタさんの自力飛行かも知れません。
諸説ありそうですが、主役のサンタさんを支えるわき役のトナカイにもちょっと注目してみると、また違ったクリスマスの楽しみ方ができるかも知れません。
皆さんに、メリークリスマス、そしてハッピーホリデー。