2018年6月25日 | お役立ち情報
人付き合いが面倒と感じる原因とちょっと気楽に生きるための考え方
学校や仕事、ご近所などで「他の人といると気が休まらない」「1人の時間を過ごしたい」「人と長く話をするのはしんどい」と思っていても、自分の気持ちを隠して人付き合いをしている方もいらっしゃると思います。
人付き合いが面倒だと思うのは、自分の気持ちを素直に出せないので仕方がないことかもしれません。しかし、生きていくうえで、自分以外の人との交わりは避けて通れないことから、大きなストレスを溜めてしまいます。
この記事では、人付き合いが面倒だと感じる原因を理解し、この原因を克服して気持ちを楽にするための考え方について解説します。
人付き合いが面倒だと思う原因を理解する
人付き合いが面倒だという気持ちを解消するためには、なぜ自分は人付き合いが面倒だと思うのか原因を知ると良いでしょう。原因を知ると対策が立てやすくなります。
まずは、自分がどんなときに面倒だと思ってしまうのかを具体的に考えてみましょう。
1 他の人に合わせる、気を使う
「他の人に合わせる、気を使う」ことが面倒だと思うときは、他の人の気持ちを意識しすぎているのかもしれません。
人と接するとき、相手の表情やしぐさを見て「何をすればいいのか」と考えることが多いかと思います。このような時の行動は、自分がしたいことで自分の行動を決めているのではなく、相手の表情や振る舞いによって決められています。相手の様子を伺いながら自分の行動を決めるので疲れてしまいます。
2 他の人に嫌われたくない
「相手に不快な思いをさせたくない」「嫌な印象を与えたくない」という気持ちは大切です。しかし、あまり過剰に考えてしまうと、人付き合いが面倒になる原因となります。
「他の人に嫌われたくない」という考え方も、自分で自分の行動を決めているのではなく、相手の気持ちや評価を気にしながら行動するので面倒だと思う原因になります。
3 自分のペースを崩されたくない
他の人と行動すると、自分のペースが乱されるので嫌だと思うことがあるかもしれません。他の人といると自分のしたいことができなかったり、自分とは違う意見を言われて嫌な思いをしたりすることは少なくありません。
自分が思ったような行動ができないことから、他の人と行動するのを避けるようになってしまいます。
4 自分の居場所がない
学校や職場の仲間と一緒にいるとき、居心地の悪さが原因で人付き合いを避けてしまう方がいらっしゃるかもしれません。他の人たちとの会話に入れないことや、何かをするときにただ一緒にいるだけだと疎外感を感じてしまい、居心地が悪くなります。
自分の居場所がないと感じる方は、「上手に話ができるようにしなきゃ」「楽しい話題を提供しなきゃ」と思う傾向にあります。無理に合わせようとすることも、人付き合いが面倒に感じる原因となります。
面倒だと思う気持ちを解消して気楽に生きるための考え方
人付き合いが面倒だと思ってしまう原因がわかったら対策を考えてみましょう。難しいことをするのではなく、気持ちの切り替えだけでストレスを抑えられます。
1 「他の人の気持ち」でなく「自分の気持ち」を大切にしてみよう
「人に合わせる、気を使う」ことが面倒の原因になっている場合は、他人の気持ちよりも自分の気持ちを優先してみてはいかがでしょうか。
他の人の気持ちばかり優先していては、人付き合いが面倒になるのは当然です。まずは自分の気持ちを大切にすることから始めましょう。
「自分は○○しなければならない」という自己犠牲を減らす
他の人の気持ちを優先させる人は、相手の表情やしぐさをみて「自分は○○しなければならない」という考えで自分の行動を決めてしまいます。自分が「したい」「したくない」ではなく、相手の期待に応えることを優先します。
この「自分は○○しなければならない」という考え方を減らしましょう。自己犠牲で「○○しなければならない」と思うならば、自分だけでなく相手にも良いことではありません。
例えば、興味のない話を相手が長く続けているとき「相手の話を聞かなければならない」と自己犠牲をするのではなく、「自分の好きな話に切り替える」「相手の話に自分が興味のある部分がないかを探す」ことをすると、面倒だと思っていた時間を緩和できます。
自分の気持ちを抑えるのではなく、自分がしたいことをするにはどうすればいいかと考えたほうが良い時間を過ごせます。
他の人の行動をあまり意識しない
他の人に合わせることが面倒ならば、他の人の行動をあまり意識しないようにしましょう。多少、相手の気持ちとは違う行動をしたとしても悪いことではありません。他の人に気を使い過ぎて疲れてしまったときは、時々自分のしたいことを優先させて気持ちをリフレッシュしましょう。
2 自信がなくても自分を好きになろう
「他の人から嫌われたくない」という思いが強い方は、言い換えると「自分に自信がない」という思いも強くあります。しかし、急に自信を付けることはできません。自分に自信をつける近道は、自信がない自分を認めて堂々としていると良いでしょう。
