2022年1月7日 | お役立ち情報
おにぎりはラップとアルミホイルどちらで包む?包み方・おいしいおにぎりの作り方を解説
手軽に作れるので、お弁当に持っていくことも多い「おにぎり」。具材を変えればさまざまな味を楽しめ、普段のお弁当から行楽時のお弁当まで出番も多いものです。おにぎりといえば、昔は竹の皮で包んでいたものですが、現代の主役はラップかアルミホイル。どちらで包もうかと、悩んだ経験もあるのではないでしょうか。
そこで今回は、おにぎりをラップまたはアルミホイルで包んだ場合、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのかご紹介いたします。また、おにぎりの包み方やおいしいおにぎりの作り方も解説いたしますので、ぜひ参考にしてください。
おにぎりをラップで包むメリット
まずはおにぎりをラップで包んだ場合、どのようなメリットがあるのか確認しましょう。
メリット① ご飯の乾燥を防ぐ
ラップで包むとご飯とラップが密着するため、ご飯の乾燥を防げるというメリットがあります。パサつくことなく、しっとりしたおにぎりが食べられます。
メリット② ラップごと握ることができて衛生的
ラップを広げた上にご飯や具材をのせ、ラップごと握っておにぎりを作れます。そのまま包んでしまえば、おにぎりに直接手で触れないので衛生的といえるでしょう。
メリット③ 電子レンジで温められる
ラップは電子レンジに対応しているため、ラップで包んだおにぎりは電子レンジで温め可能です。たとえば会社の休憩室に電子レンジがあるなら、おにぎりをラップで包んでいくと、お昼はレンジで加熱した温かいおにぎりが食べられます。
おにぎりをラップで包むデメリット
乾燥防止や衛生面などでメリットがあるラップには、デメリットもあります。どのようなデメリットがあるか確認しましょう。
デメリット① 時間がたつとべちゃっとする
密着度が高いラップは通気性が悪いため、水蒸気がたまってしまい、おにぎりがべちゃっとしてしまいます。作ってから食べるまでの時間が長い場合、湿気がたまることがデメリットになります。
デメリット② 雑菌が増えやすい
ラップは湿気がたまりやすいため、蒸れて傷みやすくなります。また、雑菌も増えやすいため、長時間の持ち歩きは避けた方がよいでしょう。
おにぎりをアルミホイルで包むメリット
アルミホイルで包んだおにぎりはおいしいと評判です。アルミホイルで包むとどのようなメリットがあるのか確認しましょう。
メリット① 蒸れにくい
おにぎりをアルミホイルで包むと、ご飯との間に隙間ができるため蒸れにくいというメリットがあります。通気性がよいため、時間がたってもラップのようにべちゃっとしません。
メリット② 海苔がくっつきにくい
アルミホイルはおにぎりと密着しないため、おにぎりに巻いた海苔がくっつきにくいというメリットもあります。アルミホイルを1度クシャクシャにしてから巻けば、表面がデコボコになることによって、さらにくっつきにくくなります。
メリット③ 遮光性が高い
アルミホイルには遮光性が高いという特徴があります。アルミホイルで包むと、高温多湿の状態を緩和でき、雑菌が増えにくくなります。
アルミホイルで包むデメリット
アルミホイルで包めば時間がたってもおいしく食べられますが、デメリットもありますので確認しましょう。
デメリット① ご飯がくっつきやすい
アルミホイルには、ご飯がくっつきやすいというデメリットがあります。そこで先述のとおり、あらかじめアルミホイルをグシャグシャにしておきましょう。ご飯との接点が少なくなるため、くっつきにくくすることが可能です。また、おにぎりをよく冷ましてから包むとくっつきにくくなります。
デメリット② 電子レンジで温められない
おにぎりをアルミホイルで包むと、電子レンジで温めることができません。アルミホイルは、アルミニウムを薄く伸ばした金属でできています。このため、電子レンジのマイクロ波による電磁誘導が起き、電流が流れて発火や火災の危険性があるからです。おにぎりを温めて食べたい場合はラップで包んだほうがよいでしょう。
デメリット③ ホイルの切れ端が口に入ると不快
ホイルを破りながら食べると、おにぎりにくっついていた切れ端が口に入ってしまうこともあるものです。アルミホイルを噛むと、キーンとした不快さがあります。とくにお子さんの場合、気づかずについ噛んでしまうこともあるため、アルミホイルのデメリットのひとつといえるでしょう。
おにぎりの包み方
包むときのポイントや便利な包み方など、おにぎりの上手な包み方をご紹介いたします。
冷めてから包むのがポイント
おにぎりが温かいうちに包むと、水滴が発生して傷みやすくなります。おにぎりを作ったら、お皿に並べて冷ましてから包みましょう。温かいご飯は粘り気があってくっつきやすいため、冷めてから包むことでくっつきにくくなるというメリットもあります。
【ラップで】開けやすく包む方法
