2018年2月15日 | お役立ち情報
【働くママ】子育てと仕事を無理せず両立させる秘訣!時間と心のゆとりを生む
朝は朝食作りから始まり子どもを保育園に送った後に出勤、夕方は子どもを迎えに行き、夕食の準備などをする、といったように働くママは常にフル回転です。ワーキングママ歴が長い方であればワーママのコツも知っていますから、大きな問題になることはありません。
ところが1人目の子どもが生まれたばかりなど新米のワーキングママの場合は右も左もわからないことが圧倒的に多いです。その結果として体力的にも精神的にも辛い状態になるママは多くいます。
そこで今回はこのようなワーキングママ特有の悩みを持つ方のために、子育てと仕事を上手に両立させるコツなどをご紹介します。
子育てと仕事の両方を完璧にこなすのは100%無理
まず、これから子育てをしながら仕事を始めるママに伝えたいことは「完璧を求めすぎない」ということです。特に子育て・育児が初めてのママや完璧主義者のママにありがちなことですが、最初はついつい子育て100%、仕事も100%を求める傾向にあります。
また独身時代や子どもがいなかった頃の生活では仕事と家事の両立ができていたため、子育てと仕事の両立も可能だと判断するママもいます。しかし、実際に経験してみるとわかりますが子育てと仕事の両方を完璧にこなすのは非常に難しいです。
1日、2日だけであれば根性で何とかこなすことができるかもしれません。ただ24時間365日完璧を求めた生活を行うのは精神的にも体力的にも大きな負担がかかります。また責任感が強いママほど「私はダメな人間」と感じやすいため、毎日の生活が苦になる可能性もあります。
このようなママ達に事前に知っておいてもらいたいことは「子育て、仕事が上手なママでも完璧にこなすのは無理」ということです。特に子どもが小さなうちは、オムツやミルクなど大半の時間を子どもに注ぎ込まなければいけません。
また子どもが小さいほど風邪や熱などの予期せぬトラブルも頻繁に起きるため、予定通りに事が進むことは少ないです。したがって子育て50%、仕事50%で計100%の生活を心がけるなど「上手な手抜き」を覚えることも必要となります。
働くママのタイムスケジュール例
子育てと仕事を両立させるママの場合、一般的には以下のようなタイムスケジュールになることが多いです。
パートで働く場合
時間 | 内容 |
---|---|
6:00 | 起床・朝食の準備・洗濯・夕食の下ごしらえ |
7:00又は7:30 | 朝食 |
8:00 | 子どもを幼稚園、保育園に送る・出勤 |
15:00又は16:00 | 退社・子どもの迎え・食材や日用品の買い物・夕食の準備・洗濯物の取り込みなど |
18:30 | 夕食・夕食の片付け |
19:30 | お風呂・洗濯物をたたむ・日によっては掃除も |
20:30分又は21:00 | 子ども就寝・自由時間 |
23:00又は0:00 | 就寝 |
以上がパートタイムで働くママの基本的なタイムスケジュール例です。この場合、朝は早めに起床する必要がありますが、仕事が15時もしくは16時に終了するので子どものお迎えには大きな支障が出ることはありません。また帰宅後も十分な余裕があるとはいえませんが、夕食の準備も行う時間を確保することが可能です。
フルタイムで働くママ
続いて1日8時間、9時間といったフルタイムで働くママのタイムスケジュール例を見てみましょう。
時間 | 内容 |
---|---|
6:00 | 起床・朝食の準備・洗濯・夕食の下ごしらえ |
7:00又は7:30 | 朝食 |
8:00 | 子どもを幼稚園、保育園に送る・出勤 |
17:00又は18:00 | 退社・子どもの迎え・必要があれば食材や日用品の買い出し・洗濯物の取り込み・夕食の準備 |
19:00 | 夕食・夕食の片付け |
20:00 | お風呂・洗濯物をたたむ・日によっては掃除も |
21:00 | 子ども就寝・自由時間 |
23:00又は0:00 | 就寝 |
以上がフルタイムで働くママのタイムスケジュール例です。短時間で働くママも大変ですが、やはりフルタイムで働くと1日の約1/3を仕事に費やすことになります。そのため、子育てや家事に割ける時間も減少傾向にあり、タイトなスケジュールになるのがおわかりいただけるかと思います。
したがってフルタイムで働くことを検討しているママは1日でやらなければいけないことに優先順位をつけるなどの工夫を施す必要があります。何度も言いますが仕事と育児を両方とも完璧にこなすのは無理なので、どこで手抜きをするかということもしっかり考えておかなければいけません。
子育て・仕事を頑張るママ必見!無理せず両立させるコツを徹底解説
