【おにぎらずのお弁当レシピ集】おにぎらずの作り方・包み方のポイントは?

【おにぎらずのお弁当レシピ集】おにぎらずの作り方・包み方のポイントは?

握らなくても作れる「おにぎらず」は、おいしくて簡単にできあがると人気です。断面が見えることで華やかさもあり、見ただけで食欲がわいてくるものです。

今回は、おにぎらずの作り方や包み方のポイント、おすすめレシピをご紹介いたします。お弁当のレパートリーを増やすために、おにぎらずを作ってみてはいかがでしょうか。

「おにぎらず」とは

「おにぎらず」とは、握らないで作るおにぎりのことです。ご飯の間に具材を挟んでのりで包むため、お弁当にぴったりのメニューとして人気があり、SNSにもたくさんアップされています。

発祥は、1991年発行の漫画「クッキングパパ」22巻・第213話に登場した「握らないおにぎり」といわれています。息子のお弁当を作らなくてはならない日に寝坊してしまったクッキングパパ・荒岩が、わずか5分で作ったお弁当が「おにぎらず」でした。

その後、2014年にクックパッドニュースで紹介されたことから話題となり、2015年にはユーキャン「新語・流行語大賞」の50語にノミネート。多くの媒体で取り上げられるようになり、現在ではお弁当の定番として人気を博しています。

おにぎらずの人気の理由

おにぎらずの人気の理由

お弁当のメニューとしておにぎらずが人気を集めているのには、いくつかの理由があります。おにぎらずの魅力を確認してみましょう。

握らなくてよい

おにぎりをおいしく仕上げるコツは、アツアツのご飯で作ることです。熱いご飯を手で握ることで、冷めても中はふんわりしてご飯が固くなりません。とはいえ、アツアツのご飯を手で握るのは、思いのほか大変です。

しかし、おにぎらずは包むだけなので、手で握る必要がありません。炊きたてのご飯でも楽に作れます。

いろいろな具材を入れられる

おにぎりの定番具材といえば、鮭・梅干し・昆布・おかか・辛子明太子など和風のものが中心で、入る量も比較的少なめです。一方、おにぎらずはご飯の上に食材をのせて作るため、サンドイッチのような感覚でたくさんの具材を挟めます。ハム・ランチョンミート・卵・チーズなどパンに合いそうな具材や、ハンバーグ・唐揚げなどのボリューミーなおかずメニューも楽しめます。おにぎりには入れにくい、平たい食材を入れられるのも魅力です。具材のバリエーションが豊富なところが、おにぎらずの人気の理由といえるでしょう。

断面がきれい

完成したおにぎらずを半分に切り、断面を上に向けて弁当箱に詰めてみましょう。具材を重ねると断面がきれいで、見栄えがよいことも人気の理由です。切ったときの美しさにこだわると、作る人も食べる人も楽しめます。

子どもが食べやすい

おにぎりよりも薄くて持ちやすいため、お口の小さな子どもでも食べやすいでしょう。こぼさずに食べられるため、幼児のお弁当としてママたちの間でも人気があります。

おにぎらずの作り方

ここからはおにぎらずの作り方を解説いたします。はじめての方でも簡単ですので、ぜひ作ってみてください。

材料

  • 焼きのり(正方形)
  • ごはん
  • 具材
  • ラップ

手順

  1. ラップを敷き、焼きのりの角が上を向くように置きます。
  2. のりの中央に、ご飯が四角くなるようにのせます。
  3. ご飯の上に具材を順番にのせます。
  4. 具材をすべてのせたら上からご飯をかぶせます。
  5. 左右・上下の焼きのりをたたんでご飯が見えないように包みます。
  6. ラップで包み、5〜10分程度おいてなじませます。
  7. ラップの上から包丁で半分に切ります。
  8. 断面を上にしてお弁当箱に詰めます。