ラップで包むと、端がどこなのかわかりにくいこともあります。ラップを使った開けやすい包み方をご紹介いたします。
- ラップの中央より少し下におにぎりを置きます。
- ラップの下側をおにぎりの半分まで折り返します。
- ラップの左右を折り重ねます。
- ラップの上部分はくるくるとねじり、手前に倒します。
最後はねじっておくことで、開け口がどこか迷わずに済みます。また、ねじった部分はマスキングテープで貼ったり、ラッピング用のカラータイで留めたりすると、見た目にもおしゃれなおにぎりに仕上がります。
【アルミホイルで】海苔をパリパリのまま包む方法
コンビニのおにぎりは、開封と同時に海苔を巻けるようになっているため、海苔がパリパリです。あの海苔がパリパリのおにぎりは、アルミホイルの包み方を工夫すれば再現可能です。海苔がパリッとしているほうが好きな方は、次の包み方を試してみてください。
用意するもの
- 海苔(おにぎりを包める幅・長さがあるもの)
- アルミホイル(海苔の幅の3倍以上、海苔の長さ+3cm)
- マスキングテープ(セロテープでも可)
包み方
- アルミホイルにご飯がくっつくのを防ぐため、クシャクシャにしておきます。
- 広げたアルミホイルの真ん中に海苔を置き、左右に1〜2cm余裕を持たせて三つ折りにします。折ったときに、左右の端が1㎝くらい重なる程度がよいでしょう。
- アルミホイルを裏返し、真ん中に縦向きにマスキングテープを貼ります。上側に5cmはみ出るように貼りましょう。
- はみ出したマスキングテープの端は開けるときの持ち手になるため、折っておきます。
- アルミホイルを再度裏返し、上に1cmほど余裕を持たせておにぎりを真ん中に置きます。
- 下側のアルミホイルを折り上げておにぎりを包みます。
- 左右の余った部分も折り、テープで止めます。
ポイント
アルミホイルにサラダ油やごま油を塗っておくと、ご飯がよりくっつきにくくなります。食べるときは、マスキングテープを剥がしてアルミホイルの両端を引っ張ってください。
おいしいおにぎりの作り方
ここからはおいしいおにぎりを作るために、炊き方のコツや握り方を解説いたします。
水加減はやや少なめにする
標準の水加減だと、おにぎりには少々柔らかめ。握ったときにお米がつぶれてしまいます。水加減はやや少なめにして、硬めに炊き上げましょう。
炊けたらすぐにほぐす
ご飯が炊き上がったらすぐにほぐしましょう。しゃもじを十字に入れたら底から返し、ご飯をつぶさず切るようにまぜます。水蒸気がご飯にしみて食感が悪くならないようにするためです。
素手で握らない
おにぎりを素手で握ると、手の菌が付着して食中毒になるおそれがあります。人の皮膚には黄色ブドウ球菌が存在するため、食中毒のリスクを減らすためにもラップを使って握るようにしましょう。
温かいうちに握る
ご飯の熱が冷めてしまわないうちに握りましょう。炊きたてのご飯は熱いので大変ですが、熱いうちに握ると空気が入るため冷めてもふんわり、しかも形は崩れません。冷めたご飯は硬くて握りにくいため力が入り、ふっくら感がなくなります。
おにぎりの握り方
ギュッと握りすぎると空気が抜けてふっくら感がなくなり、ご飯がつぶれてもっちりした食感になってしまいます。力を入れすぎずに軽く握るのがコツです。
- おにぎりの半分量のご飯を手にのせます。
- 真ん中に具材をのせます。
- 残り半分のご飯を上からかぶせます。
- 指で形を作り、回しながら形を整える程度に握ります。
- 全体にまんべんなく塩をまぶします。
- 海苔の中心におにぎりを置き、上下両端を折って包み込みます。左右は三角に折ります。
乾燥しないように冷ます
おにぎりが完成したら、包む前に冷ましましょう。冷ますときは、おにぎりの上に湿らせたクッキングペーパーをふんわりかけておくとご飯の乾燥を防げます。ラップを使うと水蒸気がついてしまい、おにぎりが水分を含んで食感が悪くなるので注意しましょう。
お弁当には食品用アルコールスプレーがおすすめ
朝早く作ったおにぎりは、食べるまでの数時間を常温で保存することになります。高温多湿の状態になると雑菌が繁殖してしまうので、お昼までに傷まないか心配になるものです。そこでお弁当におすすめなのが、フマキラー「食品用アルコール除菌フードキーパー」です。
食品に直接スプレーすることで細菌やウイルスを99.99%除菌し、食品の傷みを防ぎます。100%食品成分でできているので、お口に入っても安心。おにぎりをおいしく持ち歩くために、ぜひ使ってみてください。
まとめ
おにぎりをラップやアルミホイルに包めば、食べ終わった後はコンパクトになり持ち運びが楽です。ラップにもアルミホイルにもそれぞれメリット・デメリットがありますので、食べるシーンに合わせて使い分けてみることをおすすめします。
おいしいおにぎりを作るには、握るときだけでなく、ご飯を炊くときから気をつけておきたいポイントがあります。今回ご紹介した作り方を参考に、冷めてもふんわり感が続くおいしいおにぎりを作ってみてください。