暑い冬 寒い冬

いまは冬真っ最中。温暖化など異常気象の影響で毎年暖冬と言われていますが、やはり冬は寒い日が続きます。特に2月は寒い日が多い月です。でも日本全国で見るとあったかーいではなく、暑い冬の地域もありますし、痛いくらいの寒さを感じる地域もあります。寒さの感じ方も人それぞれですが、暑い冬、寒い冬についてちょっと調べてみました。

2月の平均気温はこの100年で約1.39℃上昇

まずは気象庁のデータから日本の2月の平均気温を見てみると、2017年2月の日本の月平均気温の1981〜2010年平均基準における偏差は+0.53℃とのことで、2月の月平均気温は、長期的には100年あたり約1.39℃の割合で上昇しているそうです。100年あたりと言われても、これが高いのかどうなのかあまりピンときませんが、年々気温が上がっているのは間違いなさそうです。

ちなみに、日本の年平均気温偏差を求める際に用いられる地域は15地点あります。

  • 網走(あばしり/北海道)
  • 根室(北海道)
  • 寿都(すっつ/北海道)
  • 山形(山形県)
  • 石巻(宮城県)
  • 伏木(ふしき/富山県)
  • 飯田(長野県)
  • 銚子(千葉県)
  • 境(茨城県)
  • 浜田(島根県)
  • 彦根(滋賀県)
  • 宮崎(宮崎県)
  • 多度津(たどつ/香川県)
  • 名瀬(なぜ/鹿児島県)
  • 石垣島(沖縄県)

これらの地点の選定理由は、長期間にわたって観測を継続している気象観測所の中から、都市化による影響が比較的少なく、また、特定の地域に偏らないように選定されているそうです。

日本全国で2月の気温差は最大約70℃もある

では、過去のデータから日本全国で2月の最高気温、最低気温が一番高かった地域はどこか?
大体皆さんの想像通りかも知れませんが、まずは最低気温から見てみると、北海道の旭川で1902年2月11日に記録した、マイナス38.3℃、続いて1978年北海道江丹別(えたんべつ)で記録したマイナス38.1℃、続いて1981年静岡県富士山で記録したマイナス38.0℃、続いて北海道歌登(うたのぼり)のマイナス37.9℃、続いて北海道幌加内(ほろかない)のマイナス37.6℃となり、上位20位の中に北海道の19地域が入っています。

また最高気温を見てみると、沖縄県の石垣島で1898年に記録した29.1℃、続いて東京都南鳥島の29.0℃、続いて沖縄県大原の28.5℃、続いて沖縄県鏡原の28.4℃、続いて沖縄県伊原間(いばるま)の28.2℃となり、上位20位の中に沖縄県の17地域が入っています。それにしても北海道のマイナス38℃とは、想像を超えていますね。過去のデータから見ると、同じ日本とはいえ、北から南までの2月の最高最低の気温差が約70℃もあるのは、驚きです。

なぜ冬は寒いのか?

単純な疑問ですが、なぜ冬は寒いのか?小学校の理科で学んだかも知れませんが、あらためて思い出してみましょう。これには地球の自転と太陽のまわりを回る公転が関係しているそうです。

簡単に説明すると、地球の自転軸にはかたむきがあり、このかたむきのために春夏秋冬があります。地球は自転しながら太陽のまわりを公転しているわけですが、それに合わせて太陽の高さや光の角度が変わり、太陽の熱を受けやすい夏は暑かったり、受けにくい冬は寒かったりするわけですね。

暑さ寒さも彼岸まで

寒い寒いと言いながらも、「暑さ寒さも彼岸まで」のことわざから言えば、あと一月ちょっとで寒い冬から春に向かいます。
ところで、「彼岸」とは、3月の春分の日と9月の秋分の日を中日として、その前後の3日を合わせた7日間のことです。
今年は3月21日が春分の日ですから、3月18日から3月24日までの期間となります。

2月が過ぎれば、春はすぐそこです。残り少ない暑い冬寒い冬を楽しむのも、日本の季節の味わい方かも知れません。

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