2022年1月11日 | お役立ち情報
【手帳の魅力】デジタル化が進む時代に知りたい手帳の使い方やメリットは?
スケジュール管理に手帳を使わず、スマホのカレンダーや手帳アプリを利用している方も多いのではないでしょうか。スマホには、同期やリマインダー機能といったスマホならではの便利な使い方もあります。しかし、手書きの手帳にはスマホにない魅力があるため、今も根強い人気があるのです。
今回は、デジタル化が進む今こそ知りたい手帳の魅力やメリットについて解説いたします。また、手帳の種類や使い方などについてもご紹介いたします。
手帳のメリット
手書きの手帳には、スマホのアプリにはない魅力があります。まずは手帳のメリットを確認しましょう。
思いついたときすぐに書ける
手帳には、思いついたときにすぐ書けるというメリットがあります。手帳にペンをセットしておけば、メモしたいことをその場ですぐに書いておけます。スマホのアプリの場合、ロックを解除してアプリを起動するなどの手間がかかるうえ、バッテリー切れによって使いたいときに使えないということがあるかもしれません。書き残しておきたいことを素早くメモできることが、手帳の魅力といえるでしょう。
自由度が高い
手書きの手帳は自由度が高いことも大きな魅力です。自分でわかりやすいようにカラーペンやマーカーで強調したり、イラストを描いたりしておけます。余白が多い手帳であれば、スケジュールとTO DOリストや買い物リスト、日記などを一元管理することもできるため、自分の好きな使い方ができます。
電話しながら使える
スマホの手帳アプリの場合、電話しながら使うことはできません。電話中に紙にメモしたものをスマホに記録し直せば、二度手間になってしまいます。その点、手書きの手帳は電話しながらメモできます。手帳に記入した内容を確認しながら話したり、相手の言葉をメモしたりできるため、間違いも起こりにくいでしょう。スマホの手帳アプリを利用すれば荷物を減らせるなどのメリットがありますが、電話しながら使いたいときは、手帳のほうが便利です。
手書きのほうが忘れにくい
手書きすることで記憶に定着しやすいというメリットもあります。手書きとタイピングでは脳の活動が違い、手書きは脳の前頭前野が活発に働くため、記憶に残りやすいといわれています。手書きの手帳を使うことで、スケジュールが頭に入りやすいでしょう。
ビジネスシーンで使いやすい
会話中にスマホにメモしようとすると、「失礼な人だ」と思われる可能性があります。デジタル化が進み、許容されることも増えてきましたが、ビジネスマンが商談の席でスマホを見ながら会話するのはマナー違反ととらえられるシーンも多々あります。相手を不快にさせないためにも、ビジネスにふさわしい手帳を使ったほうがよいでしょう。もちろんスマホのスケジュール機能には、手書きの手帳にはない利便性もあります。しかし、どのようなシーンでも使いやすいという点では手帳のほうが便利です。
データが消える心配がない
スマホのアプリの場合、バックアップが取れるタイプでないと端末の不具合や故障などでデータが消えてしまうかもしれません。また、機種変更すると引き継げないケースもあります。しかし手帳は紛失しない限り、書いたものが消えることはありません。大事な予定や大切な記録、日々の日記などが消えてしまうのは、とても不安なことです。データが消える心配のない手帳は、スマホアプリよりも安心して使えるといえます。
手帳の種類
手帳のフォーマットは主に6種類あります。使いやすいタイプを選べるように、それぞれの特徴を確認しましょう。
月間ブロックタイプ
月間ブロックタイプは、カレンダーと同じ様式です。見開きで1ヵ月分なので、その月の予定を一目で把握できるというメリットがありますが、書き込むスペースは広くないため、予定が少なめの方に向いています。月間ブロックのみの手帳であれば薄型なので、持ち運びにも便利です。
週間レフトタイプ
週間レフトタイプは左のページに1週間分のスケジュール、右はノートというレイアウトです。予定だけでなくメモするスペースも必要な方や、TO DOリストなど自由に書き込めるスペースがほしい方に向いています。
週間バーチカルタイプ
週間バーチカルタイプは、縦に時間軸があるタイプです。見開きで1週間分なので、1週間の予定を時系列で書き込めます。1日にいくつものアポイントがある方は、空いている時間帯をすぐに把握できるため便利でしょう。予定が多い方におすすめのタイプです。
週間ホリゾンタルタイプ
週間ホリゾンタルタイプは、左ページに月曜日から木曜日までの4日分、右ページに金曜日から日曜日までの3日分というように見開きで1週間分の予定が書けるようになっています。1日の欄が横に長いため、記入スペースが十分に必要な方に向いています。
週間ブロックタイプ
週間ブロックタイプは見開きで縦に2行、横に4列の計8マスになっています。7日分とフリースペースになっていて、1日分の欄が広いため、記入スペースもしっかり確保できます。
