「朝活」のメリットとは?朝の時間を効果的に使うおすすめの方法

「朝活」のメリットとは?朝の時間を効果的に使うおすすめの方法

2000年代に入ってからメディアでも取り上げられる機会が増えてきた「朝活」という言葉。みなさんは朝活とはどのようなものかご存じでしょうか?朝活は一流のビジネスマンなども実践しているほどの人気を誇っています。

朝活にはどのような特徴があるのでしょうか?また朝活を実践することで得られるメリットとは?今回は朝活に関する情報や疑問を徹底解説します。

朝活って何?

朝活という言葉が注目されるようになったのは2008年ごろからです。朝活とは文字通り「朝に活動する」という意味であり、会社や学校に行く前に何かしらの活動を行うことを指す用語です。

会社や学校に行く前の時間帯というのは寝ていることがほとんどであり、現代では起床後、朝食を食べずに出勤、通学をする人も多いです。この普段寝ている時間を活用して、自分の好きなことを行うのが朝活となります。

詳細は後述しますが、朝活は私たち人間にさまざまなメリットをもたらす効果があります。朝早くに起き、活動することで人間的にも成長できますので、現在朝活に興味がある方はぜひ実践してみましょう。

朝活のメリット

朝活のメリット

朝活を実践することで、多くのメリットを得ることができます。ここでは朝活で得られる主なメリットをご紹介しましょう。

集中力が高まる

朝の時間帯というのは仕事や学校が終わってからの夜の時間帯と比べると疲労が蓄積されていません。つまり体力があり余っている状態であり、かつ脳も疲れていないため、自然と集中力が高まる時間帯となります。

よく昔からクリエイティブな仕事は朝に行うのがよいとされてきましたが、これは朝の時間帯は最も脳が活性化されているからです。したがって朝活には「クリエイティブなアイデアが浮かびやすい」「作業の効率性アップが期待できる」というメリットがあります。

ちなみにAppleの元CEOであるスティーブ・ジョブズ氏やスターバックスCEOのハワード・ショルツ氏なども朝早くに起きて仕事をしているとのことです。出来る人は朝も早いです。午後、夜の疲れ切った状態の脳や体で作業を行っても効率性が低下する可能性もあります。

集中できる環境で仕事や勉強をしたいという方は朝の時間帯を活用してみてはいかがでしょうか。日中のように電話が鳴ったり、雑談の誘惑に惑わされることもない点も集中力アップをもたらすひとつの要因です。

生活リズムが整う

毎日決まった時間に起きることは、1日の生活リズムを整えるという意味では非常に大切です。私たち人間はもともと朝起きて太陽が昇っている時間に活動し、日が沈んだら休むという生活リズムが合っています。

つまり朝活をすることで本来の生活リズムを手に入れられるということです。朝早く起きて、太陽の光を浴びることで神経伝達物質でもあるセロトニンの分泌が活発になったり、脳と体をしっかり働かせる役割を担う体温が上昇します。

また早寝早起きは成長ホルモンやスムーズな入眠を促すメラトニンの分泌も促します。このような理由から早寝早起きというのは文部科学省でも推奨されています。
【参考サイト】文部科学省ホームページ「生活リズムの確率と睡眠」

自律神経やホルモンバランスが良好に保たれることになるため、体調面や健康面にも良い影響をもたらすようになるでしょう。

ダイエット効果

最近は女性を中心に「朝活ダイエット」と呼ばれる痩せ体質づくりも注目を集めていますね。人は朝目覚めると同時に交感神経の働きが活発化します。

交感神経は「活動・消費」の神経ともいわれているように、交感神経が活発な時間帯というのは消費されるエネルギー量も多くなります。つまり交感神経が活発になる朝の時間帯に軽い運動などを取り入れると、ダイエット効果を得やすいということです。

アメリカの肥満研究で有名なジョージ・ブレイ博士によると、日中の交感神経活動が低下している人は肥満になりやすいとのことです。

前述のように早寝早起きが基本となる朝活では、自律神経を整える効果も期待できますから、肥満体質を改善したいという方にはおすすめです。

美容効果

私たちの体は1日周期のリズムで体内環境を変化させる機能があります。このリズムを制御する仕組みを「体内時計」と呼びます。

そしてリズム調節に関わる「時計遺伝子」は約24時間のリズムを体内で刻んでおり睡眠、食物の消化や吸収、ホルモン分泌など人が生きていく上では欠かすことができないさまざまな活動のリズムを司っています。

