意外と知らない「掃除機のかけ方」を紹介!かける順番や時間など丁寧に紹介

意外と知らない「掃除機のかけ方」を紹介!かける順番や時間など丁寧に紹介

普段の掃除にかかせない掃除機ですが、掃除機の正しいかけ方をご存じでしょうか。掃除機がけのコツをつかんでおけば、疲れずに効率良く掃除ができますよ。

この記事では、掃除機の正しい使い方をご紹介いたします。これまで何気なく掃除機を使っていた方は、新しい発見があるかもしれません。

掃除機がけのポイント

まずは効率よく掃除機をかけるために、押さえておきたいポイントをご紹介します。

掃除機がけに最適なのは朝

1日の中で掃除機がけに最も適している時間帯は朝です。ホコリは人の動きによって空中を舞うので、日中舞い上がったホコリは家族が眠っている間に床に落ちてきます。つまり朝一番はホコリが床に落ちているため、掃除機をかけるベストな時間帯なのです。

ただし、早朝の掃除機の音は近所迷惑になってしまいます。とくに集合住宅では掃除機を引きずる音が思いがけず響いていることがあります。音の迷惑に十分配慮して、午前中のうちに掃除しておくのがおすすめです。朝一番はフローリングワイパーでホコリだけ拭き取っておくのもよいでしょう。

畳は夜の掃除機がけがおすすめ

畳に関しては、夜の掃除機がおすすめです。畳にはダニが潜んでいますが、ダニは夜行性のため、暗くなるとエサを探すため表面に出てきます。夜に掃除機がけをすれば、ホコリと一緒に出てきたダニも吸い取れます。

しかし、集合住宅にお住いの方は、夜の掃除機がけも難しいかもしれません。その場合は、日中部屋のカーテンを閉めてから1〜2時間経ったころに掃除機をかけてみてください。夜になったと勘違いして出てきたダニを吸い取れるでしょう。

掃除機がけの前には邪魔な物を移動させる

部屋の床に置かれたものを移動しながら掃除機をかけるのは非効率的です。掃除機がけを始める前に、邪魔になるものは移動させておきましょう。また、コード類などもまとめておけば、掃除機がけを中断せずにすむのでスムーズに掃除機がかけられます。

水がこぼれていたら拭き取っておく

一般的な掃除機は、水を吸い取ることはできません。床に水がこぼれたまま掃除機をかけると壊れる可能性があるため、先に拭き取っておきましょう。

換気は掃除が終わってから

換気は掃除が終わってから

従来は掃除をするときに窓を開け放ち、換気をしながらおこなうのがよいとされていました。しかし、最近は窓を閉めて掃除をおこない、終わってから換気するのが新常識となっています。

なぜなら掃除中に窓を開けていると、窓から入ってくる風によってホコリが舞い上がります。舞い上がったホコリは掃除が終わった頃に床に落ちてくるため、掃除してもきれいにならないのです。掃除中は窓を閉めておき、掃除が終わってから換気をしましょう。

掃除機も掃除が必要

掃除機のヘッドの回転ブラシはゴミや髪の毛、糸くずなどがからみやすく、そのままにしておくと吸引力が落ちてしまいます。吸引力が落ちたままでは、掃除機の機能が十分に働きません。効率よく掃除するためにも割り箸やハサミ、ピンセットなどを使って回転ブラシにからまったゴミを取り除いておきましょう。

また、紙パック式の掃除機はフィルター掃除をする必要がありませんが、サイクロン式掃除機はフィルター掃除が必要です。水洗いできるタイプが多いですが、掃除方法については製品によって異なるため、取扱説明書で確認して適切な掃除をおこなってください。

掃除機にゴミをためすぎても吸引力が落ちてきます。ゴミの捨て方は掃除機のタイプによって異なりますが、サイクロン式は掃除のたびにゴミを捨てるようにしましょう。紙パック式もゴミがたまりすぎると吸引力が落ちてきますので、交換サインが出たら速やかに交換してください。

掃除機の掃除を怠ると、吸引力が低下するだけでなく、消費電力が増えてしまいます。省エネのためにも定期的な掃除をしておきましょう。

掃除機がけの基礎知識

掃除機のかけ方については自己流という方が多いでしょうが、コツを知ればいつもよりきれいに掃除機かけができるはずです。掃除機がけの基礎知識について解説しますので、ぜひチェックしてください。

部屋の奥から手前に向かってかける

部屋の入り口から奥に向かって掃除機をかけるのは、効率が悪いです。一度掃除した場所を通らなくていいように部屋の奥から掃除機がけをスタートし、後退しながら手前に向かいましょう。

