2019年10月20日 | お役立ち情報
キッチン収納にはコツがある。使いやすくて散らからないキッチンを目指そう!
キッチンには、お皿やコップ、調理器具、消耗品など、用途も形も違うさまざまなアイテムがあります。そのため、収納スペースが足りない、どのように収納したらよいかわからないといった悩みを持っている方も多いでしょう。毎日使う場所だからこそ使いやすく、なおかつ散らかりにくくしたいものです。
そこで今回は、簡単にできるキッチン収納のコツをご紹介いたします。キッチン収納の悩みを解消し、快適な空間を作りましょう。
キッチン収納が難しい理由
キッチン収納に悩む方は多いもの。それでは一体なぜ、キッチン収納が難しいと感じるのでしょうか。
収納するアイテムの数が多い
キッチンには、たくさんのアイテムがあります。小さいものから大きなものまで、それぞれ使うタイミングが異なるアイテムを収納するのは至難の業。気がついたら、いつもごちゃごちゃとして使い勝手も悪いキッチンになっているという方が少なくありません。
アイテムの形やサイズがバラバラ
食器類や調理器具、消耗品や洗剤など、これらは全て大きさや形が違います。重ねて収納したり、立たせて並べることができないアイテムも数多くあります。適当にしまってしまうと、収納空間にデットスペースができやすくなるでしょう。
キッチン収納のコツ
キッチン収納のコツはいくつかあります。まず一つ目は、使う場所の近くにアイテムを収納すること。当たり前のことのようですが、意外にできていない方は多いのではないでしょうか。アイテムを使う場所を考えて収納するだけで、キレイに収納できるだけではなく、料理のしやすさもグッとあがります。
例えば、鍋やフライパンはコンロの下に収納したり、シンクの下にはまな板や包丁、ボールなどをしまったりすると良いでしょう。きれいに収納できても、料理がしづらければ意味がありません。キッチン収納はスッキリ収納できて、なおかつ料理がしやすくなることがポイントです。
二つ目のコツは、使う頻度が高いものと、あまり使わないものを分けて片づけることです。収納しなければならないアイテムが多いキッチンでは、使うものと使わないものを一緒にしてしまうと、取り出すときにごちゃごちゃしてしまいます。
使う頻度が高いものは取り出しやすい場所に片づけ、お菓子作りのグッズや来客用の食器、その季節にしか使わないアイテムなどは、それぞれまとめてケースに入れて冷蔵庫の上や棚の上などに片づけると良いでしょう。その際、ラベルを付けると何が入っているか分かりやすいです。
収納が難しいキッチンではちょっとしたコツをつかむだけで、収納力が格段にあがります。一度キッチンアイテムを見直し、使う場所やタイミングを考えましょう。そうすればどこに収納すれば良いのか見えてくるものです。
キッチン収納術
ここからは、キッチン収納術をいくつかご紹介します。キッチン専用収納グッズや100円ショップの品を活用して、片づけやすく、散らかりにくい収納を目指しましょう。
1. 調味料
調味料は同じ種類の容器に移し替えると収納しやすく、見た目もおしゃれです。収納スペースに合わせて容器をそろえると、システムキッチンの狭い引きだしにも並べて収納できます。何が入っているのか一目で分かるように、ラベルを付けるとさらに便利です。頻繁に使う調味料で、冷蔵庫に入れる必要がないものはコンロの近くに並べて置いても良いでしょう。マグネット式の容器に入れて、冷蔵庫につける方法もあります。
また収納空間に無駄なスペースを作らないため、粉末調味料を引き出しに収納する際は四角いボトルがおすすめです。
箱に入った粉末調味料は、箱から出してケースに並べて収納しましょう。袋で保管すると、無駄にスペースをとらずに収納できます。
2. 食器
食器は重ねると下のお皿が取り出しにくくなったり、重ねた食器の上に無駄な空間ができてしまうなど、収納が難しいです。
コの字ラックで収納・取り出しをしやすく
これらを解消するためにも、コの字ラックを使うのがおすすめです。まずは食器を種類や大きさごとに分け、コの字ラックを使い、お皿を数枚ずつ置いていきます。コの字ラックがあれば、デットスペースを有効活用できます。
立てる収納で取り出しやすく