もちろんこのリズムが乱れると肌に与える影響も大きいです。まず時計遺伝子に異常が生じると、睡眠不足などに陥ります。

そしてこの睡眠不足は肌のターンオーバー(生まれ変わり)の乱れも引き起こすため、角質層のバリア機能の低下などを招き、乾燥肌やニキビといった肌トラブルにも見舞われやすくなります。

もちろんシミやしわといった女性には嬉しくない老化現象も現れやすくなります。

朝活は早寝早起き、毎日同じ時間に起きるなど、生活のリズムを一定に保つことができるため、これら肌トラブルのリスクを軽減することができます。

また規則正しい生活習慣を送ることで、肌の新陳代謝も活発になるため、健康的な肌を保ちやすくなるといったメリットも生まれます。

朝活におすすめの活動

朝活におすすめの活動

朝活がさまざまなメリットをもたらすことはわかったものの「具体的にどのような活動をすればよいの?」という方もいるでしょう。ここでは朝活におすすめしたい主な活動をいくつかご紹介します。

朝食

朝早く起きることで、朝食をゆっくり食べる時間ができます。朝食は体温の上昇、集中力向上、体力や運動能力の向上を図る上でも非常に大切です。

厚生労働省が平成17年に行った国民健康・栄養調査によると男性は33.1%、女性は23.5%の方が「朝食を食べていない」と回答したとのことです(男女いずれも20代)。
【参考サイト】e-ヘルスネット 情報提供 – 厚生労働省「朝食欠食率」

朝食は仕事や勉強の効率性アップに関わる重要なファクターでもあります。今まで寝ていた時間を朝食の時間に変えることで、仕事や勉強、運動などの成績アップにつながる可能性もあります。

朝活というと「何か特別なことをしないといけない」という方もいますが、そうではありません。普通に朝ごはんを食べるのも立派な朝活のひとつであり、朝食を摂ることで何かしらの効果が得られれば自信を持って「朝活成功」といえます。

読書

脳科学者の茂木健一郎氏は、朝目覚めてからの約3時間は「脳のゴールデンタイム」といいます。それほど朝起きてすぐの脳は集中力が高まっている状態です。したがって朝活では読書など活字の世界にどっぷり浸かるのもよいでしょう。

読書は他のことに比べたら、習慣にもしやすいので、朝活初心者の方にもおすすめです。また読書といっても難しい本を読む必要はありません。自分が興味がある本をリラックス状態で読むことが重要です。このような時間がストレス解消効果なども生みます。

また読書はゲームや漫画などと違って、文章以外の情報が入ってこないため、必然的に文章のみで内容を理解しなければなりません。文章のみで内容の把握、理解をするにはそれなりの集中力を必要とするため、長い目で見ると集中力アップにも有効となります。

仕事のタスク整理

朝は脳がリセットされている状態なので、起床後にその日の仕事のタスク整理を行ってしまうのもよいでしょう。「今日はまず〇〇をして、その後は…」といったように、1日の行動や作業の手順を整理しておくことで、生産性アップにつながる可能性もあります。

また毎日定時までに仕事が終わらず、帰りが遅いという方は朝の時間を有効活用して、作業の一部を終わらせておくのもおすすめです。社内で企画などを任されている方は、この時間に作業に取り組むと良いアイデアが浮かんでくるかもしれません。

勉強

朝は脳の疲労もしっかり取れている状態ですので、勉強もはかどりやすいです。また朝の時間帯というのは、日中の活動に備えて、ストレス耐性を高めるコルチゾールと呼ばれるホルモン濃度が1日の中で最も高まります。

つまり朝起きてすぐというのは、人間が最もストレスに強い時間帯です。普段、勉強などをするときは大きなストレスがかかることも多いですが、朝はストレスを受けにくいため、多少苦手な教科、科目でもサクサクと進められる可能性が高いです。

集中力も高まっている状態ですので、朝活で勉強というのは非常に理にかなった活動ともいえるでしょう。

運動

運動不足はさまざまな弊害をもたらすことで知られています。運動をしないと筋肉量も減り、基礎代謝も低下するため、太りやすくなったり、血行不良を招く可能性があります。

また厚生労働省によると運動不足は糖尿病や高血圧症といった生活習慣病を引き起こす原因にもなるといいます。
【参考サイト】厚生労働省「生活習慣病」

このような理由から運動は私たちの健康を維持する上では、非常に重要となる要素です。しかし、現代社会は仕事などが忙しく、運動をする時間がないという方も多いです。そのような方は朝活に運動を取り入れてみてはいかがでしょうか?