背筋を伸ばして掃除機をかける

背筋を伸ばして掃除機をかける

掃除機がけをするときに、力を入れて吸い取ろうとすると、腰が曲がって前のめりになってしまいます。しかし、床面に掃除機を押し付けると、かえって吸引力が悪くなります。背筋を伸ばし、掃除機は軽く持つようにしましょう。

ヘッドを床に水平にして、ゆっくりと前後させる

掃除機の吸引力を高めるには、ヘッドを床と水平にして、吸い込み口を床に密着させるのがポイントです。ヘッドの一部が浮いていると吸引力が悪くなります。また、早く動かしすぎると十分に吸い取らないため、往復5〜6秒かけてゆっくりと前後に動かしましょう。

掃除機は引くときに吸引力がアップする

掃除機は、押すときより引くときのほうが、吸引力が高まります。掃除機をかけるとき、なぜ往復させるかというと、押すときに回転ブラシがゴミをかきあげ、引くときに吸い取るからです。押したり引いたりしながら掃除機をかけるのが正しいかけ方なのです。

引くことを意識しながら掃除機がけをしましょう。

T字ノズルの3分の1は重ねがけする

T字型のヘッドは吸い込み口が中央にあるため、両端の部分は吸引力が弱いです。掃除機をかけた部分の3分の1は重ねがけをすることで、汚れを取りこぼさずに、きれいに掃除できます。

掃除する場所に適したノズルに付け替える

掃除機を購入したときに、付属のアタッチメントがついてきます。掃除する場所に合わせて活用すれば、効率よくホコリやゴミが吸い取れます。

ブラシノズル

先端がブラシになったノズルは、家具の隙間のゴミをかきだす用途などに使うと便利です。

剣先ノズル

狭い隙間やサッシなど、他のノズルが入らないような場所は剣先ノズルを使ってゴミを吸い取りましょう。

【床材別】掃除機のかけ方

掃除機は、床材に適したかけ方をすることで、効率よくゴミを吸い取れます。床材別の掃除機のかけ方をご紹介いたします。

フローリング

フローリング

フローリング掃除は掃除機をかける前に乾拭きをするのが正しい順番です。いきなり掃除機をかけると、床にたまったホコリが舞い上がるため、最初に乾拭きをしてホコリを取っておきましょう。ドライシートをつけたフローリングワイパーなどでホコリをからめ取ってから掃除機がけをしてください。

フローリングは板のつなぎ目の溝にホコリがたまるため、溝に沿って掃除機をかけてください。家族がよく通る場所にはホコリがたまりにくいですが、人が通らない部屋の隅はホコリがたまりやすいため、念入りに掃除しておきましょう。

カーペット

カーペット

カーペットはホコリだけでなくダニが潜んでることもありますので、十字に掃除機をかけましょう。まず一方向に掃除機をかけたら、方向を90度変えて掃除機をかけてください。また、カーペットを掃除するときは、しっかり吸い込むように「強」にしておきましょう。

畳は目に沿って一方向に掃除機をかけてください。畳と畳の隙間や畳縁、敷居にはホコリがたまりやすいため、細いノズルに付け替えましょう。

掃除機をかける頻度

こまめに掃除機をかけるのが理想的ですが、共働きの家庭では難しいですね。また、小さな子どもやペットがいる家庭は、できるだけ床は清潔にしておきたいと考えるでしょう。しかし料理や洗濯に比べると、掃除は後回しになりがちです。できるだけ3日に1は掃除機をかけたいものです。難しいようであれば、1週間に1はかけてください。

忙しくて頻繁に掃除機をかけられない場合、フローリングワイパーでさっとホコリを取るだけでも十分です。できるだけホコリをためないようにしておきましょう。

掃除後はウィルス対策を

掃除機をかけて部屋のホコリや小さなゴミを吸い取っても、ウィルスや菌まで吸い取れません。掃除機をかけた後は、家族の健康を守るためにウィルス対策を忘れずにしておきましょう。

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まとめ

掃除機は、部屋のゴミやホコリを簡単に吸い取ってくれます。しかし、正しい掃除機の使い方を知らなければ、労力の割にはきれいにホコリを吸い取れていないかもしれません。また、正しい姿勢で掃除機をかけなければ、腰に負担がかかってしまい、掃除機がけが苦痛になってしまうでしょう。

今回ご紹介した掃除機がけのポイントや、掃除機のかけ方を参考にしていただいて、効率よくお部屋の掃除をしましょう!

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