2021年5月11日 | お役立ち情報
【キャンプの感染対策】キャンプ場で安心安全に過ごすために必要なこと
コロナ禍の昨今、ソーシャルディスタンスを保ちながら、自然のなかでのびのびと過ごせるキャンプ需要が高まっています。都心部より人が少ないうえに屋外でもあり、「3密」は回避されているように思われますが、アウトドアレジャーでの感染報告もあることから、キャンプなどに出かける際も感染対策が必須と言えるでしょう。
そこで今回は、コロナ禍においてキャンプ場で安心・安全に過ごすための「感染対策」について解説いたします。さらに、感染対策するうえで重要な「注意点」についてもご説明いたします。
キャンプに必要な感染対策
こまめな手洗い・除菌やうがい、外出時や人が集まる場所でのマスク着用など、日ごろからおこなっている対策はもちろんのこと、キャンプに必要な感染対策についてご紹介いたします。
体調を把握する
どれほど気をつけても、感染のリスクはゼロにはなりません。また、新型コロナウイルスに感染した人のなかにも無自覚の人がいることから、自分では大丈夫と思っていても他の人に感染させてしまうおそれがあることを、決して忘れてはなりません。毎日検温をおこなうなど、日ごろから自分の体調について把握しておくことが大切です。
体調不良の場合は参加しない
だるい、熱がある、味覚を感じないなど、体調に異常がある場合は参加しないようにしましょう。直前まで体調がすぐれなかった人の場合、出発前の検温が平熱だったからといって出かけるのは要注意です。体温は、朝は低めで夜は高めになるものです。前日の夜に熱が出ていた場合、朝に下がっていてもぶり返すおそれがあります。
また、自分は大丈夫でも、身近に新型コロナウイルス感染者および濃厚接触者がいる場合はもちろん、家族のなかに体調不良の人がいる場合も、念のため外出を見合わせるようにしましょう。
参加地などの感染状況を確認する
感染状況は刻々と変化するため、その地域の現況に応じてキャンプ場の運営状態も変わる可能性があります。予定しているキャンプ場の最新情報について、事前にホームページなどでチェックしておきましょう。特に県境をまたいで移動する場合、キャンプ場のある自治体の指示に従って行動しましょう。
感染対策が行き届いたキャンプ場を選ぶ
コロナ禍の営業においては、「他のグループとの接触を避けるためテントとテントの距離を大きくとる」「受付にフィルムを設置し、管理棟の換気を徹底する」「密にならないように人数を制限する」など、キャンプ場でもさまざまな感染対策が講じられています。
なかには、受付をドライブスルー形式にしたり、オンライン決済でチェックインにかかる時間を短縮したりする施設もあります。感染対策が行き届いたこのようなキャンプ場を選ぶことも、重要なポイントといえるでしょう。
ローカルキャンプを楽しむ
新型コロナウイルスの感染者数には、地域差があります。感染拡大を阻止するために県外への移動を控えるよう、これまでも外出自粛要請が出されてきました。こうしたことから、県をまたがず地元のキャンプ場で過ごす「ローカルキャンプ」が推奨され、コロナ禍における楽しみ方として注目されています。
移動時間が短縮されるので車内で過ごす(密になる)時間も少なく、運転疲れも軽減。これまで移動にかかっていた時間を有効活用することも可能です。この機会に地元のキャンプ場について調べてみれば、思いがけない穴場が見つかるかもしれません。
できるだけ寄り道をしない
感染リスクを少しでも減らすために、なるべく人との接触は避けたいものです。そこで、食材や消耗品などは事前に自宅周辺で購入し、目的地までの道中はできるだけ寄り道せずに行くのがおすすめです。
トイレ休憩でパーキングや道の駅などを利用する際は、マスクの着用はもちろん、それぞれのガイドラインに沿って行動しましょう。キャンプ場からの帰り道もなるべく寄り道せずに自宅を目指し、帰宅後は手洗いやうがいをしっかりとおこないましょう。
人が集まる場所ではマスクを着用する
キャンプ場で入場制限をしているからと安心せずに、人が集まる受付や炊事場などの共有スペースではマスクを着用しましょう。テントや車の中など限られた空間にいるときも、マスクの着用をお忘れなく。
距離をとる・大声で話さない
キャンプの醍醐味ともいえるバーベキューや焚火。その周辺には人が集まりますが、このときもソーシャルディスタンスをお忘れなく。隣の人との間隔は、約2mあけるようにしましょう。また、人が集まるところでは大声で話すのもNGです。アルコールが入ると、つい声が大きくなってしまうので注意しましょう。
その他の注意事項