おにぎらずの包み方のポイント

おにぎらずの包み方のポイント

おにぎらずは、はじめての方や子どもでも簡単に作れますが、コツを知っておくとより上手に仕上がります。包み方のポイントをご紹介いたします。

【ポイント①】ご飯に塩味をつけておく

おにぎらずに使うご飯には、塩味を少しつけましょう。具材をしっかり挟んだおにぎらずでも、食べてみると物足りなさを感じることがあるからです。ご飯に少量の塩をふると、具材のおいしさも引き立ちます。

【ポイント②】のりに穴を開けておく

食べるときにのりが噛みきれなくて引っ張ってしまうと、崩れやすくなります。フォークなどを使ってのりに小さな穴を開けておけば、食べやすくなるでしょう。

【ポイント③】ご飯を多くのせすぎない

のりからはみ出さないように包むには、ご飯を入れすぎないことがポイントです。ご飯の量はのり1枚に対してお茶碗1杯程度にしましょう。具材の量が多いときは、ご飯を少なめにすることがポイントです。

【ポイント④】具材の向きを考えてのせる

切り口がきれいに見えるように具材を配置しましょう。細長い具材や小さな具材は、断面から見える向きに配置するのがポイントです。難しい場合は、どこから切ってもきれいに見える具材をのせるとよいでしょう。

【ポイント⑤】色のバランスを考える

おにぎらずは断面がきれいなので、色のバランスを考えて具材を選ぶこともポイントです。同じ色に偏らないようにすると切り口が色鮮やかになり、よりおいしそうに見えます。

【ポイント⑥】水分が多い具材は避ける

ポイント⑥水分が多い具材は避ける

水気の多い具材を挟むと、ご飯が水分を吸収して崩れやすくなります。レタスなどは洗った後に、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ってから使うようにしましょう。

【ポイント⑦】包丁をぬれ布巾で拭き取りながら切る

ラップで包んだままの状態で、半分に切りましょう。つぶれにくいため、きれいに切れます。切る前に包丁をぬれ布巾で拭き取り、大きく引くように切りましょう。

おにぎらずのおすすめレシピ

具材たっぷりのおにぎらずには栄養やボリュームがあるため、おかずなしでも大満足できるでしょう。おにぎらずのおすすめレシピをご紹介いたします。

おすすめレシピ① ベーコンエッグのおにぎらず

ベーコン・卵・レタスの彩り豊かなおにぎらずです。お弁当に持って行くなら、卵は中までしっかり火を通してください。お好みでスライスチーズを挟んでもおいしく仕上がります。

材料(2人前)

  • ご飯…お茶碗2杯分
  • 焼きのり…2枚
  • ベーコン(ハーフ)…4枚
  • レタス…適量
  • 塩・こしょう…適量

作り方

  1. 卵を目玉焼きにして塩・こしょうを適量ふっておきます。
  2. ベーコンは軽く焼きます。
  3. ラップの上にのりを置き、1/4量のご飯を中央にのせます。
  4. レタス、ベーコン、目玉焼きをのせ、上から1/4量のご飯をのせます。
  5. のりを折りたたんで包み、ラップをして形を整えます。
  6. 少しおいてのりがなじんだら、ラップをしたまま半分に切ります。同じ手順でもう1つ作ります。

おすすめレシピ② 焼き肉おにぎらず

焼き肉を挟めば、ボリューム満点のおにぎらずが作れます。焼き肉のタレを使って炒めるだけなので、忙しい朝でも手早く作れるでしょう。

材料(2個分)

  • ご飯…お茶碗2杯分
  • 焼きのり…2枚
  • 牛薄切り肉…約200g
  • レタス…適量
  • 焼き肉のタレ…適量

作り方

  1. 熱したフライパンに油を適量入れ、牛肉を炒めます。
  2. 火が通ったら焼き肉のタレを加えて炒め合わせ、お皿に移します。
  3. ラップを敷いた上にのりを置き、1/4量のご飯をのせます。
  4. レタス、焼き肉の順でのせます。
  5. 上から、1/4量のご飯をのせます。
  6. のりを折りたたんで包み、ラップをして形を整えます。
  7. 少しおいてから、ラップごと包丁で半分に切ります。同じ手順でもう1つ作ります。

