2022年2月8日 | お役立ち情報
【机の上の収納方法】家事や勉強がはかどるデスクにしよう
本や書類、文具などが散乱しがちな机の上。効率よく作業するために、使いやすい収納にしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
机の上の収納には、ラックや棚を活用する方法と、壁面を利用する方法があります。今回は、それぞれについて実用的またはおしゃれに収納するためのポイントをご紹介し、机の上を収納するアイデアやコツも解説いたします。
机の上の収納~ラックや棚を利用
はじめに、机の上にラックや棚を置いて収納する方法をご紹介いたします。大きいラックや棚を利用する際は、説明書に従いながら倒れないように設置してください。
実用的にするなら
机の上で仕事や作業をする場合は、実用的な収納をおすすめします。
大きく前面に設置
本や書類、さまざまなパーツなどを収納したい場合は、大きめのラックや棚を前面に設置するとよいでしょう。仕切りが可動式のタイプを選べば、収納するもののサイズに合わせられるうえ、状況によってレイアウトの変更も可能です。机の素材や部屋の雰囲気に合わせて、木製やスチール製、プラスチック製などのなかから選んでください。
使うものだけ並べる
書類や文房具などのよく使うものだけを収納したいときは、小さめのラックがおすすめです。小型のラックも木製やスチール製、プラスチック製などの素材が中心です。複数の棚や仕切り、引き出しがついているタイプもあるので、好みや目的に合ったものを選びましょう。小さめのラックは、環境や気分に合わせて自由に移動できる点がメリットです。
複数のラックを置く
机の上を作業台として使うときは、複数のラックや棚を組み合わせて置くことも可能です。本やファイル、パーツ類、工具類などを種類別に収納すれば、効率よく作業できます。複数のラックや棚を置くときは、メーカーやテイストなどをそろえて一体感をもたせましょう。目的に合うラックや棚がないときは、リメイクやDIYで用意しても構いません。
おしゃれにするなら
机の上をおしゃれにまとめるときは、次の方法がおすすめです。
小さくまとめる
机の上をおしゃれな空間にするときは、小さくまとめて生活感を出さないようにする点がポイントです。ラックや棚は小さめのものを選び、使うものを厳選して収納しましょう。かさばるものや大きなものは、下の引き出しや足元へ。机の上に置くものを最低限に抑え、見せる収納を心がけるとおしゃれで洗練された空間に仕上がります。
好きな素材を選ぶ
机の上をおしゃれにまとめるには、ラックや棚の素材にもこだわりましょう。パソコンを使うスペースなら、メタリックやモノトーン系に。アイロンがけや縫い物をするスペースなら、木製や淡い色合いのナチュラル系に。子どものお絵描きや工作のスペースなら、ポップやカラフルなど、目的に合わせて選ぶとおしゃれな空間に仕上がります。
遊び心をプラス
ラックや棚には、お気に入りの雑貨や観葉植物(フェイクも可)を少しだけ置いてみましょう。開けるときにワクワクするような、たくさんの小さな引き出しがついたラックもおしゃれ。一部の引き出しを開けて、ペンを立てたり中のものを少し見せたりしてもすてきです。かっちりと美しくまとめるよりも、のんびりと遊び心をプラスしながら取り組みましょう。
机の上の収納~壁面を利用する
続いて、壁面を利用した収納をご紹介いたします。棚などを取りつけるときは、説明書に従いながら落下しないように設置してください。
実用的にするなら
机の上にラックや棚を置くスペースがないときは、壁面を有効に利用しましょう。
大きく前面に設置
画像のような作りつけの棚は、オーダーメイドやリフォームで設置するのが一般的です。仕切りが可動式のタイプを選べば、自由にレイアウトができます。すのこや有孔(ゆうこう)ボードなどを設置して、棚や小物入れなどを取りつける方法もおすすめ。複数の棚が必要なときは、同じ種類やテイストでそろえるとスッキリとまとまります。
使いやすさを優先
実用的な壁面にしたいときは、手が届く場所によく使うものを配置しましょう。使いやすさを重視して、あえて見せる収納にするのもひとつの方法です。ワイヤーネットを設置すれば、フックにつるす・ピンチにはさむなど、小物類を使った収納も可能。立って作業する場合は、身長に合わせてやや高い位置に収納しましょう。
コーナーも有効利用
机を部屋の角に置いているときは、コーナーも収納スペースとして有効活用できます。コーナー用のラックや突っ張り棚などは、さまざまな素材やデザインが販売されているので好みで選んでください。壁面をL字に使うときは、棚とボード類をそれぞれ片側に取りつけると変化のある収納が楽しめます。
おしゃれにするなら
机の上の壁面をおしゃれにしたいときは、次の方法がおすすめです。
見せる収納に挑戦