お皿は横に重ねる以外にも、食器スタンドやファイルケースに立てて収納する方法があります。重ねるよりも収納スペースをとりますが、スムーズに取り出せるのがメリットです。頻繁に使う茶わんや汁わんなら、セットにしてカゴやトレーに収納すると便利です。食器の種類だけではなく、使うタイミングを考えるとより収納しやすく、使いやすい収納になります。
カトラリーは種類をまとめて
箸やスプーン、フォークなどのカトラリーは、容器に立てて収納したり、ケースに入れて引きだしの中で収納する方法があります。引きだしに収納する場合は、一つのケースに同じ種類の食器のみを入れましょう。
例えば、スプーンとフォークを一緒に収納すると、使いたいときに取り出しにくいもの。探す手間をはぶくためにも、収納する種類に気をつけたいところです。調理器具を収納するときも、同じケースの中には2つの種類まで入れるというルールを作ると、しまいやすく散らかりにくいです。
頻繁に使うコップは見せる収納
使う頻度が高いコップは、棚にしまうよりも使うものだけ出しておいても良いでしょう。マグカップならマグカップツリーを使ったり、コップならカゴやトレーに入れると見た目もおしゃれです。見せる収納に変えると、その都度棚や引き出しに片づけて取り出すという動作がなくなります。
キッチンの収納スペースは家庭によって違います。各家庭に合わせて、収納しやすい方法を見つけましょう。
3. シンクの下
シンク下の収納は、棚を設置して、デッドスペースを少なくするのがポイントです。市販のシンク下用の棚を設置したり、DIYでオリジナルの棚を作っても良いでしょう。シンク下は収納量が多いので、デットスペースを有効活用できれば便利な空間となります。棚があれば、調味料やザル、ボール、鍋など多くのアイテムを収納できます。
ただし、シンク下は排水管があるため湿気がたまりやすいです。粉末調味料や乾麺など、湿気に弱い食材の収納は不向きなので注意しましょう。
4. ガスコンロの下
ガスコンロ下には、シンク下と同じようにフライパンや鍋、調味料や料理器具など、さまざまなアイテムを収納している方も多いのではないでしょうか。その中でも、大きさや深さが違うフライパンや鍋などを重ねて収納すると、下の方に置いたものが取り出しにくくなります。
仕切りスタンドを使い、フライパンや鍋、フタなどを立たせて収納すると見た目もスッキリするだけではなく、料理中スムーズに取り出せるようになります。専用のものではなくても、100円ショップなどにあるファイルボックスやファイルスタンドを並べても同じように収納が可能です。
5. 壁面を活用する
キッチンの収納スペースは限られています。そこで活用したいのが壁面です。
料理中使う頻度が高いおたまやフライ返し、鍋つかみなどは突っ張り棒とS字フックを使ってつるしましょう。同じデザインの調理器具なら、見た目がおしゃれになります。
他には、格子状のメッシュパネルも便利に使えます。メッシュパネルにS字フックをかけて調理器具をつるしたり、ワイヤーのバスケットをひっかけて調味料を収納することもできます。突っ張り棒よりもメッシュパネルの方が収納できる種類は多いでしょう。
6. ゴミ
キッチンのゴミの収納が悩みの種という人はとても多いです。日々ゴミは増えてくので、スッキリと衛生的に収納したいものです。
ゴミ収納は、シンク下に入れると来客があっても見られる心配はありません。フタつきのゴミ箱なら、気になるニオイも防げます。ゴミ箱以外にも、段ボールにゴミ袋をかける方法もあります。段ボールなら汚れても新しいものと交換するだけなので便利です。
シンク下ではなく外にゴミを収納するなら、大きめのゴミ箱を用意し、その中で燃えるゴミやプラスチック、ビン、缶などを分けることでゴミ箱の数が少なくなり見た目もスッキリします。
まとめ
キッチンには収納しなければならないアイテムが多く、それぞれ形や大きさ、使うタイミングが違うため、片付けが難しいと感じる方がたくさんいます。キレイに収納できても今度は使い勝手が悪くて、すぐにごちゃごちゃとしてしまうという方も多いでしょう。
キッチン収納のコツは、アイテムを使う場所の近くに片づけること、使う頻度によって片づける場所を変えることを意識するとキレイに収納できます。
ポイントをおさえ、キッチン専用の収納グッズや100円ショップなどのグッズを使いながら、使いやすくて散らかりにくい収納を目指しましょう。