おすすめレシピ③ えびアボカドおにぎらず

サンドイッチや回転寿司で人気の「えびアボカド」を挟んだおにぎらずもおすすめです。マヨネーズソースにわさびを混ぜることによって、大人向けの味に仕上がります。

材料(2人前)

  • ご飯…お茶碗2杯分
  • 焼きのり…2枚
  • アボカド…1/2個
  • むきえび…8尾
  • マヨネーズ…大さじ1
  • しょうゆ…小さじ1
  • 練りわさび…小さじ1/4

作り方

  1. 皮と種を取り除いたアボカドを5mm幅に切ります。
  2. えびの背わたを取り除き、沸騰したお湯で1分ほど茹でます。
  3. マヨネーズ・しょうゆ・練りわさびを入れたボウルにえびを入れて混ぜ合わせます。
  4. ラップの上にのりを置き、1/4量のご飯をのせます。
  5. ご飯の上にアボカドとえびを半量ずつのせ、上から1/4量のご飯をかぶせます。
  6. のりを折りたたんで包み、ラップをして形を整えます。
  7. 5分ほどおいてなじませたら、ラップの上から半分に切ります。同じ手順でもう1つ作ります。

おすすめレシピ④ スパムと卵焼きのおにぎらず

おすすめレシピ④スパムと卵焼きのおにぎらず

濃い目の味がついているスパムは、おにぎらずの定番食材として人気があります。ボリューム感ある「スパムと卵焼きのおにぎらず」は赤と黄色の彩りも華やかです。

材料(2人前)

  • ご飯…お茶碗2杯
  • 焼きのり…2枚
  • スパム…1/2缶
  • 卵…2個
  • 牛乳…大さじ1
  • 塩こしょう…少々

作り方

  1. スパムを半分に切り、フライパンで焼き色がつくまで焼きます。
  2. ボウルに卵・牛乳・塩こしょうを入れて、よく混ぜ合わせます。
  3. 卵焼き器にサラダ油をひき、2を入れます。
  4. 半熟状になったら半分に折り、よく火が通るまで焼いたら粗熱を取って半分に切ります。
  5. ラップの上にのりを置き、1/4量のご飯をのせます。
  6. 卵焼き、スパムを順番にのせ、1/4量のご飯をかぶせます。
  7. のりを折りたたんで包み、ラップをして形を整えます。
  8. 5分ほどおいてなじませたら、ラップの上から半分に切ります。同じ手順でもう1つ作ります。

お弁当には食品用アルコールスプレーがおすすめ

お弁当は作ってから食べるまでの時間が長いため、衛生面や保管状態に注意が必要です。より安心できるように、食品の傷みを抑えるフマキラー「食品アルコールスプレー」を使ってみてはいかがでしょうか。

100%食品成分なので、直接スプレーするだけで食材の傷みを防ぎ、鮮度を長持ちさせます。アルコール・GSE(グレープフルーツ種子エキス)・有機酸の力で、細菌・ウイルスを99.99%除去。お弁当にシュッとスプレーして、鮮度をキープしましょう。

まとめ

今回は、おにぎらずの作り方や包み方のポイント、おすすめレシピをご紹介いたしました。「簡単」「食べやすい」「おいしい」と三拍子そろっているおにぎらずは、お弁当にもぴったりです。おにぎりに比べると具材をたくさん挟めるので、ボリューム感があって満足度も高いことでしょう。

カラフルな断面は、見た目も楽しめます。お好みの具材を使って、おにぎらずのお弁当を作ってみてください。

「For your LIFE」で紹介する記事は、フマキラー株式会社または執筆業務委託先が信頼に足ると判断した情報源に基づき作成しておりますが、完全性、正確性、または適時性等を保証するものではありません。

こちらの記事もオススメです!