ワーキングママのタイムスケジュール例を見てもわかるように子育てと仕事の両立は大変です。そのため、働くママは子育てと仕事を両立させるコツをある程度把握しておく必要があります。ここではワーキングママに役立つ、子育てと仕事を無理なく両立させるコツをいくつかご紹介します。
必ずしもフルタイムで働く必要はない
子どもが生まれる前まではフルタイムで働いていたから、復帰後もフルタイムを希望するというママは少なくありません。しかし、先ほどのタイムスケジュール例でも解説したように、フルタイムで働きながら子育てをするのは大変です。
特に初めて子どもを育てる新米ママが上述のようなタイトなスケジュールをいきなりこなすは至難の業といってもいいでしょう。子育てが初めてのママはおむつ、夜泣き、ミルクなど仕事の他にも覚えなければいけないことがたくさんあります。
人は初めて経験することや急激な環境の変化にさらされると精神的に大きな負担がかかります。そのため、初めての子育てで苦労しているママが急にフルタイムで働くのは体力的にも精神的にも厳しいです。
したがって基本的な子育ての仕方などをひと通り覚えるまではパートタイムのような短時間の仕事を選択することを推奨します。フルタイムで働くのはママ自身が環境の変化に慣れてきた時や精神的ゆとりが生まれてからでも遅くはありません。
食材や日用品はまとめ買いorネットスーパーなどを利用
仕事が終わってから毎日のように食材などの買い出しを行うのは大きな時間のロスにつながります。したがって緊急性を要するものでない限りは、食材や日用品はまとめ買いをしておくことを推奨します。
具体的にはあらかじめ1週間分の献立表を作っておき、休日になったら必要な食材などをまとめて購入するようにします。毎日買い物に行くと最低でも10分~30分はかかってしまいます。
仮に30分の買い物を7日(1週間)続けるとそれだけで210分(3時間30分)の時間を必要とします。30分もあれば他の家事や育児などにも手を回すことができます。したがって生活に必要な食材や日用品の買い出しは休日にまとめて行うようにしましょう。
1週間分の食材、日用品を購入するので買い忘れがないようにノートなどにしっかりメモを取っておくことがコツです。また休日に旦那さんや子どもと一緒に買い物に出掛けることで、コミュニケーションもとれるため、家族の絆も深めることができます。
その他、近年はネットスーパーを活用する主婦の方も増えています。ネットから必要なものを注文することでわざわざスーパーなどに出向く必要はないため、時短にもつなげることが可能です。
仕事がある日の家事は多少手抜きしてもOK
前述のように効率的に子育てと仕事をこなすのであれば、1日でやることに優先順位をつける必要があります。特に家事には後回しにしてよいものとそうでないものがあります。後回しができない家事は食事で使用した食器を洗う、ゴミ出しなどが該当します。
これらは放置しておくと悪臭やカビ、雑菌の大量繁殖を招きますので後回しにはできません。それ以外の家事、例えばですが床掃除や窓掃除。これらはよほど酷い汚れが付着しない限りは休日にまとめて行うことが可能です。
仕事がある日に家事を完璧にこなそうとすると子どもと触れ合える時間が必然的に減少します。手抜きができる家事に関しては罪悪感を持つ必要はないので、思い切って手を抜いてしまいましょう。
育児は周囲の人に助けてもらう
日々の掃除などは1日ぐらい手抜きをしても大きな問題になることはありません。しかし、子どもの面倒を見る育児だけはどう考えても手抜きをすることは不可能です。したがって子どもがまだ小さな場合は周囲の人に積極的に助けを求めましょう。
具体的には旦那さんはもちろんのこと、自分の両親、旦那さんの両親、兄弟姉妹などが該当します。もちろん相手の都合も考えずに無理やり押し付けるような頼み方はご法度ですが、時間が空いているなら相談してみましょう。特におじいちゃん、おばあちゃんは基本的に孫が可愛くて仕方がありませんから、喜んで引き受けてくれる可能性が高いです。
また仮に周囲に頼れる人がいない場合は有料となりますが、ベビーシッターなどのサービスを利用する方法もあります。ベビーシッターなどは各サービス会社により料金が異なりますが、1時間1,500円~3,000円が相場となっています。
ワーキングママ向けの地域のサポートを有効活用する
近年は子どもを保育園に預けるのが困難な時代です(待機児童問題)。このような悩みを持つママにおすすめしたいのが自治体が運営する「保育ママ」や「ファミリーサポート」の活用です。
保育ママとは子どもが保育園に入れなかった場合に活用できるサービスです。通常の保育園と異なる点は、保育ママは一般の家に子どもを預けることです。
面倒を見るのは保育士や看護師の資格を持った方や無資格でも一定の研修を終え、認定された方たちです。このような方たちの自宅に子どもを預けて面倒を見てもらうサービスが保育ママの特徴です。