目につきやすい机の上の壁面は、見せる収納にしませんか。きれいな本や雑誌などの表紙を見せながら並べる、ひもを渡して書類や手紙などをピンチで留めるなど、壁面ならではの収納も工夫してみてください。ポイントは、テイストや色合いをそろえることです。ラックや棚を取りつけるときも、厳選したものを使用しましょう。
あえて空間を作る
机の上の壁面をおしゃれに見せるには、空間の確保も大切です。ラックや棚を取りつけるときは、圧迫感のないオープンシェルフがおすすめ。棚には本当に必要なものだけを収納し、空間を意識しながらお気に入りの小物やグリーンをプラスします。つるす収納も取り入れれば、動きが出るだけでなく適度な空間も生まれます。
全体像をイメージ
「壁面をおしゃれにしたいけれどうまくまとまらない」というときは、雑貨やインテリアのお店のディスプレイや、SNSなどの画像を参考にしましょう。気に入った並べ方やテクニックがあれば、メモしたり画像を保存したりしてイメージをふくらませます。自分で収納した画像をスマホで撮影し、客観的に見ると改善点に気づくこともあります。
机の上の収納と整理のアイデア
それでは、机の上の収納と整理におすすめのアイデアをご紹介いたします。100円ショップで購入できるものも多いので、センスを生かしながら工夫してみてください。
引き出し・トレイ
引き出しの中は、専用のトレイや仕切り板、小さいカゴやケースなどを使用すればゴチャゴチャになりません。ペン類、ハサミ類、クリップ類などと種類別に分け、よく使うものは手前に、あまり使わないものは奥に収納することがポイントです。引き出しやトレイを重ねるときは、同じ種類をそろえて見た目をスッキリさせましょう。
ボックス・カゴ
複数のボックス類を利用するときは、同じものをそろえるか、色違いやサイズ違いで統一しましょう。入れ口を正面にして収納したり、空のままで置いたりすると変化が出ます。フタがないタイプは、布やレースなどをかぶせてもおしゃれ。中にものが入って重さがあるボックスやカゴは、ブックスタンドの代わりにも使えます。
ネット・ボード
ワイヤーネットやコルクボード、黒板などはおしゃれな収納の強い味方です。壁に取りつけたりつるしたりするほか、机の上に立てかけても利用できます。ネットやボード類は、フックやピンチ、マグネットなどを組み合わせるとさらに使いやすさがアップ。書類をはさめるクリップボードは、つるしても使えるので1つ用意すると便利なアイテムです。
手作りとリメイク
ケース類や空き箱などで収納グッズを製作するときは、同じサイズのものをそろえましょう。ペイントだけでなく、リメイクシートや布、ラッピングペーパー、シールなども利用すれば表現の幅が広がります。DIYが得意な方は、木材を利用して本格的に。お子さんと作業するときは、牛乳パックやペットボトルなどを再利用して楽しみましょう。
机の上の収納と整理のコツ
机の上がなかなか片づかない方に向けて、収納と整理のコツをご紹介いたします。
モノの住所を決めよう
収納や整理が苦手な方の多くは、「使ってそのまま放置する」傾向があるようです。学習机を例に挙げると、よく使う筆記用具やハサミなどは目の前に配置。教科書やノート、ファイルなどはラックを定位置として、科目別に収納します。そのほかのものは、机の下やサイドへ。勉強の後は、「それぞれの住所に戻す」ことを意識して取り組みましょう。
テイスト・色をそろえよう
全体のテイストや色が統一されると、机の上がスッキリとまとまります。まずはモノトーンやアンティーク風、ジャンク風やナチュラル系など、好みのテイストを決めて棚や雑貨などをセレクトしましょう。色は3つに抑えることが基本で、同系色でまとめてポイントに差し色を入れるとおしゃれです。ポップなイメージにするときは明るい3色を選びましょう。
7~8割を心がけよう
机の上に限らず、収納するときはものを詰め込まず、全体の7~8割の量に抑えましょう。空間を確保すればものが取り出しやすいだけでなく、見た目が美しく整います。お気に入りの雑貨などは、すべて並べずに定期的にローテーションしながらお披露目。新しく購入する際にも「7~8割」を思い出せば、無駄な出費を防ぐメリットもあります。
パソコン周りの工夫
在宅で仕事をする場合は、パソコン周りの収納も見直しましょう。机の上はファイル類を並べるラックと、メモや付せんをはるボード類、最低限の文房具などに抑えます。コード類は、サイドにつけた専用のホルダーでひとまとめに。デスクトップのパソコンには、上の段にディスプレイを置いて下にキーボードやマウスなどを収納できる棚もおすすめです。
机の上の収納を工夫して効率よく!
今回は机の上の収納についてご紹介し、棚と壁面を実用的またはおしゃれに収納するポイントや、収納のアイデアとコツも解説いたしました。作業がはかどるデスク収納をめざすには、「ものの住所」と「テイストや色の統一」、「7~8割の量」を心がけましょう。机の上の収納を工夫して、効率よく作業できるスペースに仕上げてください。