2021年12月13日 | お役立ち情報
【パン弁当のレシピ】サンドイッチのおいしい作り方やパンに合うおかずは?
ごはんが主食のお弁当やおにぎりと人気を二分するおいしさなのが、パンが主役のお弁当。パン弁当を代表するのがサンドイッチですが、お弁当に持っていくとどうしても水分を含んでしまいがちです。
そこで今回は、サンドイッチのおいしい作り方やお弁当箱への詰め方、パン弁当の基本レシピやパンに合うおかずなどをご紹介いたします。お弁当のレパートリーを増やすための参考にしてください。
サンドイッチ弁当のおいしい作り方
作ってから時間がたつと、具材の水分がパンに染み込んでべちゃっとなりがちです。サンドイッチの具材には水分を含む食材が多いので、おいしく作るためにも下準備をしておきましょう。サンドイッチのおいしい作り方を解説いたします。
パンにバターやマーガリンを塗る
パンにバターやマーガリンをしっかり塗ると油分の膜ができ、具材の水分が染み込むのを防ぐ効果があります。端から端までしっかりと塗っておきましょう。バターが塗りにくいときは、冷蔵庫から出して室温に戻しておくとよいでしょう。やわらかいチューブタイプのバターもおすすめです。バターやマーガリン以外では、マヨネーズでも同じ効果があります。
軽くトーストしておく
パンを軽くトーストしておけば、具材の水分が染み込みにくくなります。トーストした食パンで作るサンドイッチもおいしいので、試してみてください。
具材の水分をしっかり切る
野菜などを水洗いしたら、水気をしっかり切っておきましょう。水気を効果的に切るための対策を、野菜ごとにご紹介いたします。
レタス
レタスはキッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取ってください。細かい千切りにすると断面が増えて水気が出やすいため、大きめに切ることがポイントです。
きゅうり
きゅうりは水分が多いため、スライスしたら塩を軽く振り、5分程度おいてからキッチンペーパーで水気を拭き取りましょう。塩を振りすぎるとシャキシャキ感がなくなるため、塩は少量にしておきます。
トマト
水分が多い種の部分は、スライスしたら取り除いておきましょう。きゅうりと同じように塩を振って少しおき、出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取ります。
水分が多い具材をパンと離す
パンに具材を挟むときは、チーズやハムのように水分が出にくいものを外側、野菜など水分が出やすいものを内側にしましょう。水気の出にくい具材に接するようにすれば、パンが水分を吸収するのを防げます。
調味料は水分が出にくい食材につける
マヨネーズなどの調味料を野菜に塗ると、水分が出やすくなってしまいます。調味料は水分が出にくいハムやチーズに塗り、パンがべちゃっとなるのを防ぎましょう。
温かい具材は冷めてから挟む
ベーコンやスクランブルエッグなど、加熱した温かい具材は冷めてから挟みましょう。油分は拭き取ってから挟んでください。熱いままだと水分が出るだけでなく、弁当箱に湯気がこもり、サンドイッチが傷む原因になります。
ラップに包んで切る
サンドイッチを作ったらラップで包み、ラップごと切りましょう。具材が飛び出さず、きれいに切れます。お弁当箱の深さに合わせたサイズに切りましょう。
隙間がないように詰める
サンドイッチを詰める弁当箱は、丸みのある形よりも四角いタイプがおすすめです。隙間がないように端から端まで詰めましょう。空いたスペースはおかずで埋めてください。ただし、あまりにもぎっしり詰めすぎないのも大切なポイントです。とくにお子さんのお弁当の場合、取り出しにくいと崩れてしまうかもしれませんので注意しましょう。
また、おかずと接したパンは水気や油分を吸収します。おかずを入れるときは、仕切りやお弁当用のカップを利用しましょう。
ワックスペーパーを利用する
最近は具だくさんの分厚いサンドイッチが流行しています。断面がきれいで食欲をそそります。ボリュームたっぷりのサンドイッチは、ワックスペーパーでラッピングしておくことをおすすめします。包んだまま食べれば、具材をこぼさずに済むでしょう。ワックスペーパーは耐水性や耐油性があるため、油分がもれてくることもありません。
保冷剤を入れておく
気温が高い季節は、サンドイッチに挟んだ生野菜などが傷むおそれもあります。保冷剤を入れるなどして、温度管理には気をつけましょう。
パン弁当のレシピ
ここからは、パン弁当の基本レシピや作るときのポイントをご紹介いたします。
ツナサンド
サンドイッチの定番「ツナサンド」は食べやすいので、大人から子どもまで人気があります。ツナ缶と玉ねぎがあれば簡単に作れるのも魅力です。
ツナサンドの基本レシピ
- ツナ缶の油をしっかり切ります。
- 玉ねぎをみじん切りにして塩もみし、水分が出たら冷水でもみ洗いして水気を絞ります。
- ボウルにツナ、玉ねぎ、マヨネーズ、塩コショウを入れて混ぜ合わせます。
- 食パンの片面にバターを塗り、3をのせて広げます。
- もう1枚のパンをのせて挟みます。
- ラップで包んでしばらくおいたら、好きな大きさにカットします。
ツナサンドを作るときのポイント