感染対策に重要とされる「アルコール消毒」が思わぬ引火を招いたり、「マスクの着用」によって体調を崩したり。ここではキャンプを楽しみつつ感染対策をおこなううえで、特に注意したい事項についてご紹介いたします。
消毒用アルコールの引火に注意
感染対策として、アルコールの入った消毒スプレーを使用する方も多いのではないでしょうか。こうしたアルコール含有のスプレーを、焚火などの近くで使用すると引火するおそれがあります。消毒した直後、焚火に手をかざす行為なども大変危険ですのでやめましょう。
特に、スプレーした子どもが火に近づかないよう注意してください。また、車の中など高温になりやすい場所に、消毒用アルコールを置いておくことも危険なので避けましょう。
マスクによる体温上昇~熱中症に注意
コロナ禍において、感染以外に気をつけたいのが熱中症です。マスクを着用することで体温が上昇しやすく、以前に比べ熱中症にかかる人が増加しています。熱中症を防ぐには、こまめな水分補給と冷却がいちばん。子どもはつい水分補給を忘れて遊びに熱中してしまうので、大人から休憩するよう(水分をとるよう)に適宜呼びかけましょう。
特に、2歳未満の子どもの場合マスクは不要で、着用しているとかえって危険であることが「公益社団法人 日本小児科医会」のHPなどで報告されています。乳児は呼吸器の空気の通り道が狭いため、マスクをしていると息がしづらく呼吸や心臓の負担になったり、嘔吐物による窒息のリスクが高まったりします。また、顔が隠れてしまうことから、表情の変化がわかりにくく異変への気づきが遅れるといったことが心配されます。
【参考】公益社団法人 日本小児科医会「2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険!」
ケガや病気をしないようにする
キャンプを安心・安全に楽しむためにケガや病気をしないよう、無理せず慎重に行動することを心がけましょう。ニュースでも再三報じられているとおり、新型コロナウイルスの感染拡大により医療現場は逼迫(ひっぱく)した状況にあります。こうした状況下では、よりいっそう自らケガや病気を防ぐことが重要です。カラダを動かすアクティビティなどでは、決して無理をしないようにしましょう。
キャンプにおすすめの便利アイテム
どんどん暖かくなるこれからの季節は食品の傷みも進みやすくなるため、食中毒などにも気をつけなければなりません。また、蚊などの虫刺されにも要注意。そこで、ぜひキャンプに持って行きたい便利なアイテムをご紹介いたします。
食品に直接かけられる除菌スプレー
事前に自宅周辺で食材を買い込んでからキャンプ場に向かい、食事をするまでの数時間、クーラーボックスの中の食材が心配という方もいるのではないでしょうか。そのようなときに便利なのが、フマキラーの「食品用アルコール除菌 フードキーパー」です。
100%食品成分で、お弁当などに直接スプレーしてもOK。食品の傷みを抑え、生鮮食品の鮮度を保ちます。アルコールとGSE(グレープフルーツ種子エキス)、有機酸の力で幅広い細菌・ウイルスを99.99%除去します(すべての菌・ウイルスが除去できるわけではありません)。食品のおいしさはそのままに、安心をキープすることができます。
手にやさしい手指用アルコール消毒
キャンプ場では手洗い場が離れているので、消毒液があると便利です。フマキラーの「アルコール消毒プレミアム ウイルシャット手指用」は、弱酸性アルコールの力で幅広いウイルスや細菌に効果を発揮。手指の隅々まで行きわたる速乾タイプの液体で、さらっとした使い心地も魅力です。
天然由来の発酵アルコールを使用しているので、小さなお子さんにも安心。保湿成分のヒアルロン酸Naを配合し、お肌にやさしいつくりになっています。
蚊などの虫よけ対策に
これからの季節、アウトドアレジャーで忘れてはならないのが蚊などの虫よけ対策です。フマキラーの「天使のスキンベープ プレミアム[イカリジン配合]」は、新虫よけ成分「イカリジン」の濃度を15%まで高めたことで、虫よけ効果が長時間(6~8時間)持続します。
お肌にやさしく、赤ちゃんから大人まで使えるエアゾールタイプの虫よけです。パウダー入りでベタつかず、イヤなニオイもないので、虫よけを塗るのを嫌がるお子様でも気持ちよく使えます。
徹底した感染対策で、キャンプを安心・安全に楽しもう!
新型コロナウイルスの感染対策のほかにも、「他のグループに迷惑をかけない」「帰るときは来たときよりきれいに」など、キャンプをするうえで忘れてはならない基本的なマナーがあります。
キャンプを安心・安全に楽しむために、一人ひとりが徹底した意識をもって感染対策をおこなうとともに、各キャンプ場のきまりをしっかりと守って、慎重に行動するようにしましょう。