1日1ページタイプ
1ページが1日分になっているため、書き込むことが多い方に向いています。ビジネスではタスク管理や時系列に予定を管理することも可能です。プライベートで使うなら、日記やイラストなど自由に使えて便利でしょう。柔軟に使いやすいタイプですが、総ページ数が多いため、持ち運びには荷物になります。
手帳を選ぶときのポイント
手帳にはさまざまなタイプがありますので、十分に活用するには自分に合ったものを選ぶことが大切です。手帳の選び方についてご紹介いたします。
サイズを選ぶ
手帳には主に4種類のサイズがあるため、自分が使いやすい大きさを選びましょう。
- A6サイズ…105mm×148mm
- B6サイズ…128×182mm
- A5サイズ…148×210mm
- B5サイズ…182×257mm
持ち運びやすさで選ぶなら、小さいサイズがおすすめです。カバンの中でも場所を取らず、いつでもメモできるのが特徴です。B6サイズは手帳の中でもっとも種類が多い一般的なサイズのため、書きやすさと携帯しやすさのバランスが取れています。A5やB5の大きなサイズは書き込むスペースが広いため、スケジュールだけでなくメモや日記としても活用したい方に向いているでしょう。
利用目的から選ぶ
ビジネスで使うのか、それともプライベートで使うのか、利用目的をはっきりさせることで手帳選びがスムーズになります。また、予定だけを書くのか、予定以外もどんどん書き込みたいかということも考えて選べば、「メモするスペースが足りない」「白紙のページばかりになった」という失敗を防げます。
手帳のフォーマットで選ぶ
手帳には、さまざまな種類のフォーマットがあるため、使用目的に合うものを選ぶことも重要です。予定を時系列で管理したい人に向いているバーチカルタイプを、予定の少ない人が使うと空白が増えてしまいます。逆に、予定の多い人が月間ブロックタイプを使うと、書き込むスペースが足りないことでしょう。使う目的に合ったタイプの手帳を選ぶことで、しっかりと予定を管理しやすくなります。
予定以外にも!手帳の便利な使い方
スマホのカレンダーや手帳アプリに比べて、手書きの手帳は自由度の高さが魅力です。予定の管理だけでなく、さまざまな使い方がありますのでご紹介いたします。
夢や目標を書く
夢や目標は思い描くだけでなく、実際に手帳に書くことで叶いやすくなるといわれています。手帳は毎日のように目にするものなので、書いておいた夢や目標を都度意識できることも、達成しやすくなる理由のひとつです。
たとえば「資格を取得したい」「あと10kg痩せたい」といった目標がある場合、まずは手帳の目立つところに書いておきましょう。それを達成するために1ヵ月ごとの目標を定め、「今月の目標」として手帳に記入しておきます。目標達成のために何をすべきか決め、実行できた日は○をつけたりシールを貼ったりするのもおすすめです。見たときに達成度がわかるようにしておくと、モチベーションもアップするでしょう。
頭の中で思い描くだけではなかなか行動できないこともありますが、手帳に目標を書き、実現に向けて細かく計画を書いておくことで、目標達成へとどんどん近づいていけます。
日記を書く
予定を書くだけでなく、簡単な日記を書き残しておくという使い方もおすすめです。今日の出来事を2〜3行にまとめて書けば、手間もかかりません。日記が長続きしない人は、手帳に書くことを習慣にしてみてはいかがでしょうか。
ライフログとして使う
ライフログ(生活の記録)として手帳を使えば、後で振り返ることができます。日記は書くことが見つからない日もあるものですが、ライフログならそのような悩みもありません。記録することは、自分が残しておきたいことなら何でもかまいません。たとえば次のような項目はいかがでしょうか。
- 体重
- 睡眠時間
- 歩数
- 運動
- 食事
- 家計簿
ダイエットを気にしている方なら、体重を毎日記録していくことで、反省したり達成感を味わったりできるでしょう。睡眠不足になりがちな方は、睡眠時間を記録しておくのもおすすめです。残した記録から、睡眠時間と体調との関係がみえてくるかもしれません。手帳の余白に毎日の記録を残しておいてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、手書きの手帳の良さや便利な使い方についてお伝えしました。無料で使えるさまざまな手帳アプリがあるスマホは、コスパの良さも魅力です。しかし、手書きの手帳にはスマホアプリにない魅力があるのです。
デジタル化が進み、スマホがさまざまな便利機能を搭載するようになりましたが、いつでもどこでも使えて自由度が高い手帳には、奥深い魅力があります。また、自由度が高いからこそ「夢や目標を叶えるため」「気軽な日記として」「ライフログを残す」といった、自分だけの使い方も可能です。年末年始や新年度は店頭に豊富な種類の手帳が並びますので、自分にとって使いやすい手帳を見つけてみてください。