起床後は交感神経が活発になるため、効率的に体内の脂肪燃焼効果を高めることができますし、運動によって日々の蓄積されたストレスも解消できます。

また血流が良くなる影響で脳にも酸素がしっかり供給されますので、脳が活性化されて、集中力アップの効果も期待できるでしょう。

日常生活の中で運動を行っていない方は、急に激しい運動を行うと、ケガにつながる恐れもありますので、最初はストレッチなど軽めの運動から始めても問題はありません。

体が慣れてきたらウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を行ってみましょう。通勤、通学で電車などを利用している方は、最寄駅のひとつ手前の駅から歩くといった方法もおすすめです。

会社や学校は「めんどくさい」という理由で、休めるものではありませんから、継続しやすいといったメリットも期待できます。

朝活を続けるコツ

朝活を続けるコツ

朝活のメリットは非常に魅力的なため、多くの人が朝活を始めたい気持ちを持ちます。しかし、大半の人は朝早くに起きるのは苦手です。ここでは朝活を継続するコツをいくつか解説します。

朝活のメリットを理解する

「何となく効果がありそうだから」という理由で、朝活を継続するのは難しいです。「朝活を続けることによって、自分にどのようなメリットをもたらすのか?」といったポイントを理解しておかないと、逆にストレスが蓄積されてしまう可能性もあります。

「朝早くに起きて勉強をすれば、志望校に合格するかもしれない」「朝活で仕事の一部を済ませておけば、定時で帰宅できるかもしれない」「朝活で運動をすれば、女性らしい体型を手に入れられるかもしれない」。

このように朝活を行うことで、自分の未来が明るくなるイメージをしっかり持っておくことが大切です。

人は何となくという理由で物事を進めると、長く続けることは難しいです。朝活をするメリットを理解し、そのメリットを得るために必要な活動を行うのが、正しい朝活の方法といえるでしょう。

早く寝る

朝活は普段よりも早く起きる必要がありますから、夜寝る時間も早める必要があります。就寝時間は普段と変わらずに、朝活を行うことを検討する人もいるようですが、この方法は体にかかる負担が大きすぎます。

文部科学省の科学研究費の助成を受けて行っている研究「JACC Study」では、睡眠時間が7時間(6.5時間~7.4時間)の人の死亡率は最も低いとのこと。
【参考サイト】JACC事務局「JACC Study – 研究成果の紹介」

つまり朝活のために5時に起床するのであれば、前日は夜10時に就寝するのが理想となります。さまざまな娯楽がある現代社会では、夜10時に寝る人は少ないでしょう。

しかし、体に負担のかからない健康的な朝活を行うなら、できるだけ睡眠時間7時間を守ることが大切です。

「そんな早くに寝れない」という方は、布団やベッドに入ったらスマホは触らない、就寝3時間前までに夕食を済ませる、就寝1時間~2時間ほど前までに入浴を済ませるといった工夫を施してみましょう。これらはいずれもスムーズな入眠を促す効果が期待できます。

頑張りすぎない

まじめな人などは「続けないと」という気持ちを強く持っているため、ついつい何事も頑張りすぎてしまう傾向にあります。また目標を高く設定しがちの人も要注意。

「いつもより3時間早く起きて、朝活をするぞ!」といった目標を掲げるのは、とても素晴らしいことです。しかし、あまりに現実離れした目標を設定すると、後々「朝活がツラくなってきた」という状況に陥る可能性が高くなります。

そのため、朝活はあくまでもムリのない範囲で行うことが大切です。朝活をしていて強いストレスを感じるのであれば、起床時間や実践している活動を見直す必要もあるでしょう。

朝活は習慣化することに意味がありますので、毎日ちょっとずつできることを実践するのがおすすめです。

朝活の基本的なポイントを理解して、心と体をハッピーにしてみよう

朝活の基本的なポイントを理解して、心と体をハッピーにしてみよう

2000年代に入って、注目を集めるようになった朝活。いつも寝ている時間を活用し、自分の好きなことを行うのが朝活の大きな特徴です。朝早くに起床するというのは、私たち人間に多くのメリットをもたらします。

しかし間違った朝活を実践してしまうと、逆に心身の負担が大きくなる可能性もあるため、注意が必要です。朝活の基本的なやり方をしっかりと把握し、心と体がハッピーになるような活動を行っていきましょう。

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