またファミリーサポートも自治体が行っている子育て支援制度であり、基本的には社会福祉法人などに運営を委託しています。ファミリーサポートに事前に登録しておくと預かりはもちろんのこと、残業などで子どもを保育園に迎えに行けない時などに代行してくれます。
料金は各自治体により異なりますが、保育ママは1ヶ月1万円~3万円程度、ファミリーサポートは1時間700円~1,000円となっています。利用方法も自治体、地域により異なりますので詳細はお住いの市区町村への問い合わせ、公式HPで確認するようにしましょう。
1日に1回は子どもを抱きしめてあげる
ワーキングママはどうしても1日の中で子どもと触れ合える時間が少なくなる傾向にあります。しかし、どんなに仕事が忙しくても1日に1回は愛情を注いであげることを忘れないようにしましょう。
子どもは口には出しませんが、親に愛情を注がれることで寂しい気持ちが消え、心が満たされます。したがって仕事や家事などでどうしても時間の確保が難しいママは1日に1回子どもをギュッと抱きしめてあげましょう。
ハグは子どもに大きな幸福感をもたらすため、医学や心理学の専門家も推奨することが多いです。子どもは「親に愛されている」と実感すると自己肯定感が高まり、何事にも前向きに捉えるようになります。子どもと触れ合える時間が少なくてお悩みのママはぜひ試してみましょう。
時には1人の時間も大切にする
効率的に仕事と育児をこなしてもやはり日々の生活ではある程度のストレスが蓄積されます。したがってママも1人の時間を大切にしてストレス解消に努めなければいけません。
そのため時には子どもをパパに預けて、ショッピングを楽しんだり、友人とお茶を楽しむのもよいでしょう。精神的に癒されることができれば、次の日から「また頑張ろう」という気持ちにもなりやすいです。
パパ・子どもにも協力してもらう
仕事、子育て、家事を一人で行うのは体力的にも精神的にも大きな負担がかかります。したがって現在これらの作業をすべて一人でこなしているママは家族にも協力してもらうことを検討してみましょう。
いわゆる「家事分担」「育児分担」というものです。家事、育児を分担する上で把握しておきたいのが「旦那さんに何ができるか?」です。例えば家事や育児には以下のようなものがあります。
- 保育園の送り迎え
- 食事の準備や食器洗いなどの後片付け
- 洗濯物をたたむ
- お風呂掃除
- 子どもの面倒を見る
これらの家事、育児の中には旦那さんが苦手なものが含まれていることがあります。具体的には料理が苦手な旦那さんであれば食事の準備などは難しいですよね。また手先が不器用だと洗濯物を綺麗にたたむのもひと苦労するかもしれません。
このような苦手分野の家事、育児を任せてしまうと旦那さんにもストレスがかかってしまいます。そのため、家事分担、育児分担をするなら極力旦那さんが得意そうなものを任せてみましょう。
料理は苦手だけど掃除が得意であればお風呂の掃除をしてもらったり、夕食後の食器洗いをやってもらうのがおすすめです。漠然としたイメージで家事、育児を分担制にするとお互いにストレスがかかってしまうこともあります。
したがって同じ分担制でも双方にとって極力ストレスがかからないように配慮することが大切です。上手に家事、育児を分担できればママにかかる負担も軽減することが可能です。また家事を早く終わらせることで、家族との時間を増やせるというメリットも生まれます。
その他「上の子はもう小学校だけど下の子にまだ手がかかる」という家庭はお兄ちゃん、お姉ちゃんにもできる家事をお願いするのもよいでしょう。子どももある程度年齢を重ねればワーキングママの大変さもわかるので、快く受け入れてくれる可能性は高いです。
ただし、大きくなっても精神的にはまだ未熟な部分もあります。したがって子どもにも家事をお願いする場合はたっぷりの愛情を注ぐことも忘れないようにしておきましょう。
仕事と子育てを行うママは決して悩みを一人で抱え込まないこと
今回は子育てと仕事の両立で悩むママ向けのお役立ち情報をご紹介しました。子育てと仕事の両方を100%完璧にこなすことは基本的に不可能です。したがって現在、子育てと仕事の両立が理想通りにできないと悩むママは自身に課しているハードルを下げるようにしてください。
また子育て、仕事、家事の悩みは決して一人で抱え込まないことも大切です。悩みや不安などを一人で抱え込むと体にも心にも悪いです。そのためワーキングママは悩みがあったら旦那さん、友人、知人など周囲の人に積極的に相談するようにしましょう。人というのは誰かに悩みを打ち明けることで、精神的にも落ち着く傾向にあります。
また周囲の人から良いアドバイスや解決策を貰えることもあります。今回ご紹介した子育てと仕事を両立させるコツとあわせて実践してみましょう。「忙しいけど楽しくて充実した毎日です」。このような気持ちで日々の生活を送れるように頑張っていきましょう!