自信のない自分が嫌だからといってマイナス思考になる必要はありません。これから成長すればいいのです。マイナス思考になる方は、自分だけでなく他の人にも悪影響を与えてしまいます。今の自分を嫌がらずにそのままの自分を認めて堂々としていると良いでしょう。
他の人の評価を気にし過ぎない
他の人の評価を気にしてしまい、人付き合いが面倒になるならば、他の人の評価はあくまでも参考として考えましょう。自分が本当にするべきことは「他の人から評価してもらう」ことではなく「自分がよりよく、楽しく生きる」ことです。
「この評価は自分のためになる」と思ったときは取り入れて、納得がいかない意見は、あまり深く考えないようにします。他の人の評価は大切な意見ですが、気にし過ぎると逆効果になる可能性があるので気を付けましょう。
自分を責め過ぎない
何か失敗をしたときに、自分を責め過ぎないようにしましょう。不用意な発言や行動をしてしまい、今後の関係や付き合いが面倒になることもあるでしょう。
失敗が原因で他の人から嫌われてしまうことを恐れるよりも、失敗したら次は頑張ろうという気持ちに切り替えることが良い考え方です。
「上司から怒られるのは嫌だな」といったことを考えるよりも、失敗した時こそ好きなことをして気持ちをリフレッシュしてから、笑顔で次の日を迎えましょう。
3 自分のペースを守ろう
自分のペースで動けないことや自分の考えとは違う人と一緒になると、人付き合いが面倒になってしまいます。多少他の人に合わせることは仕方がないことですが、他の人を優先するだけではなく、自分のペースを守ることも大切です。
他の人と行動するのが面倒な時は、マイペースに行動してみるのはいかがでしょうか。
自分と他の人をはっきり分ける
自分は自分、他の人は他の人と割り切って楽しむと良いでしょう。マイペースな人は、他の人と行動していても自分がしたいことを崩しません。
例えば他の人とウォーキングをするときに、一緒にスタートしてもその後は別々に行動してみましょう。相手のペースに合わせたり、無理に会話をしたりしなくても構いません。携帯プレーヤーで音楽を聞きたければイヤホンで聞きながら自分のペースでウォーキングします。
自分がしたいことを優先することで、相手を不快にさせないか心配ならば、徐々に自分の好きなことを優先させると良いです。まずは、他の人だけでなく自分も楽しめるように行動しましょう。
他の人の意見を許す気持ちを持つ
自分とは違う意見の人と一緒に行動するときは、他の人の意見を許す気持ちを持ちましょう。許すといっても、他の人の意見をなんでも認めるということではありません。
自分と他の人が違うのは当然なので、自分にとって参考になる意見だったら受け止めて、そうでなければ気にし過ぎないようにしましょう。
4 悲観的な考えをやめると自分の居場所ができる
他の人と一緒にいるとき、疎外感を感じて自分の居場所がないと思っても、あれこれと考えて悲観的にならないようにしましょう。
居場所がないのは、自分が原因だと考えてしまうことがあるかもしれません。「自分には楽しい話題がない」「自分は上手に話ができない」といったことが原因だと思って自分を否定していると、時には悲観的な考えがエスカレートしてしまいます。
楽しい話題がなくても、上手に話ができなくても大丈夫です。なぜなら、そのようなことがなくても楽しく過ごしている方がいるからです。話題がなくても、会話が上手でなくても楽しく過ごせる方は、何もなくても堂々としています。自分のことを悲観的に考えていません。
自分の居場所を作るためには、まず自分のことを悲観的に考えないようにしましょう。
できることを一生懸命すればいい
どうしても自分のことを悲観的に考えてしまうときは、自分ができることを一生懸命に行うようにしましょう。仕事、勉強、家事や育児など、自分が頑張れるものを作ると、自分に自信が持てるようになります。
一生懸命になれるものは、なんでも構いません。「他の人に評価してもらおう」という考えではなく、自分がしたいこと、できることを始めてみるのはいかがでしょうか。
他の人から認めてもらうことが目的ではありません。相手から認めてもらおうとすると、なかなか評価が得られなかったときに辛くなります。一生懸命に何かすることは、自分のためにすることだと考えれば長続きし、自然と自分の居場所もできてきます。
自分を優先させると人生が楽しくなる
人付き合いが面倒だという気持ちを無くすためには、「ありのままの自分でいること」や「自分がしたいこと」を優先させるようにすると良いでしょう。他の人を気にして相手に合わせてばかりいたり、他の人から認めてもらうために自分を無理に変えようとしたりすると辛くなります。
人付き合いを楽にするためには、無理をし過ぎないことが大切です。他の人よりも自分を優先させる気持ちや自分で自分を許す気持ちを持つようにしましょう。自分が楽しくなるためにはどうすればいいかと気持ちを切り替えることで、面倒な人付き合いを乗り越えてみるのはいかがでしょうか。
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