コーヒー豆の種類と名称を解説。おいしいコーヒーの淹れ方は?

コーヒー豆の種類と名称を解説。おいしいコーヒーの淹れ方は?

コーヒーが好きで毎日飲んでいるものの、実はあまり詳しくはないという方も多いのではないでしょうか。さまざまな味わいや香りが楽しめるコーヒーのことをもっと深く知れば、自分好みのコーヒー豆や飲み方が見つかるかもしれません。

今回は、世界のコーヒー豆とコーヒーメニューの種類を解説いたします。また、おいしいコーヒーの淹れ方も詳しく解説いたしますので、コーヒー好きな方はぜひ参考にしてください。

コーヒー豆の種類

コーヒー豆の種類

コーヒー豆とは、アカネ科のコーヒーノキから収穫されるコーヒーチェリーの種子のことです。コーヒーの栽培は、南北回帰線(北緯25度、南緯25度)の間のコーヒーベルトと呼ばれるエリアの60数ヵ国でおこなわれています。まずは世界の有名なコーヒー豆の種類と特徴をご紹介いたします。

ブルーマウンテン

ジャマイカのブルーマウンテン山脈の、限られた地域で生産されたコーヒー豆です。調和のとれた味わいで、すべてのコーヒーの良さをあわせもつことから、「黄金バランスのコーヒー」「コーヒーの王様」と呼ばれます。

キリマンジャロ

タンザニア産のキリマンジャロは、アフリカを代表するコーヒーです。強い酸味と甘い香りにコーヒーの苦味が加わり、野性味にあふれています。

モカ

世界でもっとも古いコーヒー豆のブランドといわれ、フルーティーな酸味と甘み、コクが特徴です。産地によって名称が異なり、イエメン産は「モカマタリ」、エチオピア産は「モカシダモ」「モカハラー」などが有名です。

コナ

生産地はアメリカのハワイ島で、強い酸味と甘い香りが特徴です。希少なコーヒーで、ブルーマウンテンに次いで高価です。

ブラジル

ブラジル産のコーヒーで、酸味と苦味のバランスがよく、誰にでも飲みやすい味が魅力です。ブレンドのベースにもよく使われます。

コロンビア

コロンビア産のコーヒーで、芳醇な甘みとまろやかなコクにフルーティーさもありますが、酸味が強すぎず、バランスのよい味です。こちらもブレンドのベースによく使われます。ちなみに、缶コーヒーに使用されて知名度の高い「エメラルドマウンテン」は、コロンビアコーヒーの中でも希少性の高い高級な豆です。

グアテマラ

生産国のグアテマラは標高が高く、火山灰の土壌や豊富な雨量、昼夜の激しい寒暖差など、コーヒーの栽培に適した条件がそろっています。果物のような酸味と甘い香り、濃厚なコクが特徴です。

コーヒーの種類

コーヒーの種類

カフェでメニューを見ると、コーヒーにもさまざまな種類があります。味のイメージがわかずに、どれを選ぶか迷うことはありませんか。ここからは、コーヒーの種類と特徴についてご説明いたします。

基本はドリップとエスプレッソ

コーヒーには多くの種類がありますが、大別すると「ドリップ」と「エスプレッソ」の2種類に分類されます。ドリップには、「しずく」や「したたり」という意味があり、フィルターに入れたコーヒー粉の上からお湯を注いで抽出します。コーヒー豆は中焙煎のものを使うことが多く、ゆっくりと抽出するため豆本来のおいしさを味わえます。

一方、エスプレッソにはイタリア語で「速い」という意味があります。専用マシンを用いて細かく砕いたエスプレッソ豆に圧力をかけ、お湯をコーヒーの中に瞬間的に通して一気に抽出します。エスプレッソには深焙煎の豆を使うことが多く、ドリップコーヒーよりも濃厚な風味が楽しめます。

ドリップコーヒーの種類

焙煎して挽いたコーヒー豆をお湯で抽出するドリップコーヒーには、さまざまな種類があります。まずは、ドリップコーヒーの種類をご覧ください。

ブレンドコーヒー

カフェでホットコーヒーを注文したいとき、メニュー表には「ブレンドコーヒー」と書かれていることが多いものです。1種類の豆のみを使用するストレートコーヒーに対し、複数のコーヒー豆を配合して作られるのがブレンドコーヒーです。それぞれの豆のよさが生かされるため、ストレートコーヒーでは味わえない風味が醸し出されます。一般的には2〜3種類のコーヒー豆を組み合わせますが、豆の種類や配合の比率を変えることで、さまざまな味や香りのコーヒーを作れるのが特徴です。

アメリカンコーヒー

浅煎りのコーヒーは酸味が、深煎りのコーヒーでは苦味が、それぞれ強くなるといわれます。カフェの定番メニューとなっているアメリカンコーヒーは、浅煎りのコーヒーを多めのお湯で抽出したものです。このためすっきりした酸味が感じられ、苦味やコクは少なめです。ブレンドよりも味が薄いため、さっぱりしたコーヒーを飲みたいときにおすすめです。

また、アメリカンコーヒーという名称は和製英語で、アメリカでは使われていません。その名の由来には諸説あるようですが、アメリカ人が浅煎りのコーヒーを好んで飲むことからアメリカンコーヒーと呼ばれるようになったといわれます。ちなみに、このようなコーヒーをアメリカでは「weak coffee(弱いコーヒー)」と呼ぶそうです。