ツナサンドをおいしく作るには、ツナの油分や玉ねぎの水分をよく切っておくことがポイントです。水っぽくならないようにしておきましょう。
BLTサンド
ベーコン・レタス・トマトの頭文字をとったBLTは、カラフルでボリュームもあるためお弁当にぴったりです。
BLTサンドの基本レシピ
- レタスは水洗いしたらよく水気を拭き取り、食べやすい大きさに切ります。
- トマトは輪切りにして軽く塩を振り、水分が出たらキッチンペーパーで拭き取ります。
- ベーコンは両面を焼き、キッチンペーパーで油を拭き取っておきます。
- 食パンをトースターで軽く焼きます。
- 食パンにバターを塗り、片面にはマヨネーズも塗っておきます。
- パンにレタス・トマト・ベーコンをのせて、もう1枚のパンで挟みます。
- ラップで包んでなじませたら、お好みのサイズにカットします。
BLTサンドを作るときのポイント
レタスやトマトの水分はよく拭き取っておきましょう。トマトは種の部分も取り除いておくと、パンが水気を吸いにくくなります。お好みでマスタードやオーロラソースを塗っても美味です。
ロールサンド
食パンに具材をのせたりジャムを塗ったりして、ぐるぐる巻いて作るロールサンドもおすすめです。具材がこぼれてしまう心配がないため、お子さんのお弁当にもちょうどよいでしょう。
ロールサンドの基本レシピ
- 広げたラップにバターを塗った食パンを置きます。
- 食パンの手前に具材をのせます。
- 手前から食パンをくるくる巻きます。
- ラップで食パンをきつく包み、両端をねじってとめてなじませます。
- ラップごと斜めに切ります。
ロールサンドを作るときのポイント
下準備として、食パンを綿棒で軽く伸ばしておくときれいに巻けます。最初においた具材が断面の外側にくるため、レタスなどの葉物野菜は最初に置くのがよいでしょう。また、具材は手前に置き、巻き終わり側には少しスペースを空けておくときれいに仕上がります。
ロールパンのたまごサンド
サンドイッチでも人気のたまごサンドを、ロールパンで作るのもおすすめです。
ロールパンのたまごサンドの基本レシピ
- ゆで卵を作ります。
- 黄身と白身を分け、黄身はフォークでつぶし、白身は包丁で刻みます。
- 卵に塩コショウで味付けし、マヨネーズで和えます。
- ロールパンに切り込みを入れ、卵フィリングを詰めます。
ロールパンのたまごサンドを作るときのポイント
卵の黄身をつぶすときは、多少かたまりが残るくらいにしておきましょう。エッグスライサーがあれば、卵の黄身と白身を分ける必要がありません。縦と横に卵の向きを変えてカットしましょう。食中毒を防ぐため、卵は中心まで火が通るようにしっかり加熱しましょう。
パン弁当に合うおかず
具だくさんのサンドイッチであれば、おかずは必要ないかもしれません。しかし、おかずがあるとお弁当の時間はより楽しみになるでしょう。パンに合うおかずをご紹介いたします。
ミートボール
片手で食べられるパン弁当には、箸を使わずに食べられるおかずはいかがでしょうか。ミートボールにお弁当用のスティックを刺しておけば、箸なしでも食べられます。大人から子どもまで人気のミートボールは、パン弁当にちょうどよいでしょう。
じゃがいものベーコン巻き
電子レンジで加熱したじゃがいもをベーコンで巻き、爪楊枝をさして止めます。フライパンで両面を焼き、塩コショウを振れば完成です。こちらもピックをつけて弁当箱に入れるとそのまま食べられるので、パン弁当にぴったりです。
照り焼きチキン
お弁当に入れる鶏肉のおかずといえば唐揚げが定番ですが、照り焼きチキンもおすすめです。甘辛い味付けがしっかりついた照り焼きチキンは、ご飯だけでなくパンにも合います。
野菜のピクルス
酢・砂糖・塩・水などで作ったピクルス液につけておくだけで簡単に作れます。サンドイッチやハンバーガーの具材になることもあり、パンとの相性は抜群です。きゅうりやプチトマト、パプリカなど、お好きな野菜で作ったピクルスを入れたら、彩り豊かなお弁当になるでしょう。
キャロットラペ
キャロットラペはフランスの人参サラダで、人参の甘さが感じられるさっぱりした味わいです。具材は人参だけでも構いませんが、レーズンや砕いたアーモンドを入れても合います。人参のおかずを入れることで、お弁当がぐんとカラフルになるでしょう。
食品用アルコールスプレーでお弁当の鮮度をキープ
お弁当は、朝作ってからお昼に食べるまで時間があるので、食品の傷みが気になります。そこでおすすめなのが、食品の傷みを抑えて、生鮮食品の鮮度をキープするフマキラー「食品用アルコール除菌フードキーパー」です。お弁当に直接スプレーするだけで、細菌・ウイルスを99.99%除去。100%食品成分なので、お口に入っても安心です。加熱していない生野菜を使うことも多いパン弁当。菌による食品の傷みを防ぐために、ぜひ活用してください。
まとめ
パン弁当は、パンの種類や具材を変えることで、レパートリーをどんどん増やせます。ごはんのお弁当に比べるとおかずが少なくてよいため、マンネリにならずに済むのも魅力でしょう。
お弁当のサンドイッチ作りは、コツを覚えさえすればお昼になってもべちゃっとなりません。いつもと違うお弁当にしてみたい方は、ぜひパン弁当を作ってみてください。