カフェオレ

ドリップコーヒーに温かいミルクを加えたものです。フランス発祥の飲み物で、café(カフェ)はコーヒーを意味し、au(オ)は前置詞、lait(レ)は牛乳を意味します。レギュラーコーヒーとミルクの割合は5:5が基本なので、ミルクの甘みでコーヒーの苦味が和らぎます。カフェラテとの区別がつきにくいかもしれませんが、カフェオレがドリップコーヒーであるのに対し、カフェラテはエスプレッソベースで作られることが大きな違いです。

ウィンナーコーヒー

ドリップコーヒーの上にホイップクリームをのせたコーヒーのことです。ウィンナーとは、オーストリアの「ウィーン風」という意味なのですが、ウィーンで「ウィンナーコーヒー」といっても通じません。オーストリアには、深煎りコーヒーにたっぷりホイップクリームがのった「アインシュペナー」というコーヒーがあります。オーストリア発祥のスイーツ、「ザッハトルテ」の生クリームをコーヒーにのせたのがはじまりといわれています。

エスプレッソコーヒーの種類

エスプレッソコーヒーの種類

イタリア発祥のエスプレッソコーヒーは、ほどよい苦味や風味が特徴です。ミルクなどを加えた、さまざまなエスプレッソベースのコーヒーがあります。

エスプレッソコーヒー

深煎りで細かく挽いたコーヒー豆に、エスプレッソマシンなどの専用マシンを用いて圧力をかけ、一気に抽出します。一気に抽出するため雑味が少なく、濃厚なコクや苦味が特徴です。

エスプレッソコーヒーは、クリームのようなきめ細かい泡の「クレマ」、コクや深みが凝縮された「ボディ」、芳醇な香りの「ハート(またはアロマ)」の3層に分かれています。3層に分かれているのは抽出してから10秒程度なので、エスプレッソのおいしさを存分に味わうには、すぐに飲むの望ましいといえるでしょう。本場イタリアでは、砂糖を加えたらクレマが消えないように優しく混ぜ、淹れたてのうちに一気に飲まれています。

カフェラテ

latte(ラテ)とは、ミルクを意味するイタリア語です。カフェオレと似ていますが、エスプレッソにたっぷりのスチームミルク(蒸気で温められたミルク)と少量のフォームミルク(泡状になったミルク)を入れたものがカフェラテです。カフェオレよりも苦味が感じられますが、エスプレッソの苦味とミルクの甘さのバランスがよく、マイルドな味わいが楽しめます。

カプチーノ

エスプレッソにスチームミルクとフォームミルクを加えたのがカプチーノです。カフェラテと似ていますが、カプチーノはフォームミルクの量が多いのが特徴です。泡状になったミルクの量は多くはないことから、カフェラテに比べるとコーヒーのビターな風味が楽しめます。

おいしいコーヒーの淹れ方

おいしいコーヒーの淹れ方

コーヒーの淹れ方のコツを知れば、自宅で本格的なコーヒーが味わえます。ここからは、ハンドドリップでもっとも一般的なペーパードリップでの淹れ方をご紹介いたします。

用意するもの

  • ドリッパー…杯数に合ったものを用意してください
  • サーバー…杯数に合ったものを用意してください
  • ペーパーフィルター…台形や円すい形などドリッパーの形に合うもの、抽出したい杯数に合うサイズを選んでください
  • 細口ドリップポット…一定量のお湯をゆっくり注げるため、細口のドリップポット(コーヒーケトル)がおすすめです
  • メジャースプーン…コーヒーの量を計ります
  • コーヒー…中細挽き
  • コーヒーカップ

コーヒーの分量

コーヒーの分量は、1杯(約140ml)あたり10〜12g、2杯であれば20g前後が目安です。ペーパードリップで淹れるときは、中細挽きのコーヒーを用意しましょう。

おいしく淹れる方法

必要な器具やコーヒーをそろえたら、コーヒーを淹れましょう。

1.お湯を沸かす

まずは細口ドリップポットに水を入れ、必要な分量より多めにお湯を沸かします。サーバーやカップにお湯を入れて温めておきましょう。

2.ドリッパーにペーパーフィルターをセットする

台形のペーパーフィルターは、底の接着部分を外側に、側面の接着部分を内側に折ります。円錐形のペーパーフィルターは側面のみ折ってください。ドリッパーに軽く押さえつけ、隙間がないように密着させましょう。

3. コーヒーを入れる

分量のコーヒーを入れたら、ドリッパーを軽く振って表面を平らにしてください。

4. コーヒーを蒸らす

まずはコーヒーの粉全体にお湯が染み込む程度に、少量のお湯を注ぎます。中央から外側に向けて渦を描きながらそっと注ぎ、均一にお湯を含ませたら20秒ほど蒸らしてください。蒸らすことにより、コーヒーに含まれるガスが放出され、お湯がなじみやすくなります。

5.抽出する

中央に小さな円を描くようにお湯を注ぎます。フィルターの側面ではなく、中央に注ぐのがポイントです。ドリッパーの湯量が上がり、表面が平らになったところで、いったん注ぐのをやめます。水面が上から3分の1程度減ってきたら、2回目のお湯を注ぎます。ドリッパー内のお湯の水位を保つように調節しながら2回目、3回目と少しずつ注ぎましょう。

6.カップに注ぐ

できあがりの量になったら、ドリッパーを取り外してコーヒーを攪拌し、濃度を整えます。温めておいたコーヒーカップに注ぎましょう。

まとめ

コーヒーは、産地・焙煎度・挽き方によって味や風味に違いが出てきます。味わいの奥深さを楽しむためにも、さまざまなコーヒー豆や、コーヒーの種類を試してみてはいかがでしょうか。自分好みの豆や焙煎度、コーヒーの種類を見つけて、毎日のモーニングコーヒーをより深くお楽しみください。

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